東谷小・守門(大岳)登山
2004年10月8日(金)
 東谷小学校では4年生が、仲間と協力することの大切さや頑張り抜く精神力を培うこと、地域の自然と触れ合うことにより自然を大切にする気持ちを育てることを目的に毎年行われています。例年、夏休み初めの7月下旬に行われるのですが、今年は7.13水害のため順延になっていました。今回も秋雨前線と台風22号の接近により天気は下り坂。それでも出発時には薄日の差す、まずまずの天気です。 登山ルート
登山ルート
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小学校から大岳を望む8:00 小学校から大岳を望む

 天気は曇りですが、学校から守門(大岳)がはっきり見えます。頂上からの展望に期待し、雨が降らないよう祈りつつ・・・。
例年は栃堀からのルートですが、今年は道路が通行止めの箇所があるため、守門村(現:魚沼市)経由となりました。
出発式8:25 出発式

 学校の玄関前で、校長先生からのお話を聞き、他の学年の先生方から見送られて出発です。
みんな、事故やけがの無いようにね。頑張るぞー!
猿倉橋駐車場9:00 猿倉橋駐車場

 途中、トイレ休憩のため猿倉橋駐車場に停車。ところが水洗トイレの水が出ないため、汚物が残ったままだったのでほとんどの子供たちはパスしていました。いっそのこと汲み取り式の方がマシなのかも。 
保久礼駐車場9:20 保久礼駐車場

 ここからは車を降り、徒歩で頂上に向かいます。
参加者は児童25名、保護者10名(男:5/女:5)、山岳会員4名、先生3名の総勢42名でした。
駐車場から見た大岳9:25 駐車場から見た大岳

 ここからも大岳山頂がハッキリ見えました。頂上付近はうっすらと紅葉も始まっている様子。展望にも期待が持てます。
保久礼避難小屋前9:30 保久礼避難小屋前

 先生から、あらためて登山の注意を受け、いよいよ登山の開始です。湧き水でのどを潤したり、水筒に水を補給する人も。
私自身、何度も登っているのですが、秋の登山は始めて。きれいな紅葉が楽しみです。
登山開始9:35 登山開始

 保久礼からキビタキまでは整備された階段が続きます。これが結構きついんです。階段には所々水溜りができ、滑りやすく泥だらけに。ここからは、4〜5人ずつの班編成で登ります。途中、山岳会の方から木の枝で杖を作ってもらいました。さすが山の達人、手際のよさが見事です。
キビタキ清水10:10 キビタキ清水

 途中休憩のキビタキ清水で並ぶ子供たち。「冷たーい」、「おいしいー」と感想はそれぞれ。「これらの湧き水が集まって刈谷田川になるんだよ」との先生の説明に「へ〜」と感慨深そうな子供たちです。
ここで初めての、おやつタイム。友達と交換し合ったりしてとっても嬉しそう。
展望台11:00 展望台

 展望台からは新潟平野が一望。遠く佐渡島までハッキリと見えます。双眼鏡を手に、「小学校が見えた。」、「ビッグスワンが見える。」と大喜び。この景色が登山の醍醐味ですね。
不動平11:30 不動平

 今までの木々の中を抜け、頂上が見通せる不動平で記念撮影です。頂上までもう少し。子供たちは、まだまだ元気。それより、「先生、大丈夫?」
不動平から大岳へ11:35 不動平から大岳へ

 このあたりから、木々の紅葉がきれいです。正面に見える頂上まで黄色や赤い葉のトンネルを進みます。
そろそろ「おなかすいた〜」の声も。 
大岳に到着11:50 大岳に到着

 やっと、頂上に到着です。吊るされた鐘を鳴らし、達成感に包まれ喜び一杯です。
登山記念の記念撮影11:57 登山記念の記念撮影

 みんなで仲良く記念撮影です。空も明るく、見晴らしも良いのですが、雨が少しあたってきました。早くお弁当を食べてしまわないと・・・。
この後ろには守門大明神が祀られています。
ランチタイム12:05 ランチタイム

 みんな仲良しの友達同士で楽しいお昼です。雨具は雨のせいよりも、吹き付ける風からの防寒のためです。思っていたよりも寒かったです。体感上は雪の有る山開きの時よりも寒く感じました。こんなだから、紅葉も早いんですね。
ゴミは無いかな?12:40 ゴミは無いかな?

 山頂でのクリーン作戦を予定していたのですが、幸いほとんどゴミは見当たりません。
後ろに見える山が守門岳の主峰、袴岳と青雲岳です。紅葉がとてもきれいです。
下山開始12:50 下山開始

 雨が心配されるため、チョット早めに下山開始。下りは道が滑りやすく、何度も転んだ子供たちも。登りよりも履物の差が出るようです。ズックだと底の溝が埋まってしまい、つるつると滑ってしまいます。
保久礼到着2:30 保久礼到着

 全員が無事に下山完了。途中、足を痛めた子を山岳会の方がおんぶしてくれました。私なんかは、自分のことで精一杯なのに・・・。さすが、「山の達人」はたいしたものです。下に着くと、痛みも引いたようで、自分で歩いて帰れました。大事にならずに良かった良かった。
刈谷田川の源流2:45 刈谷田川の源流

 ついでに、保久礼小屋の裏を流れている刈谷田川の源流、母川の川原に下りてみました。水量も多く、透明な水に子供たちは感激の様子。あらためて自然の大切さを実感したようです。
解散式(保久礼)3:00 解散式(保久礼)

帰路の途中で下車の子もいるため、ここで解散式です。まだまだ元気な子、ホッとした子、感想もいろいろ発表してくれました。
先生方、山岳会の皆さん、お疲れ様でした、そしてありがとうございました。子供たちと感動を共有でき、とっても良い一日でした。ただ、明日からの筋肉痛が・・・(痛々)。

 今年は、山開きに次女と、今回は長女と、2回の守門登山ができました。
当初の予定の7月だと仕事の都合で無理だったのですが、幸い(?)順延になったため参加することができました。心配された天気も、さほど崩れず、登山道の状態も悪くなかったし、ラッキーな登山でした。
それにしても、子供たちのパワーには、いつもながら圧倒されてしまいます(^_^;)

アドバイス
 先輩から教えてもらったのですが、車で送迎の場合、ズボンも靴も泥だらけになるので新聞紙を用意した方が良いです。床だけならまだしも、シートまで汚れると後が大変ですからね。その方が、乗せる方も乗せてもらう方も、余計な気兼ねが無いです。私の場合も、大変役に立ちました。
履物は、登山靴まではいりませんが、トレッキングシューズなんかがよろしいようです。ズックだと、ほとんど滑って転んでしまうようです(それを楽しんでいる子もいましたが)。スノートレなんかでも良いのかも。私は、山開きの時は残雪があるので、長靴で登ってしまいますが。


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