ビルマの伏魔殿
 
 今日のASLは、オージー97パックよりPBP18 Pandemonium 大混乱。1943年3月、イギリスはビルマで海岸沿いの飛行場を奪還するため、ジャングル内の日本陣地を攻撃した。しかし支給されたトンプソン・サブマシンガンの訓練を受けていない上に弾薬に欠陥があって、部隊は大混乱に陥った。イギリスは6ターン終了時に、7つのレベル3ヘクスの内、5つを支配していたら勝利、4つなら引き分けです。浅いジャングルの太平洋地形ですが、小川は乾いていて浅瀬はありません。
 日本はエリート3個一線級3個分隊と余剰操作班1、機関銃中2軽2擲弾筒1、塹壕2、狐穴5で守ります。
 イギリスはエリート3個一線級10個分隊と、軽機関銃4、軽迫撃砲2でこれを攻めます。ただし分隊火力を使った攻撃で9以上の目を出したら、新兵でない1個がクラス低下します。
 戦力評価では、イギリス軍がジャングル等で0.75倍され、優劣は丁度0%の互角。ただし共に防御型の日英戦では、防御側の日本が少し有利かもしれません。子供が日本、私がイギリスです。


 日本は大きい丘を守り、右側の小丘は空いています。イギリスは左と正面に配置できますが、これなら全軍右の小丘に行くしかないんじゃないか?迫撃砲で煙幕を置いてイギリス軍は小丘に取りつきます。日本も大丘の頂上に兵力を集めました。
 第2ターン、イギリス軍はウミガメ戦術で射撃戦態勢。日本は一退一進。


 第3ターンは射撃戦が始まりますが、やっぱりジャングルの日本軍は固く、重中機関銃の無いイギリス軍は火力不足で埒が明きません。そして日本は隠れていた半個分隊で襲って来ますが、これは運良く不意打ちを免れます。さらに間にある涸れ谷も攻撃の邪魔で、どう進めば良いのか。と思っていたら、日本の迫撃砲分隊にイギリスの迫撃砲が致命的命中してKIA。これで何となりうるの?
 第4ターン、イギリスはやっと涸れ谷ラインまで進みました。しかしここから丘に突撃しても、ちかれてダメになり、そこへ鬼スタックの鬼射撃を受け、何なら隠蔽格闘戦も食らいます。もう全然進めそうにないのでイギリス投了。


 致命的命中KIAを出したくらいでは全く追いつかないくらいイギリスは絶望的です。これは日英が防御型だからという程度では説明しきれません。多分この間のシナリオ13 Le Manoir同様に、小規模な戦闘で防御側の機関銃が普通より強いせいだと思います。
 そこで戦力評価では、7個分隊以下の防御側が、戦車を持たない攻撃側の2倍以上の重中機関銃火力を持つ場合、防御側は重機関銃を1個分隊、中機関銃を0.5個分隊として数えることにします。これを今回の戦力計算に適用すると、日本が6%優勢の予想勝率7割となり、両者防御型ということで実際にはさらに高いでしょう。また以前にやったシナリオでは、T1のGavin TakeとDのThe Hedgehog of Piepskがこれに該当し、弱く出ていた防御側の勝率予想が、どちらも実際の結果に近づきました。

 
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