大概のことで肝を潰さないために・1
日頃、用意があった方が良い事

@保険証
(保険制度が若干変わっていると思います。サイト作成当時となります。ご了承願います)

健康保険被保険者証→普段、お世話になっている普通の保険証です 保険者の職種によって、船員保険、国民保険等、いろいろな種類のあるものです。

老人保険証70歳以上の方が持っているものです。医療費負担は年々多くなっているようです。

健康手帳新潟県の場合、医療機関・薬局・老人保健施設・訪問看護ステーション等、「医療機関」を利用した時、処方した薬、療法上の注意などが記載されます。
提示を求める場所が全どですので、保険証と一緒の保管をおススメします。

A日頃お世話になる、あるいはこれからお世話になる可能性のある場所は調べてリストを作っておいて下さい。

かかりつけの病院・医院→開業医の先生に往診に来ていただいている場合、余程の緊急時で無い場合は診療を中断させてしまうため、電話は遠慮した方がいい場合もあります。医院の都合もお聞きして、FAXで連絡をとっていい場合はそうするのも一計です。

病院の場合は、(診察の予約が主と思いますので)専ら電話での連絡の方が良いかと思います。

いずれの場合も、受付時間・診療時間は電話番号と一緒に書き留めておきましょう。

ケアマネジャーの連絡先介護・医療サービスを介護保険を利用して受ける場合、不可欠な方々です。要介護認定を受け、判定を受けて後、利用者側が希望するところに委ねられるしくみに変わってきました。とは言え、お一人で少なくとも数十人のケアプランを担当されている身であろうかと思われます。

多忙のため、電話では大変つかまりにくい状況も考えられます。その場合、ケア・マネジャーの方に承諾を得て、FAXでの連絡をとっていい場合はその方が確実です。

また、日頃利用しているショートステイ・デイケア施設、訪問介護・看護ステーションの電話番号(使用可であれば、FAX番号も)もすぐ分かるところに貼っておくなどすると良いです。特に、訪問介護・看護ステーションは電話ではつかまる率が無いばかりか、出先に電話が転送されるため、他の方の介護・看護の仕事中に携帯電話を取る事になり、とても話が出来ない事もあります。

アドレス帳の内容について→本来、個人のアドレス帳はいじるものではありませんが、要介護老人の記憶の確かなうちにしておいた方が後々困らないでしょう。

きちんとお付き合いのある方々をリストにしている方の場合、家族でもどういう関係か分からない記載があれば、一応聞いて書き留めておくと良いです。
はっきりしたリストが見当たらない場合は年賀状や季節のあいさつなど、私信のやり取りのある方々については把握しておく方が良いでしょう。

痴呆や身体の衰えがひどくなった場合、何方に何処までをお報せして良いかの判断材料となるかと思います。本人の意思が聞ける場合は、訊いておいて悪いことは無いでしょう。

年賀状や私信の代筆等、これも家族がする事のうちになってきます。

また考えたく無い事ですが、人生必ずやってくる終わりの時期にあたり、ご連絡を差し上げるべき方とそうでない方に関しても確認出来ればしてあげて下さい。生まれた土地で生涯をまっとうできる方は別として、転勤暮らしや就職のため・結婚などと何かと事情があって、菩提寺が遠い場合もあります。その場合もどうするか、本人の意思が聞ける状態であれば、訊いてあげるのが思いやりの場合もあります。

それぞれ、善し悪しは別として個人の性格もありますし、身体が弱れば気持ち的に弱ってしまう事もありますから、この点はケース・バイ・ケースです。

ご本人がとても耐えられないなら、なるべく触らないで置く方が良いのです。

(親しい方の逝去の報せに耐えられない様子を一度でも見受けたら、二度とは人が亡くなった報せは本人に伝えない方がいいです。近所の方なら仕方ないかも知れないですが、遠方の方の場合はそれも出来るかと思います。そして、ご遺族が親しい方で故人抜きでもお付き合いが続くと思われる場合、お悔やみの手紙か何かにその旨を簡単に追記しておくと良いです。隠し立てをする事を好まない方があるかと思いますが、気落ちすると身体の方も弱るのでは無いかと思います。ただ、ご本人が私が死んだらこうして欲しい、と言って来た場合はなるべく聞いてあげた方が良いようです…個人的な経験上ですので、全てのケースに当てはまるとは言えないですし、責任も取りきれませんが)

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