ぼく、学校きらい
GSTK6が早く終わったので、続けてGSTK1の「登校」をします。アルンヘムの学校に必死で立て籠もるマッカイ大尉と工兵隊。ドイツ軍は彼らが降伏することを期待したが無駄で、激しい攻撃にも全く怯まなかった。そこで最後の手段として、キングタイガーを引っ張り出すことにした。ドイツは5ターンの終了時に学校を支配していたら勝利します。ただしキングタイガーが1両でも破壊か走行不能(起動故障を除く)になったら即負けです。GSTK6と同じような特別ルールがあります。
守るイギリス空挺は1個分隊相当が隠匿でき、10−2マッカイ大尉と6−4−8突撃工兵4個分隊に、重機関銃1、爆薬1、塹壕1、要塞化1です。攻めるSSは5個分隊と軽機関銃1、キングタイガー2両ですが、キングタイガーはターン終了時にdrでターン数未満の目を出すと帰ってしまいます。
途中で帰ってしまうキングタイガーを半分で数えて戦力評価すると、ドイツは4%の優勢で勝率6割の予想になります。しかし極少の分隊にキングタイガーという極端な編成で、キングタイガーの弾が当たるかいつ帰るかの運が大きいので、予想はあてにならなそうです。子供がドイツ、私がイギリスです。
第1ターン、見えるイギリス部隊は全て学校に立て籠もっています。要塞でファナティックで10−2指揮で重機関銃があるイギリス鬼スタックと撃ち合っても勝てそうにないので、ドイツ歩兵は隠蔽をつけてじりじり接近。
もしキングタイガーが学校に隣接すると、イギリス軍はPAATCが11以下成功で、白兵戦は分隊、突撃工兵、指揮官、修正−2で9以下勝利、ガモンボムがあれば自動勝利なので、それは絶対にできません。2へクスの距離に留めます。イギリス軍は何もせずに隠ぺいを維持し、ターン後半もドイツの攻撃は効果無し。
第2ターン、キングタイガーの地域目標攻撃は全く効かず、パンツァーシュレックも壊れました。ドイツこれで間に合うのか?
第3ターン、ついに砲撃が上階に当たり、隠匿されていたイギリス分隊が混乱。さらにドイツ指揮官が1階に突っ込んで1個分隊が露見します。そしてターン後半には2階の指揮官も混乱しましたが、1階は無事でした。さあ次ターンは1階も吹っ飛ばしてやるぞ!コロコロ・・
キングタイガー「ぼく、学校きらい。もう帰る。」
おい、こら待て。

第4ターン、途方に暮れるドイツ兵たち。仕方なく歩兵だけで総攻撃してみますが。やっぱりマッカイ大尉と工兵隊は強く、ドイツはフルスタックが一方的に混乱させられて負け。
極小ですが意外と楽しいシナリオです。ドイツはキングタイガーを近づけるのか、離して蓋を開け射撃を誘うのか、PIATのリスクを冒して後ろに回り包囲するのか、半個分隊は建物に突っ込ませるか、分隊はいつから撃ち始めるか。イギリスは校外にPIATを隠匿配置して不意をつくのか、校内に置いてキングタイガーがリコール時に背中を見せるのを狙うのか、歩兵は撃つのか隠蔽を維持するのか、爆薬をどう使うか。思ったより考えることがあります。
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