日本の村と戦車の強さを量りかねる
 
 今日のASLは、J159 Tropic Lightning 熱帯の稲妻。第25歩兵師団のニックネームだそうです。フィリピンに上陸された日本軍は、マニラの北部で全滅覚悟の戦いを挑んだ。アメリカは6.5ターン終了時に、全ての石造建物を支配していたら勝利です。浅いジャングルの太平洋地形です。
 守る日本は、一線級6個二線級4個分隊と、埋め込みの37ミリ軽戦車ハ号2両、47L対戦車砲1門を初期配置。そして1〜3ターンの間に、珍しい75ミリの一式砲戦車1両、47Lの一式中戦車1両、47Lの九七式中戦車4両が東から出てきますが、最初はアメリカ側に近い方からしか出せず、時間と共に広がって、3ターンには東のどこからでも出せます。また2ターンには南東から2個分隊、3ターンには南から装甲輸送車に乗った1個分隊がやって来ます。
 一方攻めるアメリカは、エリート11個一線級6個分隊と9−2指揮官に、火炎放射器1爆薬2、105ミリオープントップ1両を初期配置。そして75ミリシャーマン2両、37LLスチュアート5両が第1ターンに、ハーフトラックに乗った3個分隊が第4ターンに北から入って来ます。
 防御側初期戦車・砲数の3倍の攻撃側戦車が防御側増援より先着すると、戦力評価では防御側の戦車を0.5倍で計算していますが、今回は8対3で3倍に1両だけ足りません。そこでこれを防御側0.75倍として評価計算してみますが、それでもアメリカの予想勝率は18%です。果たして予想通りになるのか?
 子供が日本、私がアメリカです。

 日本は当然最初の村に全軍集中配置。アメリカも全軍で攻撃したいところですが、この村は正面の両脇に竹林があって、実質攻撃正面が狭くなっています。そのため全軍で攻めるには場所が不十分なので、一部で日本戦車の増援到着を阻止することにしました。
 第1ターン、アメリカは隠匿を探しながら、白燐弾も使って村の正面に近付きます。ターン後半、アメリカ戦車とバズーカが待ち構えているので、日本戦車は入って来ませんでした。そして村ではアメリカ鬼スタックが、日本の隠匿機関銃スタックに撃たれ、全員混乱の憂き目に遭います。

(下が北)

 第2ターン、アメリカ別働戦車はバズーカ隊と合流して進み、歩兵は村の内部に入り込みます。ただ石造建物の日本機関銃が強力なので、アメリカも一気に進める訳ではなく、少しずつ削っていく感じです。そしてターン後半、やはり日本戦車は侵入を見送り、白兵戦では竹林に隠れていた日本半個分隊2個が攻撃しましたが、アメリカは運良く小さな損害で撃退できました。

 第3ターン、アメリカ軍は石造建物に迫り、強まる圧力に日本軍は後ろの建物へ後退しました。しかし建物の隙間からアメリカ鬼スタックのLOSが通っており、日本軍は手痛い損害。これは日本軍、下がらずに戦い続けていた方が良かった。それ以外にも序盤には日本に良かったサイの目が、この頃にはアメリカに傾いてきて、攻撃はうまく行っている方でしょう。しかしこのターンには日本の増援もやって来て、一番奥の石造建物への道が遠くなりました。

 第4ターン、アメリカ軍は村の前半分を制圧。脇を進んでいた別動隊も村の側面攻撃に加わります。そしてターン後半では日本戦車を1両倒したものの、隠れていたタンクハンターによってスチュアートも1両倒されました。
 そして残る日本兵はまだ多く、あと2.5ターンでは、この村の石造建物を全て占領するのが精一杯でしょう。ここからアメリカが戦車を日本戦車にぶつけていき、ハーフトラックに載せた歩兵が駆けつけたとしても、村から離れた奥の石造建物まで取るのはまず無理なので、ここでアメリカ投了です。



 村の日本軍を相当素早く倒して奥まで進めないと、アメリカは勝てないでしょう。これは日本が正しく集中防御をしていたら、難しいと感じます。
 またアメリカは戦力を全部左から進めて、日本の初期戦力と増援の間に割って入り、村と奥の建物を同時に攻める作戦も考えられます。その場合奥の建物は落とせても、一部戦力を奥に取られ、さらに攻撃開始も遅れることになって、最初から攻撃してもぎりぎりだった村を落とすのが難しくなるので、やはりアメリカは負ける可能性が高いでしょう。
 そうすると今回の予想勝率は妥当だったと考えられ、過去の同様の二例でも不整合は無かったので、補正の段差を埋めるためにも、2.5倍の数の攻撃側戦車先着は、防御側戦車を0.75倍とすることにします。

 
インデックスへ