火事と登攀はタウングーの花
前回中国で失敗したので、AD10タウングーの虎をもう一度やってみることにしました。前回と同じく子供が日本、私が中国です。
中国が前回のプレイ後に考えた配置はこれですが、

今回の配置は全然話が違いますねえ。戦線は薄くバラッバラですよ。戦力集中派から脱退しちゃったんですか?こんなに薄い戦線なら集中しなくても簡単に破れるので、日本は広がって全戦線で前進します。中国大丈夫なんですか?
ターン後半、中国はまず中ほどの建物に放火。そして手前では壕を掘り始め、前線は一発も撃たずに後退します。(何それ、戦う気無いの?)

第2ターン、日本軍は全戦線で攻撃開始。すると左側は全てダミー。一方右側は本物に加えて隠匿部隊も出て来て、それなりの戦闘になります。しかしここで日本の混乱しない能力が威力を発揮して前進は止まらず、結局ここの中国軍は壊滅させられてしまいました。(ほれ見た事か。)
けれどもこの犠牲と引き換えに、日本軍は一時足が止まります。放火を終えた中国軍は、その隙に涸れ谷を通って安全に後ろへ下がりました。
第3第4ターンと、日本軍は中国軍の籠った大きな要塞建物に向かって進んで行きました。しかしその間に日本が射撃拠点に使える2つの建物は完全に燃え上がり、さらにそこから出た煙は初めから吹いている風に流されて、日本が遠く射撃するのも妨げます。そう、これが中国の狙いでした。(脱退したんじゃなかったのか・・)
これではとても正面攻撃などできないので、日本軍は左の涸れ谷から近付くことにします。そしてその崖の上を守っていた壕への射撃が成功し、中国分隊は潰走。中国はこれをカバーするため、トーチカにいた分隊を壕に移しました。

第5ターン、日本軍は涸れ谷から崖を登り始め、軽機関銃分隊も煙から出て近づきます。左端の中国守備隊がこれをまず軽機関銃だけで撃ったら、萎縮して効かなかった上、狙撃兵に撃たれて混乱。あっさり占領されてしまいました。中国はトーチカを崖側に向けておくべきでしたが、狙撃兵にやられては結果的に同じことか。
ターン後半、中国軍の迫撃砲を含む反撃も煙幕に邪魔されて効果が無く、中国は前線を要塞建物まで下げます。
第6ターン、日本軍はさらに煙幕で支援しながら要塞建物に隣接し、中国軍は防御射撃でそのスタックを減少させます。そしてこのままでは次に撃ち負けそうなので、中国は白兵戦でそこに逆襲して、一方的に1個分隊を除去しました。
第7ターン、日本は晴れた煙幕をまた張り直そうとしましたが、火事の煙に邪魔されてことごとく失敗。不得意な射撃戦を余儀なくされます。まず2へクスの距離からタイ少将に火炎放射器を撃ちましたが、さすがはタイ少将麾下の部隊で、全員モラルチェックに成功。さらに日本は、涸れ谷から要塞に爆薬を仕掛けようとしましたが、これも撃たれて除去されます。
そしてタイ少将の反撃。目は2!3KIA!日本スタックは全滅。日本ちょっともう無理っぽいですが、もしかして不利な混戦で一方的に中国軍を全滅させたりすれば、まだ可能性はあるか?しかし結果は相互全滅。日本の前線は後退してしまい、もはや時間内に全ての建物を占領するのは無理なので、中国の勝利です。

前回考えた隅での防御に、放火を加えた作戦が成功しました。火事の煙を一部置き忘れていた事や、トーチカの向きが悪かったことを考えると、今回ほど目が良くなくても中国が十分互角以上に戦える作戦でしょう。
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