市街で守る日本軍は強いのか?
今日のASLは、アクションパック13よりAP126 丸山大佐の砦。インパール作戦さなかの1944年5月、アメリカ式訓練を受けた中国精鋭部隊は、ビルマ北東部の要衝ミイトキーナ市街を守る日本軍を攻撃した。ここが陥落すると第33軍は背後を襲われ、軍全体が危機に陥る可能性があった。中国は7.5ターンの終わりに、全ての複数へクス建物を支配していたら勝利です。浅いジャングルの太平洋地形で、生垣はありません。
日本は8個分隊と70*歩兵砲1門、塹壕2で守り、可能な地形なら狐穴をもらえます。そして中国はこれを5−3−7エリート15個分隊と白燐弾のある70ミリ盤外砲で攻めます。
戦力評価ではジャングル補正が付き、そのままでは日本が8%台の優勢で予想勝率7割5分となります。そこで中国軍に3個分隊と8−1指揮官を加え、それでも日本に2%の優勢が残るので、さらにLMG2丁とバランスの突撃工兵能力3個分隊分を与えることにしました。
子供が日本、私が中国です。
日本軍は当然市街地に配置。中国軍は線路の裏側に回り込む手も考えましたが、どう考えてもろくに足掛かりも無い所から石造建物に突っ込むのは無理なので、素直に正面から進むことにしました。日本は2人しかいない指揮官で2か所に放火成功。
第2ターン、尖塔の重機関銃を警戒しながら中国軍は市街に接近。そして射程外の軽機関銃に撃たれるリスクを冒して、一部が裏手に回り込むのに成功しました。そしてなんとここで延焼チェックに2が出て、火事が鎮火します。中国軍が市街の中心に来るには少し時間があるので、日本軍はまた火を点け直しました。
第3ターン、中国軍は建物伝いに日本軍の守る奥のブロックへ接近。ここで日本の重機関銃が撃ち始め、中国分隊が混乱します。日本は放火をした部隊を引き揚げようとしましたが、中国軍の機関銃に撃たれて混乱とピン。点け直しに時間を取られたのが響きました。

第4ターン、中国は混乱・ピンで取り残された日本軍を狙って盤外砲を落とします。しかしこれは悪い方にずれてしまって効果がありません。そして火事によって射撃の足掛かりとなる建物を一部使えなくされたので、中国軍は左手で突撃工兵が煙幕を撒きながらウミガメ戦術を取りました。また右手では石造建物に機関銃スタックが進みます。
すると日本は歩兵砲を出してこれに応戦。小屋のフルスタックが狙われましたが、外れて中国は胸をなでおろし、それらは突撃で逃げました。
そしてターン後半、歩兵砲はまた外れ、他の日本兵は隠れます。中国は防御射撃で取り残された日本兵にもう一度盤外砲を修正してみると、これがうまくずれて歩兵砲に被ります。さあ、効くか?2、直撃、歩兵砲破壊!これは中国大ラッキー。今まであまり目が良くなかった所を、これで一気に取り戻しました。
第5ターン、中国はもう一度盤外砲を落として、取り残された日本分隊を攻撃しようとしましたが、赤を出して失敗。ここまで来ると日本軍をすり減らさずには進めないので、全部隊で撃ちまくります。しかし石造建物の日本軍は固く、半個分隊は混乱してもすぐ回復するし、分隊は3回モラルチェックに失敗するまで混乱しないし、全然間に合う気がしないんだけど。
ターン後半に日本軍が後ろに隠れ、中国が観測弾を落とすと運良く狙った所に落下。ここに白燐弾を落とされて突撃されると危険なので、日本軍はブロック前面から引き揚げ、奥の3へクス建物の方へ下がりました。

第6ターン、中国軍は最終ブロックへ突入。取り残された日本半個分隊も白兵戦で倒しました。日本軍は最終拠点の石造駅に立て籠もります。
第7ターン、うまく日本の大スタックに被ることを期待して、中国は白燐弾OBAを落としてみますが、良い方向にずれなくて成らず。それでも全軍が駅に向かって殺到しますが、まず勝ち目は無いでしょう。白兵戦で駅舎の手前側は倒せず混戦になり、中央の大スタックには不意打ちを食らって、隠蔽を剥がすことすらできませんでした。
まあ、無理です。あと何ターン掛かれば落とせるか分かりません。日本の勝ちです。

中国軍を増強して戦力バランスを取ったはずなに、なおも日本軍が固すぎて中国は全然勝てる気がしません。日本の強力な砲を致命的命中で一撃撃破し、中国が何か失敗した感じはしないのにこの結果です。
今までの集計でも防御側の日本軍がそれほど強い訳ではないので、デラックスA5 Intimate warでもそうだったように、市街地で守っている場合に限って日本軍は特別に強いのでしょうか。それとも何か他に要因があるのでしょうか。似たようなシナリオがあったらまた検証してみたいと思います。
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