税関で差し止め
 
 今日のSword & Fire: ManilaはSF15 No Greater Love 至上の愛。アメリカ軍はマニラホテルから税関建物に向け道路を進みますが、突如機関銃の射撃を受け、司令官が負傷してしまいました。しかしそれを一人の兵士が身を挺して救います。7ターン終了時に、日本はアメリカより多くのVPを持っていたら勝利です。VPは通常の損害に加え、日本配置エリア内の瓦礫でない建物へクス支配ごとに1VP、そして税関建物ではヘクスでなく区域支配ごとに2VPです。雨が降っています。
 守る日本は、一線級5個徴募兵6個分隊と爆薬2、AT地雷4、20L(4)対空砲1門、鉄条網2、塹壕2、要塞化2です。爆薬は隠匿完全設置やAT設置にできます。
 そして攻めるアメリカは、エリート10個分隊とヒーローに、火炎放射器1、爆薬2、75ミリシャーマン2両、ハーフトラック2台を指定の道路に初期配置。第3ターンには、エリート3個分隊と爆薬1、火炎放射器シャーマン1両が来ます。
 この戦力を評価すると、アメリカは高火力市街戦となって必勝です。そこでアメリカからは火炎放射器戦車と4個分隊を減らし、調整のために日本から対空砲を減らして、予想勝率をアメリカ53%にしました。ただ守りの要の税関建物は、SF10 High Rent Hooligansで非常に固かったベイヴューホテルと同じく、全へクスで地下室に昇降できる3ヘクス石造建物なので、もしかするとここでも予想以上に日本軍が強いかもしれません。
 子供がアメリカ、私が日本です。


 このシナリオは日本が先に配置して先に移動で、道路にいる負傷アメリカ指揮官を狙えるよう、日本は税関脇の道路に塹壕と擲弾筒と機関銃スタックを置きました。するとアメリカはこれに対して、逆に戦車や機関銃を山積みし、日本が負傷指揮官を撃ったら猛反撃する態勢。背景説明と全然話が違うんだけど。日本スタックは塹壕接続を使って、地下室にすごすご退却。

 1ターン後半、アメリカ鬼スタックは7番桟橋に移動し、それ以外のアメリカ軍は前進します。日本軍は一退一進。
 2ターン後半、アメリカは車から下ろした中機関銃を鬼スタックに届け、他の部隊はさらに前進を続けます。しかし大雨が邪魔で射撃はあまり効きません。
 3ターン後半、アメリカの増援が到着し、前線の部隊は税関建物に隣接し始めた丁度この頃、大雨が止んで日本軍の損害が増え始めます。ただ後方の建物を取りに行ったアメリカ半個分隊は、日本重機関銃に撃たれて混乱しました。


 4ターン後半、アメリカは税関建物に白燐弾を撃ち、爆薬で要塞化区域に穴を開けて突入開始。しかし近くの倉庫に入ったアメリカ半個分隊は、伏兵の不意打ちを受け、倒されて爆薬を奪われました。
 そして第5ターン、日本も爆薬で地下から要塞に穴を開け、鬼スタックで36火力射撃を加えて、アメリカ軍による税関への侵入行為を差し止め。やはり地下室全接続建物を攻めるのは、かなり困難です。

 5ターン後半、アメリカは戦車を税関両脇の建物と瓦礫に突っ込ませる賭けに出ます。これによって日本鬼スタックを両側から隣接攻撃しますが、日本軍に包囲は効果が無く、10−1指揮官の防御力も高くて、前進射撃は効きません。
 第6ターン、日本鬼スタックは再度突入してきたアメリカ歩兵をKIAで倒し、減少しながらもシャーマンたちの攻撃を耐え、追加射撃したシャーマンは1両が故障しました。恐るべき日本兵の耐久力。さらに日本軍はタンクハンターを呼び出して戦車に白兵戦を掛け、2両とも走行不能にしました。
 生き残ったと言っても、同ヘクスに日本兵のいるアメリカ戦車は、もう鬼スタックを撃てません。CVPでも既に日本がかなり優勢になっていて、日本機関銃スタックが待ち受ける所へ、撃退されたアメリカ兵を再編して再突入しても、2ターンでは逆転など無理。アメリカは通関手続きを断念しました。



 やはりSF10同様、全へクスに階段マークがあってSF地下室との行き来が自由な3ヘクス石造建物は、非常に堅固でした。そこでこのような所を主に守る日本軍について、戦力評価で質を+0.2として計算してみます。すると今回のアメリカの予想勝率は15%、SF10では19%で、だいたいこのくらいかなと思います。もっともこれに該当するシナリオはこの2つしか無く、将来増える可能性も無いので、わざわざ補正を追加しても自己満足にしかならないのですが。

 
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