タイガの罠
Silence That Gunが1フェイズで終わってしまった後は、Best of FriendsのBoF5アドルフの素人たち。バルバロッサ直前に改編されたばかりのSS北師団は、フィンランドで未偵察の荒れ地を進む途中、突如砲火の洗礼を受けました。ドイツは6.5ターン以内に8VPを稼いだら勝利です。動けるドイツ戦車、除去・捕獲したソ連戦車・分隊、支配している瓦礫・建物・橋が、1つにつき1VPになります。
守るソ連は、一戦級7個分隊と地雷6戦力、狐穴1を初期配置で、BT−7の45L型と76*型各1両が第4ターンに入ってきます。またドイツの配置後、林道以外の林に3個まで延焼しない火災を置き、風向きを決めることができます。
そしてドイツは、SSとして裏面のモラルが1上がり新兵でもある二線級ユニットが12個分隊で、第1ターンに2号戦車と37Lの3号戦車が1両ずつ入ってきます。
戦力評価はドイツ2%の優勢で互角のようですが・・子供がソ連、私がドイツです。
第1ターン、ドイツ軍は林道を進み、川向うから撃たれましたがピンになっただけ。ソ連は奥の村で築壕を始め、撃って隠蔽の解けた部隊が後退していきます。

第2ターン、ドイツ軍はさらに前進し、途中で撃たれて一部が混乱。また偵察で林道に対戦車地雷を発見したので、戦車は林道を外れて脇の川に入ります。そして戦車と歩兵の前進射撃で、ソ連兵を混乱させたり損耗させたり。混乱したソ連兵はコミサールで回復しましたが、もう森で戦うのは無理なので、全員奥の村に後退しました。
第3ターン、ソ連軍が壕を掘って待ち構える森の出口。一部の部隊で前に出ても勝てるはずはないので、ドイツ歩兵は左側の森の中を進みます。しかし新兵扱いなので遅い。
そしてドイツ戦車はわざわざ時間をかけて地雷を撤去して進んだとしても、その頃にはより強いソ連戦車が待ち受けていて勝ち目はありません。走行不能になっただけでもVP対象から外れてしまうので、川から出るだけでもリスクがあり、以後彼らはずっと川遊びに耽ることになります。うーん、戦車が戦力にならないとドイツ不利なのでは?
ターン後半、森からのドイツの攻撃に備え、ソ連は村から森にかけて一直線の防衛線を作りました。

第4ターン、ドイツはついに戦端を開き、良い目を出して、壕にいたソ連分隊を混乱クラス低下させます。しかし森で隣接した部隊は、互いに攻撃せず。
第5ターン、混乱したソ連分隊はコミサールで回復し、射撃戦では互いに混乱が出ました。そしてドイツ前衛は2へクスからソ連ユニットに突撃。しかしこれはダミー、ソ連の罠でした。ターン後半には、隣に隠れていた重機関銃分隊と指揮官も加わって、周り中から砲火の洗礼。隠蔽も破られ、ドイツ半個分隊4個は全滅です。
だめだ、建物の後ろには戦車2両も待ち構えているし、徴募兵落ちさせたのもコミサールが全員回復させ続けるし、これ以上進める気がしない。ドイツ投了。

(F5でドイツ軍全滅)
地雷をAT地雷に換えて林道に2つ置かれたら、ドイツ戦車はほぼ戦闘に参加できないので、戦力評価ではこれを外して計算するべきでしょう。そうするとソ連が8%の優勢で予想勝率6割になります。
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