百動は一静に制される
 
 今日のASLは、レッドバリケードのRB6 追い払われた。スターリングラードで両軍とも大きな損害を受け、消耗した部隊が必死の攻防を繰り広げる中の一幕。ドイツは6.5ターン以内のいつでも、ソ連の司令部建物を支配したら勝利です。レッドバリケードの特別ルールが適用されます。
 司令部はEE44,DD41,FF37からソ連が秘密に決めておき、そこには隠匿のエリート1.5個分隊と9−2指揮官だけを初期配置します。またソ連はそれ以外に5個分隊と重機関銃1を隠蔽で配置し、さらに要塞化3があります。ソ連軍は弾不足です。
 そしてドイツは5−4−8エリート7個分隊と9−2指揮官、中機関銃1、爆薬1が、涸れ谷の中から隠蔽でスタートします。
 戦力評価はソ連3%の優勢で予想勝率6割と、良好なバランスです。子供がソ連、私がドイツです。


 ソ連軍がドイツ配置場所に近い建物に布陣しているので、ドイツ軍は近くに出て前進射撃し突撃で道路に散開。後半にソ連は射撃待機から司令部の部隊を加えてこれを前進射撃しますが、サイの目が悪く効果無し。
 第2ターン、ドイツ軍はさらに近づいて射撃をするものの、コミサールがいるので混乱させてもすぐ回復します。瓦礫のソ連鬼スタック前には道路が続いていて、これと撃ち合うのにいい場所が少なく、ドイツは嵌ってしまったのか?

(ピンクダイヤが司令部)

 そこで第3ターン、ドイツは鬼スタックをソ連鬼スタックから6へクス先の建物に持って行き、遠距離での撃ち合いに賭けます。するとドイツ側がソ連9−2を殺す大勝利。ただソ連分隊の損害は多くありませんでした。
 第4ターン、ドイツはさらに鬼スタックで撃ちながら、左右から部隊を近づかせます。しかしやはりコミサールが強くて、混乱させても回復するばかり。


 第5ターン、時間が無いのでドイツ軍はリスクを取って隣接。しかし今度はソ連の目が良く、両翼は撃退されます。そして要塞への鬼スタックの前進射撃も効果無し。これはドイツもう無理っぽい。ソ連は司令部の周りに部隊を散らして、足止めして来ます。
 こうされるともう間に合わない。ドイツは第6ターンに攻撃してみましたが、当然司令部には隣接できません。これでは第7ターンにコミサールとエリートが守る要塞司令部を占領することができず、ソ連の勝ちです。



 ドイツは第2ターンで行き詰ったように感じて回り込みましたが、大博打に大勝利したにもかかわらず勝てませんでした。ここは道路で撃たれることを恐れず、突撃でソ連鬼スタックの前に広がって、ウミガメ戦術で勝負すべきだったのでしょう。

 
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