赤蜥蜴
 
 今日はデラックスASL6、ドラコニアン法案?例によって意味はさっぱりです。マップを4枚使う大きなシナリオで、ドイツ軍によるハリコフでの反撃です。
 勝利条件が独特で、ソ連軍の配置を見た後、ドイツは3つの勝利条件から1つを選びます。北への突破、中央から南のソ連軍を排除、ソ連軍を4個分隊以下にするの3つです。ドイツは6両の戦車全部か、AFV7個以上が機能しなくなると負けですが、これはまずないでしょう。
 ソ連軍は中央から北にかけて、14個分隊と76ミリ野砲1、57ミリ対戦車砲1を初期配置し、ランダムターンにT−34が3両と登場ターン数と同じ数の分隊が北側から登場します。ドイツ軍は10個分隊が南側に初期配置、6個分隊と4号戦車4両が第1ターンに南東から登場し、突撃工兵4個とハーフトラック3台とティーガーI2両が第2ターンに南側中央から登場します。
 私がソ連、子供がドイツです。

 中央で東西に広がって配置したソ連に対し、ドイツは東の端に戦力を集中します。ドイツは第1ターン、第2ターンの増援の歩兵も全て東の端に集中して前進し、戦車は砲を警戒して慎重に進みます。
 ソ連主要陣地近くの石造建築を占領したドイツ軍は、機関銃部隊を3階に上らせ、西側の工場にいるソ連の火力グループを視界に収めます。ソ連はここで撃ち合うか逃げるか考えた末、先撃ちに賭けて撃ち合いを選びます。そして良い目を出しますが、ドイツ軍は皆モラルチェックに成功。逆に反撃でソ連軍は大混乱に陥ります。
 東側陣地前の道路を狙う機関銃部隊を追い払ったことで、ドイツ軍の進撃は容易になりました。ドイツは戦車で取り残された機関銃に狙いをつけて、回復したソ連軍が戻ってくるのを阻止し、歩兵で東側陣地を攻撃無力化した後、前進を再開します。

 ドイツ軍の射撃は好調でピンゾロを4回も出す一方、ソ連軍はピンゾロが無いばかりか、対戦車砲の目の前を通り過ぎるティーガーをほぼ確実に破壊するチャンスに12を出して故障させてしまいます。ドイツ軍は北への前進を続け、勝利条件が突破だというのが明らかになりますが、最後の頼みのソ連軍エリート増援部隊もあっさりと敗れ、全9ターンの第6ターンにソ連は投了しました。

 ドイツ軍の増援が東側から入ってくるので、ソ連はもっと東側の突破を警戒した配置にすべきだったようです。一部の部隊は北に下げて時間を稼げるようにするなども必要かもしれません。また機関銃同士の射撃戦を選んだのも誤りでした。負けると戦車に制圧されて復帰できなくなることを考えていませんでした。
 ダミーで偽装したつもりでしたが、子供は配置を見て的確に作戦と勝利条件を選び、さいの目が普通だったとしても、多少勝負が長引いただけで勝敗は覆らなかったでしょう。
 
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