河で守るのは絶対
今日のASLは、J1 Urban Guerillas 都市ゲリラ。ウィーンで総統連隊と帝国装甲師団は、味方を逃がすための後衛任務に当たっていた。ソ連は6.5ターン終了時に、23Y7,AA3,CC2の建物の内2つを支配していたら勝利で、23Y7は工場です。ソ連は狙撃兵攻撃で3、4が出たらパルチザン半個分隊等を貰えますが、正直あまり意味は無さそうです。
ELR5のドイツは、SS10個分隊と88L対空砲、パンター、4号戦車、ハーフトラック各1で守ります。
ELR3のソ連は、エリート13個分隊と9−2指揮官、火炎放射器1、爆薬2、T−34/85 3両を初期配置し、第3ターンにはサブマシンガンエリート5個分隊と爆薬1、IS−2m 2両が入って来ます。
戦力評価ではソ連の予想勝率が60%だったので、ドイツバランスでSSを1個分隊増やして丁度50%の互角としました。ただしもし第1ターンに全ドイツ軍が運河を越えて逃げてしまったら、橋2本の運河越え攻撃でソ連歩兵は0.75倍され、ソ連の勝率は28%の厳しい戦いになります。ソ連がうまくドイツ軍の後退を阻止できるかが、勝敗の鍵になるでしょう。
子供がドイツ、私がソ連です。
当然ドイツは橋のたもと付近に集まり、すぐに渡れるよう準備しています。ソ連はこれを阻止しに駆けつけなければなりませんが、途中でダミー交じりのドイツユニットが待ち受けていますし、戦車が運河の所まで進んだらパンターや88Lにやられます。そこでソ連は近くのドイツユニットに分隊を突っ込ませて本物を特定した上で、戦車が横付け拘束して鬼スタックの前進ルートを確保します。その際T−34が1両対応射撃で燃やされましたが仕方ありません。
こうしてドイツ鬼スタックと指揮官付きT−34は、橋の出口を見張れる所まで到達しました。これでドイツの後退を阻止できるか?

いいえ、これでは足りませんでした。ドイツはsDとsNで、ソ連戦車からは見えないが橋の出口へのLOSには掛かるヘクスに煙幕を置いてきたのです。これは2両とも成功し、もともとあった街路樹の妨害と合わさって、LOSを遮断してしまいました。
ソ連がっかり。これによりドイツ全軍はのうのうと橋を渡って運河の向こうに逃げて行きます。もう負けた?ソ連は一応大きな建物に入って射撃戦の準備をしてみますが、少なくともIS−2mが来るまで何もできそうにありません。
第3ターン、IS−2mは前に進み、T−34も脇や工場に進んで、建物の歩兵と共にドイツ軍と対峙します。すると右奥の林から88L砲が現れ、T−34を破壊しました。やっぱり第1ターンにT−34がもう1へクス進んでいたらやられていた。
ターン後半、88Lは工場内のT−34に追加射撃をして故障し、ドイツ歩兵は勝利条件建物全体に広がります。ソ連軍は一所懸命撃っていますが、隠蔽石造建物への攻撃はあまり効きません。

第4ターンにもソ連は撃ち続けますが、全く埒が明かない。6−2−8も火炎放射器も爆薬も橋越えでは何の役にも立たない。頼みのIS−2mもそうそうは当たらない。どう考えてもあと3ターンで橋を越えて、大きな石造建物1棟のドイツ軍を全滅させるなんて間に合う訳が無いので、ソ連投了。
ドイツが正しく行動すれば、ソ連はなかなか運河越えを阻止できません。ソ連の予想勝率は28%の方が正しかったようです。目前に石造建物がそびえる橋を煙幕も無く渡るので、橋越え攻撃はそれ以上に厳しい感じですが、ソ連戦車が最初に左や橋向こうに回り込む博打をすれば、いくらかはドイツ軍を止められる可能性もあるので、均せばやはりこの程度の勝率でしょうか。
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