大総合病院要塞
今日のSword & Fire: ManilaはSF9 First, Do No Harm まずは害をなすなかれ。フィリピン病院大学複合施設への攻撃は続き、アメリカ軍は残る科学棟、リザルホール、そして最大のフィリピン総合病院攻略に入った。アメリカは8.5ターン終了時に、この3つの建物で20へクス以上(瓦礫含む)を支配していたら勝利です。ただし双方とも稼いだ5CVPごとに、1へクス支配に数えます。雨が降っています。
守る日本は、12個分隊と爆薬2、地雷12、75ミリ野砲1門、20L(4)対空砲2門、鉄条網4、塹壕4、要塞化4を初期配置。そして第3ターンに、8個分隊と火炎放射器1、爆薬1、70*歩兵砲2門が、鹵獲ハーフトラック1台、装甲兵員輸送車2台、トラック2台と共に北東から入ってきます。
これを攻めるアメリカは、エリート14個分隊、余剰操作班2と9−2指揮官に、火炎放射器1、爆薬3、75ミリシャーマン3両、ハーフトラック3台を、南から西にかけて初期配置。そして第4ターンには、エリート6.5個分隊、余剰操作班1と9−2指揮官に、火炎放射器1、爆薬2、火炎放射器シャーマン1両、37LL装甲車1両、ハーフトラック2台、トラック2台が、西か南から入ってきます。
戦力評価はSF地下室のある高火力市街戦で1.5倍とすれば、アメリカの予想勝率41%の良いバランスに見えます。
しかし今回の勝利条件は建物ではなくへクスの支配で地下は勝利条件に入らず、アメリカは総合病院以外全部と病院4へクスを取るだけで20へクスになって勝てます。これでは日本軍が中で隠れて守ることはできず、もろに外から高火力を叩き込まれるので、高火力市街戦の威力を軽減できません。
そこで今回はバランスルールによる火炎放射器シャーマン削除に加え、勝利条件を20へクスから30へクスに増やして、日本軍が病院内で守れるようにしてみます。アメリカの予想勝率は35%に下がりますが、増援をうまく止められれば十分勝機はあるでしょう。
子供がアメリカ、私が日本です。
第1ターン、日本は隠匿タンクハンターを除く全ての兵を病院に配置しました。そしてアメリカは科学棟とリザルホールで隠匿がいないか慎重に探しながら、日本の増援阻止のため主力を東側に回り込ませます。
日本も東側が重要と気づいていたので、あらかじめそちら側に塹壕、砲、鉄条網、そして放火部隊を配備していました。そしてレンガ建物にぎりぎり1つ放火を成功させます。
第2ターン、アメリカはハーフトラックの機関銃を取り外し、先遣隊が病院に近づきます。しかしその正面には対空砲と野砲が隠れていました。ターン後半、日本の砲たちの射撃は大当たりし、アメリカスタックはぼろぼろになって撃退されます。日本は2つ目の放火にも成功しました。しかも道路沿いに撃とうとしたシャーマンは砲が故障。

(下が北)
第3ターン、アメリカはもう1両のシャーマンがまた故障。いつもとは逆に今日はアメリカの方が呪われている。アメリカは重機関銃の束が来ないと何もできないので、このターンは恐る恐る近づくだけです。
ターン後半、日本の増援を止めるはずだったシャーマンが丁度このタイミングで故障してしまったので、日本増援は進み放題。火炎放射器を持ったハーフトラックはシャーマンを焼き、砲はパコ墓地付近に降り、歩兵はリザルホール付近に降りました。これは日本かなり優勢な感じ。
第4ターン、回り込んでいたシャーマンが病院の東から対峙すると、丁度その迂回した建物にタンクハンターが隠れていました。ATMMもあってこれは終わったな!と思ったら10を出して討ち漏らし。と思ったら可能性の低い75ミリ砲が見事炎上させました。これで戦車を2両も失って勝利条件がかなり厳しくなった上、東側の火災は広がり、日本の増援到着は止められそうもありません。変更後の勝利条件は間違いなく無理で、本来の勝利条件すら危ういので、アメリカは投了しました。

久しぶりに私の目が良く、日本が快勝しました。もちろんこれは、東からの攻撃に対する備えがしっかりできていてこそのことです。アメリカ増援の来た南側も、鉄条網と地雷線があるので、突破は容易でないでしょう。また要塞化は病院内部に入れてあり、東西どちらから攻められても堅いようになっていました。
それから今までハーフトラックから火炎放射器を撃てると思っていましたが、D6.1の最後には乗車兵の撃てるSWとして載っておらず、実は撃てなかったことに終わってから気づきました。常識で考えて撃てるわけないだろうと思う人もいるかもしれませんが、私としてはむしろ建物の中同士、特に下階から上階に撃てることの方がおかしいと思います。
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