こんな兵器じゃ館は落ちない
今日のASLは、J27 High Tide at Heiligenbeil ハイリゲンベイルの満潮。1944年12月、オストプロイセンで包囲されたドイツ軍に対するソ連の攻撃。ソ連は7ターンの終了時に一番大きい建物を支配していたら勝利です。
守るドイツは8個分隊と機関銃重1中2軽2、37L(8)の対空砲1門、75*榴弾の歩兵砲1門、75Lの3号突撃砲1両です。HEAT弾と煙幕弾はありません。
そして攻めるソ連は、14個分隊と機関銃中2軽3、ATR2と、76LのオープントップSU-76Mが4両です。また第3ターンから爆装戦闘機2機が来ます。
戦力評価自体は、低火力市街戦でソ連の予想勝率39%と悪くないバランスです。でもこの時期の市街戦にSU-76Mって、舐めてます?普通122ミリ積んだの持ってくるとこでしょ。さらにたった8個分隊のドイツ軍がこんなに機関銃持ってるのに、中機関銃2丁だけで攻めろってんですか?でATRとかふざけてます?
ということでドイツ1個分隊を減らして予想勝率ほぼ50%にした上で、SU-76M3両をHE8のSU-85に換え、ドイツの機関銃中1軽1を減らしてみました。子供がドイツ、私がソ連です。
ドイツは勝利条件建物に配置し、ソ連は片方の建物列沿いだけでは狭すぎるので。両方に分かれて配置します。そしてソ連は2両のSU-85で、3階にいるドイツの大きいスタックに対して煙幕・・両方無し。またこれか。煙幕無かったらSU-85にした意味が無いじゃないか。
仕方なく左手を進むソ連軍は1個分隊ずつパラパラ進みますが、Kを出されて指揮官負傷。指揮官はたった2人しかいないのにきつ過ぎる。ドイツ機関銃は維持してしまったので、仕方なく残りの部隊は撃たれずに進める右手に回りました。そして煙幕の無かったSU-85は館に接近。そしたら後半、パンツァーファウストで1両やられ、撃ったドイツ分隊も消滅。うーん。
第2ターン、ソ連歩兵は館に接近。ドイツも歩兵砲が出現して撃って来ます。

第3ターン、右側のソ連主力はドイツ機関銃スタックから撃たれない石壁沿いに前進。対空砲が怖いが。左の部隊は左側の建物から館へ突入しましたが、1個分隊が石壁の所でKIA。白兵戦では戦車を倒せませんでした。
そして後半、やっぱり右にいた対空砲でソ連1個分隊が混乱します。そしてやってきた戦闘機が対空砲を攻撃しようとすると、1機見つけられず1機誤爆。ソ連兵器は全てがダメ。白兵戦ではドイツ歩兵がやって来てまた混戦でした。
第4ターン、ソ連は左端のドイツユニットに包囲射撃を掛けるものの効かず、白兵戦も混戦。右側では対空砲を混乱させたものの、ドイツ機関銃が前に来ていて進めません。そして後半には3号突撃砲が館から抜け出しますが、戦車砲も当たらず戦闘機も爆弾含めてことごとく外す。本当にソ連はまともな兵器が無い。3号はそのまま建物反対側に再突入してしまいました。そしてディスラプトしていたドイツ対空砲操作班はここで降伏し、混戦は結局ソ連の負け。
第5ターン、もう無理そうなのでソ連は最後に無謀な突撃をします。まず右のSU-85が館に突っ込むと、地下室へ落下。左のSU-85も突っ込もうとすると、パンツァーファウストで炎上。さらに石垣を頼みに対空砲へ隣接した歩兵も、臨時操作班で撃たれて両方混乱。機関銃スタックだけは館にたどりついたものの、これだけではもう無理。ソ連敗北です。

ソ連はサイの目悪すぎましたし、こんな固い城館を攻めるならやっぱり122ミリ砲が欲しいです。
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