雪残るノルウェーの丘
今日のASLは、TAC39グドブランズダール上の作戦。ノルウェーに上陸したドイツ軍が、オスロからグドブランズダール河沿いに北上してくるのを、イギリス軍は途中のトレッテンで拠点を築いて食い止めようとしていました。ドイツは8ターン半で22VPを北に突破させたら勝利です。
攻めるドイツ軍は、15個分隊と1号戦車3両が第1ターンに南から侵入。これを10個分隊のイギリス軍が丘で待ち受け、第4ターンに5個分隊の増援が北からやって来ます。雪が積もっていますが、河は凍っておらず、河の西に侵入することはできません。
戦力評価は丘によって攻撃側歩兵が0.5倍され、イギリスが13%優勢で予想勝率8割。子供がイギリス、私がドイツです。
戦力ではイギリスが優勢ですが、増援が来るのは第4ターンと遅く前線からも離れているので、ドイツはその前に丘の部隊を倒すことを目指します。
第1ターン、ドイツ軍は丘の上をうまく狙える位置に進み、互いに混乱を出しますが、1号戦車1両は主兵装の機関銃が故障してしまいました。
第2ターン、ドイツは大事な勝利得点源である1号戦車を失いたくないので、機関銃を修理しません。迫撃砲の支援を受けながら、ドイツ軍は雪の丘を登って行きます。イギリス軍はドイツ軍に狙われた所からは逃げ、1号戦車とだけ対峙できる林にATRを積み上げました。危うし1号、ここまで登って来たのはやりすぎだったか?
第3ターン、こうなったら1号は目の前のイギリス兵たちを撃つしかない。ブラララ!これが利いて大半を混乱させ、1個分隊がピンで残るのみ。これで助かったか?しかしその残った分隊の反撃で、1号戦車は走行不能に。残念。その代わりドイツ歩兵は手前側の頂上を占領し、左手の森でイギリス軍に隣接することに成功します。これで丘を取れるのでは?
ところがイギリスは残った迫撃砲で、丘の上のドイツ中機関銃に煙幕を置いてきました。「そうか、イギリスのにはこれがあったか。」イギリスは一旦逃げた頂上にまた戻ります。ドイツはそこを狙っていた迫撃砲を動かすのが早すぎました。

第4ターン、ドイツは撃てる所を撃ってイギリス軍を混乱させていきますが、肝心の頂上には耐えられてしまいます。イギリスはターン後半に煙幕を撃って、危険になっていた中機関銃の救出にも成功。そしてイギリス増援は、前線に急行します。
第5ターン、時間も無くなってきましたが、せめて山頂からイギリス軍を追い払わないと前進もままならないドイツ軍は、さらに攻撃を続けました。これで何とか山頂をクリアしたものの、イギリスは増援と共に後方で防衛線を作り直します。
第6ターン、ドイツはもう時間がぎりぎり。機関銃スタックは援護のために残し、1号がスモークディスチャージャーを焚きながら、部隊は全力で進み始めます。しかしもうイギリスの守りは万全になっており、突破できる可能性は低そう。
第7ターン、イギリス軍を大分混乱させてドイツは前進を継続し、最初の1号戦車は丘を抜けました。しかし故障戦車と一緒に進んだフルスタックの歩兵は、待ち受けたイギリス軍にあちこちから撃たれて大混乱。これでもうドイツは間に合わなくなり、イギリスの勝利です。

ドイツはかなり良い目を出して、一時は行けるのではと思っていましたが、やはり雪の丘を越えるのは簡単ではありませんでした。それなら丘を制圧せずに、避けて進んだらどうなるんだろう?
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