我らが百姓四季の歌




山間地での農作業です (栃尾産自然乾燥コシヒカリ編)
田植え 五月晴れの中、家族総出で田植えをしました。

平野部の田んぼと違い狭いもので、大型の機械が入らず小さな田植え機でせっせと頑張りました。
真っ直ぐなところが少なく、機械植えだとムダも多いのですが、さすがに今の世の中、手で植えるのはちょっとカンベンです。

2001.5.12
 小さかった苗もいつの間にか大きくなり、水面がすっかり見えなくなってしまいました。
連日の猛暑の中、たくましく育ってくれています。
朝露にぬれた稲穂がとってもきれいでした。
来月には、もう刈り取りの季節です。

2002.8.10
 稲の花が咲きました。
穂先に付いている白い小さいツブツブなのが花です。

写真の撮り方が悪く、見えにくいかな。また機会があったら撮りなおして見たいです。

2002.8.10
あぜ これも、平野部の田んぼとちょっとちがうところ。あぜ(田んぼの境い目の斜面)が広く、傾斜も大きいため草刈りが大変なんですよ。写真ではきれいに刈り取ってあります。

2001.9.2
稲穂 稲穂も熟し、穂先が下がってきました。

「実るほど頭をたれる稲穂かな」
人間もこうありたいものです。
ちなみに、カメラメーカー「ミノルタ」の語源もこれに由来するそうです。

2001.9.16
稲刈り いよいよ稲刈りです。
写真で使っているのはバインダーという機械です。
刈り取りながら束ねてくれるスグレもの。
しかしながら、最近ではコンバインという刈り取りから脱穀までやってしまう機械が主流なのです。
これも、狭い田んぼならではの風景です。

2001.9.16
はぜ掛け 刈り取った稲を「はぜ」に1把ずつかけます。
地域により「はざ」、「はせ」等、色々な呼び方があるようです。
我が家では、「左」の組み立て式のものと、「下」の立ち木を利用したものと、2ヵ所に架けております。

2001.9.16
はぜ 最近は平野部ではメッキリ見なくなりましたが、こうやって自然乾燥することで、おいしいお米ができるのです。
ブランド品の「**産コシヒカリ」さえ、いまでは自然乾燥はほとんど無く、乾燥機によって強制乾燥されています。

この後の天気が心配です。

2001.9.16
稲上げ 心配された台風の被害も無く、晴れ間も見計らっての「稲上げ」です。
掛けてあった稲を下ろすのに、何で稲上げ?子供の頃は疑問でしたが、結局のところ仕上げるといった意味でしょうか。
今年は休日にできましたが、相手が天気しだいなので平日に行うこともあります。
10月なのに気温27度とか。とっても暑い一日でした。

2002.10.6
脱穀 取り入れた稲を近所の家の作業所に持ち込み脱穀です。
脱穀とはイネからもみをはずすことです。現在、おもに使われている「コンバイン」という機械では、稲刈りからここまでを一気にやってしまいます。
脱穀されたワラは堆肥として来年の肥料になったり、加工されて荒縄などになります。

2002.10.6
もみ米 脱穀された「もみ米」です。
最近では鮮度を保つため、「もみ米」で保存される方もいるようです
さすがに手間がかかるのでこのあとすぐに「玄米」にしてしまいます。

「もみ米」の殻を取り除き「玄米」にする作業を「もみすり」といいます。

2002.10.6
玄米 もみ殻を取り除いた「玄米」です。
我が家ではこの状態で保存します。
あとは、食べる分だけ一袋ずつ精米機にかけ、「白米」にします。

新米は最高においしいです。
つい、食べすぎが気になりますが。

でも、しばらくは去年の米が余っているので新米は当分お預けです。
これも農家の宿命かな?

2002.10.6

人の手間と、自然の力(水、空気、温度、土質)のハーモニーで
日本一のコシヒカリ
が生まれるのです。

このページのタイトルの元になった曲をご紹介します。
昭和50年代に学園祭、ラジオなどで活躍された「なかむらくん」のメンバー
中村成典さんの追悼アルバム「小さなかもめ」の中の1曲です。

我らが百姓四季の歌
詞・曲 中村成典
1. 春は もんぺに前かけで 地下たびはいて 腰まげて
田んぼの中に顔をつっ込み 田植えをみんなで頑張ろう
2. 夏も もんぺに前かけで 地下たびはいて 腰まげて
田んぼの中に顔をつっ込み 消毒みんなで頑張ろう
3. 秋も もんぺに前かけで 地下たびはいて 腰まげて
田んぼの中に顔をつっ込み 稲刈りみんなで頑張ろう
4. 冬も もんぺに前かけで 地下たびはいて 腰まげて
屋根の中に顔をつっ込み 雪ほりみんなで頑張ろう
 曲を聴きたい方はこちら(mp3)


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