頂上争い
今日のASLは、シナリオ33の「コサック迫る」。クロアチアの丘にいたチトーのパルチザン部隊を、枢軸クロアチア守備隊とコサック騎兵で挟撃します。勝利条件は9ターン半の終了時、パルチザンが丘の脇を南北に走る道路に対し18火力以上の射撃能力を持っていること(倍火力は無視)。
枢軸軍は南に枢軸中小国のクロアチア守備隊18個分隊と、北から5−4−8のコサック騎兵9−2指揮官付き10個分隊。パルチザンは4割が5−2−7のコミサール付き20個分隊と82ミリ迫撃砲。パルチザンは展開も築壕もできず、複数区域火力グループも組めません。子供が枢軸、私がパルチザンです。
さてパルチザンは当然のように丘の上で守ろうと考えますが、配置条件を見ると「はえっ?」、大丘の頂上付近には置けません。「なぜ丘で守らない?」頭を抱えるパルチザン。
丘のあるシナリオで丘を取られたら勝てるわけはありません。パルチザンは主力で丘の頂上を狙って登ってきたコサック騎兵を撃退し、副次部隊で小丘を守ってクロアチア守備隊を押さえることにします。
第1ターン、コサック騎兵は駆け抜けて丘の頂上に進みますが、先鋒はパルチザンの機関銃に撃たれて撃退され、開豁地の残留火力はきついので登頂を諦めます。クロアチア守備隊は可能な限り展開して広がりながら小丘に迫ります。頂の占領を阻止したパルチザンは、行けるだけの部隊を突撃で頂に登らせ、占領に成功しました。

第2ターン、コサックは馬から降りて射撃戦を挑みますが、パルチザンの先制射撃が効いて撃退されてしまいます。一方クロアチア守備隊は一斉に小丘に取りつき攻撃開始。パルチザンは先制で倍火力射撃等して応戦するものの、大丘を取るだけの戦力を送った残りでは、これを全て撃退するだけの数がありませんでした。クロアチア守備隊は小丘の一角を占領します。
第3ターン、やっぱりエリートであるコサックは強く、大丘の頂も崩れ始めます。小丘も維持できずパルチザンは半包囲されます。パルチザンターン、もう大丘も小丘も維持できません。壊滅的な混乱を受けてパルチザンどうしようもなくなり投了です。

やはり丘の狭間でスタートする防御側なんてちょっと無理です。今回コサックが第1ターンに写真左側の小さな頂には登らなかったのでパルチザンは頂を取れましたが、そうでなかったらパルチザンはどうすることもできなかったでしょう。
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