L5もFT-17と大差無い
 
 今日のASLは、J223 Latecomers 遅刻者。イタリアはパリ陥落後にようやくニースに攻め込んだが、フランス人は僅かたりとも土地を譲る気が無かった。イタリアは6.5ターン終了時に、16VP以上稼いでいたら勝利です。VPはボード32の村の建物1区域支配につき3VP、32A6から脱出したイタリア軍が、分隊・AFVは2VP、半個分隊・操作班は1VPです。建物は地上レベルしかありません。
 守るフランスは、8.5個分隊とSWの37*歩兵砲1門、軽機関銃2を初期配置。そして2個分隊と軽機関銃1、2FPの非装甲車両1台が、第2ターンに北か東から入って来ます。
 これを攻めるイタリアは、エリート12個分隊と9−2指揮官に、機関銃重1軽2、軽迫撃砲2が南西に初期配置か第1ターンの侵入で、37ミリ砲のL5/302両と4FP MGのL5/212両が第1ターンの侵入です。侵入は西か南です。また重機関銃は12でしか故障しません。
 戦力評価ではイタリアの予想勝率52%と非常に良い勝負ですが、ちょっと待て。このL5という戦車はFT-17のイタリア改造型で、スピードこそ勝るものの、故障は11で、側面と引き換えに前面装甲が薄くなっている、FT-17と大差無いガラクタです。いくら相手に戦車がいないとは言え、本当にこれを普通の戦車と計算して良いのか?
 そこでイタリアバランスルールで8−0を9−1にだけしてやってみます。子供がフランス、私がイタリアです。


 フランスはもちろん勝利条件の村を主に守っていますが、若干のユニットが森にも置いてあります。これはダミーか?
 第1ターン、イタリアは足掛かりのある森からの方が攻めやすいだろうと、機関銃・軽迫撃砲の遠距離支援部隊を除いて森から攻めます。鬼スタックは建物のフランス分隊を混乱させ、軽迫撃砲は森のダミーを取り除きましたが、森の中にいた足止めのフランス半個分隊は、前進射撃で倒せず取り逃がしてしまいました。
 そして後半にはこの半個分隊が白兵戦を掛けて来て、不意打ちでイタリア半個分隊を倒し離脱します。うーん。

 第2ターン、森の部隊は邪魔なフランス半個分隊をやっと倒して、森の出口に到達。鬼スタックや軽迫撃砲も村に近づいて行きます。そしてここで歩兵を撃ったフランス歩兵砲が故障。これはイタリアに天の助けか?
 第3ターン、イタリア鬼スタックも村の前面の林まで進み、森の部隊は一部が森の中を通ってさらに前進します。そしてフランスは歩兵砲を壊してしまいました。これならイタリア行けるぞ!

(下が南)

 第4ターン、正直歩兵砲が怖くてイタリアは戦車を使えず、戦車無しでは到底勝てる歩兵戦力ではありませんでしたが、これで戦車も前に出せます。森では道路から戦車をフランス歩兵に隣接させ、もう一組の戦車はフランス機関銃スタックに対峙。そして鬼スタックは石造建物のフランス兵を混乱させました。そしてじわじわ隠蔽で近付いた半個分隊が、離れた建物に入ると、「あっ、分隊いた」。勝ち目が無いので攻撃せず、隠蔽を維持します。
 そしてターン後半、そこのフランス分隊は隠蔽の半個分隊を倒してしまいました。おかしいなあ。イタリア鬼スタックはフランス非装甲車を燃やしましたが、こいつにやらせたかったのはそんなことじゃない。

 第5ターンにイタリアは、鬼スタックの射撃が効かず、再び白兵戦を掛けに前から進んだ隠蔽半個分隊も、撃たれて隠蔽が剥げ成らず。森の中の部隊はフランス部隊を混乱させて前進に成功したものの、やはりフランス軍は多すぎ、イタリアは戦車が加わっても火力が足りなくて、イタリア軍全体では全然撃ち勝てません。
 第6ターン、ようやくイタリアは前側の3つの建物を取ったものの、2ヘクス建物に向かって行った半個分隊たちは、皆止められてしまいました。そしてよく見たら前に進んだ戦車も、道路の炎上した残骸が邪魔で、脱出に間に合うのは1両だけ。足遅すぎ。しょうがないので9−2の力に賭けて、突撃でフランス機関銃スタックに対峙してみますが、やはり撃ち負けてイタリア敗北です。


 重要な12故障のフランス歩兵砲が、一度も戦車を撃たないまま壊れ、MAが故障するとVPにならなくなるイタリア戦車が、11故障4両で一度も故障しなくてすら、この結果です。イタリアはまず勝ち目が無いでしょう。やはりL5はFT-17と同等に見るべきです。
 なのになぜアーカイヴではイタリアの方が勝っているのか?VASLのLogが付いていたので見ると、フランスは多くの部隊をわざわざ勝利条件に関係ない森に置き、村を正面から全力攻撃されて負けていました。なんでそこ守る?やはりアーカイヴの勝率を信じてはいけません。

 
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