行く先々でぎゅうぎゅうの旅
 
 今日のSword & Fire: ManilaはSF12 Checkout Time 退室のお時間です。へらじかクラブを落としたアメリカ軍は、緑地を越えた北にあるマニラホテルを目指した。アメリカは10ターン以内に、日本のCVPが26以下で、マニラホテル内の日本分隊を2個以下にしたら勝利です。
 守る日本は、14個分隊と爆薬1、AP地雷12、AT地雷5、70*歩兵砲1門、47L対戦車砲1門、25LL(12)対空砲2門、トーチカ2、ロードブロック1、塹壕3、要塞化1です。爆薬1個を事前に設置でき、モロトフが使えます
 これを攻めるアメリカは、エリート14.5個分隊、余剰操作班1と9−2指揮官に、火炎放射器1、爆薬3、150ミリ盤外砲無線機、75ミリシャーマン3両、装甲トラック2台を初期配置。そして第4ターンにはエリート3.5個分隊と10−3指揮官、37LL装甲車1両、ハーフトラック1台が入ってきます。10−3指揮官はマッカーサーらしく、白兵戦を掛けられず、日本に仕掛けられる可能性がある場合は自己混乱します。

 戦力評価ではアメリカの予想勝率が32%とやや不利ながら、そう悪くないバランスです。アメリカには.50 calが4丁もあることを考えれば、戦力的には大丈夫でしょう。
 しかし問題は勝利条件の方で、日本軍が階段を設置爆薬やモロトフの放火で塞ぎ、地下室に籠ってしまえば、アメリカはこれを直接攻撃する手段が無くなります。勝利条件のルールで放火の責任者は建物の支配を失う規定はありますが、今回の勝利条件は残存分隊数なので関係ありません。
 このままだとゲームにならないので、日本が放火、爆薬設置、モロトフの使用で地下室への入り口を塞ぎ、入り口が閉ざされた場合は、地下室の日本兵は勝利条件に数えないことにしました。ただそれでもSF地下室のある大きな建物で守る日本軍は、戦力評価以上に強いかもしれません。
 子供が日本、私がアメリカです。


 日本軍はマニラホテルに立て籠もっていますが、隠匿の砲も多いのでアメリカ軍が正面の平地を突っ切るのは危険でしょう。アメリカは無線、軽迫撃砲、.50cal、機関銃を積んだ武装トラックを、高層のペラルタ・アパートメントに置き、大通りの右を重中機関銃や火爆隊が戦車と共に進み、残りが正面から林に囲まれた茂みを進みます。日本は前側の階段室を爆破して壊し、アメリカは攪乱砲撃で僅かな損害を与えました。
 第2ターン、アメリカは攪乱砲撃や射撃をして、付近の林に隠匿がいないことを確認した上で、部隊を急速に進め、その過程で次々と隠匿タンクハンターを討ち取ります。ペラルタ・アパートメントでは、車から下した機関銃が最上階に到着し、36火力の最大火力になりました。日本軍は守りを固めています。


 第3ターン、アメリカ軍はマニラホテル右側の倉庫に到達。しかしここは隙間から対空砲が狙っており、しかも初めからの火事が燃え広がって来て煙に遮られ、もう攻撃拠点としては使えません。また今度は集中砲撃した盤外砲も、あまり戦果はありませんでした。
 第4ターン、仕方なくアメリカ軍はホテル正面にシフトします。しかし正面なんてどう考えても最大限に守られているだろう。危険じゃないか?
 もちろんその通り。アメリカ軍が次々と正面に移動して行くと、最後のアーマーアソールト機関銃スタックが通った時、ホテル前の林に隠れたトーチカと対空砲が出現。隠蔽地形にある日本軍のトーチカは、見られただけでは露見しないのです。24火力0修正!もちろん9−2指揮官付きと言えど耐えられるわけは無く、1個分隊が奇跡的にヒーローを呼び出して耐えたものの、残りは混乱し、火のついたホテルに追いやられました。
 さらにこのターン到着した10−3指揮官とミドルマシンガンズが左の道路を進むと、ホテルの左側最上階にいた日本機関銃が20火力−1修正!これは10−3指揮官の威力により、なんとかピンで耐えました。一方火事の煙と射程に目標が居なくなったことで、もう使い道が無くなった.ペラルタの50cal隊は、動き始めましたが到着までまだ長い。そして対空砲トーチカに突っ込んだ部隊は、12火力地雷によって次々混乱。
 うーん、こんなんではアメリカ軍、ホテルに突入することすらしばらく無理。地下室なんていつになったら入れるか分からないし、降りた途端包囲射撃を受ける所なんか、絶対攻め切れない。投了。



「なんかアメリカ、戦力評価以上に厳しいんじゃないかなあ」とぼんやり思っていましたが、緑地越えのホテルは固すぎて、全く勝ち目ありませんでした。戦力評価では周りの弾痕は考慮せず、平地攻めと見るべきなのでしょうか?
 それから隠匿のトーチカは、威力的に効く可能性が無い攻撃でも、TEMを使うだけで露見するのだったことに、後で気付きました。

 
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