上田交通丸窓電車の頃

 上田交通別所線(現・上田電鉄)は昭和61年9月30日をもって750Vから1500Vへ昇圧され
同時にそれまで活躍していた丸窓電車をはじめとした旧型電車たちは東急5000・5200系へと
置き換えられました。このページでは昭和60〜61年にかけて撮影した上田交通の旧型電車たち
の写真を紹介します。


 上田にて発車を待つモハ5370+クハ252、クハ252は昭和初期の日車製気動車の車体をそのままに使用されていました。是非保存して欲しかった一両です。

 前の写真と同じ場所からモハ5250+クハ290、平面ガエルことクハ290はモハ5250の相方として活躍しました。古めかしいモハにスマートで大柄なクハがなんともミスマッチ。


 国鉄上田駅のホームから見た別所線乗り場、丸窓電車が乗客を待っています。


 珍しくクハ252と組んだモハ5250、この組み合わせを見たのはこの1回のみでした。

 赤いシートにニス塗りのモハ5253の車内、モハ5250でも5251と5252は紫のシートでした。

 千曲川を渡るモハ5370+クハ252、パンタグラフの傾きでどちらに向かって走っているのか判ります。
 城下へ到着するモハ5252.
 城下で交換するモハ5250とモハ5370、どちらも好ましいスタイルの電車です。 

 上田の町をバックに三好町付近を走る電車、長野新幹線も開業し、このあたりの風景もずいぶん変わっていることと思います。

 上田原の車庫、モハ5370・5260・5270が待機しています。ローカルムード溢れる良い雰囲気の車庫でした。