高火力キャンセル界隈
今日のSword & Fire: ManilaはSF21 A Mass for Humanity 人類のためのミサ。イントラムロス要塞最後の玉砕の前に、日本軍は人質を解放したが、それは女子供だけで、男は既に全員処刑されていた。結果的にSF18と似たようなシナリオになりますが、戦力や勝利条件等が少し異なります。アメリカは15CVPを稼いだ上で、7.5ターン終了時に2B30,2G31,2I34の建物を全て支配していたら勝利です。
守る日本は、9個分隊と爆薬3、AP地雷12、20L(4)対空砲1門、鉄条網2、塹壕2、要塞化2で守ります。
攻めるアメリカは、15.5個分隊と9−2指揮官に、火炎放射器1、爆薬4、75ミリシャーマン3両(内1両が火炎放射器搭載)です。
SF18の経験から戦力評価では、連なった建物等で内部が隠された場所で守るのを、全階段3ヘクス石造建物同様に、日本軍の質+0.2で計算してみます。するとSF高火力市街戦でアメリカ歩兵1.5倍するのと合わせて、アメリカの予想勝率は119%になります。
そこで日本軍に1個分隊と12.7(12)対空砲1門を加えて、予想勝率をアメリカ72%に下げてみます。ただSF18では日本必勝の実感だったのに、日本が同様に質を+0.2しても予想勝率は65%にしかならないことからすると、日本軍はもっと強いのかもしれません。
子供が日本、私がアメリカです。
日本はSF18同様に建物密集地帯に布陣します。アメリカは必要なCVPが少ない代わりに、建物の占領が必要になっていますが、基本はとにかく日本軍を倒すこと。側面には既に火事が起こっており、回り込めばその分時間を浪費して射撃時間が減るだけなので、正面攻撃です。
で最初は慎重にぱらぱら行きますが、その後で日本軍の拠点から見えない所を火爆隊がスタックして進むと。半個分隊いました。撃たれて大混乱。前進射撃では別の日本半個分隊を混乱させましたが、そんなのすぐ直るし。そして日本は左側のレンガ瓦礫に放火。
第2ターン、アメリカ軍は日本半個分隊を除去し、建物群に近付きます。すると日本は右側でも放火し、延焼も順調。ところが日本の放火スタックが、防御射撃で指揮官以下ばあさあく〜。
アメリカこれは大チャンス!第3ターンにはバーサーカーを罠にかけようと、鬼スタックだけを見える所に出し、後ろには火炎放射器(歩兵と戦車)を控えさせて、確実に焼き尽くす構え。ところが放火が一発で燃え上がり、ルールを調べるとバーサーカーは隣に動けるとのこと。ガーン、逃げられた。
しかしアメリカは突撃で見える所に囮を出し、あくまで襲撃を強要します。するとターン後半、日本は煙幕と白燐弾を立て続けに落とし、その上でバーサーカーが突っ込んできました。アメリカ軍は全力で撃ちましたが煙のせいで全滅させられず、半分くらい残ってアメリカ鬼スタックと格闘戦に入ります。しかも戦車の火炎放射器は一発故障するし。
アメリカこれはまず過ぎる。ここで9−2指揮官まで死んだら、もう終わる。日本が7以下を出せば死亡だけど。出た、アメリカ負け。

運もいろいろありましたが、そもそもこの守りではアメリカの攻撃は困難です。建物の後ろに隠れて待ち受けられたら、アメリカの高火力もあまり活かせません。たぶん内部が隠された密集建物は、守る日本の質を+0.2するだけでなく、高火力市街戦も無効にするのではないでしょうか。そのように戦力評価してみると、今回の日本予想勝率は9割以上。そしてこの間の条件のSF18なら、日本は122%。実感としてはそのくらいで合っています。
それならもしかして、全階段3ヘクス石造建物で守る場合も、質+0.2だけでなく、同様に高火力をキャンセルできるのでは?そこで以前に高火力でアメリカが強すぎると思い、火炎放射器戦車を減らして高火力でなくしたSF15を、次回はそのままの戦力でやってこれを検証してみます。
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