弐〇〇弐年一月一日(火)
そして今日は親族各所の襲来を受け(じーちゃん家は母方一族の本家なのだ)、こっちからも一軒襲撃。「明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」と、ここまでを完璧にハモる小学生姉妹を筆頭に、構ったちびーずは合計七人。俺様ご満悦。
しかし、俺自身はもう子供ではないが故にお年玉はもらえず(当たり前)、かと言ってちびーずにあげるような稼ぎもないので、大人一同がお年玉配ってると居心地悪い(苦笑)。
ので、今年の目標は正規じゃなくてもいいから仕事を持つこと? なんか行き当たりばったりな元旦の計。ちなみに神社仏閣への参詣はしなくなって久しい。これじゃ祈っても呪っても効かんかな(笑)。
本日は移動が大人数で高齢者も多かったので(つーか俺が最年少だ)、車中BGMはなしで。代わりに、夕食の手伝いサボって立てこもった際にJの『BLOOD
MUZIK』を、初めて歌詞と照らし合わせて聴く。
……英詞に違和感(笑)。以前よりも英語っぽくなってるのはいいと思うんだが、それと日本語の区別がつかないような発音ってなに(笑)。つーかね、英語とも日本語ともつかない謎な部分が多々あるのよ。英語もね、主語や接続詞を音数の関係ではしょることがあるのは分かるんだが、「そこをはしょったらわかんねぇよ」ってツッコミ入れたくなるようなはしょり方してるとこが多いし。
まぁこの男の場合、ライヴでも発音に関してはこのくらいのレベルなのが明白なので、ライヴっぽいと思えば納得もいく。
んなこと考えながらほけーっとしてたら、おかんが具合悪いと言い出した。夜中には熱が三十八度台後半まで上がり、本人もびっくり俺もびっくり。とりあえず寝かせておいてみた。
弐〇〇弐年一月二日(水)
今日もおかんは具合が悪いと言う。熱は多少下がったものの下がりきらず、じじばばと家族親戚合わせて八人分(昼に二人自宅へ帰ったので昼食と夕食は六人分)の家事に従事する余力がなかった。ので、俺と兄貴殿で奮闘。
つーても基本的に炊事だけだけどね。
ところが。じーちゃん宅の台所は、軽度の身体障害を抱えてしまったじじばばの手にはすでに余る。大家族時代の名残の広さを誇る台所は収拾がつかない。自然、じじばばが使う部分は限られ、他はなんと、たまにしか行かないうちのおかんにとって都合がいいように、あれこれ整理されている(爆笑)。
というわけで、分からんことがあるとおかんを起こさねばならん。食材や調理道具、食器の置き場所が分からんようになる都度、結局おかんを起こすハメになる。
しかもその間、軽快に動けなくなって久しい老体をこれでもかと駆使してじじばばが台所へ様子を見に来る。
その心境は想像つくのよ。
「子供二人で大丈夫だろうか……(ハラハラ)」
……こどもっちゅーてもですね、おじーちゃんおばーちゃん。
上は二十七歳、下は二十四歳なんですけど。双方独身とは言え一人暮らし時代の最初はそれなりに家事もやったりしたんですけど。火の扱いに困るほど世間知らずじゃないんですけど(大爆笑)。
まぁそういうツッコミは母親に愚痴兼笑い話として聞かせるにとどめたが。さすがにご老体に直接言うことはせんよ。「ん、大丈夫よー、ちゃんと分かってるから。だーいじょうぶ大丈夫。うん、寒いから茶の間行っててー」と追いやるだけ(笑)。
結果、昼はうどん、夜はカレーという献立に。期せずしてえなりかずきが出演中のカレーのCM「おせちもいいけど、カレーもね」を地でいくことになってしまった正月二日目。
あ、BGMどころじゃなかったんでそこは省略。
弐〇〇弐年一月三日(木)
どうにか持ち直したおかん作の朝飯で、親が健在であることの幸せを噛み締めつつ、起きる。いや、俺ね、モノ食わんとアタマ起きないのよ。それまではまだ半分寝てるから。
そして、一日に後を追ってきていた親父殿の車と俺らが乗ってきた車に分乗して、昼過ぎにおじじ宅を出発。
雪は一般道にこそまだあったものの、高速の路面にはなくなってて、怖い思いをすることもなくひた走る。BGMはなににしてたかなぁ。忘れた。
途中寄ったパーキングで、恐るべき事態が発覚。昨年買い換えたうちの車は、片方が五人乗り普通車、もう一方が見た目軽だけど実際は普通車っていう、要するに外見内装の双方においてサイズに差があるものでして。
親父殿が単身先と自宅を行き来するのに使うのは専ら後者。運転歴の浅い俺とおかんは、まだ小型だとおっかないので前者を乗り回すことが多い。
で、親父と兄貴殿が見た目軽の方にちまっちゃくおさまり、俺とおかんは悠々とデカい方に乗ったんだが、パーキングでの親父殿の発言に、かなりびっくり。
兄貴殿、見た目軽の方だと、膝がハンドルにつっかえて運転不可能なんだそうだ。
それを聞いた俺とおかんが爆笑したのは言うまでもない(笑)。
あ、帰宅後も特になにもなく。藤原紀香の宝塚とか見てたなぁ……。
弐〇〇弐年一月四日(金)
寝た。というのは半分嘘。昼寝はしたが、朝は一応起きたのよ。兄貴殿を新幹線に乗せねばならんかったので。
なんか帰宅以降ずーっとっていうか暮れに出かける前に聴いてたJとdrug
store cowboyそのまんま聴きつつ、今日もそのまんま。
で、兄貴殿を見送って、買い物と昼飯と各方面への年始のご挨拶をまとめてやっつけた後に、寝た。
……そんだけだったのよねぇ。あ、dscのvo.さんの英語が、J以上に分からん発音であることは発覚した。っていうか自然に聴き流してたことが発覚(苦笑)。
あと、買い物ついでに毎度お世話になり通しのCD屋にてZIGZOのベスト盤を探したが品切れしてしまったらしく、つまらんので下記戦利品げっと。実はけっこう気に入ったりしてるのよね、dsc。でもまだ聴いてないどころか開封もしてないんだけど。
<本日の戦利品>
・drug store cowboy『この世の終り』〔MCDS〕
・drug store cowboy『明日の街』〔MCDS〕
弐〇〇弐年一月五日(土)
と言いつつ、打ってるのは翌六日の夜九時半。寝てたっけかな。寝てた気がするな。出かけたけど。出かけただけで終わり。
昨日の戦利品を一応聴いてみて思う。マキシに入れる曲の取り合わせが面白くないです、drug store cowboy。あんまり面白くない。展開読めちゃって。うん。修行してくれ。
基本BGMはやはりJ『BLOOD MUZIK』とdsc『Masterpeace』。
Jの方にちょいと新種の違和感。先行マキシ「Perfect
World」が浮いてる。というか、合ってないというか。なんかね、違う。曲のテンションが違うのかな、上手く言えんけども、これだけが違う。カップリングだった「Route
666」はいいんだけど。あと、「Same pain Same night」がけっこうお気に入り上位に入ってきてます。いい感じだ。
弐〇〇弐年一月六日(日)
……日付打って思い出した。おかん誕生日じゃん。それで機嫌悪かったのかー。納得。晩飯食べに出ようって言われたのを俺が面倒だからやだって言って以来、機嫌悪いんだよねー(爆笑)。いやいや迂闊だった。
とは言うものの、回りくどい言い方するおかんもおかんだ。「今日はあんたに養ってもらおうかなー」とか言うんだもん。稼ぎのない俺にどうしろと? と思うのが先だったから、誕生日だっつーのを失念したんだと思うのね、俺。
結論。ものは言い様。
今日も今日とてJとdrug store cowboyに明け暮れる。ほんとにここんとこCD変えません。何故。
合間に「利家とまつ」の初回を見て、唐沢が元服前のガキを演じている姿に愕然(笑)。さすがに無理があろうて、それは。
弐〇〇弐年一月七日(月)
ここまで来て、とうとうやってみた。
はや昨年となってしまった二週間ほど前、十二月二十六日の日記に書いた、JのアルバムのInterlude。それが、如何に必要で如何に不必要か、それを検証してみた。
やり方は簡単。オープニングとエンディングとInterludeを抜いて再生できるようにプログラムして、再生ボタンをぽちっとな。
ただし、「Perfect World」の後のInterludeだけは、「Perfect〜」のフェイドアウトに重ねて始まってしまう=Interludeに入ってもまだ「Perfect〜」の音がかすかに残っている。ので、そのInterludeだけは抜かない。抜くと「Perfect〜」がぶちっと切れてしまう(笑)。
で、だ。言わばおまけと思っていたトラックを抜いてみた結果。
…………………………むぅ。
あのー、聴けなくはないです。これでも面白いです。充分です、たぶん。
でもね。
……Interludeの後に来てたはずの曲の、イントロが引き立たん。
と、言うわけで、Jさんの思惑に見事にハメられてしまっていることが発覚。エンディングはなくてもまぁいいんだが、オープニングはないとやっぱりその後の「Die for you」のイントロが面白くないし。
結論。参った。
弐〇〇弐年一月八日(火)
寝違えた。JのInterlude有りと無しを聴き比べようかと思ってたが、それどころじゃなかった。
いやほんとに。元々持ってた肩凝りと相まって、すさまじい固まり具合。鏡で自分のナマ肩見ると、首の付け根の左側が明らかに不自然な盛り上がりを見せるほど(爆笑)。
あまりに痛いので仕方なく整骨院へ行き、「寝過ぎ」と先生に怒られる。反論できない自分を変えようと思わない辺りがミソ。
弐〇〇弐年一月九日(水)
PCに向かってると段々首が痛くなってくるので、仕方なく階下に降りて、一時期ハマっていたナンクロ雑誌の残りなんぞやりつつ(爆笑)、見るのを半ば忘れていたDVDに着手。
Gackt『Requiem et Reminiscence〜終焉と静寂〜特別編』とT.M.Revolution『0001』。
Gacktに爆笑。特に、関西弁版おまけ映像と、ディスク2枚目のアタマに来たにゃーにゃ。T.M.R.はバックステージに爆笑。バックメンバーも楽しげでなによりだ。いやほんとに。
弐〇〇弐年一月十日(木)
どうにか左まっすぐ方向は向けるようになった。が、そこまで行くと一応痛い。そこから先は確実に痛い。ので無理できず。
今日も今日とてナンクロやりつつ階下でライヴビデオ鑑賞。
昨日に引き続きT.M.Revolutionの、生中継された横浜スタジアムライヴを。DVDの細切れがなんとなく嫌だったので。あと、上領さんを堪能するべく(笑)。
自室では相変わらずJ『BLOOD MUZIK』エンドレス。でもいい加減飽きてきたっぽい。T.M.R.のライヴでちょっと気に入った曲があったんだが、あれってば俺、CDで持ってんだろうか。不明。そこら辺が、T.M.R.のアルバムの好みに偏りがある証拠。なんだかな。
久方ぶりの晩飯当番。しかし、昨夜遅くに突如紅い髪のお兄さんご来襲なため、クソ重たい腰を引きずっての買い出しとなる。地獄。しかーししかーし、ものはついでとばかりに下記戦利品をげっとするのは忘れないという。ふっふっふ。
そんでも、全曲知ってる戦利品には手をつけず、BGMは終始T.M.Revolution好き勝手編集MDとT.M.R.-eにて。後者はMDに落としてないのよー。アルバムそのものの流れを壊すと面白くなさそうでね。
昨日気に入ったと書いたライヴ映像でしか知らない曲、「夢の雫」でした。初期の曲なのね。手近なCD屋に初期のアルバムなんて置いてねぇよちくしょう。新☆堂ですら置いてねぇんだぜー、うちの地元。てか新☆堂、小さいんだよ。大学の時住んでた南東北某所の新☆堂の半分もねぇでやんの。つまらん。
<本日の戦利品>
・ZIGZO『Got"S"and dis-Star -Best of ZIGZO-』〔AL〕
弐〇〇弐年一月十二日(土)
今日もT.M.R.-eにて一日まったり。
やっとJさんから離れられそうです。ええ。長かったな、今回のハマり具合は……とか言いつつ、聞きそびれてたラジオ録音したテープ、ようやく聞いて爆笑してたりとか。ええ、先月ラジオ出まくりだったJさんの出演した番組ですわ、いずれも。それも、どっちも人に頼んで録ってもらったというシロモノ。西川&Jがテンションおかしくて楽しかったわ。録ってくれたあゆちゃに感謝。
……あとはなんにもなし。首はようやく回るようになってきたものの、今日はひたすら眠くて(紅い髪のお兄さんのせいと思われる)たりたりしてたし。
明日と明後日はお出かけなのだ。眠いのだ。寝るのだ。
弐〇〇弐年一月十三日(日)
今日も今日とてT.M.R.-e『Suite Season』だ。そしてまったり。ほんとにまったり。くってり。お昼寝もしたし。堂本兄弟も見たし。まーっっったり。
相変わらずZIGZOのベスト盤を聴く気にならない。だーって選曲つまんなさそうなんだもーん。と、聴かないうちから言えてしまう程度にはZIGZOの音を聴いてきたつもり。
その裏で、なんと今度はSIAM SHADE解散の報を知る。またかよ。またって言うか、彼らの場合は初解散なわけだがな、もちろん。
ほんっとに聴けるバンドから順に消えていくなぁ。
この上はCRAZEとSADSに賭けるか。あと、忘れるわけにいかないBUCK-TICK。その辺まで消えたら俺、マジで生きていけなくなるかもしれない。
バンドじゃないとこで言うと、とうとう布袋のアニキのソロ音源に着手せざるを得ないようよ、俺様。だって三月に出るアルバム、Jが参加してるって言うし。
あとは二月に初音源予定のFAKE?ね。クエスチョン・マークも入れないといけないらしい。ex.OBLIVION
DUSTのvo.ケンとex.LUNA SEAのINORANが組むというヤツ。仲いいって話は聴いてたが、一緒にやるのか、そうか。
一緒にと言えば、昨日聴いてた西川のラジオのテープ、西川とJが散々「一緒にやろうよ」とメールで言い合ってたという話が出てたが、この二人のペアが実現してしまった場合、あのー……身長差がなかなか楽しいことになるかな、と(笑)。音的にハマるかハマらんかはこの場合に限り二の次だ(苦笑)。
……結局FIRE WIREチームとex.LUNA SEA組から逃れられないのかね、今年も。LUNA
SEAなんて終わってからもう丸一年経ったのにね。ふぅ。
弐〇〇弐年一月十四日(月)
今日はお出かけwithおかん。うちの県庁所在地では毎年この時期に、新春三大展と称して某有名(たぶんね)デパート三軒がほぼ同時に美術展覧会を開催するので、それを全部見て回るべく。
人出は凄かった。かなり凄かった。ただでさえ成人式、そして寒中とは思えないほどの陽気と港町にあるまじき風の無さ。そりゃ人出が少ない方が異常だ。
移動中は久しぶりにBUMP OF CHICKENの好き勝手編集MDなんか聴いてみたりしてたんだが、三つ全部見終わった後に下記戦利品を仕入れるため、おかんと一旦別れて某有名(たぶん)インディーズショップへ。ふっ……ぬぅききのビデオなんか出てるたぁ知らなかったぜ……どうも俺様、だいぶインディーズ事情には疎くなってきている模様。そりゃそうだよな。昔ほど熱心じゃねぇもん、今。
で、帰宅後は戦利品の中からまず、恐る恐るぬぅききのパッケージを開けてみる。なんせ前作が前作だからね。詳細は昨年七月八日の日記に書いてあるのでそっち参照。ほんとに怖かったもん(笑)。
そんな感じで怖がりつつ開けてみたパッケージには、なんの注意書きもなくとりあえず安堵。しかし油断はできんと怯えつつCDをコンポに叩き込んで、いざ再生。
大丈夫だった。ふぅ。
よくよく聴いてみればぬぅききというユニットだかバンドだかようわからんこの集団は、本当の意味で歌に重きを置かない。非常に面白い。
過去、けっこうな数のミュージシャンが実験などと称してvo.に重きを置かない=バッキングとvo.の関係や比重を変えたタイプの音作り、に挑んだはずだ。俺が知ってるだけでも数える気にならんくらいの数はいたはずだ。でもやっぱりみんな、歌詞と歌と声とメロディに比重が偏っちゃうんだよね。それは多分にミキシングのせいでもあるんじゃないかと思うが。
対してぬぅきき。ミキシングもマスタリングもふるふるが自宅でやってる模様。クレジット見る限りではそうとしか思えん。
……だからなんだろうな。ほんっとーに、歌に偏ってない。歌もまた、気持ち悪い音を構成する一要素として存在してる感じ。歌詞や歌や声も重要ではあるんだけど、それだけが重要なんじゃなくて、あくまでも一要素の域を出てないような。
あ、今作は今作で音はやっぱり気持ち悪いです(爆笑)。でも前作ほど悪辣な周波数帯ではないらしい。一応マトモに聴ける。
それでもやっぱり、曲覚えてライヴで騒げるタイプじゃないね。この人らのライヴパフォーマンスはGuniw
Tools以上に謎。見てみたい気がしないわけじゃないが、いっぺん足踏み入れたら戻って来られなさそうで怖い気もする(笑)。
あと、公式サイト見てみたらライヴ会場売り限定云々と書かれていたおまけが、何故かついてて。……これは要するに、新作のジャケットと合わせてペーパークラフトをやれてしまうということか。でも、やったらジャケットはジャケットじゃなくなってしまうんじゃないのか? そうしたらCDはどこに仕舞えばいいんだ? 組立説明書(…笑)をもう一度熟読する元気がちょいとないので分からんが、もしそうだったらどうしよう(笑)。
晩飯と前後して、今度はS.Q.F.に行ってみる。引っかかってくる音はあるんだよ。音楽として楽しむのであれば、まちがいなくぬぅききの上を行くインパクトはあるんだが、残念ながらエネルギー切れ。考える力がなくなってるので思考が感覚に追いつかず。仕方ないので分析はまた後日。
そして、戦利品をげっとした店の、毎年恒例新年ご挨拶メッセージ集(いろんなインディーズバンドのメッセージかき集めたやつ)をおまけにつけてもらえたので、それに入ってたGARGOYLEのコメントに喜ぶ。FCに入ってない俺にとっては、与太郎さん脱退後初の公式コメントだからねぇ。年齢のわりにムダに高いテンションが嬉しいよ。
Jのツアーで使われる県内の会場が、俺の中で音響的に最下位のとこなので、そっちをとっとと捨てちまって二月のGARGOYLE行っちゃおうかなーとか思案中。昨日「ex.LUNA
SEA組から逃れられんのか……」と呟いてたのが嘘のように、浮気しかかってます(爆笑)。
<本日の戦利品>
・S.Q.F.『群青の獣性 -ultramarine animality-』〔MAL〕
・kyo『kyo in "Sha-la-ra"』〔V〕
・D'ERLANGER『禁断の扉 abstinence's door』〔DVD〕
・Nookicky『VV CLOUDY POP BOOK』〔V〕
・Nookicky『RIGID INK POOL』〔MAL〕
で、今日は昨日の戦利品オンパレード……にはしなかったんだな、珍しく。いつもなら、これだけの数の戦利品があればまず間違いなく吟味に入ってるんだが。まあいいや。
基本BGMはdrug store cowboy『Masterpeace』だった気がするが、いい加減どうでもよくなってきてる部分もあり。
あとは、D'ERLANGERのDVD見て「……若い……一郎氏が細い……」と唸ってみたり、色々。chicochairも聴いてみたなぁ。
というのも、久々に未整理の戦利品だけでも追加しようとファイルいじくってたせいなんだけれども。
結果的に昨日の戦利品まで全部追加したら、四十タイトルも未整理のまま放置してましたわ。いやびっくり。
この後更に、それを各段に整理するという作業が待っているわけで。いい加減Not
Foundになるページくらいは作らないといけないかしら。
っていうかそれ以前の問題として、リアル界の箪笥がでんじゃーです。マジで。入りきらないCDの数が軽く五十枚を超えてそうです。どうしましょ。
一度、CDを全部ダンボール箱に非難させて、箪笥壊して新しくラック用意しないといけないかもしれない、と考え始めた寒中のある日。
話は違うが、べつに問い合わせをしたわけでもないのに、発足したばかりのJのFC入会のご案内が来た。まあアンケート出したことあるせいで住所氏名はバレてるから、疑問ではないんだけれども。
問題は、FC入会と一緒に案内されてる、三月末からのJのツアー。の、チケット予約の話なんですけれども。
最初は行く気でいたんだよ。間違いなく。Jだし。行かない理由がないから行くつもりだったんだが、だがしかし。
会場、最悪。あ、新潟限定ね。念の為。
フェイズってどおよ。よりによって。あの音響最悪のフェイズ。何故。
とは言っても、新潟にはスタンディングのデカい会場というものがない。フェイズの上はホールばかりだし、それを超えればアリーナクラスと野外しかない。
他の地域が全部スタンディングのデカいとこ(主にZeppだ)だから、新潟だけホールってのもやり辛いんだろうし、かと言ってフェイズより下のキャパだと余計やり辛いんだろうし。
しょうがないんだろうと想像はつく。が、嫌なもんは嫌だ。
なにしろフェイズは、ジャンクボックスで幾度GARGOYLEを見ても壊れなかった俺の耳を、同じGARGOYLEで初めて壊してくれた会場だ。音悪いんだよーほんとに。泣けてくるくらい音悪い。そもそもが多目的ホールというヤツで、音楽向きにできてないんだから仕方ないんだろうが、それにしても悪い。
あと、たしか四年ほど前だったと思うが、新潟のローカルテレビ主催(だった気がする)のイベントライヴで、一番手のバンドが終わるや否やPA卓がイカレるという珍事も経験してるしな、俺。
そんなこんなが折り重なって、フェイズにはいい印象が無い。ので、行く気が失せた。関東一円の友達がどうするかによって考えましょうかねぇ……あとは東京だけまだ会場も日程も発表されてないから、東京の場所が良ければそっちにしようかなぁ、とか色々考えてみてる。
……やっぱりex.LUNA SEA組からは逃れられないらしい。
昨日、突如思い立ったライヴレポの整理&アップ、今日でとりあえず終了。次は箪笥〜と思っても、まずリアル界の箪笥をどうにかしないとお話になりそうにない。リアル界の箪笥をどうにかするためには、室内に可能な限りのスペースを作らねばならない。そのためには雑誌とビデオテープの山をどこかへ追い出さなければならない。
…………………………無理。(終了)
というわけで、本日も相変わらずまったりくってりと。基本BGMは柏木広樹『I'm here』にて。なんとなくね。まったり。
そうそう、昨日ね、出かけたついでに振込みを三種ほどやってきたのだよ。結局ショップで見つけることができぬまま年を越したSTRAY
PIG VANGUARD.のアルバムとか、同じくショップで見かけないex.Guniw
Toolsのあさきちのソロユニット(なのか?)AGE of
PUNKのアルバムとか、通販限定のBASARAのDVDとか(笑)。
いや、だってBASARAには亡き塩沢兼人が出てたのよーしかも俺の大好きな青い人こと揚羽さん役で。というわけで、出費出費。
そんな中、二十三日発売のアイテムのチェックを怠っていることに気づく。いろいろあった気がするんだよな、確か。なんだっけ。なにかあったんだが(笑)。春までにはBUMP OF CHICKENのアルバムなんつーもんもあったはずだしー春にはGARGOYLEのアルバムが来るしー、ちょこちょこと色々出てくるのね、それでも。今年も一応聴くものにはそれなりに困らずに暮らせるのかしらねぇ。
今日は合間に懐かしいものを引っ張り出してたよ。色々と。昔録音したローカルFMのテープとか(爆笑)。もうかなーりみよみよいってるヤツもあったりして、聴くの怖いんだけど、でも聴いて爆笑。そんな日。
今日も雪じゃなくて雨だったんだよー。寒いのキライだけど冬らしさは好きなので、雪、かんばぁっく。(←ぜいたく)
弐〇〇弐年一月十七日(木)
今日も今日とて懐かしのラジオテープを聴いてみたり。某お姉さんから頂いた、県内じゃ聴けないFM局の懐かしの番組とか。
基本BGMは昨日と同じく柏木広樹氏。次いでdrug
store cowboy『Masterpeace』、更にJ『BLOOD MUZIK』。いい加減にこのループから抜け出す道を見つけたい今日この頃。
で、夕刻、Jがナマ出演したラジオに笑う。いや、J相変わらずだなーって。そんだけなんですけど。
なんかね、ほんとにね、どっぷり浸かれる音が欲しいよ。最近足らんわ、マジで。
弐〇〇弐年一月十八日(金)
なぁんにもなかったなぁ……なにしてたろ。BGMは相も変わらずdscだったりJだったりなんか色々と。
ほんっとにね、音が足らん。マジ。昨日書いたばっかだが、音が足らん。
聴ける音を持ってる、問答無用でそういう音を出せるバンドから順に消えていくし、消えられちゃうとそれまでに俺が集めた音しか残らないわけで。それでは物足りなくなる日っていうのがこれまた問答無用で来るわけで。
そうなっちゃったらさぁ大変。他を当たらねばなりません。
でもここ三年ほど、当たれど当たれどハズレ率が異常に高い。一九九六年頃は当たりが多かったなぁ…(遠い目)。
問答無用で当たりになってくれたZIGZO、解散。これまた問答無用黙りやがれこの野郎と出てきてくれたYoujeenも、そのパワーはさすがに永続はせず。
困ったねぇ、ほんとに。
そうそう、今日も懐かしラジオのテープ聴いてたんだけど、ひっさしぶりにLaputaの「硝子の肖像」を聴いて、大学時代にはこれのサビ最初の「♪硝子張りの〜」の「ガ」が、鼻濁音になろうとしてなり損なってるのに気づいて、おきょうと二人で大笑いしてたっけねぇ〜っていうこととか思い出したり。
ちなみに、これのおかげでLaputaのvo.aki氏はこれ以降、俺とおきょうの間で「(ン)ガラス」の人と呼ばれた。懐かしや懐かしや。
弐〇〇弐年一月十九日(土)
今日もまたずいぶんまったりくってり過ごしておりました。BGMはまたしてもdrug store cowboy『Masterpeace』。
ここのvo.さん、言葉の使い方と発音がそれぞれちょっとずつ楽しい。
使い方としては、時折けっこう難しい単語が出てくるのに、その直後にそこら辺の兄ちゃんらと同じノリの言葉が入ったり。もし本人がまったく意識せずにそういう並べ方をしてるとしたら、割と楽しい人材だと思う。難しい単語を頑張って頑張って意図的に入れてるならダメだが。
そして発音。俺的にOKな範疇には入らない。それは間違いない。だがしかし。
英語がね、じゃぱにーず・いんぐりっしゅではないんだけど、英語にも聴こえないのだ(笑)。
それって実は珍しくもなんともないんだよね。そりゃわかってんだけど。でも楽しい。
三日後には復活accessとかSEX MACHINEGUNSの新譜が出るから、それまでの辛抱かなぁ……でもなぁ……どっぷり浸かれるとこまで行かないような気がしてならないんだよなぁ……どうしてくれよう、俺の耳。
弐〇〇弐年一月二十日(日)
音の心配してる場合じゃなかった。倒れた。この俺様が。びっくり。
そもそも、いつものごとく夜更かしさんだったにも関わらず朝九時起床ってのがおかしかったんだ。その時点ですでになにかがおかしかった。
案の定、起床から三十分と経たないうちにトイレにこもるハメに。面白いほどに腹が下る。わはははは。
そして、階下で朝飯の支度をする両親にそのことを報告した後、ちょいと目が回っておかしかったのでもう一度ベッドに入ってみて。
その頃から全身トリハダ。なにをぉう? と驚いて体温を計ってみるも、この時点では三十六度六分とまぁ通常レベル。しかーし。
三十分経たないうちに三十七度四分まで上昇。その変動っぷりがいっそ笑えるほどに一気に体調不良の波が押し寄せた。
一応朝飯を食うつもりはあったので階下に降りてみるも、脳貧血を起こしかけてあえなく挫折。おかんのオムレツ好きなのに二口くらい箸で突付いた程度。むー。
まぁどうにか胃袋に物を入れたことは入れたので、薬を飲んでさぁ寝るぞ。
その後、昼も夜も階下に降りる度に軽い脳貧血を起こしてはぱったりと倒れることを繰り返し、合間にトイレ。
それでもこの日はまだ、夜半を過ぎても三十七度台だったのだ。まあだいじょぶかなーと思ってたのだ。
……甘かったがな。
こんな状況下でとてもじゃないがJとかdrug store
cowboyとか聴いてる場合じゃない、つーかこんな状況下でもきっとアタマ(というかむしろ首)は反応してしまいそうなので仕方なくBGMは柏木広樹『I'm
here』にチェンジ。
通販でオーダーしておいた下記戦利品も届いたんだが、それどころじゃなかったというか、それどころでもいいんだけど頑張って自粛したというか。結果的に自粛して正解だとは思うがな。だってex.GuniwToolsのあさきだし、これ。
<本日の戦利品>
・AGE of PUNK『ABSOLUTE MUSIC』〔AL〕
弐〇〇弐年一月二十一日(月)
明けてぶっ倒れ二日目。朝、ラジオ体操より早く起きる。ナニゴト。
そして、起き上がるより前に基礎体温を計ってみる。
…………………………さんじゅうはちどにぶ。
三十八度の大台を超えたのは、実に九年ぶり。びっくり。いやはや。
この日も階下に降りる度に脳貧血気味になり、さすがに参る。そう言えば俺、血圧の上と下の幅が狭い人でした。理屈は知らんが、幅が狭いと立ちくらみを起こしやすいのだと医者に言われたことがある。通常の状態ですらそうなんだから、体調悪かったら拍車かかるわなーと妙なことに納得。
親父殿は昨日のうちに単身先へとっとと戻っており、おかんも仕事に行かねばならぬので、仕方なくおにぎりなんぞ作って薬と一緒に部屋に置いてってもらう。おかげで昼飯を食いに階下へ降りて一人で倒れてるということはなくて済んだ。
そうなのだ。べつに俺様、コドモじゃないので、一人で医者に行くことくらい平気でできるのだ。タクシー呼んで着替えだけどうにか頑張って、かかりつけの医者へ行けばいいのだ。
ただ、途中で貧血起こしてタクシーの運ちゃんに迷惑かけたらシャレにもならん、と考えてしまって思いとどまってたのだ。
だってさぁ、一度倒れると傍迷惑なんだもん、俺の図体。というわけで市販の薬を数種類飲み合わせて凌ぐ。
しかし。昼には一応三十七度台半ばまで下がってくれた体温が、夜半には再度三十八度台をマーク。参った。
BGMは今日も柏木さんにて。まったりできていいのよ。
弐〇〇弐年一月二十二日(火)
病み人生活三日目。昨夜最後に計った時には三十八度四分をマークした体温が、三十七度台に下がった。
変化は他にもちらほらと。最初に出た症状である下痢はだいぶおさまったが、今度は喉の腫れが出現。しかし喉に出てしまえば熱があっても案外楽なもので、眩暈と併発する吐き気もほぼなくなった。
腹の中が整腸剤のせいでガスでパンパンになっており、食欲があっても食える量は少ない。が、それでも脳貧血のせいで食ってる最中に倒れてた昨日までとは、明らかに食える量のケタが違う。まぁそれでも常の三分の二ほどだが。
そんなこんなでようやく小康状態。夕方にはやっと平熱、三十六度三分をマーク。やれやれ。
ほんとは、今日出かけておけばaccessやSEX
MACHINEGUNSの新譜があるはずだったのに、お出かけどころではなく。
今日も通販でオーダーしてた下記戦利品が来たものの、それも一応まだ自粛。
……ヒマ。
<本日の戦利品>
・STRAY PIG VANGUARD.『トラッシュNo.1』〔AL〕
弐〇〇弐年一月二十三日(水)
朝、三十六度一分。昼、三十六度。以降検温記録なし。おしまい。
いや、風邪がね。おしまい。たぶん。もういい加減大丈夫だろうこの野郎てこずらせやがってからに(怒)。
つーか体調管理にこれと言ってそれまでと変化のなかった俺様生活に、ナニユエあんなものが飛び込んできたのかがそもそも謎だがまぁよかろう。
つーわけで病み人日記はこれにて終了。まだノドが微妙に腫れてるのとかるーい頭痛は残ってるが、こんなもん大したこっちゃねぇ。ので無視。
おかんを使っていつものCD屋へaccessの新譜の取り置きを頼むも、品切れしたと言われた。どうしましょうかね。まぁいずれ中古で出たりとかもするんでしょうけど。
っていうかそもそも、accessにハマってた往年ほどの情熱はない(正確に言うとその情熱の大半が他のミュージシャンへと分配された)ので、わりとどうでも良かったりもするのよね。ふーんだ。(←でもやっぱりちょっと悔しいらしい)
つーわけで明日からは聴くよーまずは戦利品二枚。アタマ振れるといいな。特にAGE
of PUNK。
というわけで、病み人日記の友だった柏木さんの『I'm
here』は今夜でひとまずさようなら。俺はロックな人(笑)に戻ります。
病み人じゃなくなったとは言え、久々にちっちゃくなってしまった胃袋のサイズがなかなか戻ってくれず、食欲はそこそこあるのに量が入らない。ので、いまいちパワーに欠けてしまう。むぅ。
とか言いつつ、今日こそは自粛した戦利品に手をつけた。まずはあさきちof
PUNK(違うって)。
なんか……ああ、こいつもGuniw Toolsだったのねーっていう感じね。しっかりと後味が残る。ぐにう=ふるふるという図式はどうしても頭から離れないのよ。あさきちはおまけーって感じが。でも、JAKEがいなくなった後のぐにうは間違いなくあさきちカラーも持っていたのね。それがAGE
of PUNKでやっと分かった。
でも全体の印象は今ひとつ。中盤にまったりナンバーが続き過ぎ。一曲目とラストナンバーのインパクトはいい感じなんだが(笑)。特にラストは「ああ、やっと俺の知ってるあさきちが来たよー!」って感じね。やっぱコレがないと、この人は。
次いでSTRAY PIG VANGUARD.。こちらは前にマキシを聴いていたものの、それもあんまりインパクト強くなかったので初聴き同然。で、印象はというと……こちらも今ひとつ。なんかね、足らん。しかもナニが足らんのかよく分からん。困った。
曲調はあれこれそろってて、時々引っかかってくる曲もちゃんとあって。でもそこまで。ナニが足らんのかねぇ……。
と、二枚聴いたところでJ『BLOOD MUZIK』に立ち返ってみて発覚。
俺ねぇ、アルバム通して起承転結あるっつーか、山有り谷有り崖っぷち有り平坦地有り春有り夏有り秋なくて冬有りみたいな、そういう怒涛の勢いで聴けるアルバムが好きらしいよ。って、この表現で分かる人いるのか(笑)。
あのー、途中でヒマにならないための条件として、曲調(もっと言うとリズムパターンとかテンポとかコード進行とか音色とか要するに全要素)がバラエティに富んでることが必須。でも、散らかりすぎてても面白くないんだよきっと。アルバムっていう括りの、その範囲ギリギリまで広がってるようなのが好きなんだ、きっと。
だから、その条件さえ満たしていれば、多少ヘタなヤツでもアルバムは好きになる。でも曲の細かいとこが嫌いとかな(笑)。逆に、その条件満たしてないと、どんなに好きなミュージシャンのアルバムでもケチつける、と。
だからだな、TM NETWORKの『CAROL』がいまだに自分の中で名盤に位置してるの。そのせいだわ。うん。納得。
弐〇〇弐年一月二十五日(金)
というわけで今日も今日とてJ『BLOOD MUZIK』。でもまったりと。相変わらず胃袋がちっちゃめなので、ほんとにパワー不足。食えん……。
で、実は明日がねー、お出かけなのよー。遠方へ。関東へ。海辺へ。昨年はとうとう見に行けなかったミュージカルを見に、withおかんで朝からお出かけ。そして帰るのは明後日の夜。
……つーか、朝起きられんのか、俺! いや、起きられなくても起こされるのは間違いないが(苦笑)。
弐〇〇弐年一月二十六日(土)
怒涛。いやほんとに。朝六時起床、七時台の新幹線に乗って朝九時前に東京・上野着。
開館前の国立博物館へ行って、開館と同時に平成館でまずは『時を超えて語るもの
-史料と美術の名宝-』を見る。日本刀とか鎧兜とかっていうモノが揃ってる光景だけで幸せになる俺様(笑)。その後、同じ国立博物館内の表慶館で、タイトル忘れたけど日本の伝統工芸作品の展示も見て。
続いて東京藝術大学美術館にて『平山郁夫 金興洙 二人展』を見る。平山さんの絵はこれまでにも幾度も見てるが、点数揃ってるのは珍しいのでちょっと嬉しかったり。金さんの方は、具象画と抽象画が必ずと言っていいほど同居してて、なかなか面白かった。大体の画家はどっちかに偏るからね。
その時点で昼近かったので上野公園内の精養軒でご飯。その後、同じく上野公園内のぼたん苑を覗いてから上野駅へリターン。図録がすでにけっこうな重さだったため、コインロッカーに荷物を叩き込んで、今度は一路日本橋へ。
その日本橋、高島屋にて『広重と歩く 東海道五十三次展』を覗く。ちょうどイベントタイムで、落語家がなんかやってるところに入っていったものの、もう終盤だったのよ。ちょっと残念。
そこから上野へ再び戻って、ようやくホテルへ。チェックインが四時からだったんだよー……で、ホテルに荷物を放り込むや、またすぐに出発して今度は浜マッチョ。嘘。浜松町。目的は劇団四季の『ライオンキング』。
なんと二年弱ぶりのミュージカル。しかも初の劇団四季。今まではほとんど東宝制作のミュージカルだったからね。『レ・ミゼラブル』とか『エリザベート』とか。
で、『ライオンキング』。可笑しかったです(笑)。よく広告に「息が止まるほどの感動」というコピーを使ってる作品だが、確かに息止まる瞬間はあったよ。ただ、感動っていうよりは楽しくて(笑)。
作品としてはすごくよく出来てると思うし、四季のレベルの高さも実感できる作品だと思うのよ。ただね、ストーリー展開だけがちょっとなー……一幕の終盤までが子役の出番なんだが、そこまでは子供ライオンの成長に重点を置いた展開なのよ。大人には些細なことでも子供にはすごく大きかったりする、そういうことがよく表現できてる代わりに、ストーリーの進み具合そのものは遅めというパターン。なら後半もそうしてくれって感じなんだが、二幕は一幕の遅さと打って変わって速い速い。一番凄まじいシーンになるはずの決闘の場面なんて、ばたばたしてるうちに終わっちゃった感じね。惜しかったな。
ま、見てる間に幾人かの役者さんが俺的お気に入りに追加されたので、よしとしようか。子役の子が良かったなー。ガキのくせにちゃんとタップっぽいステップ踏めたりして。あと、悪役一号さんがむっちゃ男前で。それから、ヒヒだという呪術師さんがね、女性なんだけどね、キャストのすっぴん写真が略歴と一緒にパンフに載っててそれだとけっこう美人さんなんだけどね……メイクが凄まじくてね(笑)。原型とどめてねぇよ(笑)。いい感じいい感じ。
あとはねー、ステージがそんなに広くないのね。奥行きはあるんだけど幅がない。その状況で、話の舞台であるアフリカの大平原を表現しなきゃいけないわけだから、舞台装置の使い方と役者の配置の仕方は凄いものがあったよ、やっぱり。ヘタすっと客席まで全面的に使うんだもん。ちょっとびっくりしたけど楽しかった。
関係ないが、オケにギターが入った瞬間、オケピットの中までは見えない席だったにも関わらず身を乗り出してしまったのは俺様です。さすが俺。(←違うだろ)
と、ここまでが強行スケジュールの一日目。いやーすげーわ。
ちなみにBGMは行きの新幹線車内のみdrug store cowboy『Masterpeace』。でも寝てたのよ……。
あと、ホテルに戻ってからPOP JAMでSEX MACHINEGUNSを見てご満悦。そして、ここで初めて見たRAG
FAIRというグループ。の、真ん中のお兄さんがやたら吉井ろびん氏に雰囲気似てて笑ったりとかね。久しぶりに真矢がドラム叩いてる姿を見て楽しんだりね。色々。
弐〇〇弐年一月二十七日(日)
明けて二日目。ホテルをチェックアウトしてまずは東京駅へ。
荷物はまたしてもコインロッカーに放り込み、大丸の上階で今回の行程上六つ目になる『ロバート・キャパ作品展』を見る。キャパってのは第二次大戦中に従軍報道カメラマンとして写真撮りまくってた人。前線の写真から、捕虜とか、戦地だった場所の平和になった光景とか、そういった戦時中の諸々を撮った写真が並んでたんだが。
そこにね、俺とおかんより一足早く入場したグループが。若いにーちゃんの集団。しかもそのうち一人は全身鋲付のレザーでまとめてるというヒトだったのね(笑)。けっこう意外だったなぁ。デート中らしきカップルなんかもいたし。うん。客層が広かったよ。
今日は特別急ぎ過ぎることもなく、まったりとお茶休憩を挟みながら午後二時前に幡ヶ谷駅へ。
これが今回の強行軍の最大目的でした。おかん所属のコーラス団体のボイス・トレーナーを務めていらっしゃったソプラノ歌手のおばあちゃまが、ミニコンサートに出演されるというので、それを見に行ったのよ。
少し広めのスタジオでしかない場所に、ピアノ置いて椅子並べてコンサート。でも客は席いっぱいになるくらい入っててちょっとびっくり。
まずはおばあちゃまの実の娘だというおばさまが登場。しかし、後で聞いたら彼女は病気療養中の身だということで。そうとは思えないほど声出てたけどね。びっくり。も一つびっくりしたのは、声がおばあちゃまにそっくりだということね(笑)。
続いておばあちゃまご登場。歌姫役だったんだけど、普段はわりとそーっとゆーっくり歩いてらっしゃるおばあちゃまが、役になりきるや否やツカツカ歩くからまあびっくり。しかも、俺はそのおばあちゃまの歌というのは日本歌曲しか聴いたことなかったんだけど、いかに日本語の発音が声楽に向いてないのかがよくわかった。前におばあちゃまの日本歌曲聴いた時は、「もういいよ歌わなくて…」と思うくらい声が出なかったのに、オペラの曲を原語でなら、まだこんなに歌えるのね、おばあちゃま。びっくりだよ。
正直、昨日の疲れのせいもあって半分寝かけてたんだけど、起きたもん(笑)。
その後、今度は市ヶ谷へ移動してまずはおきょうを叩き起こしてみるも、こっちのハードスケジュールに合わせて連れまわすも気の毒なほどへばってたので、諦めて山種美術館へ。行程上最後の美術館である。
ここにもまた、横山大観を含め数々の知ってる日本画家の作品がうじゃらうじゃらと展示中。幸せ。
つーかね、昨日の藝大美術館で『東京の小さな美術館・博物館』というガイドブックを見つけて、面白がって買ってきたんだが、その解説にあった日本画家、大半知ってました俺様。知ってるっちゅーかね、代表作とかまで頭に浮かぶくらいに分かってた。びっくり。二十四歳の、特に美術史関連の勉強したわけじゃない女が知ってることじゃねぇよこれ……。
で、東京駅にリターンしてお土産を調達してお茶して、帰還。やっと。帰りの新幹線車内でGRASS VALLEY厳選編集MD聴いていたものの、ほとんど寝てたので記憶なし。帰宅後はとりあえずJ『BLOOD MUZIK』とdrug store cowboy『Masterpeace』にて。以上。就寝時間はなんと午前一時前(笑)。
弐〇〇弐年一月二十八日(月)
ぐってり。ほんとーにぐってり。昨日の今日で仕事にもコーラスの練習にも行ったおかんはいっそブラボォ。俺はその分までまったりしたよ……。
基本BGMは、変える気力すらなく昨日の二枚。しかし夜になって思い直し、『ライオンキング』の曲集CDにしてみる。これ、最初に舞台化したブロードウェイ版と劇団四季版の二パターンが出てるんだが、うちが買って来たのは当然四季版。
四季は東宝ミュージカルのダブルもしくはトリプルキャストを遥かに超えて、役一つにつき四人から八人ほどのキャストがいる。ので、CDに収録されたキャスティングと一昨日見たキャスティングには当然かなりの差がある。が、この際それは置いといて。
日本語が日本語に聴こえにくい役者さんもいるのは事実だが、さすがにセリフ用の発音はよろしい。ので、歌の発音も極端に悪い人というのはいない。極端に素晴らしい人もいないのが残念だがまあ仕方あるまい。
で、夕刻。MSNのニュース見てて愕然。っていうかもう笑いましたけどね。ええ。
小泉首相がYOSHIKIにミュージカル作ってくれと言ったんだとか。なんですかそれ。発想がすごいよなぁ……YOSHIKIがミュージカル……台本とかどうするんだろう。つーかそれ以前になにをテーマにしたどんな話を作れるというんだろうか。謎。
と、そこまで考えてからはたとアタマを戻してみて気づく。往年のXファンで溢れるフィルムコンサートの会場内に、ものものしいSP集団に囲まれたおっさん一人。
……異様だ(笑)。実際に行ったお姉さん方に感想をお伺いしたいもんだわ。いや、小泉さんのね(笑)。ああ、でも客席の一角にいたとは限らないんだよねぇ。どうなんだろ。まあいいや。済んだことだ。
弐〇〇弐年一月二十九日(火)
引き続きぐってり。疲れ抜けねぇなぁ……トシか。
基本BGMは劇団四季『ライオンキング』。楽しい。
ナニがって、配役がね。このCD、九十九年、四季で初演されたと思われる年(今、三周年だって言ってるからね)に発売されてるのだよ。つまり、まだ役者ご一同も役に慣れきってない時期だったと思われる。ので、俺が見てきた分との違いが色々あって面白い。配役も当然違うしさ。子役の子、男の子の方なんて、レコーディング時は変声前だけど、今はもう変声期真っ只中くらいまで成長してんじゃなかろうか。
そして、お出かけから帰宅後に下記戦利品のうちRAG
FAIRを。
これってハモネプ出身なのね。知らなかったよ。まともな音楽番組で見たのが最初だもんで。バラエティ見ないもんで。でもバラエティ出身だからってバカにできないというか、バラエティにしてはいいものを拾ってきたなというか。
しっかし、声だけ聴いてる分には全然違うのに、真ん中のお兄さん(名前はれおと判明)、やっぱりろびんっぽいよなぁ……ろびんは今いずこ。つーかTHE
YELLOW MONKEYご一同。ナニしてんだろね。
<本日の戦利品>
・FEEL SO BAD『FEEL SO BEST LIVE!』〔AL〕
・RAG FAIR『I RAG YOU』〔AL〕
最近どうもPCに長時間連続で向かっていられない。ナンクロ雑誌の残りを相変わらずせこせこと片付けつつ(てーかなんでコレにハマってんだよ俺)、階下でスペースシャワーTV流しっぱなしっていう状況が多い。なんだかな。
しかしおかげで、とんでもないモノを発見。というか、俺が気づくの遅かったのが問題なんですけど。はい。
川村かおり。ずいぶんと懐かしい名前である。ネットで探し回るまで代表曲を忘れてたくらい懐かしい。「ZOO」(辻仁成がやってたECHOESの曲だよね、モトは確か。違うっけ…)とか、「翼をください」のカバーなんかが有名だった覚えがなんとなくある。はすきーぼいすのお姉さんだった覚えもなんとなくある。
その川村かおり。の、バンド。発見。1stアルバムが今月出たばかりだ。インディーズだけど。SORROWというバンドらしい。SSTVで一度CM見ただけだが、やたらツボだったことだけ覚えてる。そういうのに俺は弱い。入手してやるー流通がダイキらしいから(それも根性で調べた)たぶん地元でも入るだろー。
と、意気込んだ今日のBGMは、『ライオンキング』に始まりFEEL
SO BAD『FEEL SO BEST LIVE!』へ流れて最終的にはJ『BLOOD
MUZIK』。つーかね、Jとdrug store cowboyって俺、いつからコンポに入れっぱなしなんだろう……結局一ヶ月以上かかってまだ脱却できないらしいです。はい。
だりあ姐さんについてはちょっと残念なことなんかもありつつ。でも確証がないので明日それを検証してみて、言うのはそれからにしようかね。あ、下記戦利品は手付かず。
<本日の戦利品>
・SEX MACHINEGUNS『そこに、あなたが…』〔MCDS〕
・RAG FAIR『ラブラブなカップル
フリフリでチュー』〔MCDS〕
弐〇〇弐年一月三十一日(木)
昨日の戦利品に手をつけてみるところから始まった本日、BGMは二転三転。それでいてFEEL
SO BADのアルバム検証しなかったというオチがつく。いや、正直な話、FSBはCD出すのが大変なのだよ……。
というわけで基本はすでに記憶の彼方。最終的には本日の戦利品、ケイコ・リーの『WE
WILL ROCK YOU』で終わった。
まずSEX MACHINEGUNS『そこに、あなたが…』。これ、カップリングの「ビール」が良い。大変よくできました。って感じね。hideちゃんの「D.O.D.」に通じるモノを感じるよ。飲んだくれバンドマン万歳。やはりこのくらいやってもらわんとな(笑)。
続いてRAG FAIR。相変わらず遊んでますな。でも遊ぶのも真剣って感じで嫌いじゃないよ。しかしこの期に及んでハモネプ見てもいない俺はいったい。見てないからシステムとか全然分かってないのだよ。
そして、劇団四季『ライオンキング』をBGMにお出かけして、下記戦利品をげっちゅー。ほんとはね、ほんとはね、他にも欲しい音源がたくさんあっただぁよ。でもな、うちの地元にゃなかっただぁよ(落涙)。つーわけで帰宅後は戦利品の吟味。
まずBLOOD。要するに、CRAZE三代目vo.(注:メジャーデビュー前を加えれば四代目だったような気がする)鈴木慎一郎である。ソロなんかユニットなんかバンドなんかよう分からんけども。
レコーディングにはギターに石垣愛さんなんかがいたっつー話なんですけれども。おかげで慎一郎が作曲してるにも関わらず、妙に石垣カラーが出てる気がしないでもないです。でも三曲目辺りは慎一郎だなー。CRAZEにいた頃と同系統のにおいがするなー。という感じ。でも全体のインパクトがあんまり強くない。むぅ。
続いてケイコ・リー。これ、探しに探した日産ステージアのCMに使われてるヤツである。QUEENのカバーなんだけど、歌ってるケイコ・リーの名前も分かってたけど、音源化されてんのかどうかだけが分からんかったヤツ。とうとう入手。でも実は一ヶ月も前に発売されていたという事実にちょっと脱力。ダメぢゃん俺。
なんかねぇ、カップリングとの差が大きいですこの人。声が別人のよう。に、「WE
WILL ROCK YOU」だけが静かね。でもいい感じだ。カップリングもキライじゃないんだが、いかんせん「WE
WILL〜」が短いのでカップリングの方が良くも悪くも目立ってしまってるような。でも曲のインパクトはやっぱり「WE
WILL〜」の勝ちなんだけど。
そんなこんなで気がつきゃ一月終了。早いね、おい。思い返せば風邪のせいでペース狂わされた一ヶ月。おしまひ。
<本日の戦利品>
・ケイコ・リー『WE WILL ROCK YOU』〔MCDS〕
・BLOOD『LOST』〔MCDS〕