天空の監視者
 
 今日のASLは、G3 忘れられた戦線。フランスのブルターニュ地方で、アメリカ軍はドイツ軍を掃討していたが、突如森から反撃を受けた。アメリカは8ターン終了時に、2つのトーチカを支配しているか、ドイツ捕虜を取った上でドイツより多くの損害VPを持っていたら勝利です。12U5の建物ヘクスにはレベル3があります。2月なので麦畑はありません。
 守るドイツは、二線級14個分隊と機関銃重1中2軽3、81*迫撃砲1門、トーチカ3、塹壕3、鉄条網6を、北側に配置します。トーチカはお互いに5へクス以上離れた道路でない平地に置かなければなりません。
 攻めるアメリカは、20個分隊とヒーロー1に、中機関銃3、軽迫撃砲3、バズーカ4、爆薬2、37LLのキャニスター持ち装甲車3台を、南端中央から5へクス以内に配置します。
 戦車優勢のある平地攻撃により攻撃側歩兵は0.75倍され、アメリカは予想勝率25%と不利なので、ドイツ歩兵を1個分隊減らして34%に上げました。50%近くにまで調整しなかったのは、二線級のドイツ歩兵に対しアメリカ歩兵がアウトレンジできることと、高層石造建物からの迫撃砲観測射撃が有効そうだからです。
 子供がドイツ、私がアメリカです。


 ドイツ軍は森に沿って戦列を敷いています。大きな迫撃砲と強力な機関銃を持つドイツ軍に対し、中ほどの森から平地中央を通って攻めるのは自殺行為と思われます。そこでアメリカは街路樹に隠れられる右側に主力を送ることにしました。ただドイツのトーチカは配置制限により左側にも置かざるを得ないので、それを狙って分遣隊を左にも派遣します。そして迫撃砲とスポッターを4階建て建物に送りました。
 すると右の石壁沿いに進んだ鬼スタックが、丁度隙間から迫撃砲に撃たれましたが、ぎりぎり難を逃れます。これでドイツ迫撃砲はROFを失ったので、装甲車が森林道を通って右手に回り、先行してドイツ軍に接近しました。
 ターン後半、ドイツはまず迫撃砲でアメリカスポッターを煙に巻きます。これで安全が確保できたので、左手で放火を試みましたが、湿っていたために失敗しました。アメリカ装甲車の防御射撃も効果無し。

 第2ターン、このままだと煙でアメリカ迫撃砲の観測射撃はほとんど当たりませんが、レベル3に上がれば煙は掛からなくなります。この場合、迫撃砲を射撃待機しスポッターが移動で上に昇ったら、前進射撃による+2修正は付くのか付かないのか?ルールを見ると「砲兵器が」射撃待機をしていない場合に+2が付くとなっていて、視認兵のルールにも動いたら+2とは書いてないので、付かないと判断しました。
 そこで迫撃砲は射撃待機し、アメリカ装甲車は準備射撃しましたがまた効きません。続いて鬼スタックは森の中を通って射程内に進み、ドイツ半個分隊2個がこれに臨機射撃してきましたが、通常射程外で果樹園に邪魔されて効果無し。他の部隊も左右から森を抜けます。
 そして前進射撃では、待機していた迫撃砲3つが、煙から脱出したスポッターに導かれ、隠蔽の解けていたドイツ迫撃砲へ射撃開始。するとROF3で林に撃つ60ミリ3つの迫撃砲が鬼連射し、命中弾を連発してドイツ迫撃砲操作班を除去してしまいました。
 81ミリ迫撃砲はドイツの守りの要なので、これは致命的。こうなるとさらに続く森への迫撃砲攻撃、アウトレンジするヒーロー付き大火力歩兵射撃、装甲車のキャニスターを止められないでしょう。もうドイツ投了です。



 アメリカの作戦がみごと図に当たりました。石造建物から森に誘導される迫撃砲は、ほぼ一方的なので強力でした。

 
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