今日もkyoちゃん。『strip』と『Happy?? Junky!!』。途中からYoujeenのマキシも入れてみたり。んでもって『strip』についたのはやはし埃ではなく傷らしく、ちょこまか飛んでくれることに悲しんでみたり。今日はバイトが休みだったので、日がな一日まったりのんびり。
Youjeenはやっぱりどう考えてもライヴの勝ち。でなきゃ一月のFIRE
WIRE 2001で配布されたデモテープの勝ち。
デモテープに収録されたのはこのマキシのラフミックスかなんかなんだろうが、ノイズ混じりの音質の悪いテープにこそ彼女らしさが出てるっつぅか、彼女の良くも悪くも荒い部分がCDよりもテープに合ってるっつぅか。荒さはCDにもちゃんと出てるんだが、CD故の音質にその荒さが噛み合ってない感じ。ちょっともったいない。
春だというのに今日は雪だった。なにごとだ。二年遅れで恐怖の大王が降ってくるとか言ったら笑うなぁ。
むちゃ寒かった。部屋にしかいなかったのに。なんだかな。春をくれ。
桜が見たいなぁと思う今日この頃。地元はまだなのさー。
さて。今日はBS2の『BEAT MOTION』で真矢の司会が始まったり、『フードファイトSP』に香港人役のくせしてとうとう日本語しか喋らないまま河村様が出てたり、SUGIZOの公式サイト・sephirotがリニューアルされたり、INORANの新作予定も出たり、妙にex.LUNA
SEA組の動きが活発な日であった。明日は明日でSUGIZOさんが記者会見やるって話もどっかで見たし。なんだかな。
やっぱりこいつら全部おっかけようと思うと、金が要るのね。一九九七年みたいに(苦笑)。
弐〇〇壱年四月二日(月)
本日はFEEL SO BAD。と、途中からYoujeen。『ENDORPHINE』『FEEL
SO BEST』とマキシを。
今日はほんとになんとなくな選択でしかなかったので、この三枚についてはノーコメント。てーかやっぱYoujeenはライヴがいい。昨日も書いたけど。マジで。
今日はバイトで怒られたことはいっこしかなかった。レジ前を商品抱えてうろうろする就園児を気にしてたら、気にしてる間に仕事しろと。そりゃ怒られても仕方ないことではあるが、親がついてないままレジにぽんっと商品置かれても困るし、商品抱えたまま店の範囲から出られてもこれまた困るわけで(大型スーパーのテナントなので、店の範囲を出ると通路を挟んで他の店なのだ)。そんなこんなで客のペース(特にがきんちょ)がつかめない俺には、簡単にはクリアできない問題である。それでなくてもちび好きだしね(笑)。
社員さんにあれこれ怒られるようになってからというもの、常々思っていたことを改めて実感するようになった。
「怒る」ことと「叱る」ことは違うのだ。
俺はここまでの二週間足らずで、怒られたことはいっぱいあっても、叱られたことが一度もない。それじゃダメなのだ。それでは人は育たない。ガキだろうとオトナだろうと関係なく、育てる側に立つ人間は、「怒る」んじゃなく「叱る」ことができないとダメだと思うのだ。
「怒られた」時ってのは、自分に向けられた怒りの感情がものすごい不快感を味わわせてくれる。その不快感と一緒に、投げつけられた言葉が自分に刺さる。それが痛くても痛くなくても、こっちの怒りがそれで煽られる。
「叱られた」時だったら、相手が冷静でいてくれたらこっちも素直に自分の非を認める余裕を持てるし、冷静に話を聞ける。その差は、ものすごく大きいと思う。
辞書を引いたら、「怒る」の方に「強い言葉でしかること」という意味も入ってる。けれど、根本的には「怒る」という行為は「怒り」という感情と直結するものであって、相手の非を理解させるために取るべき行動はやっぱり「叱る」方だと思うのだ。
ネット上を漂ってると特に実感するが、本当に語尾一つで全体の印象はがらりと変わる。現実世界なら表情とか声の調子とか、印象を変えられる要素は多いはずで。
なのに、ネット上で今までに受けたどんな暴言より、社員さんの言葉の方が刺さる。ネット上に限らず、今までの短くはない人生の中で、社員さんの言葉の刺さり具合は間違いなくトップクラス。
結論。俺はあの人らみたいな人間にだけはなりたくない。
一度だけ、かなり強い言葉で叱られたことがある。
だけどそこにはやっぱり「怒り」という感情はなくて、ただその言葉が強くて、それに簡単に負けるくらい自分が弱かったから、ずっしりとその言葉が重かっただけで。むしろあの時叱られたのは、すごくいい思い出。
あの時叱ってくれた人を含め、俺の周りはそういう叱り上手が多かった。今現在はもしかしたら、人生最悪かもしんないくらい。いろんな人間がいるもんだね。
明日明後日は怒涛の六時間半勤務。しかも朝から。起きねばならぬ。よって、寝る。腰痛ぇ。
弐〇〇壱年四月三日(火)
…とか言いながら現在はしあわせの日の朝九時を回ったところ。寝ちゃった。えへ。
五日連続勤務(しかも三日と四日は恐怖の六時間半勤務)の二日目にしてダウン。いや、倒れてはいないが、ひたすら眠かったのよ。というわけで午後十一時就寝。そして朝まで起きなかった(爆笑)。でもおかげでちょっとすっきりしてたり。
最近やたら「レジを思いっきり打ち間違う夢(笑)」とか見ちゃって気が休まらなかったんだが、死んだようにびくともせずに寝てた(byおかん)ら、けっこうすっきり爽快。なんだかな。単純なんだか複雑なんだかわからんな、人間(笑)。
で、三日分のBGMは基本的にfra-foa。二日の夜に寝る時は黒夢の『BEST
OR WORST』二枚。
がっつりしたのじゃないとほんとに朝起きらんなくてねー……って、寝る時からがっつりしてるから夢見が悪いのか? …そうかも(笑)。
それから、眠りに堕ちる寸前からなぜかまったりしたくてG-CLEFの『五右衛門』を。ここのピアノ担当だった榊原さんのコンサートが近々あるのだ。見に行くのだ。その前日までみっちり仕事。きゃー。でもそれさえクリアすれば榊原さん。頑張れ俺。負けるな俺。
G-CLEFは歴代の紅白歌合戦出場者の中でも恐らく唯一、「歌」合戦に「ノンボーカル」で出たバンドである。
で、リハではおとなしくステージ上で演奏してたそうだが、「本番になったらどこへ走るかわかりませんから」と宣言してたそうで、バイオリン二名とチェロとコントラバスの合計四名。走ったね(笑)。確か走ってたはず。バイオリン二名は客席の通路を疾走してたさ。
コンサートでもよくそういうことしてたそうだが、唯一どうやっても走れないピアニスト榊原さん。ファンからは彼にも「ピアノ担いで走って!」という絶対無理な要望があったそうだ(笑)。アップライトでも無理やっちゅーねん(爆笑)。
そんなバンドにいたお兄さんは、音大出てるのに弾く時の姿勢が無茶苦茶悪く、背中丸めて足でだかだかリズム取って頭でもリズム取っちゃうようなお兄さんだったと記憶している。それを生で拝めるのかどうかはわからんが、あの人のピアノは柔らかくて好き。なので楽しみ。えへ。
弐〇〇壱年四月四日(水)
しあわせの日。なんもなかったけど。でもそれもまたしあわせ。
つぅか本日二度目の日記ですな(苦笑)。いいけどさ。
今日は昨夜眠りに堕ちる寸前にかけてたG-CLEFの『五右衛門』をバックにおかんに起こされ、バイト先までの十分間は気合入れ直しのためにGARGOYLE『future
drug』。「It's Battle Time」「OPEN THE GATE」辺りはやはし効く。恐るべし。で、帰宅後はずーっと『五右衛門』。
まったりのんびりした曲もあれば、すっげぇかっこいいのもあるし、かと思うとばか全開なのもあったり。なんとも楽しひのだ、この集団は。
昨年九月二十五日の日記にも書いたが、音大を出たが故の確かなテクニックでこういう楽しいことやってくれる集団の音というのが、真っ当にクラシックのCD聴くより、俺は好き。大好き。
クラシックの世界では、表現するべき旋律がすでに決まっていて、その中でいかに自分らしさを出すかっていうことが焦点になると俺は思ってる。その旋律をも創りたいと思った人間のうち数%はクラシックから離れていったりもしてるはずで。
しかしこの兄さんらは、クラシックをざざーっと通ってテクニック的にも人並以上のものを持って、それでいてあえてばかやってくれてるから好きなんである。
またオリジナル曲、楽しいの多いしね。かと思うとクラシックの有名所なんかをモチーフにした曲もあるしね。楽しい。
榊原さんのソロアルバムは、某新☆堂にて発見してるんだが、当日その場で聴いた時の印象を大事にしたいと思って、買わずにいる。当日、物販出てたらたぶん買うよ(笑)。
弐〇〇壱年四月五日(木)
本日はBUMP OF CHICKEN二枚。『THE LIVING DEAD』の「Opening」と「Ending」が大変にほんわかしつつも深いものであることに、ブックレットをまじまじと見て初めて気づいたりして。MDに落としてなかったから全部落として、バイト行く時も気合入れに聴いてた。
バイト、五日連続出勤の四日目。いい加減集中力も切れてきます。大変です。怒られっ放しです。
本日よく怒られたネタとしては、自分がやれと言われた仕事は自分一人でやれ、ということ。それと、いろんなことに気を配らなきゃいけないだろう、ということ。
後者はレジ打ちと包装だけに限らずに、両替だとか袋やレシートの予備の用意だとか新刊の補充だとか、そういうことをみんな見ながらやらねばいかんだろうと。
……俺、一度にいっこのことしかできませーん。って言ったら顰蹙間違いなしだな(笑)。でも俺はそういうヤツ。ある意味不器用。とても不器用。その代わり、一度それにハマると終わるまでテコでも動かずその一つに従事し続ける。その意味でもやはり俺は、接客ってこと自体に向いてないんだろうな(苦笑)。
しかし前者。今日はレジ台の前に回ってる時に袋の予備を持ってこいと言われたんだが、レジ台の前からは残りがどのくらいあるのかは見えない。よってちょうどレジ台の中にいた社員さんに「あとどのくらいあります?」と聞いたら、自分で見ろと怒られたのである。
なんだかな。そのくらいの相互協力ってあっちゃいけないことか? そこ、謎。てーかその時お客さんが混んでたわけでもないので、社員さんの手は空いてたし、俺がそこからレジ台の中へ回るのははっきり言ってタイムロスがデカい。時間短縮のためにはむしろ有効だと思う俺の思考パターンがおかしいのかと悩む。
……こういう時、ほんとにほんとに大学時代のバイト先の社員さんはいい人たちだったとしみじみしちまうのだ。
あそこの方々は自分が動くことを(内心はともかくとしても)嫌がらなかった。たとえその時、自分の担当分の仕事で手が離せなくても、口だけ頼まれ事に回して手先は自分の仕事、とかそういうことができてた方々。
同じ「器用」ならこっちがいいなぁ。レジ周り全部自分で仕切れるようになるよりこっちがいい。うん。
帰宅後、やはしBUMP OF CHICKENを聴きながら思う。こいつらはこいつらで、器用なんだか不器用なんだかようわからん。でも、生きる上ではどっちかっつーと不器用っぽい感じがする。「Ending」を聴いてて、そう思った。
弐〇〇壱年四月六日(金)
五日連続勤務最終日。もうどんな音楽も効果ないくらいへろへろ。てーかやっぱ社員さんに上向き中指プレゼント。嫌い。
本日は朝起きるのにLINKIN PARKを用いるも、睡魔の方が強くて意味がなかった。
昼過ぎに、不在配達扱いで昨日持ち帰られてしまった下記戦利品が届いたので、バイトに出る前にベース弾くネタにしてみるも、やはり疲労の方が強くて意味がなかった。
バイト先へ向かう十分間、LUNA SEA好き勝手編集MDにしてみるも、疲労の方が(以下略)。
帰宅後、LINKIN PARKを垂れ流してたんだが、入れっぱなしだったBUMP
OF CHICKENの『天体観測』にふと意識が向いて、それ以降「天体観測」一曲のみエンドレス。
歌詞の一節がすごく引っかかる。
「僕は元気でいるよ/心配事も少ないよ/ただひとつ今も思い出すよ」
思い出すのは大学時代。や、こんな引っかけ方してもBUMP
OF CHICKENのメンバーに悪いなーとは思うんだけどさ。
元気なのは間違いないのだ。隣で社員さんが花粉症と風邪のダブルパンチ喰らった感じの咳してても移らないのだ。
心配事もないのだ。あったけどもう解消したし。山羊座のA型は戦闘モードに入ると強いんだよ。
ただ、思い出すことがあるのだ。
あれこれ笑ったり悲しんだり怒ったり悩んだり、あわててたりぼんやりしてたり、いろいろやってたりなんにもしてなかったりした、大学四年間は、それでも徹底的に幸せな時間だったんだってことを思い出すのだ。
今が不幸なわけじゃなく、ただ、あの頃の方が今より幸せだったというだけ。
あの頃と同じ幸せが欲しいわけでもなく、あの頃と同じくらいの幸せが欲しいわけでもなく、ただ、今はもう少し、バイトに拘束される時間にも幸せを見出したいと思ってるだけ。
それ以外の時間にしか幸せがないのだ。バイトは毎日じゃないし、時間も日によって長かったり短かったりするけど、どれだけの時間をバイト先で過ごしても、そこに幸せがないのだ。
「天体観測」にこんな歌詞もある。
「気が付けばいつだって/ひたすらなにか探してる/幸せの定義とか/悲しみの置き場とか」
どっちも探したいなと思う今日この頃。
<本日の戦利品>
・LUNA SEA『THE FINAL ACT TOKYO DOME』〔V〕
そして休み。長かった……ここまでの約一週間が長かった。だが今日、それは報われた。幸せ。
とりあえず、休みにも関わらず、なぜか午前十時前に起床。てーかその時間までに起きねばならなかったのだ。お目覚めは強力にしたくてzilch『3・2・1』と『ミミズゼロ』、Dope
HEADzの『GROW』を。そして、どうにかこうにか起きる。
目的はなんと、チケットの電話予約。五月にあるFIRE
WIRE 2001 vol.2のチケット争奪戦である。
結果は、話し中になったのが五回ほどで、あとはまったく繋がらず、そして玉砕。
思えばこれまで、自分なり身近にいる人なりがFC会員なら優先予約で取っちゃうか、そうでなければ当日券が出るようなミュージシャンのライヴしか行ったことがなかったのだ。それはとても幸せなことだったのねーと実感した。
まぁ今回のは、取れたら笑うよなーって程度に軽ーく考えてたので、あまり落ち込みもせず。
で、午後からお出かけ。昼飯喰ってCD屋(おやっさんとこ)行ってCRAZE買って書店(notバイト先)行って雑誌と文庫二冊ずつの他にたれぱんだとこげぱんの新刊買って、それからおかんのお買い物に二軒付き合って、一度帰宅。荷物が多かった上に半端に時間が余ったのだ。
で、もう一度出かけて行った先は某ホール。キャパ四百強の小さなホールなんだが、比較的新しいおかげで音響はいい。そこで見て来たのが、ex.G-CLEFのピアニスト・榊原大のコンサートである。これがもう、とてつもなく幸せだったのだ。
中学生当時、テレビで見た覚えのある姿勢の悪さや拍子を取る足の動き。そして、音。それが目の前。いや、俺のことだから最前とかなんていなかったけどね、もちろん。でもホールちっちゃいから、後ろからでもよく見えたんだよ。
演奏された曲は、彼のオリジナルありーの、G-CLEF時代の曲も含めたカバーもありーので、恐らくインプロヴィゼーションであろうものもあった。
最初の一曲を彼独りで演奏した後は、ギタリストとベーシストを呼び込んでスリーピースでの演奏。しかし、そこでモニターにベースが入ってこないという状況に陥ったらしく、頑張ってMCを取る姿が妙にお茶目だったり。
更にバイオリニストが呼び込まれたんだが、この人がまた音大卒。の割には、木製のバイオリンの他にアクリル製と思われるエフェクター繋げるようなバイオリンなんかも使っちゃったりして、なんとも楽しかった。
しかし、今日のコンサート中、俺が一番嬉しかったのは、これ。
幾度目かのMCで、榊原さんが言ったのだ。
「『音』を『楽しむ』と書いて『音楽』ですから。皆さんにも今日は楽しんでいただきたいなと思います」
これ、俺がこの日記に書いたのとまったく同じ言葉である。去年の八月二十六日と二十七日に書いた。
同じ言葉を現役のミュージシャンの口から聞いたのは初めてで、すごく驚いた。
驚くと同時に、思った。「ああ、この人は俺が好きなタイプのミュージシャンだ」と。
クラシック通ってフュージョン系の音楽を作り続けている人の中にも、こんな言葉がするっと出てくる人がいた。すげぇ幸せ。
「音楽」は「楽し」んでこそ「音楽」。改めてそう思った。楽しかった。
ライヴ中に本人が告知してて初めて知ったんだが、彼はかの葉加瀬太郎と大学の同期生で、現在も葉加瀬さんのツアーやレコーディングに参加しているそうである。葉加瀬さんのことを知らなかったわけでも避けていたわけでもなく、単にあんまり気を惹かれなかっただけだったんだが、これからテレビで演奏する予定があるなんて知ったら、たぶん榊原さん目当てにチェックするんだろうな、俺(笑)。
彼の音はとても柔らかくて、自己主張が弱いわけじゃないのにちゃんと押し引きを心得てる感じのすごく心地いい音を聴かせてくれるので、大好き。思わず下記戦利品をおかんと割り勘でげっとしてきた。
つぅわけで帰宅後は『転/移』エンドレス。やはし幸せ。
<本日の戦利品>
・CRAZE『baby punks tour 2000』〔V〕
・榊原大『転/移』〔AL〕
・V.A.『2001年〜ツァラトゥストラはかく語りき』〔AL〕
弐〇〇壱年四月八日(日)
日がな一日のんびりくってりよく寝た。推定睡眠時間は合計で十二時間前後。いやほんとによく寝た。しかも、夜になってもちゃんと眠い。ぶらぼぉ俺。
そんな本日は、天気がよくてあったかかったため、窓を開けてひなたぼっこ。近所迷惑を考慮して餌は必然的に静かめのものを。というわけで昨日の戦利品、榊原さんの『転/移』とV.A.『2001年〜ツァラトゥストラはかく語りき』と、その他にG-CLEF『五右衛門』。結局みんな榊原さん目当てな日であった(笑)。
この人のなにが好きって、昨日の日記の最後辺りに書いたとこが好きなのだ。ほんとにほんとに柔らかいんだよー。
でも、ちゃんとピアノ線の芯の部分を鳴らしてる感じの音だから、弱々しくはなくて、強いんだけど小さくて柔らかい音を出せる。それはもう、テクニック云々の先にあるもの、もしくはテクニックなんかよりずっと根本的なものなんだろうと思う。
もう一つ、『2001年〜』はもうほっとんどがR.シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」なんだが、それはあんまり引っかかってくる演奏やアレンジがなくて、一番好きになったのはこれ。三トラック収録されている「美しく青きドナウ」の中の、ウィーン少年合唱団の演奏。やはし綺麗だなーと純粋に感動。中盤のソリスト二人をフィーチャーした二重唱部分が特に好き。てーかその二人の声が好き。いい感じだ。
そんなことを考えてぼんやりのんびり聴き浸ってたら、バイト先で唯一好感を持てた、俺より二十日ほど前からバイトしてるっていうお嬢ちゃんから電話。明日のバイトのシフト代わってくれって。四時間勤務の予定が六時間半勤務に伸びた。まぁいいけど。
弐〇〇壱年四月九日(月)
四時間の予定じゃなかった。三時間の予定だったのが六時間半に延びたんだった。今日のバイト。
今日の社員さんは、極端にお近づきになりたくなかった方が休みで、なんとなく気が抜けた。でも気ぃ抜いてたらレジ打ち間違った。三人のちびを連れた、まだ若いお母さん、気づいてくれてありがとう。なんか変だなとは思ったんだけどね。ごめんなさい。
本日のお仕事は基本的に、俺の膝までの高さしかない平台のお掃除。開店後なので客の邪魔にならないよう、台車に本を少し乗せては空いた部分を拭き、本を戻したら次のスペースの本を台車に乗せて……の繰り返し。結局ほぼずーっと中腰。おかげで腰、激重。
まぁ明日は店が休みだからいいんですけど。その後が四日連続なんだよねー。死ぬなよー、俺の腰。
今日のBGMは昨日の三枚継続。朝だけBUMP OF
CHICKENのMD。起きたら時計が止まってて笑ったなー……。
『転/移』のラストを飾る「カラミテス」の音はとても柔らかくて、コンサートのラストに独りだけで背中を丸めて弾いてた榊原さんの姿が重なって見えて、すごく好き。
バイトから帰ったらメールが一件。なんと英文。簡単なんだけど英語を離れて早五年以上、英和辞典はどこへしまったかわからない俺には訳せず、おきょうに意訳を依頼。
その返事を追って、おきょうから電話。日付をまたいで延々と喋る。そこで出た結論に笑える自分がいて、安心する。
自分には楽しむ余裕がまだある。楽しめるうちは大丈夫だ。明日は腰が重いだろうし気温が高くなるそうだから出かける気にはなれんが、近いうちにジャズピアノのCDを漁りに行こう。榊原さんがカバーしてた曲の原曲を聴きたい。あと、電話でおきょうに薦められたのはジョン・コルトレーンとジョージ・ウィンストン。金に余裕ができたら考えよう。
昨日からずっと暖かかったせいだろう。今日、桜が咲いた。春だ。鬱ってばっかもいらんねぇ。
弐〇〇壱年四月十日(火)
バイトは休み。そして晩飯当番。んでもって疲労は抜けず。春だのう。
今日も今日とてフュージョン熱上昇中。今日はもう榊原さん一枚だけ。晩飯作ってる時も榊原さん。
割と好きなのは「Hybrid Dance」「君と僕の月」「坂道のおじさん」「カラミテス」辺り。「坂道の〜」はかっこいいのにタイトルが謎。いいけど。中盤ほのぼのしてるしね。
日中、久方ぶりにピアノに向かって、ラストの「カラミテス」の音取りに挑むも、半年近く触らなかったんだから弾けるはずもなく(笑)。まぁメロは取れたが。だいたいね。
疲れが抜けないのはなぜなのか考えてみる。答えはすぐに出る。単に寝付きも寝起きも悪いのだ。ついでに夢見も悪いのだ。社員さんが出てくる夢なんざカケラでも見ちまった日なんて起きらんねぇよー、面白いくらい(笑)。
精神の疲労というものは厄介なのねーとしみじみ。
んなこと考えて沈んでるうちに、昨日桜が咲いた。今日で三分咲きくらい。やはし春。
そう言えば今日ってばおかんの地元の祭だったんだよな。神輿二台をぶつけ合って競うのとか、神楽舞とかあるんだよな。舞は神社の境内に舞台作って、お稚児ちゃんとかいて、いい具合に半端な神秘のニオイが漂うのだ。体力さえ残さない気になれば、日帰りは可能な距離なんだよな。行って来ればよかった。
弐〇〇壱年四月十一日(水)
パンチ力がほどほどなモノを目覚ましBGMにしたくて選んだのはLUNA
SEAであった。アルバム『STYLE』と『LUNACY』にマキシ『LOVE
SONG』。「FOREVER & EVER」「gravity」「INTO THE SUN」辺りがやはし好き。てーかほんっとーに小野瀬さんに弱いね、俺(苦笑)。
バイト行く時だけ榊原さんの『転/移』。バイトの帰りも『転/移』。帰りに「帰り道」を聴いていたのはただの偶然。
今日も今日とてバイト先へ向かっている最中がものすごい鬱で。いや、少し前までの泣きそうで吐きそうなほどのひどさではないけれども(←いい加減耐性ついてきた)。
わずか十分足らずの道すがら思うのはこんなこと。
「あ、今曲がってきた車の前に飛び出して事故ったらバイト行かなくてすむよね。ふふふ(企笑)」
昨夜も思ったんだよね。風呂上りに階段昇りながら。
「あ、ここで足滑らせて落ちて怪我したらバイト行けなくなる。えへ(壊笑)」
こういう思考パターンにはものすごく覚えがあって非常に嫌な感じである。
大学受験直前の時期だったから、もう五年も前の話になるが、その頃思っていたのはこんなこと。
「(部屋に置いた石油ストーブの天板の上に冷えた手をかざしながら)このまんま手のひらペタってここ(=天板)につけて火傷したら、シャーペン持てなくなるから勉強しなくていいよね。ふふふ(虚笑)」
今回、完璧に同じパターンである。単に、それらの行動を危ないと思う本能が正しく作動するが故に、実際の行動につながらないだけで。
大学受験直前に俺を掬い上げたのは、GLAYの「グロリアス」だった。その前のシングル「生きてく強さ」よりこっちが強かった。部屋でCDに合わせてメロディを口ずさんでて泣いたのは、後にも先にも「グロリアス」(それも五年前の一月限定)だけだった。
今回はなんか掬い上げてくれる曲ってあるんだろうか。最近の流行り歌の傾向(特に浜崎あゆみとか辺り)から考えるに、張っ倒して傷口抉って「それでも生きなきゃダメなんだよバカ」的な歌が多そうでちょっと鬱。
とか思ってて思い出しました。Gacktの新作が近いですね。やばやばです。ヤツのネガティヴっぷりには及びません。kyoちゃんの新作マキシは幸せだといいなぁ。とりあえずGLAYでも聴いてちょっとでもポジになっとこうかしら。それとも野猿辺りに手出してみる?(←けっこう真剣。「Fish
Fight」好きなのだ)
弐〇〇壱年四月十二日(木)
「私達(=社員)の言葉は、素直に受け止めてね、ねじ曲げちゃわないでね」
これを、より嫌いな方の社員さんに言われて、笑った。こっそりと。
ねじ曲げたくなる性格してますからねぇ、と言いたくなったけど言わない辺りがすでに捻じ曲がってる俺様ぶらぼぉ。
てーか素直に受けて言われた通りのことに専念してるとそれはそれで難癖つけてくるのは、他でもないこの人である(笑)。そこら辺、自覚あるんだろうか、あの人。わからんなぁ…(笑)。
なんでいきなりバイト先の話から始まってるかっつーたら、今日は失敗したからなのだ。
BGMをGLAYにしたのは失策であった。反省。『BEAT
out!』『BELOVED』『pure soul』の三枚にしたんだが、失敗。
なんかねぇ、忘れてたらしいですよ、俺。
GLAYのメイン・コンポーザーさんはex.LUNA SEAのSUGIZOと渡り合えるほどのネガティヴ思考万歳な人だったということを。
本日どうやっても引っかからなかったのが「週末のBaby
talk」「SHUTTER SPEEDSのテーマ」「COME ON!!」辺り。軒並みばかポップソング。この辺で笑えないということはもうダメダメってことである。特に「SHUTTER〜」。
だからねぇ、ダメだったんですよ。傷ついて落ち込んでぼろぼろになって「…それでもなんとか生きられんだよね、人間って」って感じの、こう……ネガティヴにネガティヴを何重にも上乗せしてやっと遠〜〜〜〜〜くに小さな小さな光を見つけるみたいな、そういう感じ。
TAKUROの書く歌詞ってのはそういうのが多いんだっつーことをね、忘れてました。ダメダメですな。むぅ。
こりゃもう、これでZI:KILLとか行っちゃった日にゃ大変だね(笑)。もう「笑ってごらんよ」がまいてぇまそんぐに固定されること必至。
やれやれ。どうしましょうかね、このネガ思考の渦。どうやったら抜けられるかなぁ……やはしここはだりあ姐さん?
弐〇〇壱年四月十三日(金)
だりあ姐さんはちょっとフック強すぎな気がして、選んだのはなぜかDIE
IN CRIES。『NODE』『Eros』『Seeds』の三枚。「KOOL
& MOONLIGHT」とか「Through the looking glass」とか「「種」」辺りはやはしツボ。
しかし、幸せにはなれなかった。往年のyukihiroのせいだとは思いたくない。表舞台から姿を消したtakashiのせいでもないと思いたい。恐らくはバイトのせいだ。たぶん。
バイトの行き帰りはfra-foaの「プラスチックルームと雨の庭」ばっかり聴いてた。誰かに自分の存在を肯定してもらいたかった。
バイト先で嫌なこと言われて、ひっさしぶりに泣いた。もう、泣いたこと自体が久しぶり。それも、帰りに外歩いてる時にすでに泣きそうだったっていうのが驚異。そんなの小学生以来だぞ、おい。(←人前で泣くなんていうのは俺のプライドが許さない)
俺ははっきり言ってなにをするにも要領が悪い。悪いなりに頑張ってはいるし、その頑張りが結果に影響しないこともあるんだが、それでも頑張ってることを認めてくれる人が今までは多かった。
今のバイト先は、頑張ってるのを承知の上で千尋の谷に突き落としてくれるのである。痛いんだってば、そういうことされたら。
突き落とされたことに対して腹立てて、初めて真っ向から社員Aに歯向かったら、「いっつもそうやって人にたてついて!」と怒られた。怒られたと言うよりあれは八つ当たられた。俺がAに歯向かおうと思って歯向かったのはこれが初めて。それ以外は事実を事実として述べていただけに過ぎん。それをたてついたと思われてはこっちも腹立つしなー。
だからと言って、「私だって頑張ってるんですよ、なんでわかってくれないんですかぁ!」なんて甘ったれたセリフを吐くつもりは毛頭ない。それもまた俺のプライドが許さない。認められないなら認められるように足掻くだけだし、それでも認められないなら、俺を認めることができない相手を憐れむだけだ。
人のいいところを見逃して悪いところを見つけることだけ得意なのは、人間として非常にもったいないと思う。
後続を育てるならミス一つ見つけるのと一緒にいいところを二つ見つけるくらいしないと、うまく育っていかないんだよ。褒めてばっかでも育たないけど。育てられる側がコドモでもオトナでもこれは一緒。
てーか、今思うに。俺という人間を使いづらいなら使わなきゃいいじゃん。クビにすりゃいいじゃん。ロクな仕事できないくせに口だけは生意気(と思われてるんだろうなー)なバイトなんか社員の権限でクビにすりゃ話早いと思うんですけど。いっそそうしてくれたらこっちも後腐れなくフェイド・アウトできるんだけどなー。
仕事自体は嫌いじゃないが、なにしろ社員が嫌なあの職場。あそこが変わらないなら辞めますわ、俺。マジで。
近日中に決めちゃおうかしら。ふふふ。それとも嫌味なまでに居残ってみようかな。それもいいな。ふふふふふ。
そもそも俺様、どのみちバイターで終わるわけにはいかんのだからして……仕事探そ。でも今から探し始めると五月のライヴ行けなくなる可能性大なのでちょいお預け。そうです、あとちょうど一ヶ月なんです。もうちょっとだけ我慢の子。頑張れ俺。負けんな。
fra-foaの「プラスチックルームと雨の庭」を聴きながら願ったことは、泣いて少し落ち着いた後に叶った。数日前にもやってもらったばっかなのにね。弱いな、俺。でも、このタイミングで俺を肯定してもらったから、明日のバイトはどうにかなる。お目覚めは明日こそだりあ姐さん(笑)?
弐〇〇壱年四月十四日(土)
またしてもだりあ姐さんを避け、選んだのはなぜかBUCK-TICKだったりして(笑)。ベスト盤『BT』を。あっちゃんらぶ。
しかし寝覚めは相変わらず悪く、あっちゃんのだるさに引きずられて逆効果。いや、あっちゃんが悪いわけじゃないんだよ、だるいのをあっちゃんに引きずられたせいにする俺が悪いんだよ(笑)。
バイトの行き帰りは昨日と同じくfra-foaの「プラスチックルームと雨の庭」。
帰宅後しばらくしてからfra-foaの手持ち全曲を入れたMDにした。
「プラスチック〜」とか「澄み渡る空、その向こうに僕が見たもの。」「君は笑う、そして静かに眠る。」辺りを歌詞見ながら歌ってて、不覚にもまた泣きそうになったり。そんな日。
人間、トロいのを自覚してたって即座に器用になれるわけじゃない。
ああしろこうしろと頭ごなしに言われただけで人間は育たない。
さっき言われたことと今言われたことが矛盾してる、それを問いただすのはおかしいか。
上と下の間に挟まれる立場故のストレスをぶつけられて、下にいるこっちが傷つかないとでも思っているのか。
あそこにいると、「自分は間違ってない、自分はおかしくない」と必死に自分を肯定して生きてきた二十三年四ヶ月の時間に自信が持てなくなる。
「俺が正しいわけじゃなく、相手が間違ってるわけでもない。どっちも間違ってない、真実も正解もいくつもあるものだ」
俺はそのことを知ってるはずなのに、そんな考え方そのものを封印して、ついでに感情も封印しないと、バイト先には存在できない気がする。いい加減疲れてきた。
感情も思考回路も封印して生きていられた小学校時代の俺、よく生きてたな。今の俺はいろんなこと考えすぎてて、封印する力が追いつかないらしい。
今の俺の方が、剥き出し。剥き出しだから傷つくんだし、傷つくのが嫌なら封印して閉じこもればいいんだけど、それはもうできないしやりたくないから。
社員は店長とバイトの間に挟まれてストレス溜め込んで。吐き出す先はやっぱり俺なんだろうか。
俺は、俺と俺の間に挟まってため息ついてる。吐き出す場所は、ここ以外にはない。
弐〇〇壱年四月十五日(日)
日がな一日fra-foa全曲叩き込みMDをBGMにだりだりだらだらたりたり過ごす。
月に一度の楽しくないお楽しみのご到来以外、なにもない。
なにもないっていうことはとても幸せなことである。実感。
fra-foaを聴くともなしに聴き流したり、一緒になって歌ってみたりしながら思ったこと。
凹む時は凹みましょう。
落ちる時は一番下まで落ちないとダメなこともあるもんだ。ヘタにGLAYとかで巻き返そうと思ったのが間違いなんだ、きっと。
というわけで明日の朝から「Mr. Market」by ZI:KILL決定。これと「笑ってごらんよ」はやはし俺の人生のどこかで欠かせないモノらしい。
合わせてCRAZE行っとくべきか、だりあ姐さんか加奈子姐さん辺りとセットにして破壊力測ってみるか、ちょいとお悩み中。
……あ。久しぶりに日記が短め(笑)。
弐〇〇壱年四月十六日(月)
そしてZI:KILL。かなりの大盤振る舞いであった。とりあえずごった煮MDをメインの餌に据え、バイト前にはビデオ『LIVE
ROCKET』までビデオデッキに喰わせてだかだかベース弾いて。
あ、ちなみに昨夜寝る時はなぜか超久しぶりっつぅか日記開始以来初と思われるLastierであった(笑)。アルバム『Birthplace』と『DEPARTURES』を。マキシで出た「SEEDS」とかも好きなんだけどね。『DEPARTURES』の「I'll
Supply The Love」を聴きたかったのだ。『Birthplace』はついでだったのだ(苦笑)。で、結局のところメインはZI:KILLだったのだ。
いやぁもう、落ちたいんだか上がりたいんだかわからんよ、俺。すげぇよ。浮こうとしてるっぽいんだが、どうにも落ちまくり。なんだかな。
そんな本日ツボに来たのもまたバラバラ。「HYSTERIC」「華麗」「DEAR
JUNK」「HERO」「Bad Man」「少年の詩」「PEOPLE PURPLE」「笑ってごらんよ」そして「Mr.
Market」(笑)。なんでしょね、このとっ散らかり具合は。
特に「HERO」はなぁ……三日前にマジで鏡の前で泣いてたからなぁ(笑)。刺さり具合が半端じゃなかったり。でも嫌な刺さり方じゃないんだけどね。
「いつか知らん顔できないように俺は俺でいてみせる」
って歌詞が非常にツボ。
どこまでいっても俺は俺。そこだけはどうやっても変わらないものだし、変えようとも思わないし、まして他人にああだこうだ言われた程度で変わるようなもんじゃねぇ。俺は俺。変わってなんかやる気はない。
帰宅後にビデオデッキに喰わせた『DESERT TOWN
TOUR 1991』もね。「笑ってごらんよ」の前のTUSKのMCが大好きだ。笑いたいヤツは笑えばいい。けなしたいヤツも詰りたいヤツもやりたいよういやればいい。んなことされたって俺は俺。
今日はちょいと強気モード。でもやっぱり沈んでたりもする。この浮き沈みの激しさは恐らく、あの店に通ってる限り落ち着かないんだろうな。
……つぅか、今、たった今、おっそろしい事実に気がついた。今週の怒涛の五日連続出勤クリアしたら、初仕事からちょうど一ヶ月経つんじゃん。うっわぁ……実感ねぇよ。前は一ヶ月ってとろとろ過ぎる時間だったのに。いやぁねぇ。そうやって人間知らない間に年喰ってくんだ(笑)。
弐〇〇壱年四月十七日(火)
五日連続勤務の二日目=ZI:KILLの「HERO」がまいてぇまそんぐな日の二日目。そんなこんなで今日もZI:KILL一色。
起きる時がZI:KILLで、バイトに行く時も「HERO」で、帰宅後におきょうから微妙に凹みつつも楽しげな電話がかかってきた時も、やっぱりZI:KILL。ほんとにそればっか。
おかんと晩飯時に話してて気づいたんだが、今の俺の状況ってば登校・出社拒否症状の初期段階ですか、もしかして。
「いじめられた!」と憤慨してるうちはまだまだ全然かわいいもので、それが「行きたくない」「頭(もしくは腹とか)痛い」なんていう弱々しい言葉を吐いた時の方が危ない。登校・出社拒否の初期ってのはそういうものだったんだ、そう言えば。
現在の俺様。バイトの二〜一時間前になると、胸焼けっつぅか泣く前みたいなあの感じに襲われる。呼吸も心拍数も上がるようなことをしてないのに、なぜか鼓動がうるさくて呼吸が浅い気がして、気持ち悪い。
これで音楽にどっぷり浸かる時間がないままバイトに行くと、もう最悪。この妙な違和感を抱えたまま仕事せにゃならんのだ。
ただしこの違和感。音楽に流されてしまえば(それこそ十分とかそのくらいの短時間でもいいのだ)、綺麗に消えるのである。今日も、バイト前に『OPNE
THE GATE〜天国への階段〜』をビデオデッキに喰らわせて、「HYSTERIC」のアタマのフレーズを弾き切れないことに悔しがったりしてたら、消えた(笑)。
音楽が強いのか、俺が単純なのか、まだ大丈夫っていう意味なのか。いや、結局のところどれも、なのか。そうなんだな、きっと。うん。
明日はなんかもちっと明るめので行きたい気がしないでもないが、明日はより嫌いな方の社員さんを相手取らねばならぬので、どうしようか考えつつ、とりあえず寝る。
弐〇〇壱年四月十八日(水)
今日は朝から久しぶりにValentine D.C.。アルバム『THE
V.D.C.』『GENERATION』『public address』の三枚を。
なんかね、「奥歯を噛みしめろ」と「ダストシュート」「下弦の月」「野良犬」辺りはどうしても今の俺に引っかかる。つーか元々好きな曲だしね。あとは「扉」とか「LOVE
HURTS」「My Generation」とか好き。かなり好き。
それにしてもKen-ichiの唄、ツボである。久しぶりに聴くとえらくツボ。しかし、やはり良い意味での曲の古臭さがちょっとねぇ……ダメなんでもツボから外れてるんでもなく、ただ、彼らよりも強力な音を知ってる俺にとって、ちょっとだけ弱め。そんだけなんだが。
昨日の日記に書いた「もちっと明るめの」には相当するからそれでいいのだけども。
なんかなぁ……今この状態で牙様いっちゃうと、あまりの強さに押しつぶされそうかも、とは思うんだが、いっそそのくらいの方がいいのかとも思うし。かと思うとだりあ姐さんの底抜けに明るい強さにも惹かれるし、でも榊原さんの音とかいずみさんの音にも愛着があったり、その反面SEX
MACHINEGUNS辺りでハジケちゃいたい気もするし。CRAZEもD'ERLANGERも聴きたい、師匠も聴きたい、小室もいいなぁ。小室ならDのサントラがいい。かなりごちゃごちゃ。
こういう時は目標が定まらなくて、逆にきつい。どれにしようか迷ってるうちにバイトの時間(苦笑)。
五日連続の三日目終了。峠は超えたものの、両足ともボロボロ。ほんとにもつのか俺。ちょっとやば。
弐〇〇壱年四月十九日(木)
あんまり強くて押しつぶされそうとか思ってたわりには本日GARGOYLEオンパレード。アルバム『borderless』『我意在』『future drug(店頭盤)』の三枚と好き勝手編集のMDをコンポに喰わせ、『future drug』を落としたMDから主に「ガキ帝国」とか「Open the Gate」辺りを糧にバイトへ。
だがしかし。すでに牙様のエネルギーもほんのちょっとしか影響してくれないほどに弱っている。やばやばである、俺様。かなりやば。
足腰の疲労は半端じゃなく、普段なら眠くなければ冷えているはずの指先が常に熱を持っている。眠ることが最大の喜びであるはずの俺が、ちゃんと眠れない。眠れないから疲れが抜けきらず、疲れが抜けないから溜息ばっかり。
市販品とは言え規定量の倍近くビタミン剤と頭痛薬を飲んでも、ここまで来るとなんの足しにもならん。かなーりやば。
どうしましょうかね。時々牙様の唄が刺さってくるんだけど、ほんとにね、ダメダメなんですよ。バイト行く前にベース触る気力すらねぇの。なのにちゃんと、おきょう言うところの「心因性の症状」は出てくるし。しかもかなり強力に。
……五月の導火線イベントのとこ、休みもらえたけど、移動日の夜にバイト入れられるかもなんだよね。しかも、そこで休みもらう反動で、なんと六日や七日連続の出勤もありうるかも、とか言われたし。んなことやったら俺、マジで倒れますがな。倒れる前にすっぱり辞めるべき?
まぁとりあえず、五日連続は明日で終わるんですけどね。きっつー。
んなことを常に念頭におきつつ、今考えてるのは明日の朝の目覚ましそんぐす。どれだったら起きられるかな。いっそいずみさん辺りにしようかなぁ……。
社員A。俺の危機感のなさを指摘するのはいい。それは大変に正しい行動であり、上に立つ者として当然のことだ。それはわかる。
だがしかし、そこですっぱりと「こういうことにも気づけないようなら、来てもらう必要ないから」というセリフがさらっと出るのはなぜだ。
結論。だからさ、辞めさせたいなら辞めさせりゃいいじゃん。
ってまたバイトの愚痴から入ってるし。今月二度目の五日連続出勤最終日にして、初出勤からちょうど一ヶ月目。
愚痴の割合が増える一方ってのがもういっそ笑えて仕方ない。どこまで壊れられるのかね、俺。煙草吸いてぇな。
今日も今日とてBGMの選択をミスったのだ。昨夜寝る時に『水彩』byいずみ『立春』by SCARE CROW『想』by INORANの三枚にして、朝起きる時はBUMP OF CHICKENの全曲叩き込みMDだったんだが、すでに無理だった。そのくらいで対抗できるような状態じゃないのだ、今の俺は。
壊れてるなぁと思う。それを自覚できてる分、まだマシなんだろうなぁとも思う。
どこまで壊れるのか見てる自分が自分の中にいるし。壊れることを恐れて逃れようと足掻いてる自分も自分の中にいるし。
なにもかもをあきらめてすべて悟ったようなツラで自分を嗤う自分もいるし。それを全部分析してるだけの自分もいるし。
泣いて閉じこもりたがってる自分とか、息巻いて虚勢張ってる自分とか、人形みたいに無感動で無表情な自分とか、いろいろ。
裏とか奥とか底とか、そういうところに必死で隠してきた自分が、癒えない傷を真っ先につけられるのはどうしてだろうな。
闘いに出向く時に耳元で鳴らしてたBUMP OF
CHICKENの「グングニル」が、本日のせめてもの救い。
死に際ともなれば、人間はすべてのものに勝てるのかもしれない。たとえその先に待つのが確実な終わりだとしても。人間はそのくらい、普段は弱いくせに最後の最期で強いものなのかもしれない。たとえその強さが、ただ単に見苦しいほどの生への執着に裏打ちされた醜いものであっても。
今はまだ、弱くてもいいのかな。俺はまだ生きてるし、たぶん明日も生きてるだろうから。生きることに強い執着を抱くほど、最後の最期が見えてるわけじゃないから。
弐〇〇壱年四月二十一日(土)
いろいろあったようななんにもなかったような日。バイトがない日は一ヶ月と一日前に雰囲気が似てていい感じだ。
昨夜は結局明るくなるまで眠れなかったのに、五日連続勤務でむくみまくってるふくらはぎを目一杯叩かれて起こされた。やったのはおかんである。朝から泣きそうだったり。
本日から全国のワーナー・マイカル・シネマだっけか、で『バンパイアハンターD』が上映されているというのに、俺の地元には映画館がないことに今更ながら嘆いてみたり。
ようやく冬眠から目覚めさせるべく、バイクをショップの人に引き取りに来てもらった時、ほんとは丸五ヶ月動かしてないくせに四ヶ月くらい乗ってないって嘘ついてみたり(笑)。
それから、引かない頭痛をごまかすためにまた頭痛薬飲んで夕方から晩飯までわりとキモチヨク眠ってみたり。
おかんが買ってきてくれてたプリン、晩飯の後に食べたらおいしかったりとか。
そんなこんなな日常。これが日常。バイトは俺にとってある意味、非日常。あの時間だけが。そんな感じ。
本日は昨日の三枚継続。単にめんどくさくて。それでもいずみさんの「時果てぬ夢」とか「風に乗る足跡」とかINORANの「Owl's
Tear」辺りは好きなんだよね。
そろそろ新しいのが恋しい頃。とりあえずkyoちゃんが入荷してるかどうか聞きに行こうかな。あとは、そうそう、G-CLEFのアルバムの取り寄せが頼めるかどうかも聞いてこなきゃ。榊原さんのコンサートでカバーしてた「チキン・ウィング」って曲、G-CLEF版を聴きたい。
気がつけば、お隣の農家の桜はとっくに葉桜。今年は余裕ないなぁって思ってたけど、その桜が立っている畑の隅では菜の花と水仙の黄色が綺麗だった。うちの庭ではパンジーとチューリップがハデな色をさらして咲いてるし。なんとなく余裕があるかもしれない。よくわからんけど。明日も休み。
弐〇〇壱年四月二十二日(日)
いろいろ楽しかった日。こんなに楽しくて開放的でなんにもなくていろいろあった日も久しぶりだな、おい。
まずはおかんの用を足しに某お宅へ。それが済むと、なぜか生け花の展示会へ。師範クラスの方々の作品ばかりだったので、わかるわからないとか好き嫌いを超えたところで、気を惹かれる作品が幾つもあった。惜しむらくは、草花の香りよりも強く会場を満たすおばちゃん臭(笑)。
それから駅前でお買い物。駅前に来ること自体が十日以上ぶりなので、溜まりに溜まった音楽雑誌を買い漁り、オーダーしていたkyoちゃんのマキシのついでにBUCK-TICKも買って、それからkyoちゃんのアルバムとG-CLEFのベスト盤なんかも予約(G-CLEFの方は取り寄せ)してみちゃったり。
ああ、そうだ、書店ではおかんに借金する形で講談社の『再現
日本史』も買ったんだ(笑)。週刊で百号まで出る予定のを全部そろえるつもりでバインダーまで買ってもらったり(爆笑)。いつからだか忘れたがずっと出てる『ビジュアル 日本の歴史』より写真資料の多い『再現 日本史』の方が俺の好み。これは俺が買い揃えると、今日決めた。
なにしろ、受験する大学を絞り込む作業に入った頃、日本文学科で軍記物語をやるか、日本史学科で戦国時代をやるか迷った人間ですから、俺。ええ、こういうものが楽しくないはずがあろうか。(←反語)
そんなこんなで多種多様な戦利品を抱え、久しぶりにご満悦で、某デパートの駐車場に入れた車に戻ろうとしたら、又従兄弟一家にほんとに偶然、遭遇した。
おかんとそこのパパさんが従兄弟同士なので、そこんちのちび二匹(上が幼稚園、下はまだ)が俺の又従兄弟。上のお嬢ちゃんは臆面もなく元気に「こんにちは」が言えたが、下の坊主は真っ赤になってお母さんの細く長い足に隠れるもんだから可愛くてしかたない。
俺がちびを構って遊んでる間、親同士は立ち話。ほんの五分とかそんなもんだったが、ちびの可愛さはやはし格別。かぁいかったなー(ほくほく)。
つぅわけで、出かける前は昨日と一昨日の三枚継続だったが、帰宅後すぐに本日の戦利品にチェンジ。
kyoちゃん。タイトル曲もカップリングその一もエロい歌詞のっけて、なにしてんですか、アナタ(笑)。
BUCK-TICKの方はかねてから好評だと聞いていた「細胞具ドリー:ソラミミ:PHANTOM」と、シングルだったのでどっかで耳にしてた「GLAMOROUS」がお気に入り。今井先生恐るべし。この人も作る曲の幅は広いよなぁ。などと改めて感心してみたり。
明日から三日間はまたバイト。でも、二十五日発売で二十四日入荷の新譜に、坂本教授プロデュースの地雷ゼロキャンペーンソングとかDope
HEADzのマキシとかあるから、出かける余裕が持てたら買って来たいなー。
……相変わらず、音楽の話してると頭痛が消える(笑)。俺様の体質もぶらぼぉだが、そうさせてくれる音楽もぶらぼぉだと思うのだ。
<本日の戦利品>
・kyo『抱擁』〔MCDS〕
・BUCK-TICK『ONE LIFE, ONE DEATH』〔AL〕
弐〇〇壱年四月二十三日(月)
バイト先にD出現。いや、だからどうってわけじゃないが。あれ、消耗品だし。消耗っていうか客が買う品物を入れるんだから、いつまで楽しめるものでもないんだが。D仕様のビニ袋が出現してて、嬉しくてしょうがない。レジに立っていればDが手元に。ちょっと幸せ。今日は社員Aの当たりもきつくなかったし。
ただ唯一恐るべきなのは、いよいよもって長期勤務向けの内容をいろいろ教わり出してしまったこと。レジ閉める時の操作方法だとか、店内の照明スイッチのいじり方だとかの諸々。嫌だなぁ……俺、ほんとに長居したくないんですけど、あそこの店。
だがしかし、五月の第二回導火線by小野瀬が終わるまではマトモな就職活動ができない……ああ、仕事探しに行きたい。こんなにも就職活動したいと思ったのが初めてって辺り、なんかズレてる気もするんだけどね、俺(笑)。
本日はずーっとずーっと昨日の戦利品二枚。朝起きる時にkyoちゃんの「抱擁」はけっこう効く。アタマだけボーカルのボリュームがデカいんだよ、あれ。いい感じ。あとはやはしBUCK-TICKの「細胞具ドリー〜」。かと思うとラストの「FRAME」もしっかり残るし。いい感じだ。考えてみたら、BUCK-TICKのオリジナル・アルバムって初めて買ったんだよ、俺(笑)。ついでに言うと、聴くのも初めてだったりする(爆笑)。今までほんとにベストに頼ってたんだよなぁ。
バイトに行く時は藤村嬢のごもっともな言葉に従ってGARGOYLE「ガキ帝国」。一曲だけだとバイト先に着く前に終わっちゃうので、ついでに「ZIPANG」。やっぱ強いね、GARGOYLEは。
実は今日ってば河村隆一ステージ復帰の日だったんだよね。なんかいろいろやってたらしいですけども。
あの男、なにをしてどこまで行きたいのか、いまいちわからん。ので、新曲はとりあえず聴いてはみるけども、酷評すら出ない可能性も無きにしも非ず。
だってさぁ、三十路過ぎていきなり着ぐるみにチャレンジする男に、この俺様がなにを期待できるの?
そうなんだよ、考えてみたらさ。明日CD屋に入荷するモノにGacktのアルバムとか地雷ゼロキャンペーンソングとかDope
HEADzとかあるのはちゃんと覚えてたんだけどさ。
隆一の復活マキシが一緒ってのを完全に失念してるんだよね、俺(爆笑)。その裏で、「ああ、そろそろINORANのマキシ予約しようかなー」とか思ってる辺りに、愛の差が。
俺はやっぱりLUNA SEAのお歌唄いさんが好きだったのかなーと思う今日この頃、真矢のテレビレギュラーが多くてしかも『堂本兄弟』ではドラム叩いてるのも嬉しかったり。そんな日々。
弐〇〇壱年四月二十四日(火)
驚異的なことをやってみた。バイトが夕方から五時間勤務だというのに、午前中に整骨院へ行き(これはいつものこと)、昼をまたいで駅前へお出かけ。しかも徒歩。片道三十分を歩き、下記戦利品をげっとして帰宅。んで昼飯喰ってからバイト。恐るべし。てーかやればできるんじゃん、俺。
なんで今日行きたかったかって言うたら、特に理由らしい理由はないのだけれども。
ただなんとなく、音が足りないなぁって思って退屈だったからかもしれない、とは思う。
しかし、戦利品のうち手をつけたのは、バイト前にDope HEADzだけ。帰宅後にGacktだけ。河村さんは明日の六時間半勤務が終わるまで聴かない。和みそうなモノはバイト前に聴かない。そんなんでバイト行ったら地獄なので。S.Q.F.は単に気が向かなかっただけなんだが。
本日のバイト前はBUCK-TICKの「細胞具ドリー〜」。もうね、大好き、これ。いい感じだ。帰路も「ドリー」。なんか残り方が半端じゃないんだよぉう。アタマの中で回るんだもん。
「♪眠れない夜/ドリーは殖える/ほぉら後に同じ顔〜」って。
一時期のBUMP OF CHICKENの「天体観測」より回ってるよ(笑)。
そんなこんなな本日、いよいよもって左足の古傷がヤバい感じなので、とりあえず応急処置に湿布して包帯巻いて出勤。明日は整骨院で腰の他にここも診てもらわずばなるまい。
<本日の戦利品>
・S.Q.F.『FLOAT∞MELT』〔AL〕
・Gackt『Rebirth』〔AL〕
・河村隆一『Ne』〔MCDS〕
・Dope HEADz『TRUE LIES』〔MCDS〕
弐〇〇壱年四月二十五日(水)
いよいよもって左足ぴーんち。体重かけらんねぇんだもんよ。そんな左足をかばって負担かけるが故に、右足も同様にやばやば。腰は言うに及ばず、肩こりもまた然り。なんだかな。
本日は朝から夕方までのシフトだったんだが、朝がなにせ辛い。かなり辛い。起きて飯喰って出るのがやっと。音に浸ってる暇なぞ当然あるはずもなく、おかげで社員さんに怒られる回数は多い。
おかしいなぁ、低血圧ってわけでもないはずなんだが。むしろ、平均値の範囲内で、上と下の差があんまりないんだよね、俺。それはそれである意味キケンなはずだけども、朝が弱いのにはあまり関係ないだろう。
朝はとりあえずがくとにしてみた。はず。すでに記憶が曖昧。そのくらいダメダメなんだよ、朝は。
出陣時はBUCK-TICKの「細胞具ドリー〜」。相変わらず好き。昼休みに帰宅して再出陣する際はGARGOYLEの「ガキ帝国」と「It's
Battle Time」。しかし、疲労のためいまいち気合が入りきらないままだった。ダメじゃん。
そして、明日が休みなのでもう気を抜いても大丈夫、というので、帰宅後に思い切って河村。結果、撃沈。
ダメだ。この男にはもうついていけないかもしれない。っていうかこの男の存在を俺が許容できないかもしれない。かなり難しい。やば。
砂吐きそうなのは相変わらずなんだけども、なによりあのー、なんていうんですか、ジャケットの、桃系にちょっと朱色がかったようなピンク。あの色からしてもう……あとは歌詞についてはもう突っ込みたくもないし……アナタはそのまんま行ってくださいって感じ。なんだかな。
ダメです、この人は。否、河村「が」ダメなんじゃなくて、俺が河村「を」受け付けられん。せめて「Glass」並みのバラードか、藤井麻輝とコラボレイトしてた曲、なんだっけな、あれみたいのがあればまだいいんだが。あくまでも個人的に。四年前はここまでの拒絶反応は出なかったんだがなぁ……(嘆息)。
次いで、Gackt。これまた困ったさんである。いろいろ突っ込みたい箇所は多いアルバムだが、なによりもなによりも、「marmalade」のハジケっぷりと、「Papa
lapped a pap lopped」におけるサッ○ロ黒ラ○ルのCM並みのシャウトはどおよ(大爆笑)。
いや、「Papa〜」はかっこいいしね、個人的にはすごく好きな曲なんですけど、だがしかし。楽しいぞ、おい。
冗談に紛らせらんないとこで言えば、「Sayonara」のバイオリンが好きだ。しかし、締めが「君のために〜」なのはちょっとどうかと。ゲロ甘なまま終わっていいのか……そうか……(嘆息)。
てぇな感じで嘆息続きなんだよな、この二枚。質が高いのがせめてもの救い。昨日の戦利品の残り二枚はいまいちだし。いや、この二枚も、質は高い。音は良い。それは間違いない。しかし、S.Q.F.は半寝ぼけでしか聴いてないせいもあるが、Dope HEADzは前作と比較してもJO:YAの声の印象が弱くて、かなりいまいち。どおよ、JO:YA。
そんなこんなな、ちょいとハズした日であった。明日は休みなのでとりあえず夢見悪くなることもなく安心して眠れる。よかった。
弐〇〇壱年四月二十六日(木)
せっかく爆睡してていい日だったのに、空腹のせいで午前十時起床(笑)。整骨院に行くだけで午前中を潰し、午後はのんびりお昼寝。夕方四時まで寝た(爆笑)。おかげで午前一時半現在、あんま眠くない。やば。明日も朝からなんだよー(苦笑)。
本日はずーっとBUCK-TICK『ONE LIFE, ONE DEATH』とGackt『Rebirth』にて。……休みの日くらい明るく生きようと思わんのか、俺(笑)。
でもね、『Rebirth』の「Marmalare」なんかはバカみたいに明るいのでいいんですけど。
そして夜、河村にヤられる。いや、どうしても許容できそうになくて、ビデオに録るだけ録っといて、テレビ消してたんだよ。でも、録画できてるかどうか確認した時にたまたま。たまったま、ほんっとに偶然。
ヤツが禿げヅラ被ってたんだよね……。
もういいです、アナタ。もういいよ、わかったよ。俺はアナタとは別の世界に生きるよ……と思った。マジで。ちなみに歌ったとこは見てない。
教授の地雷ゼロキャンペーンテーマソングだけ見てたなぁ。SUGIZOはあんまり変わってないのに、なんだって河村は……(endless
loop)……。
もういいです、ワタシは小野瀬さんの方面に流れます。あとは、Gacktのテレビ出演追っかけてると必然的に『堂本兄弟』のおかげで真矢にも当たるし。INORANはとりあえずボーカルが心配ではあるが聴くつもりでいるし。
とか言いながら、ほんとのほんとに飽きてしまわない限り、河村の作品もやっぱり買っていくであろう自分に溜息。
飽きてしまうには、『Ne』のインパクトはちょっと強いのだ。とても残念でほんの少し嬉しくて妙に悲しい事実。
弐〇〇壱年四月二十七日(金)
オシゴトオシゴト。朝からオシゴト。今日はそれでも九時前には起きた。目覚ましは相変わらずGacktとBUCK-TICKだったはず。うろ覚え。いい加減効き目が弱くなってきてるからな、この二枚も。ゆったりのんびり朝飯喰ってどうにか目を覚まして、いざ出陣。鬨の声ならぬ鬨の歌はGARGOYLE「OPEN THE GATE」と「ガキ帝国」。やはし気合の入り方はケタ違い。強いぜ。
仕事はまぁどうにかこうにかそれなりにのんびりやっつけといて、上がりの時間に妙なモノを店長から手渡される。いや、ただの茶封筒なんすけど。どうやら、月末に定められてる給料日が、GWのせいで前倒しになって今日渡されたらしい。
かくして、初の給料七万円げっと。不満はない。だが、嬉しくない。
大学時代のバイトは、多い時でも月三万、少ない時なんて二万を切ることもあった。でも、受け取る度に嬉しかったもんだ。今のバイト先、嬉しくないんだもん。金額の問題じゃなく、気持ちの問題なんだよなぁ……(嘆息)。
ちなみにこの七万円の使い道はすでに決められている。来月の第二回導火線と、バイクの修理費になるのだ(笑)。
もうすっかり桜の花びらが散って葉が生い茂ったせいか、妙に「桜満開」が耳についた。そこになにか意味があるのかわからんけども。
「桜満開」もそうだし、「未完成それとも不完全」もそうだが、『なにかを探す』ってことが今の俺には妙に引っかかるようで。
探してるものがなんなのか、探してどうする気なのか、探すことになんの意味があるのか、そもそも探しているのかどうかすら曖昧なんだが、それでも。なんか探したいんだろうし、探すことに意味があるんだと思いたいんだろうし。
……なに言いたいんだかわからんくなってきた。でも、人生における暗中模索はムダにはならんと思うのよ。結果的になにもつかめなくても。
どうでもいいが、いい加減に箪笥の<未整理の戦利品>をどうにか整理したいと思って、今日一応手をつけてはみたんだ。だが、餌一つリストに追加するだけで、ものすんげぇ疲れた(爆笑)。暇人だった頃の俺って驚異的なことしてたんだな(笑)。<未整理の戦利品>が百を超えないうちにどうにかしよう。ちなみに現在六十前後。……どうにかなるのかな……(笑)。
弐〇〇壱年四月二十八日(土)
オシゴトオシゴト。昼過ぎからオシゴト。出陣のBGMは昨日と同じ。っていうか今日は日がな一日GARGOYLE『future drug(会場・通販盤)』。出陣前の気合入れだけZI:KILL「HYSTERIC」を弾き飛ばし。そんな日。いい加減マンネリ化してる感もあるものの、それでも気合入るんだからいいのである。自己完結。
今日も今日とてお説教の嵐ではあったんだが、もういい加減endless loopに入ってるのでもう言わない。内容についてはね。愚痴は並べるけどね。うん。
そんなことはもうどうでもよかったり。今日はPJの後にJUDY
AND MARYの特集番組を二つ組んでくれたんだよね、国営放送サン。
JUDY AND MARYはCD持ってないけど、知ってる曲はとても多いバンドの一つ。解散するって知った時、あのリズム隊が崩れるのは惜しいと思ったのを、はっきり覚えてる。恩ちゃん好きなんだもん。
とか書いてたら、なんかJUDY AND MARY欲しくなってきた。それと、インディーズ盤一枚しか持ってないくせに、妙に最近気になるのがSIAM
SHADE。これまた今更ながら。
しかし、来月の導火線のことを考えると無理な出費はできん。悲しい。
それでなくても講談社の『再現 日本史』揃え始めたせいで金ないのに。G-CLEFとかもオーダーしてるから金要るのに。バイクの修理費いくらかかるかまだはっきりしなくてどきどきしてんのに。
それでもねぇ……しょうがないよね、好きなんだもん、みんな。
弐〇〇壱年四月二十九日(日)
オデカケオデカケ。昼から。なぜなら今日はバイトが休みで親もいなかったから、思う存分惰眠を貪り尽くして起きたら昼だったんだよ(笑)。ああ、これでまた背が伸びてたりしたら洒落にもなりゃしねぇ(苦笑)。
まだ買ってなかった音楽雑誌をnotバイト先で買い漁り、その隣のCD屋でオーダーしてた下記戦利品を見事にげっちゅーし、ついでになにをどう血迷ったか突然『ONE
PIECE』にハマってみて単行本買ってみて、意気揚揚と帰宅した頃には両足がたがた。ただでさえやばいのになにやってんだかな、俺。
ちなみに『ONE PIECE』は自分で一巻と二巻を買った後、イイコ(笑)で留守番してた分のお駄賃として親に三巻と四巻を買ってもらった(爆笑)。「オマエはいくつだ、あぁ?」というツッコミは禁止。
出かける前のBGMははっきり言って忘れた。そのくらい、本日の戦利品は美味しい。
G-CLEFは要するに今月七日の榊原さんのコンサートでカバーされてた曲のオリジナルを聴きたかっただけでオーダーしたもの。その曲「Chicken
Wing」が収録されているアイテムのうち、残念ながらオリジナル・アルバム『Dear
Friends』の方は廃盤だったんだが、ベスト盤が入手できた。幸せ。
榊原さんの曲のみならず、手持ちの二枚に収録されてる曲のリレコーディング版とかもすげぇ好きで。やっぱりこの人たちの見事なまでの遊びっぷりは好きだ。「“夏の嵐”のテーマ」はかっこいいと改めて思った。うん。
それと合わせてN.M.L.を聴きながら、いろんなことを考える。
恐らく、明日放送される『地雷ゼロ〜21世紀最初の祈り〜』は、対人地雷の被害に遭った人たちの姿を追うものなんだろうと思ってる。被害者の声ほど悲痛なものはない。それは例えば加害者が自然災害であろうと不慮の事故であろうと同じことで。被害者やその家族(場合によっては遺族)の声ほど胸を打つものも珍しい。
でも、正直なところそういう声は、いくらでも出てくると思うのだ。探すまでもなく、あふれるほど沸いて出てくると思うのだ。それが悪いわけじゃない。それがまとまれば力になる。その力は、とても強いと思う。
だが、俺が知りたいのはその声の強さじゃない。そんなのはある程度想像がついてしまうのだ。
知りたいのは、加害者の声。
地雷を埋める作業に従事した人、地雷を埋めるよう指示した人。そういう、地雷に怯える側ではない人の声。明日の番組では、そこまで取材が至らない気がする。
悲惨さを生々しく映像に残すことにも、大きな意味があると思う。でも、一方の声だけでいいんだろうか、と思う。
N.M.L.に参加したミュージシャン全員の国籍を書き出したら、けっこうな数になるんだろう。だけど、それと同じ国籍を持つ人の中に、地雷を埋めたことのある人がいるかもしれない。その人たちはこのキャンペーンをどう思うんだろう。
加害者がなにを意図して地雷を埋めたかっていうことを知りたいんじゃない。加害者が、地雷を埋めた時になにを考え、今その行動をどう思うかを知りたいと思う。
地雷に限らない。どんな事件であっても、加害者が物言わぬモノでない限り、それを知りたいと思う。今回は特にその気持ちが強い。明日の番組はちゃんと見よう。
<本日の戦利品>
・G-CLEF『BESTっと』〔AL〕(1994.9.21)
・N.M.L. NO MORE LANDMINE『ZERO LANDMINE』〔MCDS〕(2001.4.25)
オシゴトオシゴト。夕方からだったのでのんびりこんこん惰眠を貪り、親とずらしてまで好きな時間に飯を喰い、出陣。BGMは朝から夜までずーっと昨日の戦利品二枚。出陣の歌だけGARGOYLE「ガキ帝国」。これを唱和しないと気合の入りきらん俺ってヤツが自分で謎だよ。
んでもってバイト中はこの際どうでもよくて、バイトのおかげで間に合わないと思ったので録画しておいた『HEY!×3』もどうでもよくて、ついでにバイト帰りに別の書店で買ってきた『ONE PIECE』の五巻と六巻もどうでもよくて。
『地雷ゼロ〜21世紀最初の祈り』。今日はもうこれに尽きる。朝から気になってしょうがなかったのだ。つーても起きたの昼だがな。
やはり、昨日の日記に書いた辺りは詰められてなかった。それは予測してたからいいのだ。悔しいけど。知りたいけど。それでも、地雷生産国でもあるアメリカで撤去作業用の研究が進められてると知ったから、ひとまずそれでよし。
てーか正直、番組を通して見たわけじゃないのだ。合間合間を抜いている。
ちゃんと見たのは案の定っつーかなんつーか、ラストの「ZERO
LANDMINE」の生演奏だけ。
その十八分間を、テレビの前で両手を祈る形に組み合わせてた自分に、少し驚いた。
キリスト教徒こそがやるはずの、祈りの形。それをなぜ、日本的仏教徒(要するに盆と暮れだけってヤツ)の俺がやってたのか、わからない。
ついでに言うと、なにを祈りたかったのかわからない。演奏の成功か、地雷廃絶か。そんなことすらはっきりしない。だけど、なにかを祈ってる自分がいた。それは、事実。
演奏を見てて、思った。
CDで聴いた限りでは、ラスト五分の合唱部分だけでも充分だろうと思ったのだ。正直、そこまでの十三分間はあんまり印象に残らなかった。
でも、韓国での生演奏部分を見て、ラストまでの十三分間も重要だったんだと思った。
結論。ナマの力は恐ろしい。
明日は明日でまたバイト。嫌だ嫌だと言いつつ、いつまでいるんだろうな、俺は。そんなこんなで長めの日記が続いた四月、終了。