ダブル逆向きトーチカ
今日のSword & Fire: ManilaはSF13 You Can Fight City Hall 役所に刃向かえ。最初の市役所攻撃が失敗したため、アメリカ軍は激しい砲撃を加え続け、庁舎の東側を全て破壊してから、後日再攻撃を行った。日本のCVPが22以下であることを条件に、アメリカは7.5ターンの終了時、市役所の12区画以上を支配していたら勝利です。ただし尖塔のあるヘクスの支配は、5区画の支配とみなします。平地には全て弾痕があるものとします。
守る日本は、瓦礫を含む市役所にいるとファナティックで、エリート10個一線級4個分隊と10−2指揮官に、爆薬1、200ミリロケット砲の電話1、地雷18戦力、75*野砲1門、20L(4)対空砲1門、トーチカ2、鉄条網4、塹壕4、要塞化1です。
そして攻めるアメリカは、一線級20個分隊と9−2指揮官に、火炎放射器2、爆薬3、150ミリ盤外砲無線機、105ミリシャーマン2両、75ミリシャーマン3両、81ミリ迫撃砲2門です。
戦力評価では、戦車優勢のある平地攻めでアメリカ歩兵0.75倍。日本のエリートは8割に足りないものの、さらにファナティックがあるので、エリート扱いとして1.1倍。そしてロケット砲は、1回きりでどこに落ちるか分からないので数から除きます。そうするとアメリカの予想勝率は41%で良いバランスです。
ただ市役所は前列が瓦礫になって、地下室以外隠れ場所が無いところに、アメリカは事前登録有りの150ミリ盤外砲を落とせるのが強力そうなので、日本に重機関銃を加えるバランスを使いました。子供が日本、私がアメリカです。
第1ターン、白燐弾を撒き、砲撃を加えるアメリカ軍。致命的命中で半個分隊を除去しますが、迫撃砲が故障しました。その際白燐弾により、敵に背を向け市役所を向いたトーチカが、途中の林にいるのを発見。歩兵は市役所に相対する建物に並びます。そしてターン後半には、米鬼スタック指揮官が狙撃兵で負傷しました。囮を置いておくべきだった。
第2ターン、流れた煙幕に隠れて、アメリカ歩兵は市役所に取り付きます。すると米鬼スタック指揮官がまた狙撃されて死亡し、鬼スタックは大混乱。また失敗し続けていた盤外砲がやっと砲撃を開始しましたが、迫撃砲がまた一つ故障してしまいました。アメリカ悪いことばかり。

第3ターン、盤外砲で再攻撃を加えますが、壊れたり火が点いたりするのは周りばかりで、肝心の尖塔へクスが崩れないので、逆に攻めにくくなってしまいました。さらに途中の林にいた2個のトーチカに戦車で轍を作り、予想通りあった地雷を避けて歩兵が入ります。しかしトーチカなんて余裕だろうと思っていたら、トーチカ内の隠蔽も不意打ちチェックには有効で、鉄条網もあり、白兵戦は互いに効果なし。他にもあちこちでアメリカ兵が、強力な日本機関銃に撃退されています。
ターン後半日本は、トーチカ同士を繋いだトンネルでもう一方のトーチカに兵を送ります。そして突撃で中にいたのが外に出て、対戦車白兵戦を掛けますが、今回は戦車を倒せませんでした。一方アメリカはSRを日本軍の集中する奥に持っていきましたが、建物の向こうにずれて見えなくなってしまいます。
第4ターン、アメリカは逃げた日本軍を追い、三度盤外砲で尖塔を狙います。さあ今度こそ尖塔を吹き飛ばせ!ところが事前登録にもかかわらず、これが大誤爆。左のトーチカにやって来て、ここを攻めていたアメリカ兵と戦車が吹っ飛びました。アメリカはただでさえ攻撃が進んでいないのに、捕虜まで取られていて、この誤爆を加えると日本はもう17CVP。走行不能の戦車が破壊されるのも時間の問題で、損害が振り切る前に市役所を取るなどもう無理なので、アメリカ投了です。

アメリカの運が悪かったのもありますが、マニラホテルでも威力を発揮した、地雷鉄条網付き逆向きトーチカが非常に効果的でした。これがあると、市役所への正面攻撃に大きな障害となります。しかしこれを倒そうとすると、背後からの射撃が効かなくて、白兵戦を掛けるしかなく、想像を超えて強固でした。特に今回は2個がお互いトンネルで結ばれているので、状況に応じて行き来でき、突っ込んだ戦車まで罠に嵌ってしまいました。本当にSword & Fire: Manilaは、今までに見たことのない戦術の宝庫です。
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