弐〇〇弐年二月一日(金)
相変わらず昨日の戦利品、ケイコ・リーの『WE
WILL ROCK YOU』ばかりをエンドレスでかけまくって一日終了。
ケイコ・リー、声域が完璧にアルトです。すごいです。俺の下限より三音ほども下まで楽に出してくれちゃってます。くそう。
つーか、QUEENの原曲と比べても低いんだよ、ケイコ・リーの方が。それってちょっとすげぇぞおい。だってQUEENのフレディ・マーキュリーは確かに声高めではあったがそれでも男なわけだし。どんなに低い音まで出せるって言ったってケイコ・リーは女なわけだし。むぅ。
そんなこんなを考えながらまったりと。
なんかねぇ、今年は雪が少ないよ。夏が心配だ。次の冬が、じゃなくて、今度の夏がね。昔からよく言われてるんだが、うちの辺りでは年明けに雪が少ないとその夏は冷夏になるんだそうで。確かにそういう法則がないとは言い切れない状況を幾度か見てきてるので、夏が心配。うん。でも暑過ぎても文句言うんだけどね。人間なんてそんなもんさね。ふっ。
弐〇〇弐年二月二日(土)
二、ばっかりの日。だからナニってわけじゃなし。
なんか本日唐突に「これじゃいかん!」と思い立ってコンポに食わせたのは何故かGARGOYLE好き勝手編集MD(爆笑)。いや、でもほら、ここ最近ね、気合足らんくなるような音ばっかループしてたから。久々にめたらぁになってみようかな、と。
しかし、甘かった。そんな根性でめたらぁを気取れるはずもなかったのだ。甘かった。
至極当然のことのように、負ける。「DESTROY」なんかでしっかり腕が反応したりはするんだが、最後まで食らいついていけない。参った。
ところが、俺の状況を見越したかのように、昼過ぎに兄貴殿から電話。いきなり「目黒のサードステージって店の場所がよく分からんのだけど、知らん?」と。俺も行ったことねぇよ、目黒。サードステージってのは『SHOXX』なんかによく広告を載せてる、インディーズ・メジャー・新品・中古すべてごちゃ混ぜのショップだったと記憶してるが、そこで兄貴殿が探したかったモノとは。
陰陽座。の、インディーズ盤の、復刻盤。
それだったら渋谷のタワレコ辺りにもあるんじゃない? と情報を撒いてみたら、渋谷の方が近いしそっち行ってみると言っておったが。
で、陰陽座。このサイトではたぶん初めて名前を出したが、メンバーのステージネームが全員ネコ絡みの名前になっているバンドで、ジャンルとしてはじゃぱめたに入るらしい。現在は公式サイト上でも音が聴けなくなってるという話だが、電話越しに兄貴殿にかけてもらったメジャーデビュー盤の音を聴いた限りでは、確かにめたらぁさんバンドだ。間違いなく。分かりやすいことこの上ないギターソロとか特にね(笑)。
と、いうことは。
兄妹そろってじゃぱめたぶーむ到来中!?
……なんか妙な図だ。片や関東某所、片や雪国で、熱くじゃぱめたを語る兄妹……嫌だ(爆笑)。
と言いつつ、実は新潟がーごさんのライヴが近いのでちょっと気にしてたり。当日券ありそうだったら行こうかなー。Jの新潟は行かないことにしたし(チケットの優先予約蹴った。会場がキライなとこだったから)、久々に壊れに行こうかしら。どうしよう。むぅ。
弐〇〇弐年二月三日(日)
この週末は、なんだかんだですれ違ってた親父殿が久々に帰還していた。ので、気疲れ。親父殿のペースとご機嫌を計り、ヤバそうな時は避けて通り、おかんと二人で溜息をつく。どうも俺は本当におかんに似ているらしい。親父殿に対して溜息つくポイントが一緒なんだもんよ。なんだかね。
本日の基本BGMは、なんと久々の下記戦利品。おかんとお出かけした某ブッ○オフにて発見したので。
いやー久しぶりにマトモに聴いたよmodern grey。vo.さんってこんなにすこーんと声抜ける人だったっけぇ? って思ってしまうくらいに久しぶり。
しかし、アルバム全体としては非常にヒマ。仕方ないか……90年代にようやく登場した、遅れてきたプログレバンドだったもんなぁ……いやでも曲のクオリティが低いからヒマなわけではなく。曲調がまったりしてるものが多いからヒマなだけで。
途中でびっくりしたのは七曲目「Initializa」。曲のアタマの入り方がやたらポップで。でも曲そのものはやっぱりまったりしてるんだよな。何故だ。テンポ遅いとかノリが悪いとかじゃないのにな(笑)。
あと、往年聴いてたシングルナンバーはちゃんと耳が覚えてた。ただ、それを超えるほどの曲がアルバムに存在しないような気が。そこだけちょっと惜しいかなぁ。
と、いうわけで。久々にめたる魂復活させたのも束の間、まったりして終わり。むぅ。
<本日の戦利品>
・modern grey『人工楽園』〔AL〕
弐〇〇弐年二月四日(月)
やはり気合が足らず、かと言って気合入れ直すのにメタル全開にしてもついていけないようじゃ意味がない。
仕方ないのでなんとなく頭をよぎった音を追っかけて、本日はTHE
TRANSFORMER『空』とDo As Infinity『DEEP FOREST』。
しかし、やっぱりどうにもまったりした曲に耳が行ってしまってどこまでもだめだめである。むぅ。
合間に、ここまでまだ一度もコンポに喰わせてなかったZIGZO『Got"S"and
dis-Star -Best of ZIGZO-』を聴いてみる。
しかしこれ、やっぱりダメだった。全部流せてしまう。かろうじて「何から何まで」と「THE
WORLD INTRODUCTION」辺りが覚えてる音と重なってちゃんと耳に入ってくれるくらいで、どう考えても足らん。つーか足らんおかげで、久しぶりにアルバム聴くぞこの野郎状態。オリジナルアルバムの方がずっといーわー……って、当たり前?
ま、なんにせよまったりと。
ほんとにエネルギー切れてんよなぁ……こんなんだと、仮に四日後のGARGOYLEのライヴ行ってもダメっぽい気がする。それともそれを逃すとほんとにダメ人間街道を邁進するしか道がなくなるか。どっちだろう……。
弐〇〇弐年二月五日(火)
そして今日もTHE TRANSFORMER『空』にてまったり。いやほんとに。エネルギー足りない。まだ。エネルギーのどの分野が足らんのかが分からんので補充も難しいのよー。足らんのってなんだろね?
いやしかしTHE TRANSFORMER、相変わらず妙にさっくり刺さってくれる音や言葉があるのが嬉しいやら痛いやら。色々とね、あるのだよ。色々。
……って、今日出かけておけば布袋のアニキのマキシ出てたんじゃーん。でもなー、あれなー、Jがレコーディング参加したのって来月発売のアルバムの方だって言うしなー。どうしよっかなー。むー。
ってな調子で音楽に立ち返ると途端に復活する辺りが謎。でも持続しないのよね。
突然話が飛ぶが、昨日のうちにタイマーかけて朝録画したスペースシャワーTVの番組で、LINKIN PARKのPV(ライヴ映像をランダムに詰め込んだもの。曲タイ忘れた)を見て。改めてvo.さんに惚れた。だって一曲のPVの中で最低でも三種類あるんだぜ、ヘアスタイル(爆笑)。短髪とー、モヒとー、坊主。素敵ー。
弐〇〇弐年二月六日(水)
突然朗々たる声でも聴きたくなったか、激久しぶりにMALICE
MIZER『merveilles』なんぞ出してみた。
Gacktの声が今と多少違うような、でも間違いなくGackt以外のナニモノでもない声で、ちょっと不思議。
しかもこれ、dr.のkamiちゃんがもういないのよね、この世には。なんか不思議だ。hideちゃんがいないのも不思議だけど。なんかね。いて当たり前っていうか「音の中にちゃんといるじゃん、なんでいないの?」って小首を傾げたくなる感じね。戯言。
そして、往年カラオケでおきょうとなめが踊る度に爆笑していた「月下の夜想曲」はやはり楽しかった。
今日はね、昼過ぎにやたらと哀しいものが。某国営放送の教育チャンネルにて。
牙様です。GARGOYLEの。またしても呼ばれたようで、出てました。
恐らくIT初心者向けと思われる番組で、嶋田久作が出てるヤツ。に。
見覚えのあるステージ衣装に普段よりちょっと悪役っぽく見えそうなメイクと、ベタな関西弁をプラスした、
コンピューター・ウィルス役。
……それってどうなのよ。いやまぁね、あの、過去の牙様の役もね、怪獣とか魔王とかそんなんだったから大差ないっちゃないかもしれないけど。しかも過去に登場した時もやっぱり、衣装が自前だったような気がするけれど。
そのくらい用意しろよ、N○K教育。いやマジで。
それに脱力した後、夜中に某ローカル番組にてJ発見。つーか今朝新聞で知ったんだが。公式サイトに情報がカケラほども載らなかった露出。謎。公式サイトが、ね。
そのインタビューにやたら滅多笑う。かなり笑う。
一番可笑しかったのは俺の間違い。昨年末に出たアルバムのタイトル、このサイト上でことごとく間違ってたことが発覚した。
誤『BLOOD MUSIK』
正『BLOOD MUZIK』
たった一文字、されど一文字。しょうがないので夜の夜中に修正修正。つーか気づけよ、俺。
弐〇〇弐年二月七日(木)
今日も今日とてまったりくってり。なにしてたっけな。BGMは昨日に引き続きGacktを所望して、『MARS』と『Rebirth』を。
この二枚ってどーにも……なんつーの、先月二十四日に書いた「俺好みのアルバムの流れ」を持ってるのは『MARS』の方なのよ。たぶんね。でも『Rebirth』の方が曲がとっ散らかってるっつーか。振り幅広げ過ぎだよアンタってくらい広くなってるからなぁ。
なので、どっちも好きは好きなんだが、どっちが好きかを考えると答えが出ないという。ちなみに、流れを無視して好きな曲の数だけ数えたら『Rebirth』の勝ちだ。何故だ(笑)。
夜中に、先月したはずの出費がムダになったことが発覚。おかんから手渡されたのは現金書留の封筒。宛名は俺の字。戻ってきたのよ。先月十五日に『BASARA』のDVD申し込んだはずのが。
原因は俺が宛名を一文字抜いてしまったことにある。ので、誰を責めるわけにもいかんのだけれど。局留の宛名だったんだが、その局名にもう一文字必要だったのね。わははー。
ま、田村由美作品のアニメ化は悪いがことごとく失敗してるしな。いや、シリーズ構成がね。
原作コミックスが、『BASARA』は二十七巻だったかな? 『巴がゆく!』も八巻まで出てるのを、前者は一回三十分のテレビ放送で一クール(三ヶ月)、後者は同じく三十分のOVA二本で済ませようったって、そりゃ無理よ。自然、話が中途半端なところで終わってくれるので、非常に腹立たしい。つーかそれを通り越して虚しくなることすらある。
ので、再度の申し込みは予約期間過ぎてることもあってできないので諦めることにして、浮いた代金でナニ買おっかなー(笑)。
弐〇〇弐年二月八日(金)
ほんとは今日は、新潟にGARGOYLEさんが来てるはずだった。見に行くつもりはかなりあった。でも気力がなかった。
ので、諦めた。そんな状態で行こうものなら、兄さんらにこてんぱんにされますがな。でも心配ではあるのよね。四人編成になって以降、音の厚みがどうなったかが正直とても心配。ま、春のアルバムと初夏のワンマンを待ちましょうか。それは行く。もうなにがなんでも行く。……とは言っても、アルバム次第でもあるかなー……まぁとりあえず静観ってことで。
本日の基礎BGMは昨日のGackt『Rebirth』を引きずっていたところから、スペースシャワーTVで録画したPVのBUGY
CRAXONEとGITANEとSORROWを見てなんとなくばかロックに走りたくなり、手近に出てたZIGZO『チェルシー』を。
つーかその前にまずPV。
やっぱりSORROWがめっちゃくちゃ気になる。流通元のダイキサウンドのサイト見てみたら、ランキング上位に食い込んでるし。今オーダーしてもだいじょぶかなぁ。だいじょぶだったら聴きたいなぁ。欲しいなぁ。映像もめちゃくちゃインパクト強い。どこぞの戦地の映像使いまくってて、従軍者も民間人も映ってて、映像の中心になってるのは銃を持ったまんま教会へ入っていく子供で。しかもその映像見ながらまったりと部屋で暖をとってる俺っていうモノがセットになってると更にシュール。現実なんてそんなもんと思いつつ、平和ボケってありがたいけどボケ過ぎたくはないよねーと思ったり。ああ、なんか支離滅裂。
あと、BUGY CRAXONEはオフィシャルサイトであれこれ試聴してみたり。個人的には最新作以外の音が少しツボからズレてるかもしれない気がした。でもうちのばかPCの音だし。音に関してのみ稚拙なのよ、うちのは。
GITANEの新曲はわりとまったり系で和んでみて。でも恋愛感が相変わらずシュールなんだよなー、純姐さん。
そして、PVに満足するとZIGZOへ行って。マキシとしては『血と汗と涙の裏側のハッピー』と『THE
WORLD INTRODUCTION』には負けるとは思ってるんだが、『チェルシー』も充分面白い。
そんな合間に、ネットで面白い情報を拾う。
ex.LUNA SEA〜FAKE?のg.INORANが、地上波のニュース番組に出る。しかも、夕方(爆笑)。
冬季オリンピックに行ってるジャンプの船木選手と仲が良くて、船木のメットのデザインをしたという経緯はだいぶ前に発覚してたが、それをネタにコメントを求められていた。なので、画面に映った時間はトータルで三分もなかっただろう。しかもその中にFAKE?のPVが二十秒あるかないか(笑)。でも、久々のINORANなのでちゃっかり見てみて。
トモダチにならそんないい顔で笑うのね、INORANさん。
と、絶句。いやほんとに笑わないからねー、普段は。笑ってる映像なんてえらく貴重だよ、この人の場合。
まあそれは置いといて。色々楽しい発言もあったけど置いといて。
ちょこっとだけ、ほんとにちょこっとだけ流れたPV。その部分だけ幾度か巻き戻しては見てみたんだが。
……ナレーションが入ってて音わかんねぇ。ニュースの方のナレーションね。なので、FAKE?の音については結局音源発売を待たないとなにも言えないことが発覚。まあいいけど。
更に、ミュージックステーションなんかも見てみて、ex.JUDY AND MARYのYUKI嬢の曲を初めてちゃんと聴く。Mean Machine的な「勢いだけならあるのよー!」っていうバカさ加減は当然薄れてるものの、彼女自身の勢いとか存在感とか、そういうものはJAMの頃から一貫してあるので、今作もなかなか好き。CD買っちゃおうかな。どうしよう。
弐〇〇弐年二月九日(土)
突然寒い。いやマジで。エアコンで自動運転でプラス三度に設定してるのに、寒い。まあそれは多分に俺の部屋がうぇるかむ隙間風だからなんだが(落涙)。
そんな本日、衝動買い。やたらと。出かける前の基本BGMはすでに記憶の彼方。帰宅後はとりあえず気になってたクリスティーナ・ミリアンへ。
毎度お馴染みお世話かけまくりのCD屋にて探しに探すも、SORROWがやっぱりなくてそれはオーダー頼むことにして。BUGY
CRAXONEは最新作がないんだけどそれより前のマキシだけどとりあえず買ってみて。他にもGARGOYLEのアルバムとJのマキシとYoujeenのマキシを予約させてもらって。問題はクリスティーナ・ミリアン。
ないのよ。洋楽コーナーの、なぜか「ポップス」と銘打たれた一角の、カ行のとこ(その店はなぜか商品整理が洋邦問わず五十音順)見ても、ない。ジャンルとしてはロックじゃない。ダンスミュージックっつーか、業界としてはR&Bとか言いたいらしいが、それがなんの略称なのかすら知らない俺にはどうでもよくて、だから分からなかったのね。結局その店ではソウルのコーナーにおりました。無事発見。なんかジャケ写が色黒の安室奈美恵みたい。
そして、新☆堂にてもう一つの戦利品、DVDを購入。念願(爆笑)。ま、これもとりあえずは置いといて。
帰宅後にコンポに食わせたクリスティーナ・ミリアン、良いです。確かに良いのです。
でもね。
アルバム全部通してると、ヒマになる曲がちらりほらり。
曲自体は良いものがそろってると思うし、ラジオでかかってて気になった「AM
to PM」と同レベルで引っかかってくれる曲も複数ある。でも、アルバムとしては足りない。なんかね、寄せ集め的な。流れに重きを置いてない感じね。
まあそれは俺の感覚の問題なのは間違いないので、仕方ない。なんせ俺の中で流れが素晴らしいアルバムって全部邦楽になっちゃうし。そこはやっぱ育った環境の違いなのかな、と。
<本日の戦利品>
・CHRISTINA MILIAN『CHRISTINA MILIAN』〔AL〕
・『VANPIRE HUNTER D』〔DVD〕
・BUGY CRAXONE『音も光も無い場所で動くことをやめた心』〔MCDS〕
弐〇〇弐年二月十日(日)
今日は親父殿が朝からお出かけだったので、おかんと気楽にケーキバイキング。けーきらぶ。おかんとたまに行くフレンチレストランで、そこんち自家製のケーキ各種が食い放題。わーい。特徴はやはりタルトやシュークリームに使われるクリームが、かじれるほど固いということだろう(笑)。でも美味いのよ。しかし、ケーキバイキングで食う数が五つって、少ない?
その後お買い物して帰宅。今日はCD屋へは寄らずにね。自粛。ちょっと昨日の出費が痛かったので。
基本BGMはずーっとクリスティーナ・ミリアン。夜中にBUGY
CRAXONE行こうかと思ってみたことはみたんだが、おりんぴっくの船木に潰された(笑)。
いやー、船木の飛型が世界一綺麗だという発言は実況アナウンサーの暴言かと思ってたんだが、空中で静止してるかのように見える辺り、あながち暴言でもないのねーと感心。じたばたと揺れ動いてしまう選手と比べたら、よっぽど綺麗ね。フォームだけなら綺麗よ。うん。結果がついてこないけど。綺麗なものを見るのは好き。あと、フィギュアのロシアのペアも綺麗だったなー。
……と、あれこれ見てるうちに気がつきゃ午前三時過ぎ。なにしてんだ俺。
弐〇〇弐年二月十一日(月)
連休で親父殿がまだいなくなってくれない上に、俺の部屋にあるプリンタを使うというので、あんまりやりたくないけど仕方なく事なかれ主義を貫いて自室から逃亡。階下で久しぶりにおかんのお手伝いなんぞしてました。
ネタはお裁縫。おかんが務める個人商店のお宅のお嬢ちゃんが、春ににゅうがくしきなので、その祝いにジャンパースカートとボレロのセットを。しかしお嬢ちゃん、なまじ出生時からちっちゃかった上に成長スピードがトロかったので、六歳にして三歳児さいず。一張羅作るのも一苦労。でも、いろんな障害を抱えつつも、これでちょうどいいくらいにおっきくなったのねぇ…と、おかんの手で適当に裁断される布地を見て思わず溜息。
手仕事の合間にちょっと休憩。『VANPIRE HUNTER D』なんぞ再生してみたりして。でも本編は見ない。長いから(笑)。
特典映像だけざざっと見てみたんだが、スタッフさんの一人の発言に「一枚絵をそのまま動かしたようなアニメ」というものがあったのが印象的。確かに劇場公開アニメーションとしてはかなりクオリティ高いしな。
ただ、やっぱりどうしても。
天野のキャラデザをそのままアニメ絵にしてる違和感だけは拭えないんだがな(泣)。
親父殿がようやくいなくなってくれた後、部屋でまったりBUGY CRAXONE『音も光も無い場所で動くことをやめた心』を聴いてみる。ダウナーになり過ぎそうだったので止めようと思った深夜一時過ぎ、おきょうからTEL。凹み電話。事情を聞いて、ああだこうだと対策を考えて、たまに馬鹿ネタも織り交ぜつつ話してたらいつの間にやら三時過ぎ。またかい。
のんびりまったりと昼まで寝る。起きてからもまったりくってり。いや、いつもそうだけどな。基本BGMはもういつからコンポに入れっ放しなんだか分からないJ『BLOOD MUZIK』。
が、夜になってスペースシャワーTVの懐かしどころ限定PV番組に爆笑する。
最初から見る気だったその番組、本日のセレクトはええと、東京少年、UP-BEAT、すかんち、THE
YELLOW MONKEY、BLANKEY JET CITY、BUCK-TICK、ZIGGY、PERSONZ、氷室京介、COMPLEX。
古いところでB-TとZIGGYの八十八年作品、一番新しいのがイエモンの九十五年作品。まともに聴いたことのなかった東京少年とBJC以外、全曲歌えた俺はナニモノ(笑)?
面白がって、その前にやってた洋楽特集番組も見てみた。ガービッジ特集。LUNA SEA関連のサイトで知り合ったお姉さん方がやたら騒いでたので見てみたんだが、なんか……曲のインパクトよりなにより、PVのインパクトがもの凄いバンドだった(笑)。うん。
夜更かしついでにオリンピック、ジャンプのラージヒル予選なんか見てたら結局また四時まで寝なかったというおまけつき。
弐〇〇弐年二月十三日(水)
今日もまったり。基本BGMは、いい加減変えてやろうと思って手にしたBUMP OF CHICKEN『ハルジオン』。……変えたつもりで変わってない気がする……。
で、昨日録画なんぞしておいたスペースシャワーTVのガービッジ特集、それを見直してみて、はたと気づく。
「THE WORLD IS NOT ENOUGH」って曲がある。しかも俺、妙に聴き覚えがある。はて?
考えること約三分。
……映画『007 THE WORLD IS NOT ENOUGH』のサントラに入ってる、テーマ曲じゃん。
どうも俺様、曲と「ガービッジ」という名前がアタマの中でまったく切り離されていたらしい。
聴き覚えあって当然。サントラ盤を、日本限定エンディング・テーマだったLUNA
SEAの「SWEETEST COMA AGAIN」目当てに入手していたからだ。そうだ、そのせいだ。納得。
話変わって夕刻。毎度お馴染みの近所の薬局へ行って、まったりとそこのお姉さんと話している最中に、とっても楽しい話が出たので全世界披露。
薬局のお姉さん曰く、血液型A型が農耕民族である、と。B型が遊牧民族で、AB型はその混血。そして、O型は狩猟民族だ、と。
俺自身はA型である。冒険したがらない性格から考えて、まあ納得はいく。結果が出るまでに時間かかっても平気だしな。
しかし、浅沼部屋住人一人ずつに当てはめて考えてみて。
納得。O型は狩りで生きるのだね。
ちなみに薬局のお姉さんがその話をどこから仕入れたか、俺は知らない(笑)。
弐〇〇弐年二月十四日(木)
チョコの日。誰かにやる予定もなければ勿論もらう予定もなかったんだが、おかんがくれた。そして二人で食った(笑)。平和な母娘よのう。
基本BGMは突如帰りたくなってLUNA SEA好き勝手編集MD。初期から末期まで好きな曲を好きなように並べたら限りなくライヴ仕様に近くなってしまったMDである。
だってねぇ、帰りたくもなるさ。河村さんがまだRYUICHIだった頃だもの(爆笑)。
でもねー、正直このまんま行ったら復活もないままなんだろうなぁ、と思うよ、このバンドは。
少なくとも、ばかロッカー街道を邁進するスピードが以前にも増して上昇してる気がするJさんの曲はもう、河村には歌えまい。そこだけ見たって、復活……できないだろうと言うよりは、してほしくねぇよ、すでに。
というわけで懐古趣味。「gravity」なんかは相変わらず好きです。はい。
弐〇〇弐年二月十五日(金)
親父殿ご帰還デー。帰宅した親父殿に渡される、ステラおばさんちのクッキーの袋。どうもおかんと俺からのばれんたいんらしい。
らしい、というのはつまり、俺の知らないところでおかんが連名にしてた、ということである。なんだかな。
しかも俺、親父殿に手渡されたそのクッキー、強奪しようかと狙ってるしな(爆笑)。なんつー娘じゃ。
BGMは今日も今日とてLUNA SEA好き勝手編集MDにて。でもまったり。
まったりな理由は簡単。月に一度の楽しくない一週間が近かったのだ。だからなのだ。
と、言ってたら夜中に来やがったよ。めんどくせぇな畜生……これさえなければ……もっとまったりした生活しちゃうんだろうなぁ(苦笑)。
弐〇〇弐年二月十六日(土)
寝る。とにかく寝る。午前二時半就寝〜午後十二時半起床〜午後一時半就寝〜午後五時起床。なんだかな。昼寝も半端じゃなく長ぇぞこの野郎。
しかも今回の楽しくない一週間は、頭痛が酷い。きつい。と、こっちが降参したって去ってくれないのが攻撃主の嫌なところ。
で、お昼寝してる最中に来たらしい郵便屋さんのお届け物の中に、あゆちゃからのデカい封筒入りのブツが。入手し損なった下記戦利品。ありがたやありがたや。
さっそくコンポに食わせたのはしかし、昼寝から起きてしばらく後。久々に飲んだ頭痛薬がようやく効いた頃になってから。まぁしょうがねぇや。
で、一聴した感想。新曲はいいんです、ラジオで幾度も聴いてますから。なんかすげぇ相変わらずな感じでね。違和感はないのよね、確かに。ほんとに七年ぶりなんだろうか、この人ら。LUNA
SEAなんて一年ソロに費やした後で戻ってきた時、すんげぇ違和感の固まりだったけどな(爆笑)。どっちがより普通なんだか分からん。謎。
問題はカップリングですな。往年のライヴテイク。
掲示板でなこしゃが「七年前のヒロはあんなに歌が下手だったんだね」と言ってたが、ヘタっつーかなんかねぇ、こう……ライヴ終盤だと思うのね、このライヴでこの曲演ったのって。想像だけど。当時のデータ出すの面倒だから正確ではないけど。で、終盤までパワーが続かなくていっぱいいっぱいになってるような感じに思えます、俺には。はい。シャウトなんかかなりヤケなんじゃないでしょうか(笑)。
個人的に一番楽しかったのは、アレです。打ち込みサウンドの欠点、テンポを曲中に変えられないという罠に、ヒロが見事にハマってしまっていることね。一人だけ時々テンポ速いんだよ(笑)。これーはー、たぶんねぇ、ほんとにライヴ終盤にやってるとしたら、かなりテンション上がってる頃合だと思うのね。で、一緒に体感テンポまで上がってしまったんじゃないかと(笑)。
生バンドだとそういう時、ドラマーがその気にさえなればテンポ上げてくれるんだけどね。シンセ主体だとそうもいかないよね。
そして気になるのはギターソロ(爆笑)。誰だよ、このサポートギター。微かにメタル臭漂うあのギターソロの正体が知りたいです、とりあえず(笑)。
そしてね、浅倉さんはやっぱり、コムロさんの弟子なのねー、と実感。カップリングに時折入るハンドクラップ系の音。TM
NETWORK「Self Control」のイントロからばしばし入るあの音とそっくりです(笑)。
しっかい……細かいところで笑うね、俺も。
<本日の戦利品> ※ありがとう、あゆちゃ!
・access『only the love survive』〔MCDS〕
弐〇〇弐年二月十七日(日)
今日は久々に家族三人でまとめてお出かけ。親父殿の単身先都市で開かれる、オペラ・ガラ・コンサートである。ガラってのがよう分からんのだか、要するにいろんなオペラの美味しいところ(主役級のアリアとか二重唱なんか)だけを拾い集めて演奏するという形式のコンサートである。
当日券で入る気でいた親父殿、当日券が発売されずに締め出しをくらってしまい、俺とおかんでまったり見てました。途中寝たし。いやー、だって綺麗なだけの歌しか歌えない人も出演者の中にはいたからさー、そういうのってヒマになるんだよねー。
行きは親父殿の車、帰りは新幹線という移動手段で、行きに劇団四季『ライオンキング』のMDかけたけど親父殿は特に反応せず。こういうのは許容範囲なのかしらね。
出発前のBGMは昨日の続きでaccessだったんだが、帰宅後は下記戦利品。先月日記に登場した「夢の雫」という曲を、CDでちゃんと聴きたかったからに他ならん。
で、その「夢の雫」は良かったんだ。アルバム中一番のお気に入り。だがしかし。
他がどうにもこうにもなりません、初期T.M.R.。もう笑うしかねぇや。わはは。「BLACK
or WHITE」なんて初期の方がキー低いしさ。
つーか西川は割と高めの声もトーンを変えずに出せるのが特徴だと俺は思ってるが、その高音域がまったくと言っていいほど出てこない(出ない出せない、じゃなくて、曲に使われないって意味ね)のがいっそ笑えます、初期作品。
というわけで、あまりに楽しくなってしまったのでしまいには「夢の雫」一曲をエンドレスリピートという始末。なんだかな。
<本日の戦利品>
・T.M.Revolution『MAKES REVOLUTION』〔AL〕
今日も今日とて昨日の戦利品から「夢の雫」一曲をエンドレスリピートしまくり。
の前に、「BLACK or WHITE」のキーなんか確認してみたりして。結果、リレコーディング版の方が見事に一音上がってます。でもそのくらいの方がむしろ、西川の声の一番おいしいところ出てる気がするのよね。
そして、「夢の雫」がどうしても「翳り」とダブって聴こえる辺り、浅倉さんは相変わらず幅が狭いのねぇ…と溜息。いやー、曲かけてる間はいいんだけど、カラオケなんかで歌詞見ないで歌ったら間違えそうだよ、これ。マジで。
夕方、おかんをお迎えに出る。書店に寄って、表紙の布袋寅泰と裏表紙のBUCK-TICKという取り合わせの濃さに大笑いしつつ『uv』買って、CD屋の前は涙を飲んで通り過ぎる。だって今月の新作ラッシュ第一弾は明日なんだよぉう。
夜、おきょうからのTEL中に面白がってRAG FAIRをかけたら、思いっきり和まれた。いいことだ。音楽を含め趣味娯楽の類というのは基本的に、人の潤いになるべきモノなのよねー、と実感。俺が潤えるのは明日の話。とりあえずBUMP OF CHICKENのアルバムとBUCK-TICKの凄まじいタイトルのマキシだ。あと、経済的に余力があるならT.M.Revolution。新作ラッシュ第一弾はそんなところかな? たぶん。
そして今日は仕入れの日。でも二枚だけ。だって給料日前なんだもん。というわけで出かける前のBGMは記憶の彼方。帰宅後は戦利品へGO。
その前に、出かける以前、ビデオのダビングをしようと階下で準備して、さぁやるぞ。とやり始めてみたら、音にすばらしくビブラートがかかってて、爆笑しつつダビング中止。ダビった分だけ見てみたら、映像にもスーパービブラート(大爆笑)。いやもう、ダビング時の再生専用にして久しい、うちで一番古株のデッキ、そろそろご臨終かねぇ。
さて。戦利品。まずはタイトルに異常に惹かれてやまなかったBUCK-TICKさん。
…………………………ナニゴト!?
かなり久しぶりなんじゃないでしょうか。系統としては「悪の華」や「Ash-ra」に非常に近いです。むっちゃくちゃかっこいいです。惚れ直していいですか、この兄さんら。
と思ったのも束の間、カップリングのリミックスが凄まじい。この人らの音は時折人知を超えてしまうのよねぇ……ま、なんにせよタイトル曲のおかげでアルバムが楽しみだぞ、と。
そしてBUMP OF CHICKEN。平積みで売られてました。凄い売れ様ね。一躍人気者ね。人気者なんだけどよわっちいところが大好き。
そうなのだ。このバンドというかメインコンポーザーのvo.さん、よわっちいのだ。
人間、強いだけの人なんていないわけで。弱いところもあって当然なんだけど、俺が好きなばかろっかーさんご一同は大体が、弱いところをありのままに歌わない人だったりする。
対してBUMP OF CHICKENのvo.さん。よわっちい。非常によわっちい。
弱いんだけど、ほんとは強くもなりたいんだけど、しょうがないじゃん、弱いんだから。って感じの曲がけっこうある。弱いとこを弱いまま歌ってで、でもそれがかっこ悪くない。強がってる姿も歌ってみたりするが、あんまりかっこよろしくないという、非常に一般市民的なタイプに思えてならない。
だからこのバンドは支持されるのかもしれないね。普通だから。あまりにも。
というわけで今回のアルバムもわりかし好きな音、好きな曲が多いんだが、トータルで聴いてると終盤ちょっとまったりするかも。でも前作よりいい感じ。
夜、またしてもおきょうからTEL。珍しくどっぷり凹んでいるようだったので、またしてもRAG FAIRで和ませてみた。成功(笑)。
<本日の戦利品>
・BUCK-TICK『極東より愛を込めて』〔MCDS〕
・BUMP OF CHICKEN『jupiter』〔AL〕
弐〇〇弐年二月二十日(水)
今日も今日とて昨日の戦利品オンパレード。前半BUMP OF CHICKEN、後半BUCK-TICKって感じで。B-Tはタイトル曲エンドレス。だってリミックス怖いんだもん(笑)。
ここにね。
此処に。自分で自分の首絞めて、結局俺がバカなだけじゃん? っていう言葉を並べてたんだけどね。
全世界公開は控えておく。
そんなこんなで自業自得のどツボにハマった挙句にBUMPなんか聴いてたら余計落ちるので、B-Tでヤケになってみたりして。八つ当たり。
弐〇〇弐年二月二十一日(木)
今日は最初のうちなにを聴いてたか忘れた。後半、ネット上某所で突如、師匠の名前をお見かけしてしまったのを機に、頑張って引っ張り出したspAedアルバム三枚オンパレード。ちなみに、引っ張り出す作業にかかった時間、約五分。どんな箪笥だ。
師匠。久方ぶりに師匠。きゃー。
正直なところspAedでもφでも、どうでもいい曲というものはアルバム一枚につき数曲ずつ存在することはする。でも師匠のギター聴ければそれだけでいいのさーと思ってニヤけてしまう自分を、もう笑う気にもなれない。壊れてるよなぁ、相変わらず。
日記のどっかに書いた覚えがあるんだが、師匠のギターというのはもしかしなくても前に出たがってしょうがない。と、思う。マジで。人の作った曲でまでおっそろしいほどかっこいいフレーズ乗せるんだぜー? 信じられん。例えばそれがギターソロだけとかだったら分かるんだ。でもこの人は明らかに違うんだ。どこでも出たがる。ほんとに。ヘタすっとvo.さんそっちのけ。まぁそれで喰われちまうようなvo.さんと組まないから面白いんだけど。アルバム三枚聴き返して、改めてそう思った。
弐〇〇弐年二月二十二日(金)
二、ばっかりの日第二弾。でも特になにもせず。仕入れもしなかったしねー。何故なら明日が、行きつけの書店・CD屋を含む我が家御用達の駅ビル内店舗の、ポイントカード二倍の日だから(笑)。
と、いうわけで日がな一日spAed。相変わらず、師匠のギターが憎たらしいほどかっこいい曲に耳が行く。そうじゃない曲にもたまにいく。でもやっぱり師匠ラヴ。
そんな合間にミュージックステーションにて布袋。新曲自体はそんなに好きじゃないんだが、なにしろこの時はバックメンバーに松井常松氏が。初めて見たよ、ナマ松井。凄いね。なにがどうというわけじゃなく。
で、明日は仕入れ。明日こそは。
弐〇〇弐年二月二十三日(土)
このところ掲示板で、なこしゃとあゆちゃと俺の三つ巴で懐かしい話がごろごろ出てきててなんとも楽しい。これだから同世代と話してると面白いんだよねー。あまりにも共通項が多くて(笑)。
で。この日記打ってる時点ではMAJESTYの話が出てるので、面白がって今日はMAJESTY『rise』を引っ張り出してみたり。
その前に下記戦利品。川村かおりがすげぇかっこいいです。日本人が歌う英詞の曲(このアルバムは全曲そうだ)が、こんなにかっこいいと思ったのは初。アルバム通して聴くと似たリズムの曲が多くて少し暇になるが、十二曲入りで三十九分というトータルタイムに惚れたのでチャラ。
で、MAJESTY。持ってたくせに長年まともに聴くことのなかったシロモノだったりする。実は俺の箪笥、そういうのも何枚も寝てんのよ。これはその一枚。
しかし、T.M.Revolutionになってからの西川の歌を散々聴いた今の俺の耳で聴くMAJESTY、非常に納得のいく音楽性でした。accessのサポートギタリストが曲作って、基本が少し嗄れた感じの声であるおがっちが歌ってると、浅倉さんの傘下から出てきた人のバンドっていう流れがすごくよく分かります。楽しいです。
しかも清水さんのギター、根底にはやっぱりaccessより更に前にやってたメタルがちゃんとあるし、その上に歌乗せてるおがっちはこの後CRAZEに一時いるわけだし。適度にロッカーさんで楽しいね、このバンド。
惜しむらくは、今の俺には申し訳ないがこの程度じゃ足りないことだ。うん、足らん。もっとイっちゃってる人たちじゃないと、どっぷりハマれるところまでは行かない。
というわけで、最後にまたSORROWに戻ってみたり。このバンドは俺の尺度では「イっちゃってる人々」。たぶん。
あ、十九日の日記に書いた、ご臨終寸前と思われたビデオデッキは親をたきつけて買い換えてもらいました。だって今現在店頭でお目にかかれない、モノラルのデッキだったのだよ(笑)。年代モノなのは想像つくでしょ。というわけで新デッキお目見え。めでたし。
<本日の戦利品>
・SORROW『Lagrimas de Maria』〔AL〕
弐〇〇弐年二月二十四日(日)
映画とBUCK-TICKとBUGY CRAXONEの日。またしても某お姉さんとでぇとだったのだ。幸せ。
ただし、朝そこそこの時間に起きる必要があり、朝起きBGMはspAedにて。でもアルバム一枚分起きなかった。だめぢゃん。
移動の車中BGMはSORROWにて。やっぱタイトル曲に勝るインパクトが、他の曲にあるようでないような。しかもずーっと聴いてるとなんかすげぇヤケになる(苦笑)。八つ当たりしたい時にはいいかも。歌詞の対訳見るとそんなことも言ってられんが。
で、昼前にお姉さんと待ち合わせて食事して、昼過ぎの回で『オーシャンズ11』を。CM見た段階で気にはなってたんだ、これ。
実際見た感想としては……そうねぇ……盗み出した金は結局、最終的に逮捕された一人を除いた十人で山分けしちまったのかい? っていう。それが分からん。まぁ分かんなくても困るもんじゃないが。強盗さんズのお仕事が始まったらわりとテンポよく話が進んで面白かった。ただ、その分ぱたぱたしてはいたけど。
映画終了後、お姉さんと映画館隣のデパートへ。いつもとは違うCD屋にて下記戦利品げっちゅー。
夕方までお姉さんとたりたりして帰宅。直後にBSの『BEAT
MOTION』でBUCK-TICKさんを拝む。
……あっちゃんが笑ってるよ。今井先生も笑ってるよ。どうした、おい(笑)。いやびっくり。しかし、わざわざスタジオを明るくしてある意味がまったくなくなるほど、全員これでもかと黒づくめ。ぶらぼぉ。でもそれで笑ってるから怖いんだけどね(笑)。
そして、演奏されてるのを初めて見た「極東より愛を込めて」。……圧巻というかなんというか。やっぱご長寿バンドだけあるわー……唯一笑ったのは今井のアップカット。いや、背中向けてる時にアップになっただけなんだけどね(笑)。
『BEAT MOTION』の前後に戦利品からBUGY CRAXONEを。気になっていた曲がやっと聴けた。それは嬉しい。期待を上回るとまでは言えないかもしれないけれど、二度と聴かなくていいものではない。それはやはり嬉しいことなのだよ。
……つーかね。今月から来月にかけてはかなりの出費が見込まれるというのに、日々戦利品を増殖させておいて大丈夫なのか、俺。
<本日の戦利品>
・Chirolyn『キミは奇跡を信じるかい?』〔MCDS〕
・BUGY CRAXONE『This is NEW SUNRISE』〔MCDS〕
弐〇〇弐年二月二十五日(月)
そして今日も箪笥の肥やしは殖えてゆく。
一応ね、そろそろマジメに仕事探さにゃならんかなぁ……なんていう思いはあるんだけれども、親が「こんなんどう?」と見せてくれた新聞の折り込み求人には「企画営業」。タウン誌のなんだけどね。営業はだめだってば。向かないから。どうやっても。無理。地元はやはり使い捨ての営業回りパートなんかが募集多くて嫌になります。
で、そんなこんなでかるーく落ちかけた精神状態でBUGY
CRAXONE『This is NEW SUNRISE』はあまりにも痛かった。BUMP
OF CHICKENもそうだが、このバンドもよわっちい。かなり。弱いが故に、自分のケツを自分で叩いて奮い立たせてるような歌詞は、ハンパじゃなく痛い。聴いてるこっちが痛い。だって俺も弱いし。なんか俺、ここ三年ほどかねぇ、弱いモノも聴けるようになってきたよ。昔は押しの強い音だけがかっこいいモノだと思っていた感があるけれども。最近弱いのも好きだ。
というわけで、SORROWを聴きながらお出かけ。そして下記戦利品げっちゅー。……明日は明日でFAKE?とSUGIZOとGITANEとHYDEが出るというのに。大丈夫なんだろうか、今月の俺。心配。
帰宅後、先に開封したのはYUKI嬢。カップリングがけっこうまったりしててちとびっくり。声の聴こえ方まで違ってるように思えるよ。このお姉ちゃん、こんなのも歌えんのかーって感じね。特に低音がかなり低いとこまで出てて。ハイトーンの元気一杯なお姉ちゃんだと思ってたからなぁ。ああ、でも喋る声は低いから、低音はそれで説明できるか。うん。
次いで、このところどっぷりハマってしまった感のあるB-T。二十世紀末のライヴ音源。二枚組の一枚目だけでもかなり濃いよ、これ……。まぁこの方々があっさりしてるようなら、俺はこんなに長い間気にかけてないんだろうけどね(笑)。
<本日の戦利品>
・BUCK-TICK『ONE LIFE, ONE DEATH CUT UP』〔AL〕
・YUKI『the end of shite』〔MCDS〕
弐〇〇弐年二月二十六日(火)
ここで、一昨日の日記に一言付け足し。親父殿が具合悪いと言うて寝ておったのよ。階下で。茶の間で。ぐてーっと。それを踏まえてご覧あれ、本日分。
おかんが今現在、半ば趣味で抱えているお裁縫。そのお手伝いを俺様はたまに命じられる。本縫いはさせられんが、しつけ糸をほどいたりとかアイロンかけたりとかそんな感じの。で、今日は裏地の印つけを命じられておったのね。
階下で新調したばかりのビデオデッキによるダビングの美しさ(いや普通だけど)に惚れ惚れしつつお裁縫。俺は場数をこなしていない分、軽く二時間ほどかかるのが当たり前。のんびりまったり作業にいそしみ、遅い昼飯を食い(っていうか起きたのが昼だし)、下記戦利品をげっちゅーすべくお出かけしたのだ。
で、帰宅。戦利品からまずはaccessをかけてみて、曲の長さに笑ってみたりして。
FAKE?もかけてみてちょっと唸ってみて。いやー、いまいちどっぷり浸かれない音でね。ちょいと。うん。
今日はおかんがコーラスの練習日で遅くなるが故に、帰りに買ってきておいた晩飯を喰える程度に腹が空くまでのんびり新作鑑賞タイム。だったのだ。
だったはずなのだ。
異変は夕方、帰宅後しばらくしてからだった。鑑賞してる間は手持ち無沙汰なのでいつもPC立ち上げてマインスイーパとか無駄にやりながら聴いてんだけど、途中から。
電磁波浴びてんのがきつくなった。おかしかった。なにかが。
仕方ないのでとりあえず午後八時頃までぱったり寝てみて。
八時半くらいに起きて晩飯(7の字のコンビニのオムカレーだったの)を用意して。自室にてまったり喰いながらaccessとFAKE?なんか聴いてて。
晩飯残したのね。入らなかったのよ。つーか、味が分からんかった。何故。
その後、やっぱり電磁波浴びてるのが妙にきついので仕方なくもう一度寝てみて。十一時前に駅に着くおかんのお迎えに行く気力もなく寝てて。結局風呂にも入らず薬飲んで寝て。
夜中。一時と三時に一度ずつ。胃の中身オートリバース。びっくり。
だってさぁ、八時半に食べたカレーの米粒が原型とどめたまま出てくんだぜー(爆笑)?
いや、笑い事じゃないが。しかも俺、ここ二年ほどは面白いことに、体調が悪くなるとまず脳貧血がくるようになってて、吐いてる間それも併発してたからまぁきっついきつい。
胃にクるというこの症状、日曜に親父殿が具合悪いと言ってたのと同じ症状らしい。というわけで原因は、親父殿の置き土産ウィルスの残る茶の間で長々とお裁縫してたことにあると見た。しかも俺の方が重症。くそう。
そんなこんなで戦利品どうこう言ってる場合じゃなかったのね。やれやれ。
<本日の戦利品> ※SUGIZOのはサントラ盤の項に入れるべきかSUGIZOのとこに入れるべきか迷う…
・access『EDGE』〔MCDS〕
・SUGIZO『Soundtrack』〔AL〕
・HYDE『SHALLOW SLEEP』〔CDS〕
・FAKE?『TASTE MAXIMUM』〔MCDS〕
弐〇〇弐年二月二十七日(水)
起き上がれなかった。朝食と昼用の弁当を自室に持ってきてもらい、ベッドの上で喰えるだけ喰うというていたらく。っていうか起き上がろうとした矢先にまた貧血起こしたし。便利っつーか分かりやすいっていう意味ではありがたいけども。
それでも、起き上がれないながらも吐き気は一応おさまってくれたので、多少は余裕も出てきてたりして。
昨日かけてたaccessとFAKE?については後日分に記すとして、BGMはaccessのままだとヒマ(二曲しかないし)だったのでSUGIZOの『Soundtrack』へ。
これ、クレジット見て怖くなったよ俺は。音楽に金かけすぎです、この映画。ミック・カーンとヤドランカ参加って半端じゃねぇよそれ。ほんっと、音に対してだけは金かけたね。実際の映画がどれほどのものかは置いといて。
タイトルが紛らわしいことこの上ないが、『Soundtrack』とはex.LUNA
SEAのg.SUGIZOの初主演映画である。昨日の戦利品はこれの、サントラ盤。サウンドトラックのサウンドトラック。面倒。しかもこれ、以前にコンピレーション・アルバムも出てるしな。かなーり面倒。これで映画そのものはこれから公開ってんだから笑うしかない。しかも全国ロードショーじゃないし。
……ほんっとーに、音にしか金かけてないんじゃなかろうか。マジ心配になってきた。
で、音そのもの。
…………………………ヒマ。
これがサントラ盤ということは、作中でアルバム収録曲がBGMに使われているということであろう? ということは、音とかけ離れたシーン、例えば人物が全力疾走してるシーンで一番まったりした曲が流れてるとか、そういうことではないのであろう?
……ってことはさぁ。こんだけまったりした曲がそろってるってことは。
映画自体もかなーりまったりしてるという意味ではなかろうか。ヒマそうだ。見なくてもいいかも。まぁSUGIZO自身はヴィジュアル自体にけっこうこだわり持ってる方だったはずだから(過去の写真とかビデオとかを見る限りではね)、そこだけは期待する価値あるかもしれんが。ストーリー的にはどうなんだろう。
映画ってものは、ストーリー展開と役者の演技力と映像制作の技術と場面にマッチした音楽のすべてが揃わないと面白くないだろう。そのくらい、見た映画の本数極少の俺でも分かる。
その意味で『Soundtrack』、音楽と映像技術にだけ偏ってそうで切ない。つまらん、とかってレベルを通り越して切ないぞ、なんか。
夜には一応階下で飯を食える程度に回復。しかし今度は微熱もち。まぁ三十七度台前半でしかないが。やれやれ。
弐〇〇弐年二月二十八日(木)
病人生活三日目。今日も今日とてSUGIZOさんの『Soundtrack』をBGMに寝腐る。ほんとに寝る。よく寝る。
熱は下がった。しかし、いまいち体熱発散がうまくいってないような妙な感覚。体内に熱が篭もってる感じ。でも体温計に影響するほどじゃなく。
今日はもう朝から平然と起き上がって階下で普通に飯食える程度に回復してた。昼も自分で用意したし。順調順調。
で、本日のBGM。今日になってこれが日本語であることが発覚。『Soundtrack』の十二曲目「Change
Your Life Style!」である。
どこぞのボーカリストさんが雄叫んでるんだよ。SUGIZOじゃない誰か。俺の知ってるヒトじゃないが。ひさよしって誰? まぁその兄さんが雄叫んでるんだよ。アルバム中唯一のハードナンバーだ。
で、その雄叫びがね。日本語だったことが発覚したのはいいんだが。
「さー今日も元気にぃー! ヘッッッドバンギングの運動ぉーっ!」
「首を上下に激しく動かしてぇーっ! ヘッッッドバンギングの運動ぉーっ!」
……ふじむらさんに送ってやろうかしら、マジで(爆笑)。
誰だよこれ考えたの。しかもこれ、映画のどこぞのシーンでBGMに入るんだろ? ……どんなシーンに使うっちゅーねん(大爆笑)。いやもう笑うしかねぇよ。
それを脇に置いといて、音そのもののお話。相変わらずのSUGIZO節全開なのは間違いない。SUGIZOの音の特徴知ってるヤツなら一発で分かるほど、どこからどう聴いてもSUGIZOだ。
でも、それだけなんだよね。それ以下じゃなくてそれ以外でもないんだけど、それ以上でもないのよ。
今まで聴いてきたSUGIZOの音、LUNA SEAも、バンド外の請負仕事も、ソロも、一通り聴いてきたはずの俺の耳には、これまでのSUGIZOと「なにもかわらない」のね。
今までの音の集大成になってるっつーか。変わり映えしなくて先が読めて、安心できて、それで終わってしまう音。
考えてみたら、LUNA SEAのデビュー当時はSUGIZOが一番テクニック的に上手かった。で、作る曲の幅や使う音の種類なんかは広がってきたとは思うが、根本が変わってない。
それはある種の美点だともちろん思うが、逆に言えばこの男、LUNA
SEAでデビューした時点である程度完成されてたんじゃなかろうか?
完成したものが変化を遂げたのは他のメンバーとの間で起きる化学変化の作用であって、実際この男のソロワークってのは変わり映えしない。初めてソロ名義で作品を発表した『DANCE
2 NOISE 004』の頃から一貫して、変わってない。
ということは。この先SUGIZOの音ってのはよほどのことがない限り、このまんまなんじゃなかろうか?
それはとってもつまらないと思うんですけど。
妙に切なさを増してしまったぱじゃまでおじゃま生活三日目。これにて二月終了。なんだかな。