飛ばされて火に入る労働者
今日のASLは、J93 The Porechye Bridgehead ポレチエ橋頭堡。ドイツ軍がルガ河を越えて築いた橋頭堡に、ソ連はプロレタリア師団(その実は徴用された労働者)を主体とした部隊で連携の取れない反撃を行った。ソ連は、42DD5から5ヘクス以内に非混乱ドイツMMCがいなくなったら即勝利。そうでなければ8.5ターンの終了時に、2つの村のどちらかで全ての建物を支配していたら勝利です。建物は全て木造です。
守るドイツは、エリート7個一線級15個分隊と10−2指揮官に、火炎放射器2爆薬2、狐穴5、土塁3、鉄条網5、88L対空砲2門、50L対戦車砲2門、輸送ハーフトラック4台、非装甲対空車両3台を初期配置。そして第4ターンに南から、エリート6個分隊、爆薬1、75*の4号戦車2両、37ミリの35(t)1両、37Lの38(t)1両、37Lハーフトラック1両、輸送ハーフトラック7台が入って来ます。
これを攻めるソ連は、西側に一線級10個徴募兵18個分隊を初期配置。そして第2ターンには、東から一線級10個徴募兵6個分隊とコミサールが、真北から45LのT−25Sが2両、76ミリのKV−1が2両入って来ます。さらに第5ターンには一線級サブマシンガン突撃工兵10個分隊と9−2指揮官、火炎放射器2、爆薬3が南東から、第6ターンには76ミリのT−34が3両真北から入って来ます。また第5ターンから第7ターンのどこかで爆装戦闘機が2機やって来ます。指揮官のコミサールへの交換はできません。
さて戦力評価では、ソ連歩兵は攻撃側の徴募兵40%以上で質0.6倍、ドイツ88L砲は2倍計算、強力過ぎるドイツ対空火力で、ソ連の航空支援もまず不可能でしょう。するとドイツの予想勝率は134%。もしソ連が2つの村に割って入ってどちらかの村を集中攻撃できたと考え、分割防御の1.5倍を付けても、ドイツ93%と問題外のバランスです。
そこでドイツから88L砲1門、50L砲1門、4号戦車1両、火炎放射器1つ、対空車両3台全部を減らし、さらに2ターン限定の航空支援を3ターンに増やした上、気休めにしかならないバランスルールでソ連のELRを1上げました。これだけ大調整してやっと、分割防御が効けば勝率ほぼ50%ですが、効かなければやっぱりドイツ96%です。徴募兵がばらばらあちこちから攻めて、戦車も88Lに待ち伏せされているのに、果たして各個撃破なんて本当にできるのか?
子供がドイツ、私がソ連です。
ドイツは森のあちこちにスタックを配置しています。それを見たソ連「やっぱり放火するよね。こりゃ各個撃破なんて無理だ。負けたな。」
ソ連は2つに分かれたグループを統合して1つの戦線を作り、ドイツの薄そうな防衛ラインに隠ぺいを付けたまま対峙します。そしてドイツは放火し、6か所中3か所で成功。ソ連と対峙する部隊はほとんどが一歩後退しました。
第2ターン、ソ連は大規模ヒューマンウェイブ発動。森の中の薄いドイツ戦線などたやすく粉砕!なんてことが徴募兵にできる訳は無く、やっとのことでドイツ戦線に穴を空けたものの、ソ連側の被害は甚大です。ドイツはまた1か所で放火しましたが失敗し、それ以外は村に下がって守りを固めました。

(下が北)
第3ターン、ソ連はボロボロの第一波を再編しつつ、北からの戦車隊はどうせ砲が待ち受けていて死ぬだけの村を迂回します。また東からの歩兵は森が薄くて早く越えられる南端から入ったものの、広がって来た火事を避けて南からTEMの無い狭いルートで、強力そうなドイツスタックに突っ込むのは無理そうなので、林道を通って一旦北上することにしました。
ターン後半ソ連戦車は、混乱ソ連歩兵をどうにも参らせに来たドイツハーフトラックを撃破します。しかしドイツの村は火災にも守られ、さらに固くなりました。
第4ターン、ソ連歩兵はまだ森が燃えていない中央東西に集まり、ソ連戦車は南下して裏側に向かいます。そしてここでドイツ増援が到着し、防御はさらに強大に。
第5ターン、ソ連には増援が到着し、歩兵はずらりと森の端に並びます。これだけいると何か強そうに見えますが、所詮は半分が徴募兵で、しかもSWは少数の軽機関銃のみ。こいつらに何ができるというのか。

第6ターン、ソ連はT−34が入って来て、南に向かった戦車は林のドイツ車両を取り囲みます。そして歩兵は隠ぺいのまま一歩一歩進みましたが。
村の内部にはソ連戦車が入れないのですから、いくら弱いドイツ戦車でも、歩兵に対してはオーヴァーランやり放題。入り込んだソ連歩兵はバンバン消えていきます。
第7ターンには、ドイツ37Lハーフトラックを倒したソ連戦車と一緒に、増援歩兵が南から村に近付きますが、ドイツの重2中2機関銃が出てきたら、平地を進んで村にたどり着けるとは思えない。もちろん中ほどの森の歩兵も、ドイツ戦車に睨まれてもう何もできない。最後の賭けでT−34が北の村の脇をすり抜けようとしましたが、88L砲、50L砲、火炎放射器の三連攻撃を受けて全滅。ソ連負けです。

元々の状態ですら各個撃破なんてできるか怪しいのに、放火されると足掛かりも無く攻撃正面も狭くなるので、ソ連軍はこんなにたくさんいても一斉攻撃ができず、全然各個撃破になんかなりません。こんな所で放火を許しちゃだめですし、戦力バランスもひど過ぎます。全くバランスを取れないバランスルールって何のためにあるんですか?
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