FIRE WIRE TOUR 2001 -BURN SEVEN CITIES BURN-   2001.08.01 新潟県民会館


 

小野瀬潤、許すまじ。あれだけは許しがたいわ。特に地方者として。

導火線ツアー2本目にして初の完全ホール(NKもホールだけどアリーナ席の椅子取っ払ってスタンディングにしてたから除外)の新潟県民会館行ってきた、その結果が冒頭。
なんのことはない、Jが終電の心配してただけ。ただ、心配と言うにはあまりにも態度が軽かった。
「終電とか気をつけてね(笑)?」
最後の(笑)が問題。笑いながら言われたって、最後まで見られない人は見られないんだよ。少しはセリフに気を遣え。これはもう腹立ったのでアンケートに殴り書いてやることに決定。覚悟しろ小野瀬。

で、ライヴ詳細。楽しかったよー!(←一転してご機嫌/笑)
まずはオープニング。リングアナウンサーが出るでもなければメッセージ配達人もいない、アナウンスのみのオープニングでした。影アナよりはるかにデカいボリュームで、まずはどこぞのお姉さんが、NKでリングアナウンサーがしてたのと同じ「大会ルール」を説明。
頭部・脊髄・顔面等へのあらゆる打撃を禁止とか、押し合い・乗り合い・罵り合い等も禁止とか、違反行為があった場合はレフェリー(要するに警備員)からイエローカードとか、イエローカード2枚でレッドカードとか、レッドカード・レフェリーストップ・ドクターストップ(あともういっこなんかあったんだが)のいずれかのみで決着をつけるとか、そんな感じの(笑)。
で、それに続いてどこで喋ってんだかJが自らメッセージを。なんつったか忘れたけど(笑)。で、そのJの紹介でステージに出てきたのが香港のレスラーだそうで。でも英語だったからようわからんかった。
そのレスラーにコールされたオープニングアクトは5月のFIRE WIRE Vol.2、二日目に登場したSUGAR COATED BOMBS。「オクルコトバ」を含む3曲を披露しておしまい。基本的にFIRE WIREのオープニングアクトの持ち時間は15分程度らしい。そう言えば一月のオープニングアクトを務めたYoujeenも、MC挟んで2曲で終わりだった。
このバンドはとにかくボーカル君の声量がJやzilchのレイなんかを上回るから好きなんだよ。相変わらずまったりした曲調がメインながら、それでもテンション上がるからいい。ほんとね、オープニングアクトとして見たやつらの中では、Youjeenに次いで好きだよ。ベース君は今日はほとんど無地に近いTシャツで、「秒殺」が拝めなかったのがちと残念だったが(笑)。これについては五月十三日のレポ参照。

次にいきなりYoujeen。今回は幕間に遊ぶこともなく、そのせいなんだかどうなんだかわからんがセットチェンジも10分ほどで終わるし。
今日のYoujeenは白のノースリーブに赤のジャージ。サイドに黒い三本線が入ってたということはやはし、あでぃだすかなんかかしら。バックメンバーはNKそのまんまなのでお姉さんギタリストももちろんいた。
曲は「Apple for your thought」「HAPPY HAPPY DOLL」「HEY JERKS」「WITCH」「Someday」「Beautiful Days」。曲順もたぶんこれでいいと思う。実は開場まで2時間近くある頃にすでに会場に着いちゃってた俺は、ヒマだったので裏口に回ってリハやってるなーってなんとなく聴いてたんだが、たまたまその時にやってたのが「HAPPY〜」だった。裏口でもけっこうな音圧でした。で、幾重にも重なったドアの向こうからでも、ちゃんとYoujeenの声聴こえんの。すげぇよ。
ところが今日はなにがまずかったんだか「HAPPY〜」の前に入れたのを筆頭にMCだらけ。「Someday」の前なんて「WITCH」から続くはずだったらしいのに止まっちゃって、Youjeen大慌て。かわいいけど(笑)。あれ、曲、始まんない始まんないってわたわたした後、「なぁんでぇ〜?????」と苦笑い。合間に「新潟、初めて来たけど、なにがいいの? え、サケ(酒)? わかった、今夜チャレンジしてみる!」とか言うし。あと、「みんな、ワタシのCD、聴いた?」って問いに客が歓声上げたら、恥ずかしがってステージにしゃがみこんじゃうし。んなことすると余計かわいい。
しかし、かわいいかわいいと連呼してる場合じゃなかったのが一月以来になった「WITCH」。破壊力上がりすぎ。すげぇよ。CDでしかこの曲を知らなかった人には相当のパワーがあったんじゃなかろうか。
それと、曲順を見てわかる通り、今日はアッパーになれる曲が分散しなかったし、ラストに「Beautiful〜」がきてるので楽しげに終われたのが非常にいい感じだった。

次。LOADED。なんか知らんが「祭」って赤い字が入った手ぬぐいをデコに巻いた外国人のおっさんがバンド紹介してました。謎。しかもその後ダフのギターチェンジとか手伝ってんの。祭手ぬぐい巻いたまんま(笑)。
ダフ、一曲目の途中で半ば無意識かと思われるが「TOKYOー!」。違います(笑)。その後のMCではちゃんと「NIIGATAー!」と言ってくれてたが。
これも中盤にMCを挟んだ以外は曲ばっか。Dope HEADzにおけるI.N.A.ちゃん的ポジションのお兄さんは今日も単独スーツで、手が空いた時にはデジカメで客席撮ってました。
中盤のMCで「zilch is great!」っつーてたのと「J, He is friend」とかつーてたのは聞き取れた。でもそれはたいした問題じゃなくて。NKでも気に入ったゆっくりめテンポの曲、タイトル聞き取れた。たぶん「MISERY」。違うかもだがそんな感じの。
そして、そして! その直後になんと!
GUNS N' ROSESでカバーしてた「ATTITUDE」をやってくれたのだ(大喜び)!!!!!
これは五月のFIRE WIREの際にアンコールのセッションで披露されたヤツだったから、まさかLOADED ver.にお目にかかれるとは思わず。棚から金塊って感じ。(←ぼたもちどころの騒ぎじゃねぇってことね)
ベースさんとダフがよく上手側(俺の席はそっちだったのだ)に煽りに出てきてくれて嬉しかった。ダフのギターがバーニーの黒のレスポールだってとこまで見えるくらいの良席だったのだよ(喜)。ううー、ダフかっこいいよぉう。

そしてzilch。セットチェンジ中に、ギターアンプ後方にセットされた宇宙服の人形(数個の風船で宙吊りにされてる。それをワイヤーで床に留めておくのだ)が、ワイヤーがはずれたらしく、ふぅわりと上昇してしまうというアクシデントが(笑)。スタッフさんが慌てて留め直してましたがな。レイ曰く、あれはhideちゃんなんだそうだ。うん、そうね。
今日はI.N.A.ちゃん不在にて、vo.とg.×2とb.とdr.とMCのシャバDという編成。ベースはNKでお目見えしたお姉さん。
今回はなぜかシャバDに目行きっ放し。シャバDってね、アタマ丸めてんのよ。五分刈り。で、左側頭部だけ所々完璧に剃ってんのよ。なんかのマークなのは想像ついてたんだが、今回、席のおかげで判明。「零」でした(爆笑)。
曲はこれまた「INSIDE PERVERT MOUND」からスタート。あとの順番はあやふやだが「WHAT'S UP MR. JOHNES」「EASY JESUS」「FUCKTRACK#6」「SPACE MONKEY PUNKS FROM JAPAN」「PSYCHE」「DOUBT」「チャーリーズ・チルドレン」「MIMIZUZERO」、ぐらいだったかな。あと、恐らく音源化されてないと思うんだがキメがすげぇ多い曲が一曲。
vo.のレイが途中、ベースのお姉さんを「世界一のベース・プレイヤーだ」なんつーてた。確かにちゃんと上手いし音ぶってぇしすごいお姉さんなのだよ。それは間違いないが、ちょっと待て。あんたらの前にステージ中央でギターを手に歌ってたダフは、本来はベース屋さんだ。そこんとこどうなんすかね(笑)。まぁ、半分はネタだろうからいいけどさ。
今日もお姉さんはレイに絡まれていた。でもNKの時ほどべったりでもなかったけど。その分、最前列のお嬢ちゃんたち構って遊んでたなぁ、レイ。やはり女好きか、お前。
余談だが今回、警備スタッフがやたらと普通の兄ちゃんらが揃ってたのだ。スーツ姿なんて俺の視界には一人しかおらんかった。最前列には海じゃなくサロンで焼いたっぽい白のタンクトップに半パンの兄ちゃんとかいたし。
で、その彼がなんとzilchのステージ中にレイに遊ばれてね(笑)。レイの手で頭にタンバリン乗っけられちゃってたよ。もちろん仕事中なので動きはしなかったが、さすがに憮然とした顔してたなぁ。そりゃそうだよね。自分の手で塞き止めてる最前列のお嬢ちゃんたちに目の前で笑われんだから。災難だったな。彼の災難はそれだけにとどまらず、なんと帰り際のドラムのジョーイにも肩をマッサージされるという災厄が待っていた。お疲れさん。

んでもってJ。NKと同じオープニングナンバーを持ってきてたが、ボーカルにエコーかけすぎててなにがなにやらまったく……Jがちゃんとリズム取れてんのかどうかすらわからんのだもん。ああいうのは正直、音源でやってこそ意味あるんじゃなかろうかと思う。CDでああいうエコーかけまくりの音像作ったら楽しいよ、絶対。
で、笑ったのは登場時のJね。頭にバンダナ巻いてたのよ。恐らくツアーグッズであろう黒基調のヤツ。正方形のバンダナを三角にして、デコ隠すくらいの三角巾にして。なんだけど、恐らく三角がちっちゃかったのね。おかげで、Jが上半身ごとがっとアタマ振ると、その三角の頂点の部分がぴょこんっと立っちゃうんだよ(爆笑)。なんかとんがり帽子みたく見えるの。ちょっとマヌケだった(笑)。
二曲目も変わらず「PYROMANIA」。その後、曲順は忘れたが「ROUTE 666」「I HATE YOU」「A FIT」「LIE-LIE-LIE」「LOOP ON BLUE」「Perfect World」「BUT YOU SAID I'M USELESS」「CHANPAGNE GOLD SUPER MARKET」「BURN OUT」。……いや、だいたいこんな感じだったはず、曲順が。
NKの時も「I HATE YOU」の前にMCで客煽ってタイトルコールさせてたんだが、今日は「みんな、中指立ててみな?」とのご指導つき(笑)。会場全体に林立する中指(大爆笑)。ある意味ヘドバンの嵐より壮観だった。あと、「CHANPAGNE〜」のギターソロ後、いつもなら「♪Down, Down, UP & Down〜」って歌い始めるんだが、今日はねぇ、なんだっけな……「Yeah!」の応酬ともう一つなんか、客にコールさせてから「♪Down〜」でした。あれは初。プラス、どの曲だったかすでに記憶が飛んでるがどれかの間奏が初めて聴くロングver.になっていたはず。進化してるのね。
途中、四年前からソロに付き合ってもらってるバンドメンバーを紹介。これは初めて見たよ。まず藤田さん。なぜかウルトラマンのキメ技とか真似してみたりしてる藤田さんは楽しかった(笑)。しかもそれをJに「それはイケてるんすか?」とかつっこまれてるし。「でもね、怒らすとコワイから」と言ったJに笑った客に、突然「コラッ」と正拳突き(爆笑)。藤田さん、改めて惚れたよ。スコットはわざと、ざっと叩いたフレーズの最後にシンバルをチーン。フランツはなんにもしなかったけど。
そんなMCも挟みつつ、終わったのが10時過ぎ。
余談だが、zilchのシャバDなんですけども、登場時にモデルガン持ってたのよ。ところが、途中でそれ放り出してそのまんま出番終わって……Jが出てから探しに来てて。ステージの後方をね、ひょこひょこ歩いてんだよ(笑)。上半身裸で首にタオルかけて。あんたそれじゃぁ風呂上がりだよ、って感じの(笑)。ステージ上では見つからなかったみたいなんだけど、どこに仕舞われたんだろうね?

更にアンコール。初めてドラムがスコットだけでした。あとはJと藤田さんとフランツに、レイとダフ。で、洋楽のカバーを2曲。オーラスが「NEW ROSE」でした。曲やる前にレイが最前列のお嬢ちゃん散々かまって遊んでてね。キットカットとかキャンディーとか配ってたよ(笑)。挙句、Jに「Ray, Are you ready?」ってせっつかれる始末(笑)。
さすがにこのくらいまで来ると最前ブロックの客が暴動起こします。俺も隣の席の姉ちゃんに前塞がれたし。まぁJとかダフとかレイが正面に来てる時に邪魔さえしなきゃお姉ちゃんたちすぐに席に戻るからね。居座られない限り邪魔はしないけど。案の定な展開だったのがちょっと残念。ま、Jの「終電とか気をつけてね(笑)?」に勝る問題じゃないので黙認。べつにケガしたわけでもないしね。

話飛んで終演後。五月十三日のレポに書いてある通り、オープニングアクトの音源くらい物販で売ったれや、と思った俺はマジでアンケートにそう書いて送りつけた。その結果かどうかは知らんが、音源の物販コーナーに今回は終演後のみ、SUGAR CORTED BOMBSのCDが置かれていた。開演前にそこ通った時は置いてなかったのだ。だから俺はオープニングアクトが誰だか知らんかったし。
なんかね、嬉しかったよ。アンケートに書き殴ったことが反映されたのかどうかは知らないよ、もちろん。でも、少なくともただかさむだけのゴミにされたわけでもないんじゃなかろうかと思った。
そう言えば、気力もたなくてチェックしそこねたけど、NKでもオープニングアクトが「ロビーでデモテープ売ってるんで」って言ってたなぁと思い出す。そういうこともしてくれるようになったのねーと感心。