フレメンの怒り
今日のASLは、シナリオ64 危険な占領。極悪な帝国軍による苛烈な占領に憤るフィリピンのムスリム戦士たちは、クリス・ナイフを手に立ち上がり、奴らに正義の鉄槌を下すのだ。ムスリムは10ターンの終了時に、日本の1.5倍以上のVPを稼いでいるか、日本のVPが0なら勝利です。VPは損害に加えて、ムスリムは第8ターン以降に南以外への脱出でVPが入り、日本はいつでも南への脱出で2倍のVPが入ります。浅いジャングルの太平洋地形で、道と橋はあります。
神出鬼没の奇襲を仕掛けるムスリムは、ELR5のパルチザン9個分隊とパンジス4。彼らは弾が少なく、展開・複数へクスグループ射撃はできませんが、移動力が1高く、完全隠匿配置で、日本軍同様に格闘でき、格闘−1修正は日本軍には無くムスリムだけにあります。
住民に歓迎されているとでも思っているのか、まぬけな帝国軍はELR2の二線級13個分隊が1〜3個の縦隊となって、通常速度で道路を出口に向かって無警戒で進み続け、ムスリムかパンジスに攻撃されるまで解隊できません。
ジャングルということで戦力評価をすると、日本の予想勝率は36%となりますが、特殊な状況なのでやり方次第でどうなるか全くわかりません。子供がムスリム、私が日本です。
3隊に分かれて道路を進む帝国軍。半ばまで来た所で先頭がパンジスの罠にはまり、それを合図に全ムスリムの戦士が斬りかかります。ムスリムは帝国兵を捕らえようとしますが、奇襲されたにもかかわらず帝国兵は電光石火の速さで次々とハラキリしていき、1個分隊を除いて残りは皆捕まる前に自害してしまいました。コイツラ、カンゼンニ、アタマオカシイ。

(下が北)
3ターン後半、ムスリムは次の帝国隊に襲い掛かります。ところが帝国軍は目が良く、かなり不利な所で不意打ちを免れ、倍のムスリムを相打ちに取りました。ムスリムの方も、逃げようとしてパンジスに嵌った帝国分隊や車に乗っていた帝国総督らを、1個捕獲して他をハラキリさせましたが、ムスリム有利だった形勢が一気に怪しい雰囲気に。
第4ターン、逃げ出した帝国兵を追うムスリム。しかし追いついた相手を倒し損ね混戦となります。それどころか第5ターンには、包囲しに来たムスリム別動隊に帝国兵が逆襲し、一方的にこれを倒してしまいました。なんだこの帝国軍の底知れぬ恐ろしさ。

しかし帝国の悪運もここまで。逃げていた帝国兵も討ち果たされ、残った帝国兵はもう脱出路へ向かわないと時間が足りません。しかし足の速いムスリムは先回りしてきます。撃たれた帝国兵は混乱。
しかし帝国兵は秘術トライラクス・ゴーラによってすぐ蘇る。それでもムスリムはさらに回り込んで頭を押さえる。第7ターン、もう全速で進まないと間に合わない帝国軍は、避ける余裕なくムスリムの前を進みますが、撃たれて指揮官が負傷。戦いは終わった。アラキスタンパランの地はフレ・・・ムスリムが取り戻したのだ。ムスリムの勝利。

日本はサイの目でかなり迫りましたが及びませんでした。不意打ちも格闘も有利なムスリムは、発見されずにやりすごし、道路で撃ってからの格闘が強力です。
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