平地で塹壕に突っ込むのはやめとけ
今日のASLは、TAC67奴らを掘り起こせ!ノモンハン事件で、ノロ高地の日本軍塹壕陣地を、ソ連軍が砲と戦車の支援を受けながら攻めます。ソ連は8ターン終了時に、統制状態の日本兵が19VP以下なら勝利です。辺りは軽砂塵が舞っています。
ソ連軍は27個分隊と45LのBT5戦車4両に、レベル3の盤外観測員で事前登録2か所と弾幕(横向きのみ)の使える100ミリ盤外砲があります。日本軍はエリート14個分隊と70*歩兵砲2門に、塹壕4、狐穴12で、モロトフを持っていて、事前砲撃を受けます。
さて戦力評価ですが、日本軍に2門の砲があるのでソ連軍に戦車優勢は無く、平地を越えて攻める攻撃補正0.5倍が付きます。そして盤外砲は観測員がレベル3にいて、日本軍がレベル4の高地の奥に下がると撃てないので、計算から外します。すると日本は17%の優勢で、予想勝率は9割となります。
子供が日本、私がソ連です。
日本は当然のことながら、盤外砲を受けないよう、奥に固まって配置します。事前砲撃はほぼ効きませんでした。ソ連軍はまずそこに向かって進むしかありません。
第2第3ターンと、ソ連軍は高地を登って行きますが、崖、ワジ、岩場が邪魔で、時間が掛かります。その間戦車は、奥に伸びるワジの中を進むことにしました。
第4ターン、ソ連は弾幕で煙幕を張り、これに隠れて崖の一番上に出ます。第5ターンも後続が上がり、戦車はワジを通って日本軍の両脇までたどり着きました。日本軍は、煙幕と軽砂塵の中で隠蔽された相手を撃っても、あまり効きそうにないので、撃たずに隠蔽を維持します。

第6ターン、煙幕が晴れ、ソ連は先に射撃する機会を得ます。しかし日本軍はエリートで壕にいるので、隠蔽を取らなければほとんど効きそうにありません。そして残り時間も多くないので、そんな射撃戦をちんたら続けている余裕もありません。また人海戦術も考えられますが、ファイアレインには軽砂塵が効かないので、分が悪いです。
そこでソ連は多くの部隊を射撃待機させ、一部の部隊を前進させて隠ぺいを剥がしに行きました。日本軍はこれに対して全体で防御射撃し、いくつかを混乱させます。
そしてソ連は残った待機部隊で、隠蔽の取れた日本軍へ一斉射撃。しかし隠蔽も取れ相当な数で撃ったのに、ほとんど効きません。うーん、やっぱり平地から塹壕を攻めるなんて無理なんじゃないか?ソ連は絶望的になりながら、突撃で一部の部隊を隣接させます。
ターン後半には射撃でお互いいくらかの損害を出しますが、その最中に日本の砲が1つ故障してしまいます。これはソ連、少し可能性が?
第7ターン、今こそソ連戦車突入の時!ワジを出て両脇から日本の陣地に突っ込み、陣地内を荒らし回ります。日本はモロトフ、機関銃、砲で迎え撃ちますが、大量に撃った割に倒せたのは1両だけ。ソ連戦車の方も機関銃が弱く壕相手なので、オーヴァーランは全く効きませんでしたが、日本の防御射撃を大いに妨害できました。
そしてソ連は、戦車の援護によってたどり着くことができた歩兵も交えて、白兵戦。これで対戦車ヒーローから戦車を守ることはできたものの、戦果自体は1勝1敗と日本軍離脱1に終わります。
ターン後半の射撃戦で、ソ連兵はまたいくつか混乱し、敵に隣接していた部隊は、平地で退却できずに降伏していきます。これも平地攻めの苦しい所。日本軍の方も若干損害を出してはいますが、混乱しないので火力は大して減っていません。
最終ターン、残っている日本軍は多すぎて、攻撃によって勝利条件ラインまで減らすのはもう無理。そこで白兵戦で倒される危険は高まりますが、ソ連は戦車を日本の大きなスタックの所で停止させ、混戦で点数から除外することに賭けます。
そして白兵戦。しかしやっぱりソ連戦車3両は、ものの見事に全滅。日本の勝利です。

煙幕を利用して最大限全軍が同時攻撃できるようにしましたが、それでもやはり平地の塹壕陣地を2倍ばかりの数で攻めるのは無理でした。
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