大概のことで肝を潰さないために・2
 
日頃、用意があった方が良い事

Bあってはならない緊急時!のために
救急法の講座をご家族の何方かが受けておく事、そして読みやすい簡単なものが書店に必ずあると思いますので、「救急法」についてかかれた本を買っておいて、何かあったときのために少しでも読んでおかれる事、目に付く場所にいつもそれを置いておかれる事をおススメします。
(どの本でも出てくる事として、意識の有無の確認であるとか、気道の確保等、様々ありますが、作者は医療従事者ではありませんので、この辺は割愛すべきところでしょう)

〔1〕救急外来について→NTTの「タウンページ」をめくると、「緊急ダイヤル」というページがあるかと思います。
そこを見ると、お住まいの地域の「休日急患診療所」「救急指定病院」の電話番号が書いてあります。

そこに付箋をつけていつも分かるようにして置くか、書き出して置くかする事をおススメします。いずれも、必ず、電話をしてから利用して下さい。

「休日急患診療所」の場合、受付時間が昼間に限られていますし、診療科目も内科・外科・小児科と必要最低限に限られます(歯科があるところもありますが)。また応急処置が出来ても治療までは出来ない、という限界もあるのは、致し方無いところです。

「救急指定病院」については、市町村の広報等に「当番病院」の記載があるかと思います。そこをチェックしておくのが一番ですが、そこまで出来なかった場合も安心して下さい。各病院の救急外来に電話すれば、まず診察を断る場所は無いかと思います。

(また、119番して「今日の当番病院を教えてください」と言えば、教えてくれます)

〔2〕「119番!」の場合→こちらの方が利用度が高いかもしれません。

こういう時に「落ち着き払っていなさい」というのは、到底無理な相談ですが、救急車に来てもらえない事には困りますので、

経験上ですが、一応…このくらいの応答が出来れば、というポイントを挙げておきます。

凄く当然の事ですが、自分がアワテ者である、と少しでも思われる方のために…。まず、

「消防ですか、救急ですか?」と訊かれますので、救急である旨を答えてから、大体次のことが説明できれば○かと思います。

☆倒れた人の年齢と性別
☆倒れた時の状況
☆電話をかけている今現在の様子
 簡単な事しか訊かれません。大体、意識があるかないかとか、普通に呼吸をしているかといった事ですので、無理でしょうが「落ち着いて」そのままを答えて下さい。

☆もちろん住所(来て欲しい場所)…

そして、通報している間あるいは通報してから救急車を待つ少しの時間に出来る事を少し。

☆付き添う人と家に残る人を決めておく。

☆もし、出来るなら、ここ数日の健康状態を説明できるようにして下さい。

 もし、不安なようでしたら、搬送先の病院の救急外来、また出動 して下さった救急隊員の方に何かと説明出来る資料として

*(毎日つけているなら)介護日誌
*健康手帳や調剤薬局等でもらう薬剤情報が記された紙
(出来ればファイルして保存しておく方が良いです)

など、あると良いかと思います。

日頃、何の病気でどこの病院・医院の何科にかかっているかは、いつも介護されている方が把握されていることの一つですので、心配をせず、分かる範囲で答えれば大丈夫です。

1999,2000 Jo's Graphics
1