不屈の小城
 
 今日のASLは、デラックスシナリオ1、グリエフの司令部。スターリングラードでドイツ軍は包囲された親衛赤軍司令部に到達したが、そこにはソ連の増援が駆けつけようとしていた。7ターンの終了時、ドイツはdL1の司令部にソ連より多くの分隊相当を持っていたら勝利です。涸れ谷以外の林は石造瓦礫になります。
 ドイツは一線級17個分隊で攻撃。ソ連はエリート9個分隊が初期配置で、増援のエリート6個分隊と指揮官が、ターン数より小さい目を出した時に、ターン数個出て来ます。出し切れなかった分はまた後でチェック成功時に出せます。
 戦力評価はソ連が13%優勢で予想勝率9割。しかしドイツは鬼スタックが最初から司令部3ヘクスの内2へクスを狙えて、優勢な戦力でソ連の増援前にかなり押せそうに見えるので、このままでやってみます。
 子供がソ連、私がドイツです。


 ソ連司令部の前には大きな石造建物が有り、一見固そうに見えます。しかしソ連がここで守ると、ドイツ軍の高火力に先制されて良くありません。
 そのためソ連はここをドイツの隠蔽阻止のためのダミーだけにします。そして司令部前側とそれに隣接する瓦礫に1ユニットずつ置き、残りは司令部の死角側に隠しました。ドイツは左端の建物2階で司令部を撃ちながら、隠匿部隊を探しつつ他の部隊を前進させます。
 第2ターン、ドイツは射撃を続けながら、ソ連の増援に備えるため、いくつかの部隊を司令部後方に回り込ませました。射撃ではドイツ鬼スタックが指揮官2人に軽機関銃を持たせて32火力にしていますが、それでも隠蔽のついたソ連エリートはそう簡単には崩れません。ドイツが側面に回り込んでも、後方のソ連機関銃の反撃がきつく、増援到達前にドイツが攻撃を成功させるのは思ったより大変そうです。

 第3ターン、鬼スタックとウミガメ戦術で司令部に迫るドイツ軍。しかしやはり司令部奥の機関銃スタックが強く、押しきれません。ただドイツにとって幸いなことに、このターンに増援は到着しませんでした。
 第4ターンもドイツは建物突入を続行します。このターンもまたソ連の増援は来ず、司令部に侵入した部隊も白兵戦で混戦となって、ドイツはついに地歩を確保。


 第5ターン、ドイツはさらに司令部へ部隊を送り込もうと、スタックして建物に部隊を隣接させていきます。するとここで、長らく忍んでいたソ連隠匿部隊が司令部2階に登場し、倍火力射撃を加えてきました。ドイツ軍はこれで大分食い止められましたが、それでも1個分隊と半個分隊+ヒーローが突入。混戦だった所はドイツが勝ち、新規の半個分隊は混戦となります。
 そしてターン後半には、待ちに待ったソ連増援がようやく到着。サブマシンガン装備のエリートはやはり市街戦に強く、一撃でドイツ阻止部隊を殲滅してしまいました。また司令部の混乱したソ連部隊は、どうにもまいらせられながらも、エリートの高いモラルで着実に回復し続け、侵入してきたドイツ軍を撃退しました。

第6ターン、ソ連の増援が入ってくる前に、ドイツは鬼スタックの支援でさらに部隊が突入。しかし後半には残りのソ連増援も到着し、優勢となった戦力で反撃を受け、司令部内に残るドイツ軍は混戦中の1個分隊のみとなってしまいました。
 最終ターン、ドイツは行けるだけの部隊を司令部に突っ込ませ、5個分隊が残ります。しかしソ連は次に高火力の準備射撃で左の2個分隊を混乱させ、これで邪魔されることなく残りの増援も全て入って、ソ連の完勝。



 ドイツは序盤の戦力優位を利用すれば何とかできるかと思いましたが、やはりそれくらいでは勝率1割の壁は破れませんでした。

 
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