あちこちから狙い撃ち
 
 今日のASLは、AP62 嵐の中へ叫ぶ。1945年2月、国内に攻め込んで来たソ連軍を撃退し戦線を安定させるため、ドイツは反撃を行った。ドイツは6.5ターンの終了時に10Z6と46W7の建物、およびヘクス10Y5と46X3を全て支配していたら勝利です。建物は尖塔を除いて全て平屋建て、道路は全て舗装で、涸れ谷は結氷した深い小川になります。
 守るソ連は、4−5−8エリート6個分隊と対戦車地雷4、57LL対戦車砲2門に加え、次の戦力を選択して初期配置します。
A1 4−5−8エリート3個分隊、9−2指揮官、100L対戦車砲1門
A2 6−2−8突撃工兵4個分隊、火炎放射器1、爆薬2 ◎
さらに第2か第3ターン(ランダム)に、あらかじめ選んだ次のどちらかが、南東から入って来ます。
B1 IS−2m 3両 ◎
B2 SU−100 1両、T−34/85 3両
 そしてドイツは、5−4−8エリート12個分隊と9−2指揮官に、パンツァーシュレック2、ティーガーII3両、3号突撃砲4両、105ミリ榴弾戦車1両に、あらかじめ決めた次のどちらかを加えて、西から橋を渡って攻めます。
A 8−3−8突撃工兵3個分隊、火炎放射器1、爆薬2 ◎
B 5−4−8エリート4.5個分隊、ヒーロー、パンツァーシュレック1
 結果的に選んだ戦力(◎を付けたもの)で戦力評価すると、ソ連が4%の優勢で予想勝率6割。他の戦力を選んでも大差なく、悪くないバランスと思われたので、戦力調整無しでやりました。子供がソ連、私がドイツです。


 当然ソ連に戦力を散らす選択はありえないので、北と南の建物どちらを守るかということになります。南の建物は増援がすぐ来る利点がありますが、前面の密集市街地は8−3−8突撃工兵の独壇場であり、そこを占領されると建物を守りようがなくなります。
 一方北の建物は、前面の建物がアパートのため、攻撃側は火力を集めにくく、安全な後背地もあって守り易い建物です。増援戦車は少し遠くなりますが、IS−2mならティーガーIIに先着されない限り足止めされず、ティーガーIIは遅くて待ち伏せに行けないので、ソ連は北側の建物に集中配置しました。
 なおドイツ軍が入って来る橋の前に、1個分隊だけ置いてもいいことになっていますが、これを置いて何の意味があるのか分かりません。

 第1ターン、ドイツ歩兵フルスタックが橋を渡って2aL10に進むと、10FF7から思いもしなかった隙間を通して50calに撃たれました。KIA。ちょっとこれだめ。投了してやり直し。

 今回はLOS上に戦車で煙幕を撒いて、歩兵は安全に前進。そしたら今度はティーガーIIが2aN7で、46EE8にいた57LL対戦車砲にAPCR弾を砲塔側面に当てられました。幸いこれは弾いて正面を向け直したものの、どこからでも狙われてとんでもなく進みにくい。
 とりあえずドイツは、5−4−8のフルスタックを4へクス離れた林に射界外から接近させ、対戦車砲を倒そうとします。ところがROFを維持していた対戦車砲は、振り向いてまたROFを維持し、ドイツは1個分隊混乱、1個分隊損耗混乱、他はピン。うーん。
 それでもドイツはもう1個分隊送り込んで、次のターンにもう一度倒そうとします。幸い混乱した分隊は一発回復しました。しかしソ連対戦車砲はさらに致命的命中3回を含むROFバースト。指揮官を含むドイツフルスタックが全滅です。
 これからさらに1つか2つ対戦車砲が隠れている所へ突っ込んで行かなければならないなんて絶望的。ドイツ投了です。

(下が南、下に並んでいるのが除去されたドイツ兵)


 ソ連が北に集中すると、それを攻めるドイツの侵攻ルートはだいだい決まってしまい、途中それをどこからでも狙い撃ちされます。これはかなり攻めにくいです。
 それを避けるために戦車がゆっくり進めば、IS−2mが建物に先着して、いくらティーガーIIでも同数で攻め勝つのは難しいでしょう。そうなると勝利条件建物は固すぎ、たとえ何とか侵入したとしても、今回はソ連に火炎放射器と爆薬があるので、強力な反撃を食らうところです。ドイツは戦力評価以上にきつい気がします。

 
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