ポジションスイッチについて
このポジションスイッチは簡単なのですが ウインカーリレーの電圧ドロップが大きいとうまく動きません。
改良版を一番下に追加しました。 ’08.02.02
ポジションスイッチ追加 ウインカー動作時にポジションを消灯 ’05.04.29全面改定
前の図がポジション部分だけだったので全面改定
しました。
全体の構成がわるようにしました。
また回路はLED化 兼用ですので
LED化した場合も電球同様に使えます。
これはフロントの電球がW球でポジション用ランプが
あるばあいです。
動作 (例右ウインカーONの場合)
1.ポジションスイッチをONするとD1は+12V
になります。
C1がR1を通して充電されFETのGが少しずつ
マイナスになります。
2.FETのGがSに比べて2Vマイナスになった
時点でFETがONします。
その結果ポジション灯が点灯します。
3.ウインカースイッチをONし ウインカーが点滅を
開始するとD2経由(またはD3経由)でC1の
マイナス側に+12Vが印加されます。
その結果FETのG−S間は0VとなりFETは
OFFします。その結果ポジション灯は消灯します。
次にウインカーが消灯した場合にはC1が
あるためFETのGはすぐには下がりません。
よってFETはすぐにはOFFしません。
その間に再びウインカーが点灯すれば
ポジション灯は消灯
状態を維持します。
4.ウインカー消灯後少し立つとC1のマイナス側は0Vとなり
FETが再びONしポジションが点灯します。
フロント球がシングルでポジション球がない場合です。
基本的な動作は上の図と同じですが
ポジション灯点灯時にリア側のウインカーを点灯させない
ためにD6,7を追加しています。
これによりポジション時はフロント側ウインカーのみが
点灯します。
ただしこの回路の場合ポジション時とウインカー時の
ランプの明るさは同じになります。
ポジション時の明るさを少し暗くする場合は下の回路を使用します。
チョット回路が複雑になりますがポジション時にフロント側のランプを減光する回路です。
図中の100kΩのボリュームで明るさを調整します。
この回路は高速でON/OFFを繰り返しています。
ボリュームを調整することによりONとOFFの時間を変化させます。
ON時間を長くしOFF時間を短くすると明るくなり その反対で暗くなります。
概略計算では1秒間に1000回ON/OFFを行っています。
(1秒に300回以上ON/OFFすれば人間には連続発光に見えます)
蛇足 LED化した場合
高輝度LEDの光度について
通販のカタログで高輝度LEDが載ってますが明るさについては
詳しく書いてないので書き留めておきます。
LEDの光は光軸上から上下左右に広がります(円錐状に広がります)
この角度がカタログに記載されています。
例 30°というのは光軸上から上下左右方向に15°ずつ広がることです。
(その角度で光量が1/2になる)
下の光度は同一チップ(と思われる)LEDのレンズ形状を変えて製品化したもの(と思われる)
の角度と光度の例です。
光の広がる角度が広いほど見かけ上の光度が弱くなります。
故に光度だけで判断するのは危険でしょう。
また7°品だと光軸上から見た場合は明るいでしょうが少し角度がずれると弱くなります。
ランプのレンズカットによる光の拡散とLEDの角度を放射状にする事で少しは緩和されるはずですが
実際はどうなんでしょうね〜?
誰か実験した人がいましたら教えて下さい。
7° 最大光度 14000mcd
15° 最大光度 7000mcd
20° 最大光度 4500mcd
30° 最大光度 2100mcd
’08.02.02 追加 ポジションスイッチ改良版
以前の回路だとウインカーリレーの電圧ドロップが大きいとうまく動作しない。
またウインカーリレーの電圧ドロップによって消灯時間が変化するためリレー毎にコンデンサ容量を調整する必要があった。
それに関する質問も多かったため改良版を考えました。
ウインカーリレーの電圧ドロップが3V程度あっても動作します(の筈?)
シミュレーター上では動作しているが〜未実験 誰か人柱やって〜
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シングル球用実装図です。
W球の場合はD3,4,6,7が不要となります。
それに伴い電線の引き出し方が変わります。
上の回路図を参照してください。
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