先手必勝
 
今日のASLは、オージー98パックのPBP28 ペニンキバルの押し合い。1945年5月オランダ領東インドのタラカン島で、日本軍とオーストラリア軍はペニンキバルという村を取り合っていた。建物と小屋の支配が各1点、トーチカが3点で、5ターン終了時に点数の多い方が勝ちです。最初はどちら側も全く支配していません。先攻がどちらかはランダムに決定します。
 浅いジャングルの太平洋地形で、道路は有りますが戦車は道路移動レートを使えません。建物は5か所だけが小屋で、それ以外は木造建物になります。
 日本は8個分隊と爆薬2で北から侵入しますが、開始前に6戦力地雷3つと20L対空砲入りのトーチカ1つを建物以外に公開配置します。第1ターンは3移動力消費した状態で始まります。
 またイギリスは7.5個分隊と、榴弾を9以下で持つマチルダII1両、煙幕が9以下で榴弾が無限のマチルダII CS1両が、南から侵入します。第1ターンは駆け足ができません。
 戦力評価は、両者が攻めるので防御効果を入れずに計算して、イギリスが1%優勢なだけの良いバランス。子供が日本、私がオーストラリアです。


 サイ振りで日本が先手。最大スタックが真ん中の道路を進んで、村の中心の交差点付近に陣取り、他は東側を進みます。こうされてしまうとオーストラリアは真ん中の道を通って村に急接近することができず苦しいぞ。仕方なく最大スタックは森の小道を通って急進し、残りは戦車と一緒に右側からゆっくり進みます。
 第2ターン、日本は当然村の大半の小屋・建物を押さえてしまいます。イギリスは射撃戦を挑みますが、隠蔽とヤシ林に邪魔されて効きません。やっぱり後手きついんじゃない?

 第3ターン、隣接してきたオーストラリア兵に、日本兵は爆薬攻撃を仕掛けましたが、目が悪く効果無し。日本はさらに白兵戦を仕掛け、1か所はイギリスが不意打ちを取って離脱、もう1か所は両者外して混戦。
 イギリスも射撃戦で状況の好転に期待しますが、同戦力で撃ち合ってもそうそう勝てる訳ありません。混戦も半個分隊2対1の損害で日本が勝ちました。
 第4ターン、日本軍はできるだけ隠れ、イギリス軍はわずかな損害を与えただけ。白兵戦では日本の8+1指揮官が一人でオーストラリア半個分隊に斬り込み、相打ちに取る狂気の沙汰。
 ターン後半もオーストラリア軍はわずかな損害しか与えらず、戦車と一緒に分隊が無理矢理前進してみましたが、村の真ん中で混乱して潰走不能除去。さらにもう一個分隊を日本軍に隣接する建物に突っ込ませてみたものの、ピンで白兵戦を止められました。
 やっぱり無理です。オーストラリア負け。

(下が南・レベル1を置いている所は小屋)


 どう考えても先手を取った方が大多数の小屋・建物を取って、同戦力しかない後手がそれを取り返せる訳はなく、ほぼ先番の目勝負です。

 
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