日本人の理想郷ジャワ
今日のASLは、アニュアル91より A30 ジャワでの敗北。オランダ領東インドに上陸した日本軍は、スバン近郊のカルジャティ飛行場を占領しました。日本の航空機がやってくる前にこれを奪還しようと、イギリスの軽戦車に支援されたインドネシア現地軍がこれに反撃を開始します。連合軍は10ターン以内に、40VP以上を西端からの突破と損害VPで稼いだら勝利です。浅いジャングルの太平洋地形ですが、建物は小屋にならず、道路はあり、低地はありません。
守る日本はELR3の15個分隊と機関銃中1軽5擲弾筒5、そしてワゴンに曳かれて道路にいる弾の少ない37L対戦車砲2門です。
これを攻める連合軍は、10火力機銃のマーク6軽戦車6両と、ELR1のインドネシア現地軍新兵24個分隊、機関銃中1軽3が、第1ターンに東から入って来ます。
戦力評価では広い突破で攻撃側1.5倍となり、連合軍17%優勢の必勝なので、インドネシア兵3個分隊と英戦車1両を減らして、優勢を8%に減らしました。0%近くまで減らさなかったのは、新兵のELR1はディスラプト続出でかなり弱そうなことと、足の遅い新兵では広い突破の効果も薄まり、ジャングルの効果もいくらか残りそうと考えたからです。
子供が日本、私が連合軍です。
日本は左右に分かれて突破を阻止する構え。そこで連合軍は中央に戦車を送って左右の日本軍を分断し、左から歩兵で進撃することにしました。右はクナイ地帯が広くて進撃は困難でしょう。
英戦車は町中に入り牽引中の対戦車砲を狙いますが、先頭車が日本の軽機関銃に撃たれ、走行不能で脱出した乗員が死亡。ひどい。残った1両の前進射撃も砲には効きませんでした。一方歩兵は大半が左の道路沿いに駆けて行きます。
ターン後半、左手の日本軍は擲弾筒で戦車に煙幕を置き、対戦車ヒーローを呼び出し、戦車の防御射撃に耐えてこれを突入させ、歩兵スタックも隣接させるのに全て成功し、戦車をまた1両破壊しました。そして右手でも日本軍は戦車の前に煙幕を置き、対戦車砲を見える所に降ろしますが、英戦車の射撃は効果無し。なんで日本はことごとくチェックに成功するんだ。右手の日本兵は町を迂回して左手へ向かいます。
第2ターン、右側の英戦車は逃げようとしましたが、対戦車砲に煙越しで撃たれて死亡。残った2両だけではどうにもならないので、左の歩兵たちと合流しに戻りました。インドネシア歩兵たちはヤシ林の中を進んで散開。日本軍も左側へ進み続けます。

(下が東、ピンクダイヤが突破ライン)
第3ターン、インドネシア現地軍はウミガメ戦術で日本軍と接触しました。しかし前進射撃は大して効かず、撃たれていくらかディスラプトされられただけ。戦車も1両が故障。
ターン後半、インドネシア現地軍は擲弾筒に連射され、ブレーク・ディスラプトするものが続出しました。日本の射撃当たり過ぎ、現地軍のモラルチェック弱すぎ。連合軍の射撃はやっと日本の先頭を追い払っただけで、右手からの日本軍は戦場に迫りつつあります。
第4ターン、連合軍はさらに混乱を食らいながら左手に回り込みますが。当然日本軍は集まって来て頭を押さえます。
第5ターン、連合軍は残りのほとんどを突破させなければなりませんが、無理矢理進んでも新兵がそんなに抜けられるとは思えません。そこで射撃戦を挑んで、いくらかは損害を与えましたが、戦車1両と新兵の射撃では当然撃ち勝てません。連合軍負けです。

前回VASSAL戦でもどうしようもなく弱いサイの目で負けて、もうしばらくそんなことは無いだろうと思っていたら、直後にまたこれ。日本は全てのサイの目が強すぎです。連合軍は中央に戦車を送らず、全軍で左側を攻めた方がましだったかもしれませんが、このサイの目ではどちらにしても勝てないでしょう。
こんなことさすがに三度目は無いよね?
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