虎の鋭い眼光
今日のASLは、WCW7 虎の目。バルト諸国に攻め入りドイツの防衛線を突破したソ連軍に対し、ドイツはタイガーに寄せ集めの戦車を付けたSSで反撃した。ドイツは6ターン終了時に、30ポイント以上の損害を受けることなく、ソ連より多くの石造建物を支配していたら勝利です。丘は無く、果樹園は弾痕になります。また今回はオーバーレイを置き忘れていました。
守るソ連は、エリート8個一線級3個分隊と爆薬1、45LL対戦車砲1門を初期配置。そしてSU-85が1両とT-34/M43が3両、第1ターンに入って来ます。
攻めるドイツは、SS10個分隊と爆薬1、ティーガーI1両、75Lの4号戦車2両、50Lの装甲車2両が、第1ターンに侵入します。ドイツは事前照準の280ミリ盤外砲を、最初の準備射撃で1回だけ落とせます。
戦力評価では、対戦車砲に倒されないティーガーが先着するのでソ連戦車を0.25倍し、一回だけですが280ミリは強力なので盤外砲1つ分と数えて、予想勝率はドイツが62%です。子供がドイツ、私がソ連です。
ドイツは村の中央に盤外砲を落とすだろうと見て、ソ連は中央を薄めに配置しました。すると最悪なことに村のはずれの木造建物にいた2個分隊が撃たれて、1個除去1個ピン。さらに前面真ん中の石造建物にいた中機関銃にドイツ戦車が集まって来て、隠蔽だから効かないかと思ったら、最後に当たって隠蔽が取れてしまいました。ソ連は運悪い。ただティーガーは車体機銃が故障。
1ターン後半、隠蔽が取れていなければ、指揮官もいる重機関銃分隊で、ティーガーに白兵戦を掛けようとソ連は思っていました。しかしこの状態でそれをやったら死んでしまう。それなら今回出て来る戦車たちでティーガーに総攻撃だ。この攻撃でティーガーの気をそらせば、例え撃ち倒せなくても白兵戦を掛けられる。
まずソ連は対戦車砲で装甲車を1両破壊。そして右手前からT-34がぴったりの移動力でたどり着き、林の隙間からティーガーの側面に狙いをつける。ティーガーはAPCR弾を撃とうとしたが、弾が無く何もしない。
次に2両目が道路を通って真っ直ぐ進み、奥からティーガーの側面に隣接する。途中装甲車はこれを撃って外したが、ROFは維持している。するとさすがにティーガーは振り向いてこれを撃った。6以下。これを外せばソ連はまず撃ち勝てる。がT-34は炎上した上、ROFは維持。ソ連最悪。
このままさらにティーガーへ向かうのは無理なので、3両目は装甲車に隣接射撃。装甲車からの射撃は弾き、T-34は見事これを破壊した。これで背後は安全になったので、SU-85はティーガーに左から近付いてみる。今度は5以下だからさすがにもう当たらんだろう。よし、はずれ、あれ?またROF維持したぞ。ドイツ戦車の維持率どうなってんだ。2発目は楽々当たり、SU-85も残骸に。
防御射撃でティーガーは機関銃射撃を使って最初のT-34に向き直り、T-34はAPCR弾を車体に当てたが弾かれる。だがこれは構わん。ドイツ重機関銃分隊がヒーロー&ファナティックとなっていて、ティーガーに対する白兵戦は9以下だ。行けえ!10、全ての運がソ連に逆らう。

こうなってはソ連どうにもなりません。4号戦車はT-34を倒し、ドイツ歩兵はティーガーを救出して、ソ連は投了です。
ソ連は結構いい感じでティーガーを攻撃できて、1両までの損害でこれを倒せていれば、30VP勝ちも見える所でしたが、シナリオタイトル通り虎の目で負けました。盤外砲で邪魔な所をクリアしてのティーガーとSSが強いので、ドイツ予想勝率62%は妥当な所だったと思います(オーバーレイが正しかろうとなかろうと)。
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