蒲原鉄道 五泉〜村松編

 新潟県内で最初の電化路線であり、また最後の一般的な地方私鉄路線であった
蒲原鉄道の五泉〜村松間は平成11年10月3日限りで廃止となりました。このペー
ジでは昭和57年当時の画像とラスト2年間の画像を紹介します。

 五泉で折り返しを待つモハ41、昭和57年の撮影ですが当時は五泉駅を跨ぐ連絡通路が無く、すっきりしていました。またホーム上には精算所が有りました。

 五泉にて、夕陽を浴びて折り返しを待つモハ71、前の写真と反対側からの撮影です。

 国鉄五泉駅の跨線橋より、五泉を発車して行くモハ41、昭和57年の様子ですがこの光景は最後まであまり変わらなかったようです。

 雪の降りしきる中、五泉に到着するモハ71、前の写真から16年後の撮影です。

 JR五泉駅に到着する「ばんえつ物語号」、蒲鉄ホームにはモハ71が停車中。この組み合わせを見ることが出来たのは最後の半年間のみですが両者をうまく写し込むのはなかなか難しかったです。

 五泉発車直後の寺沢のカーブを行くモハ41、大きさや性能が手頃だったのでしょうか、モハ41の姿が一番よく見られたように思います。

 五泉ー今泉間のモハ41、平成10年の撮影で側面がつぎはぎ塗装状態でしたが翌年春にかけ全検が施され塗装もきれいになっていました。

 桜満開の南公園での撮影です。電車はモハ41。

 唯一の中間駅であった今泉を発車するモハ61、あとは村松まで直線区間が続きます。

 越後の秋の風物詩「はさ架け」とモハ61、はさ架けも最近はあまり見かけなくなりました。

 今泉〜村松間、田んぼの中からシルエットを狙ってみました。電車はモハ61のようです。

 白鳥たちがエサを求めて田んぼに集まっていました。その向こうをモハ71が駆け抜けて行きます。来年白鳥がやってくる頃、蒲鉄電車の姿はありません。

 雪晴れの蒲原平野を朝一往復のみの2連が走る。村松公園より登った愛宕神社からの俯瞰です。

 今泉〜村松間の直線区間を走るモハ41、この区間は殆ど全区間東側は田んぼ、西側は道路でした。