対消滅ビルマ戦
今日のASLは、アクションパック9のAP84 二重のトラブル。ビルマに侵入した日本軍に対し、積極的なイギリス指揮官が反撃し、両者に多くの被害を出しました。イギリス軍は援軍を得てさらに攻撃を仕掛けましたが、その時日本軍は弾不足と多くの負傷という、二重の危機に瀕していました。イギリスは5.5ターン終了時に、全ての建物を支配するか、日本より5以上多いVPを得ていたら勝利です。VPは通常の損害に加え、小屋以外の建物へクス支配ごとに1VPが入ります。浅いジャングルの太平洋地形ですが道と橋はあり、ボード5aの建物は小屋にならず最初日本が全て支配しています。
弾不足の日本軍は、内3個が減少状態の6.5個分隊と狐穴4をボード5a中央の町に、3個分隊を北の集落に配置。これをイギリス軍が二線級13個分隊に加え、重機関銃と76*迫撃砲を積んだ海に浮かぶガンボートで攻めます。ガンボートは無限に煙幕が有り、1つの指揮官が離れていても隣接しているかのように誘導砲撃をすることができます。
ジャングルの補正を入れ、日本の減少分隊を0.75個と数えて戦力評価をすると、日本が4%台の優勢で予想勝率6割になります。若干日本が有利そうなので、イギリスのVP勝利条件を5から4に軽減するバランスルールを使います。子供がイギリス、私が日本です。
日本は町の部隊で戦線を作り、北の集落の部隊はジャングルにまとめて置いて、チャンスがあれば町に合流できるようにしました。これに対してイギリスは集落側に配置します。
第1ターン、イギリス軍は大半の部隊で集落側の日本スタックに向かって進み、突撃で隣接しました。しまった。日本は半個分隊の前衛を置いておくべきだった。3対1では勝ち目がないぞ。
いや、まだ手はある。白燐弾を真ん中のイギリススタックに落とせば、イギリス正面側2スタックの射撃を弱めることができる。その上で左隣のスタックを撃ち、そこに白兵戦を仕掛ければ十分戦えるはず。
とりゃっ。うっ、白燐弾無し。仕方ない、そのまま左のスタックに射撃。するとこれが大当たりしてイギリススタックは大混乱します。しかしやはり残りのイギリス軍に撃たれて、日本スタックはボロボロ。その間に日本は町の部隊を北側に持ってきましたが、状況は良くない。白兵戦では隠匿の半個分隊が中央にいたイギリス半個分隊を一方的に倒したものの、これぐらいでは全然足りません。

(下が東)
第2ターン、イギリス軍は日本スタックの残りに止めの射撃を加え、これに生き残ったのは半個分隊のみ。しかし日本も迫撃砲を致命的命中させて、イギリスの指揮官と分隊を混乱させました。さあこちらも止めの一発を、と思ったら迫撃砲は故障。負傷分隊の射撃も効かず、今一歩足りません。そしてイギリスは迫撃砲故障に乗じて、鬼スタックを前面に突撃させてきました。日本終わったか?
ところがターン後半、ここで擲弾筒が幸運にも一発回復。しかもこれが効いてイギリスの鬼スタックを大混乱させた上、負傷兵の射撃まで効いて、イギリス指揮官死亡と分隊損耗。さらにLLMCでも損耗して、イギリス鬼スタックは半個分隊一つだけになってしまいました。
鬼スタックが壊滅したらもう無理だろうということで、イギリス投了です。小さなシナリオでたまにあるサイの目勝負となりました。

インデックスへ