2006・秋  1222キロ気まぐれドライブの巻 [後編]
←青空と木曽駒ケ岳
 木曽路・国道19号→ (長野県・大桑村)
↑夕暮れ前・善光寺平の眺望 
 (長野自動車道・姨捨SA)
↑空と雲のコントラスト
 (長野自動車道・
  梓川SA)
↑再び一般道へ・・・
 (上信越自動車道・
  信州中野インター)
[前編]は、こちらからどうぞ!!

 
 2007年3月25日、石川県で発生した地震に被災された方々に御見舞い申し上げます。
 2007年4月15日、三重県で発生した地震に被災された方々に御見舞い申し上げます。


 随分と執筆が遅れてしまいました!!この旅からもはや半年が経過し、後編は記憶が薄れ
始めてますんで、あんま正確な文章が書けてないかもしれません。まあ、御勘弁を・・・。
 やっぱドライブは秋ですね。と、思わせるような澄みきった青空を、三重県の東端、木曽
岬で迎え、いよいよ長岡に向けて、2日目のハードドライブに出発します。相変わらず、ク
ドイ、シツコイアブラ汚れみたいな文章ですが、どうぞつきあってあげてくださいな・・・。


【2006年10月9日(月)】

 我が国有数の交通量を誇る(と推測される)一般国道23号「名四国道」。その沿線に位
置する車宿から出発。女主人は、親切に見送ってくれました。昨晩は包丁でも研いでて、寝
てる間に食われてしまうんぢゃないかと思ったりもしましたが(笑)!!名古屋方面に向け
て朝ラッシュの名四国道をひた走り、すぐさま愛知県に突入です。発展めざましい中京圏を
古くから支えてきたこの幹線は、騒音・振動・大気汚染・・・かもしれませんが、功罪はと
もかくも、やはり道路マニアとしては敬意を表したくなります。それにしても、秋の青空は
こんなにも清々しいものなのか・・・。途中で沿線にて給油し、次第に大都市・名古屋の街
並が近づいてきました・・・。超高層ブームとあって、遠くからでもビルが目立ちます。

 岐阜に向かうため、途中で名四と別れを告げ、名古屋駅方面に向かって地方道を走る。特
に調べたわけでもないんだけど、名古屋駅(JRセントラルタワーズ)の遠望に、方向感覚
をフルに働かせての道の選択である。今日の予定としては、できる限り高速を使わずに(時
間切れの最終手段として温存しておいて)、岐阜・長野を経由して長岡に帰る・・・で、あ
ります!!地域の色の混ざり合いは、今日のメインイベント「木曽路」かな?とりあえず入
ってみた地方道は、名古屋駅方向に向かってるんで、上々。広い道路の街並、名古屋の朝の
表情を楽しみながら、これまた都市間大幹線の国道22号「名岐バイパス」を目指す。

 どこを走ってるのか、正直よくわかってないんだけど、進むにつれ、セントラルタワーズ
が近づいてきたんで、OK!!すでに経済元気な名古屋市街地は、朝ラッシュであります。
 3年前、以前乗っていた軽自動車で来て以来のクルマでの名古屋だが、セントラルタワー
ズのすぐ近くに、これまた超高層ビルを建設中で、風景が一変していた!!恐るべし名古屋。

 JR線をクロスし、複雑怪奇な交差点をいくつか通り抜け、名岐バイパスにたどり着く。
もっと渋滞にハマルかと思いきやさほどでもなく、名古屋中心地を抜け切った。都市高速の
延伸建設工事とあいまって、スゴイことになっているが、開通の暁には、更なる未来都市化
が実現しよう・・・。この延伸、どこまで続くんだろう??名神一宮インターをオーバーパ
スしてるんだから大したもんです。途中コンビニに立ち寄り、飲み物を買ったりトイレ休憩
をとりました。交通量はさすがに多いんだが、順調に流れ、東海北陸道一宮木曽川インター
を経て、広大な木曽川を渡ると、岐阜市南部に位置する岐南である。ゆっくり観光もしたい
のだが、俺流貫徹には走らなけりゃならんので(?)、青空の真正面に、難攻不落の金華山
岐阜城を仰ぎながら、県都をかすめつつ、各務原・美濃加茂へと、針路を東にとる。今度は
国道21号。有名な犬山城・日本ラインを車窓におさめることにする・・・。

 秋らしい高い青空に、今日一日の帰路、無事に到着することを祈りながら、岐阜県下を美
濃加茂方面に向かう。各務原付近は、その手のホテルの看板が目立つ。JR高山本線に並行
しながら進むと、程なくして景勝地、鵜沼付近の国宝犬山城&日本ラインである。木曽川の
対岸は愛知県。犬山城は、青空に映え、遠目ではあるが優雅な印象を受けた。奇岩重なる日
本ラインは、カナリの迫力。ゆっくりと見たかったんで、沿道に駐車場を探してみたが、い
つの間にか、景勝奇岩を過ぎてしまい、坂祝から美濃加茂へと市街地に入ってしまっていた。

 ここで少しだけだが渋滞にハマッテしまい、時間を食ってしまう。しょうがないよな。だ
って、これだけ気候のよい秋。飛騨路に向かう国道41号と重複とあっちゃ、混まない方が
不思議なんだからね(笑)!!高山本線は駅名美濃太田だが、市名は美濃加茂ね。市街地を
ようやく抜けたかな・・・と思いきや、なんだか隣とつながってるような感じで、いつの間
にか可児市に入ってました。それにしても天気がよくってOKなんだが、クルマに乗りっぱ
なしだと、正直暑すぎる!!ウィンドウ全開で進みます。さすがにこの辺りまでくると、の
どかな田園山間地。かつて太多線に一度だけ乗ったんだが、夜だったんで景色はわからなか
ったんだよね。8年後、クルマで訪れてみたら、予想したのんびり風景だったが、東海環状
道なる立派な高規格道路もできており、中京地区万歳!!ってとこですね。

 さて、スイスイ進みながらの国道21号。どうやらバイパスっぽいところを通っていたの
だが、案内標識に従い再び現道に戻る。中途半端にバイパスが供用したところってのは、全
国共通なんじゃ?って思わせるほど、案内標識が不親切だ(怒)!!ダマシに近いね!!怪
しいところは、現道行った方が賢明なんですよ。バイパス行くと痛い目に会いますよ!!現
道にせよ、バイパスにせよ、利用者が混乱する表記はやめてもらいたい!!大体多いのが、
バイパス表記にしたがって、喜びいさんで突入すると、途中で方面表記が書いてなかったり
して現道ではない、変な道に迷い込ませるってパターンです!!まあ、今回は大丈夫でした
が、案内標識ってのは、地元民ぢゃなく、不案内なビジターが見るもんなんだよ!!頼むぜ。

 で、文句ばっか言ってもしょうがないんで、御嵩町なるひなびた丘陵地帯を通過すると、
いよいよ国道19号、土岐市に向けて、山に分け入る。岐阜県も、飛騨や郡上まで行かなく
ても、それなりに山の豊かさを感じられる、魅力的なところである。緩やかなカーブが連続
し、一つ峠を越えたところで、谷に向かって一気に下って行く。やがて中央自動車道土岐イ
ンターを経て、木曽路への国道19号に到達。左折で信州を目指す。そろそろ日も高く、腹
も減ってきたんで、沿道に吉野家とかすき家なんかを探し始める。19号沿いは、中津川ま
でならなんでもありますからね。コンスタントに市が連続し、バイパス沿線には似たような
風景・・・という、没個性的な地方都市にありがちなパターンなんだが、ここら辺、風光明
媚な高原的風景が助けてくれるんで、飽きることはない。土岐・瑞浪・恵那・中津川、キミ
達のことですよ(笑)!!色彩の混ざり合い、中京から信州木曽路へと、この辺りも、走っ
てるだけで楽しめるエリアだと、俺は思う。アップダウンも激しく、中央自動車道、中央本
線と絡みつくように、東に進み、恵那市内にて吉野家に入り、昼メシとする・・・。

 広い駐車場の吉野家で少しゆっくりして、再びスタート。昨日買った7本買ったペットボ
トルは、まだ残っていて、ラクラク長岡までもちそうだが、ヌルくなってるのはちょっとな
〜。それだけ車内は高温なんですね。恵那から中津川へ・・・。中央道は恵那山トンネル、
飯田方面に別れを告げ、コッチは中央本線と絡みつきながら、木曽駒ケ岳を遠望しつつ木曽
路へと突入する。背後に別れる美しくも急峻な丘陵市街地。中津川はそんな表現があてはま
るのかな・・・。長野県から岐阜県にチェンジし、話題となった旧長野県山口村(現・岐阜
県中津川市)に入ると【道の駅・賤母】を発見、少し立ち寄ってみる。駐車場は行楽シーズ
ンまっさかりで、クルマもバイクも非常に多い。2003年の春、やはりクルマで来て、有
名な【中山道・妻籠宿】を観光したことがあったが、大型連休中だったんで、カナリ混んで
いたことを思い出した。季節こそ違うが、やはり穏やかな好天に恵まれたものである。
 
 道の駅・賤母を出発すると、国道19号は更に信号機も少なくなり、【木曽高速道路】の
異名そのままになる。「ゆっくり走ろう木曽路・木曽路は50キロで!」みたいな案内が目
立つのも、飛ばすドライバーが多いからだろう。二桁国道らしく、道路自体よく整備されて
おり、山ではあるが、別に険しい峠道ではないので、カーブも緩やかである。中央道を通ら
ず、こちらを通って経費節減するトラックなんかも多いだろう。その上に佳景が連続とあら
ば、脇見運転も多くなり、重大事故も多発する。ほんの昨夜通ってきた、「ここは一般国道
!!制限速度・60キロ守れ!!」の、名阪国道25号。法定速度なのに、やたら60キロ
の規制標識ベタベタの、ある種猟奇的世界。それに比べたら、こちらはまだまだ表現がソフ
トタッチである(笑)!!それだけ、名阪は事故抑止対策が効かず、相当ヤバイんだろうな。
 
 正面に木曽駒ケ岳を仰ぎながら、塩尻・松本に向けて北上を続ける。やがて南木曽町から
大桑村へ。ちょっと開けてきたところで、絶景ポイントがあったんで、沿道にクルマを止め、
デジカメと携帯で写真を撮る。ちょうど中央本線・須原駅付近である。木曽川・駒ケ岳、そ
して高い青空と国道19号の一筋のライン・・・。出発は荒天だったのが、ここにきて好天
に佳景が彩られたのは、幸運というか、恵まれていたと言う他になかったような気がする。

 信州らしい、雄大な風景を目に焼き付けて、再び出発。程なくして名勝・寝覚ノ床である
が、今日は時間的な制約もあり、パスしました。やはりここも、2003年の春に来て、よ
い写真が撮れたんで、カナリ満足して帰ったもんです。電車からもよく見ることができ、奇
岩景勝は、周囲の緑ともあいまって、日本的な情趣に溢れています。案内標識は、ここら辺
も平成の大合併によって、木曽の中心地、木曽福島町が木曽町になったため、方面は【木曽】
になってます。険しい山に挟まれた木曽谷も、ここばかりは開けて中心地らしさをアピール
してます。やがてバイパス(ってか現道)で中心地を抜けると、以前寄った【道の駅・日義
木曽駒高原】を通過、宮ノ越、藪原といった旧宿場を通り、鳥居トンネルを抜けると、まだ
まだ深い谷間ではあるが、いよいよ安曇野色が濃くなってくるポイントである・・・。

 木曽の大橋が目立つ、奈良井宿の入口【道の駅・奈良井木曽の大橋】を通過すると、程な
く【道の駅・木曽ならかわ】に到着する。今回はパスしたが、川向こうの一歩入った奈良井
宿は、やはり以前によい写真が撮れ、また妻籠宿よりも人が少なく、日も少し傾き始めた暖
かい午後、落ち着いた雰囲気がとてもよかったものだ。今回は一歩塩尻寄りの旧楢川村平沢
地内にある道の駅だが、疲れを取るため、少しゆっくりと休憩する。明らかに秋の陽射なの
だが、やはり車内は暑い!!外の空気を吸い込み、リフレッシュしてから出発する。で、執
筆が遅れたんで、正確な時間は忘れたんだが、既に夕方も近くなってきており、いよいよこ
こまでかと、高速でワープすることを考え始める。夜遅くに帰る覚悟なら、ラクラクとノン
高速で長岡まで行けるんだけど、やはり翌日から仕事!ってことを考えると、そうも言って
られないんで、とりあえず、長野自動車道・塩尻北インターを目指すことにする・・・。

 贄川・日出塩と最後の谷間を抜けると、洗馬辺りから安曇野の大地が開けてくる。渋滞が
起きやすいところなんだが、やはり国道20号との合流を前に、小規模ながら渋滞に巻き込
まれる。この塩尻から松本にかけての国道19号は、長岡の長生橋の如く、万年渋滞みたい
で、マトモに走れた記憶がないんで、松本までは行かずにやはり塩尻北がベターなのであり
ます。塩尻・松本、この安曇野の地方都市は、好きでよく訪れる。訪れるといっても、こん
な俺のことなんで、通過するだけなんだが(笑)。テーマである、色の混ざり合いが、殊に
顕著なエリアではないかな、と。長野市などの善光寺平まで行くと、また雰囲気が変わるの
だが、地理交通的条件から、安曇野は、関東・中京・北陸(越後)との結節点という色合い
が強く、安曇野そのものがもつ、北アルプスの高峰を望む美しさもさることながら、これら
方面別の土地への憧憬を感じさせてくれる、そんな不思議な空気を持っているように思える
のである。道路なら案内標識の東京とか名古屋という文字に、鉄道なら、中央東線・中央西
線の各特急列車の合流・離散に何かしらの格別さを感じさせてくれる、まさにパレットに色
を混ぜ合わせた土地、それが俺にとっての安曇野であり、遠出するときに通りたくなるのだ。

 な〜んて、似合いもしないクサイ文章はそこそこにして、広丘を過ぎると、程なくして塩
尻北インターに至る。日もいよいよ傾き始め、旅のラストに向けて、無事帰還のため、集中
力を高め、長野自動車道に入る・・・。国道19号と違い、ココはいつも交通量が少ないの
で、快適に流れるが、安曇野から別れると急勾配・急カーブの連続なんで、松本インターの
先、梓川サービスエリアで、休憩を入れる。青空と白い雲のコントラストがキレイで、つい
写真を撮ってしまった。山岳マニアではないので、北アルプスも、どれがどの山かよくワカ
ランが、槍ヶ岳・穂高岳・常念岳など、北アルプスの名峰を遠望しながらゆっくり休んだ。

 出発して程なくすると、豊科インターを過ぎ、篠ノ井線をくぐると、明科トンネルから始
まる山岳ハイウェイに突入する。豊科町も、合併でいつの間にか安曇野市になってたんです
ね〜。秋は日も短く、もはや夕方であるが、なんとかこれなら姨捨での眺望は、まだ楽しめ
そうである。心地よい、少し危険な勾配クロソイド曲線をさばきつつ、麻績インターを通過
し、姨捨サービスエリアへと進入する。休憩スパン短すぎなんだが、ココはやはり何度でも
立ち寄っておきたい。北信濃、善光寺平に新幹線や千曲川が横たわる眼下の絶景は、まだ長
岡まで先は長いとは言え、ああ、帰ってきたんだな〜、と少し安心しつつ、旅の終盤をを惜
しみたくなるようでもある。これから暗くなるんで、油断をしちゃいけないね(笑)!!

 下り急勾配&急カーブで、残った高低差を稼ぎつつ、善光寺平に落ち着くと、更埴インタ
ー&ジャンクション。いつだったか、トレーラーが転落してニュースになった、あの恐怖の
ジャンクションである。高架下の損壊した事業所は非常に気の毒であるが、マスコミはこの
ような事故がひとたび起きると、ドライバーの不注意は棚に上げて、すぐさま道路構造の欠
陥・不備なのでは?と、こぞって指摘するが、ちょっと待て!!知識人ぶってニュース読ん
で、講釈たれてるお前ら、実はやはりバカなのか??と徹底糾弾したい!!道路環境にあっ
た運転をすれば、事故は防げるでしょ??急カーブを知らせる注意喚起の標識は、事前にこ
れでもかッ!!というほど設置してあるんだぜ??事故の原因、大半を担ってるのは、ドラ
イバーでしょうが!!狭い日本、条件のよい道ばっかり作れってんなら、お前ら、税金の無
駄遣いなどと文句言うな!!列車事故が起きれば、ディーゼルカーなのにお構いナシに電車
・電車と連呼するマスコミには、情報の吟味・検証能力はないのか??都会中心的思考だか
らな、所詮は!!全部とはモチロン言わないが、ウソ垂れ流し、煽動的・偏向的・被害者感
情無視・適当報道のクセに、報道の自由を楯にして威張るな!!・・・と暴言に近いが、マ
スコミに洗脳されないように、皆さん気をつけましょうね〜〜!!・・・って、なんでこん
な話になったんだ(泣)??不愉快に思われた方、大変失礼しました!!でも、譲らんよ。

 そのまま直進で上信越道に入ると、県都・長野を東寄りにかすめつつ、松代付近、山沿い
に針路を取る。須坂・小布施と通過し、夕暮れの信州中野インターにて、再び一般道の旅に
戻る。インター出口を左折、立ヶ花橋で千曲川を渡り右折。後は飯山線沿いに、国道117
号を北上して、帰るばかりであるが、経験上、飯山市街は、意外と渋滞するんだよな〜なん
て、ちょっと案じる。替佐から蓮にかけての、プチ酷道区間を通過し、飯山市街に至ると、
予想通り、若干の渋滞に見舞われるが、それほどでもなく、土手沿いのバイパス現道に入っ
た。この道、春には菜の花が美しい、お勧めのポイントですよ。以前バイクで通りました。

 とうとう暗くなり、これもハイウェイ級の信号の少なさなんで、後続が煽ってくる!しか
しマイペースで頑張り、117号をひた走る。この道はかつて酷道に値する旧道から、千曲
川を挟んだ山腹に新設され、生まれ変わった現道である。非常に走りやすく、長野・新潟を
結ぶ、欠くことのできない要路である。トンネルをくぐり、橋を渡り、ドンドンと進み、県
境の【道の駅・信越さかえ】で、最後の休憩を入れる・・・。買っておいた、パンと飲み物
で空腹を満たし、ラストランに出る・・・。

 森宮野原駅付近で、新潟県に入る。もはや暗いので、風景は楽しめないが、県内に入ると
やはりどこか安心する・・・。商店街の街灯眩しい津南の中心地を経て、既に十日町市と合
併した、旧中里村を通過する。この辺りは、除雪対策で幅員が広く取っており、雪国ならで
はの風景である。昨夜の関西は、クルマ一台当たりの幅が狭いところが多かったんで、こっ
ちの風景の当たり前さがより新鮮に感じられた・・・。高床式の家屋(ウチもそうだけど)、
赤茶けた消雪パイプ道路、縦型信号機、斜めの案内標識とその防雪屋根・・・。関西の人か
ら見たら、やはり新鮮に映るのかな??順調に流れながら、程なくして明るい十日町の市街
地に至る。渋滞対策のバイパス計画はどうなってるのかな??北越急行ほくほく線をくぐり、
飯山線を跨ぐと、十日町北部の田園地帯を経て、小千谷市に。さて、あと一歩だ・・・。

 小千谷市郊外から国道17号、長岡市川崎で国道351号に入り、21時過ぎに自宅に無
事到着。トリップメーターを見ると、一巡して222キロ。つまり1222キロでした。そ
れなりにハードなドライブでしたが、一日目の午後からは好天に恵まれ、様々な風景に触れ
ることができ、充実した秋の連休を過ごすことができました・・・。

 あとがき
 
 長野県の「道の駅」の多さには、ただ驚くばかりです。それだけ、信州の観光資源の多さ
と観光需要の高さを裏づけているようにも思えました。異なる地域・文化を結びつける、道
路や鉄道・・・。陸上交通の底知れぬ魅力、それは自分にとって、乗り物ではなく、道や鉄
路そのものなのだ。はるか遠くの、まだ知らぬ土地が、先人の労苦に築かれた一つのライン
でつながってると思うと、幾つになっても抑えられずワクワクする。そんな中で、色の混ざ
り合い地域を通過するとき、狭い日本、されど深いな、と。こんな俺流の、変な楽しみ方も
あっていいのかな・・・なんて思う。

                       
                                〜THE END〜 
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