クワッドM2の威力
 
 今日のASLは、アニュアル97のA109 Scouts Out。何かを探し出すシナリオでもなく、意味は分かりません。ドイツ軍の背後に回り込んだアメリカ軍は、橋を渡ってメッツを包囲しようとしていた。アメリカは6.5ターン終了時に、23VP以下の損害で、ボード41のレベル1以上にある石造建物5個以上を支配していたら勝利です。市民からの通報があります。
 守るドイツは、川の北に隠匿で二線級2個分隊と軽機関銃1シュレック1を、川の南に二線級6個分隊と機関銃重1軽1シュレック1を初期配置。第4ターンには一線級4個分隊と中機関銃1、75*の3号戦車N型1両が南からやって来ます。
 これを攻めるアメリカは、第1ターンに2個分隊と75*榴弾オープントップ2両、キャニスター弾を持つ37LL装甲車2両、M2重機関銃(.50cal)を積んだハーフトラック2台が、第2ターンに9個分隊とM2重機関銃2、中機関銃4、バズーカ2、軽迫撃砲2が、北から入って来ます。
 戦力評価では一本橋を渡るのでアメリカ歩兵を0.5倍して、予想勝率はアメリカ34%とまあ良いバランスです。さらにバランスを良くしようと、バランスで川南のドイツダミーと隠匿を無しにしましたが、アメリカには強力なM2重機関銃4丁があるので、そのままでも良かったかもしれません。
 子供がアメリカ、私がドイツです。


 第1ターン、アメリカは戦車を橋の左右に送り、ハーフトラックと歩兵は高い丘に上げました。ドイツは機関銃のファイアレインをメインに、橋の出口を見張っています。
 第2ターン、アメリカは橋の前に75ミリ戦車を動かし、ハーフトラックから武器を降ろし、増援の歩兵を進めました。突撃では丘の上に高いスタックを作ります。
 第3ターン、アメリカは橋を狙うドイツ機関銃に白燐弾を落としてこれをピンにし、さらにその前にも白燐弾を落として完全に無力化。そして軽迫撃砲が致命的命中連発を含むROFバーストで、橋の出口を守る石造建物のドイツ半個分隊たちを壊滅させました。さらに丘の上にスタックした4丁のM2重機関銃が、後ろの石造建物に隠れているつもりだったドイツ重機関銃スタックまで隙間から撃って混乱させます。そしてアメリカの装甲車は橋を渡って攻め込んできますが、もはやどうしようもなく防衛態勢は完全崩壊。ドイツ投了です。

(下が南)


 32火力もある4丁のM2が、射程16へクスもあって丘の上から大抵の所を撃てて、ROF3で繰り返し撃って来るというとんでもない威力。しかも白燐弾は豊富だわ、迫撃砲は当たりまくるわ、全く手が付けられません。アメリカバランスではなくドイツバランス(M2を1つ減らす)にするべきだったのかも。

 
インデックスへ