弐〇〇弐年十二月一日(日)
財布から札が消えた。今月二度も東京行くのに、どうするんだろう自分。や、貯金崩せばあるからいいんだけどね。
消えた理由はDVD。LUNA SEAの九八年真夏の野外がローソン限定販売されるというので、仕方なく。だってあれは映像作品化されてないんだよーちくしょー好きだー(叫)。
で、BGMはまだまだ続くJ『Unstoppable Drive』。
考えてみりゃ色々と難のあるアルバムではあるんだ。アレンジの癖が過去のアルバム二枚で丸分かりな感じだし、はっきり言って同じリズムパターンとほぼ同型のベースラインで構築された曲が数曲あるし、本人の歌はどこまでも変わらないし。
でもかっこいいんだよーくそーばかー。
と、月初めからなにやら雄叫んでるわけだが。今月はけっこう慌しいというか目白押しなのである。
六日に東京でCRAZEのライヴ。本年の締めCRAZE。ついでに言うと六年前初めてCRAZEのライヴ行った日でもある。
十二日は県庁所在地市内へお経なんぞを聴きに。お経っていうか声明。ふふふふふ。
十五日は在住市内ホールにてコーラスフェスティバル。なんでも三人以上のグループなら誰でも参加可能と言って参加団体募集してたヤツなんだが、どこぞの少年少女合唱団とか、ママさんコーラス団体とかそういうのが多い中、一組だけJUDY
AND MARYの「そばかす」をやる団体があるらしい。その一組だけえらく浮きそう。もしかしてあれですか、今流行りのアカペラグループですか。だとするとまずコケる可能性大だと思うんですけど。あれは声だけでできる簡単な音楽、ではなくて声でしかできない難しいことをする音楽、だと思うので。どうなることやら。
二十一日はまたしても東京でTHE TRANSFORMERのライヴ。これが本年締めライヴとなる。対バンに武田真治と石垣愛がいる新バンド・BLADEもいるので楽しみだ。BLADEのサポートドラムは元Oblivion
Dustで現BUGのフルトンだというが、サポートベースがちとわからん。Hirokiという名前にはなってるが、もしかしてまさか元Media-youthの彼だろうか。だったらけっこう嬉しいんだがどうなんだろう。期待。
二十二日は我が誕生日。でも東京でミュージカル『MOZART!』を見てくるのだ。主演が『エリザベート』の皇太子ルドルフ役でデビューした井上芳雄くんではなくシンガーソングライターの中川晃教なのだが、彼の演技もけっこう好評なようなので楽しみ。
そして年末は毎度恒例母方のおじじ宅へ行く、と。まぁほんとに目白押し。
付け加えておくと十日が親父殿の誕生日なのだが、べつになにもしないので放置(酷)。
大馬鹿野郎になってみた。いや、故意になったわけではもちろんないわけだが。
夕刻、おかんのお迎えついでに買い物して帰ってきて、今週はゴミ集積所のお掃除当番なのでおかんが掃除に行ってる間に俺はお茶でも淹れますかー(うちはお茶=コーヒーかカフェオレ)と、まずは脱いだコートを自室へ置きに行って、部屋を出たその瞬間!
ドアに左の人差し指挟んだ。
しかも思いっきり強力にドア閉めようとしたため、心停止・呼吸停止・目ぇ開きっ放しくらいの、例えて言うならムンクの『叫び』の顔で固まる。
……痛かったんだよー(号泣)。あまりの痛さに、とりあえず暖房効きまくりの階下へ降りてあったまりつつ右手でぎゅーっと押さえておくことしばし。
右手の指の透間から、血が。
結果、爪が横一線に傷つき割れていたことが判明。その下から血が涌くほどの割れ具合。でも欠けたわけではないらしいが。
お掃除を終えて帰還したおかんが呆れつつも手当てをしてくれたものの、挟んで内出血気味になってる分もあってかなり痛い。指先に心臓が移動した状態。やれやれ。
BGMはそんなわけで忘れました。J継続だったような気が。
弐〇〇弐年十二月三日(火)
起きた後、微妙な異変に気づく。
……昨日負傷した左手人差し指のカットバンの下から、新たな血が湧いていた。
そんなだばだば出てるわけじゃなかったが、時々カットバンの隅っこに泡ができてる(笑)。あまりに気になっていじってしまいそうだったので、爪を中心に貼ってあるカットバンの上に、もう一枚指先を隠す形でカットバンを貼り、とりあえず見えないようにした。
PCいじりが日中の日課(他にしなきゃいけないこともあるはずなんだけど逃避)なんだが、タイピングに多大なる影響が出てるため、諦めて階下でビデオ見てたり。
部屋に戻ってからはBGMをJからCRAZE『4/4'll b unknown』にしてみたり。あと三日ー(拳)!
しかし成一の音ばかりが楽しくてちょっとおかしい。俺が、ね。一郎氏の音にはときめかなくなったなぁ…。
夕刻、お出かけ。まずは金を作ってから下記戦利品をげっちゅーしに。
しかし、同じく本日入手できるはずだったT.M.RevolutionのDVDは、なんか発売中止とか言われたんだが。
それが行きつけのCD屋でのことで、そこで見つからなかったオーガスタキャンプのDVDを求めて別のチェーン店へ行ったらTMRあったんだが。なんなんだろう。まぁいいや。
BUCK-TICKさんは昨日SSTVで「極東より愛を込めて」のライヴ映像だけ見てたんだが、櫻井氏がワインかぶって酒も滴るいい男になってる隣で、今井がテルミン付のギター振り回して遊んでたのを見て、DVDを通して見たくなってしまっていた。でも我慢。
なぜなら現在、板谷祐より櫻井敦司の方がいい男だから(爆笑)。ナマCRAZEの前にB-Tなんか見たらナマCRAZEで萎えかねないので、防御策としてお預け(笑)。
更に、書店で『R&R NEWSMAKER』を購入。巻末特集がJだったので。しかし、RRRというロゴの黒地のフラッグを持っている写真に、萎える。今回のJページのコピー「Rock'n'
Roll Riot!」の略らしい。
Riot。直訳すると暴動。
……やめなさいって。この人ほんとに止まらないから、そんなもん持たすと。ほんっと止まれなくなって止まらないままどっかに激突して散りかねないから。
夜、三日後と二十一日ご一緒のお嬢さんから電話いただいたんだが、そこでもこの話を持ち出して二人で溜息。
共通見解として「Jにはどっか海外へ遊びに行ってアタマも心もエンジンも冷やす時間を取らせたい」という結論に達した。や、ほんと。ほんとに。うん。休め、とりあえず。
<本日の戦利品>
・杏子『10 Years Collaboration』〔AL+DVD〕
・BUCK-TICK『TOUR2002 WARP DAYS 20020616 BAY NK HALL』〔DVD〕
・V.A.『Augusta Camp 2002』〔DVD〕
弐〇〇弐年十二月四日(水)
先月書いた、俺を変に怒らせてくれたとあるバンドのメンバーさん、またしてもやらかしてくれた模様。
これに関してはほんとに俺は一部外者に過ぎないので、電話でそれを知らせてくれたおきょう相手に腹立たしさを伝えることとここに書くことくらいしかできないのが歯痒いんだが。
だめですよ、それは。ハコでやろうっていうバンドがそれじゃあ面白くないですよ。
そんな俺が明後日見に行くのはCRAZEですから。ええ。わかろうってもんでしょう。
例えば一郎氏のギターと哲っつぁんのドラムに喰われるvo.なんざ所詮それだけの人でしかないのさ。喰われる方が悪いし、少なくともこれまでアイテムリリース時に在籍したCRAZEの歴代vo.四人は全員、傾向に違いはあってもそれぞれに濃いめの人がそろっていた。
そういう、ぶつかり合って火花散らしてなんぼのバンドばっかり好きだからねー、俺。一人だけありとあらゆる意味で目立ってるのなんかバンドじゃないやい。
ていうかソロで歌ってる人のバックでもムダに目立つ人とか大好きだ。そんなんが隣とか後ろとかにいてもそれでも喰われない歌い手さんはもっと好きだ。
そう言えば俺、テクニックの意味でナンバーワンなバンドじゃなくて、個性のせいでオンリーワンになってしまってるバンドの方が好きだわなぁ。
例を挙げればジャパメタ。LOUDNESSは聴かず嫌いだった。最近ちっと好きだけど、ものすごく好きなわけでもない。
対してジャパメタに分類されるバンドで好きなのと言えばGargoyleとSEX
MACHINEGUNS……分かり易すぎますね。はい。
要はそういうことだ。
で、本日のBGMはCRAZE継続から最終的にJに戻ってみたり。
途中、おきょうと電話中に「五年くらい前にどかどか出てきてたヴィジュアル系の中でも割とソフトめでフロント二人だけやたら目立ってたバンドだかユニット、どれだっけー?」という話になり、懐かしのFEELとかD-SHADEとかGallaとか引っ張り出してちょこちょこ聴いてみたり。D-SHADEのギター君はほんとに一郎氏らぶなのが音で丸分かりだよねぇ。
弐〇〇弐年十二月五日(木)
相変わらずまったり……してる場合じゃなく。明日は遠征。ライヴ。ぎゃー。用意してねー。ていうか指痛ぇー。(←いや、それは関係ないだろう)
BGMはCRAZEとJを交互に。どっちにしてもムダにテンション上がります(笑)。
移動日。朝から。俺にしてみれば早朝。七時には駅にいたなんて奇跡だ(感動)。
新幹線車中のBGMはJ『Unstoppable Drive』。しかし寝てたのであまり意味はなし。
上野で降りて公園口へ。ここでお嬢さんその一と待ち合わせ。のはずが、いない。聞けば、普段使わない地下鉄で来たら駅構内で迷ったとかって。そういうこともあらぁね。田舎の駅の「横移動オンリー」な構造と違うもんねぇ。かく言う俺もちょこっと迷ってたりしたんだが(爆笑)。
まずは上野公園内の都美術館で狩野探幽展を見る。宵の口にはCRAZEのライヴ行こうってのに、朝から日本画。ギャップあり過ぎ。
まったり鑑賞している途中、移動中に聴いてたJの「Graceful
Days」が頭から離れない〜とお嬢さんに言うてみた。見事に伝染した。いぇーい。あれは変に中毒性の高い曲だよなぁ。ライヴでどうなるかが分からんけども。
寝不足で血糖値下がってるっぽい俺の補給のためにお茶させてもらってから、他になにを見ようか考えることしばし。時刻はまだ昼には早い。この後もう二人増える同行者は今頃まだ寝てるか、ようやく起きた頃か。
上野公園内の美術館・博物館の展示は全部が興味ないわけでもないけどどうしても見たいほどでもなかったので、途中のどこかで見かけたポスターの誘惑に従って、恵比寿にある写真美術館へ。
蒸気機関車の写真展だったんだが、実は俺の母方の親戚に一人、幼稚園時代から「電車の運転手さんになる」と言い続けて、ほんとになってしまった人がいる。あと、母方のじーちゃんは写真屋さんだったので古い写真大好きだし、明日じーちゃんちに行くんだから図録あったら買ってお土産にすればいいかなーなどと考えながら行ってみたのだ。
……図録、買わざるを得なかったね。なぜなら、俺のおかんが小学生当時くらいの、じーちゃんちの最寄駅の写真が! いやびっくり。あんなど田舎の写真が堂々と展示されてるとは思わなかったさ。
ちゃっかり図録を手に入れた後、蒸気機関車の写真展が開催されている二階から地下一階へ降りてみる。それも気になったんだよねー、ポスターが。なにやらエキセントリック・オペラかGuniw
Toolsかって感じの謎衣装をまとった人が踊り狂ってるポスターだったの。
展示の正体は「GLOBAL MEDIA 2002」。おかしかった。かなり変だった。図録があったら間違いなく買ってきたね。なかったんだけど。まぁ恐らく前衛的なものであろう映像芸術作品ばかりなので、本にしてみようもないんだろうが。ポスターにあった謎衣装は、どうやらファウストをモチーフにしたものだったらしく、他にも数点の衣装が展示されていた。よく分からないなりにおかしく楽しく。
恵比寿から渋谷へ移動する前におきょうに電話をかけて起こし、渋谷へ行ってからお昼を食ってる間にお嬢さんそのニと合流。おきょうからの連絡を待ってハチのまん前で合流するまでしばしまったり。
俺が地元で探しても探しても見つけられなかった下記戦利品を渋谷タワレコで探すのを付き合ってもらった後、開場時間近くまでドトールでかなりの勢いであほ話炸裂。ネタあり過ぎて書けない(笑)。一つ挙げるとしたら、ミルフィーユ一つを飯と言い切ったおきょうに三人で即座にツッコミ入れたことか。あれも凄い勢いだった(笑)。
おきょうと分離する頃にはすっかり真っ暗。とは言え渋谷の真ん中なので足元に困るなんてことのあろうはずはないが。明るいねぇ、都会の夜は(しみじみ)。
で、会場へ向かうと、会場手前のフェンスになにやら一枚の張り紙。人が数人、微動だにせずにそれに見入ってて、その向こう、会場の外で整列待ちしてる(とこの時は思った)方々が……えらい少ない。本日の動員どんだけだよ? と心配になりつつ張り紙を覗き込んでみると。
「公演延期のお知らせ」
……はい?
ということは、俺はなにしに東京までわざわざ遠征を?
ていうか会場にライト入ってるのは何故なんだ? なんにもないのか? ほんとに?
あと、入口前にスタッフさんいるっぽいし走り回ってるスタッフさんもいるんだけど、マジ延期?
人が集まったまま動いてないのは確かなので、とりあえず入口前に移動してみたら、スタッフさんが肉声で(拡声器くらい使えよ)、スタート予定時刻だった七時頃から、延期の原因になった入院中の哲っつぁんを除くメンバーの挨拶がありますーとお知らせを繰り返していた。その時点で、開場予定の六時ちょっと前。
……待ったね。そのまま外で待ったよ。ああ、待ったさ。ていうか中入れてよー寒いよーとは思ったが。さすがに。ご挨拶も中でやれよーとか思ったが。その辺でまったく気が利かないのは何故だろう。
そしてお約束の七時過ぎ。面白いほど着膨れたおっさんが三人登場(苦笑)。一郎氏はオフホワイトくらいのニット帽かぶってて髪の色がわからず。祐はこんな時でもタオル巻き。成ちゃんが髪の色抑えてたなぁ。しかし、見事に立ててあった。ライヴやる気だったのか、単になんとなくやってあったのか(笑)は謎。
祐、成ちゃん、一郎氏の順に拡声器を持ち、ご挨拶。祐と成ちゃんはそれでもあんまり沈んだ感じもなく、哲っつぁんが治ったら絶対ライヴやるから待っててね、と言ってたのに対し、一郎氏。
「えー……今、かなり凹んでます」
……ゴシュウショウ様です。と、思わず拝みそうになってしまったよ……そのくらい声が沈んでて精気なくてついでに寒そうで。や、ほんと。ダウンジャケット着てんのに寒そうで。厚着しろよちゃんと。
毎日病院行ってるんだけど、とも言ってたな。そりゃそうだろうなぁ、あの二人の付き合い方なら、と妙に納得。ついでにこの時、通い妻よろしく毎日きっちり決まった時間に病院に顔を出す一郎氏が脳裏を過ぎったりして。ちょっと笑った。ほんとにやってそうで(苦笑)。
三人とも、哲っつぁん本人も悔しがってると思う、と言ってたが、それもそうだろう。凹みつつもちゃんと「絶対ライヴやる」って言ってくれたので、まぁよし。振替に俺が行けるかどうかは日程次第だが、できれば見たいと思う。凹んだとこから復活するとまず間違いなく暴走しまくってくれると思うので(拳)。
その後、ご挨拶直前に合流した人と四人でご飯食って、俺はそのままおきょう宅へGO。
行ったらA氏いるし。A氏専用ピックもらっちゃったし。ゲームにご執心のA氏に付き合ってぷよぷよにチャレンジしてみるも、俺の得意な初期型テトリスと違ってアイテムとか多くてわけわかんなくて放棄したりとか。A氏、ごめん。
おきょうに読ませるべくわざわざ持参した東山むつきの「極上天使リターンズ」と「炎人」を読ませてる間に、俺が睡魔に負けて沈没したり。寝言らしきものを喋った記憶がうっすらあるんだよな……
<本日の戦利品>
・V.A.『オリジナル・サウンドトラック クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』〔AL〕
弐〇〇弐年十二月七日(土)
またしても朝起きで再び移動。地元駅にたどり着いたところでおかんと合流し、わずかに自宅へ戻る。おきょう宅で面倒さから風呂に入らなかったため、ここで綺麗な身体になってみた。
その後おかんと二人で母方のじーちゃん宅へ。これぞ移動日って感じの移動距離だねぇ。移動車中はJ、後に谷山浩子『心のすみか』『そっくりハウス』。なぜなら後半の運転手がおかんだったからさ。
じーちゃん宅に到着後、寝る。ひたすら寝る。なにしにじーちゃんち行ったんだかわかんねぇほど寝る。
弐〇〇弐年十二月八日(日)
帰宅。朝九時前くらいには起きられたものの、昼前にまた寝たり。ほんとによく寝るねー俺。疲労回復には一番簡単な方法ではあるが、これは寝過ぎだろ、どう考えても……。
昼過ぎにじーちゃんちを出発して、帰路のBGMはなんだったっけかなー。運転手がずーっと俺だったので、T.M.Revolutionすぺさる編集MD辺りにしてた気がしないでもない。
夜辺りになってようやく哲っつぁんのサイトを拝見。しかし、ライヴになるはずだった当日にサイトにコメント出すとは、変なとこ元気なんじゃなかろうか……とちょっと首を傾げたり。ダメな時ってディスプレイ見るのも気持ち悪いと思うんだが、それほどではないということか? 謎。
弐〇〇弐年十二月九日(月)
そして今日もよく寝る。BGMは渋谷で仕入れてきた『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』のサントラ。好きな系統の音ばっかり〜。ついでにSSTVでHOOBASTANKの「REMEMBER ME」のPVを捕獲した勢いに乗って『HOBASTANK』も聴いてみたり。
で、本日なんとなく朝起きてみたんだが、朝飯のトースト食ってる最中に、今月二日の左手指に続く大馬鹿野郎と化した。
……舌噛んだ。しかも血ぃ出るほど思いっきり。口中は常に湿っているため、これまた血ぃ止まんねぇし。ぎゃああああ……なんで俺はこんなに馬鹿なんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……
夜、国営放送FMにてJを捕獲。言葉を句読点どころか単語で切るこの喋り方はなんとかならんもんか。えー、あのー、うーん、とか入ってもいいから、もうちっと流して喋ってくれないだろうか。
弐〇〇弐年十二月十日(火)
昨日の勢いに乗って、今日はPAPA LOACH『lovehatetragedy』。夜になってからなんとなく44MAGNUM『IGNITION』。
で、今日はね、降ったね。雪が。
昼頃から順調に降り続いて、晩飯食った頃には二十センチほど。明日の朝は除雪ブルドーザーの振動で起こされるねぇ……と言いながら眠りにつく。
<本日の戦利品>
・globe『seize the light』〔MCDS〕
・FAKE?『HERE WE GO』〔MCDS〕
弐〇〇弐年十二月十一日(水)
なにを思ったか朝と言える時間に起きてしまう。しかもそのまま起き続けていた。驚異。(←え。)
まぁね、夜中ってか朝方に除雪ブルドーザーの振動は感じましたけれども。そんな俺の部屋は一番道路寄り。
で、外。凄いね。一晩でこんだけ積もったのは何年ぶりですか。
……推定五十センチ。ぎゃあ。しかも夕方までずーっと降り続けるしさ。オオゴト。
ヒマだったので悪天候極まりない中、とりあえず近所の図書館へ。うちの地元は公立図書館が市内各所に点々と五館もあるという謎なところ。更にミニバス内を改造した移動図書館もあったり。俺の行動半径内でも、近所に一館、他に駅周辺にニ館あるという凄さ。相互協力もしっかりしてて、他館の蔵書を近所で借りたいとか言うと一日待てば回してくれるし、返却はどこでもOK。ありがたやありがたや。
で、探しに行ったのは写真集。六日に写真美術館のミュージアムショップを覗いた時にやたら心惹かれてしまった廃墟の写真集があったので、それを。まず自室でネットを漁って書誌データをメモ。その後お出かけして、館内の検索機で本の有無を確認。
……あったね。行った近所のとこじゃなく、一番デカい館に。そこまでは徒歩で四十分ほどもかかる(俺の母校である高校まで三十分、その更に先にある)ので、昼時を挟んでいたこともあって一旦帰宅。前述の「一日待てば最寄館へ回してもらえる」ことは知ってたんだが、今日予約して明日回してもらうとなると、明日は近所の館が休館日なのでもう一日待つことになるのだよ。それがなんとなく嫌だったので、午後は徒歩四十分の館へ行くことに決定。
しかし、昼を挟んでいることに気づいたのは、幼児性愛犯罪に関する本をざっと流し読みして時計を見上げた時だった。どう考えても三十分以上は読んでたね……相変わらず活字には弱いのか、俺。
昼飯を食ってから、いざ目的地へ。道路は雪でいっぱいなので、消雪設備のいい大通りを選択して歩いてみた。しかし、これが大間違い。いや、本来正しいはずなんだが、こんなに酷かったっけー? って。(←長いこと冬の屋外を歩いてなかったのがバレバレ)
結局一時間近くかかってなんとか到着した頃には、図書館隣の小学校から、授業を終えた小学生が湧いて出てきていた……。まぁ館内は静かなので、めげることなく資料漁り。
結果、見つかったのは五冊。うち三冊を借りて帰宅。ほんとは宇宙開発関係の本も漁ろうかと思ったんだけど、夕方六時過ぎにJがラジオに出るので、すっぱり切り捨て(爆苦笑)。
ちなみに借りたのは以下の通り。
・DEATHTOPIA 廃墟遊戯/小林伸一郎
・廃墟が語りかける時 軍艦島 ―残された航跡―/菊地豊
・幽霊城 HAUNTED CASTLES/サイモン・マースデン
……廃墟マニアか、俺は。や、この場合大変近いものはあるんだが。
帰宅後、ラジオ録音のスタンバイを整えてから(ネット中継もあるっていうから律儀にそれも準備して)本を開く。……陰惨な空気ばっかり。まぁそうでなきゃ廃墟じゃないのかもしれんけども。
実は俺様、軍艦島というのがなんなのかまったく知らなかったのね。で、本にも軍艦島そのものに関するデータは本来の地名「長崎県・端島」くらいしか書いてない。
仕方ないのでネットを彷徨うことしばし。こんなサイトに行き当たった。しかも作者のプロフィール見たら、hide-cityのデザイナーさんですか。あらまぁ。世の中不思議なところで不思議な人に行き当たるものだねぇ。
……そして、Jは馬鹿だった。動画で見たJは申し訳ないがかっこよろしくない。てか、冬の雪国にあんたそんなかっこでいたら馬鹿以外のナニモノでもないよ……タンクトップにブルゾンって。風邪引きに来てんかい。そのまま年末カウントダウンから年始の武道館へ突入する気だろうか。心配。行かないから余計に心配。あと、こっちから東京へ雪を連れて行かないかどうかも大変に心配。
話は戻るが、九龍城も気になるんだよねー。でも写真美術館で目星をつけていた「九龍城砦」という本は高い(五千円……)し、かといって図書館には置いてなかったし。くそう。仕方ないのでこんなサイトにたどり着いてみた。
大学時代、浅沼部屋でプレステの「クーロンズ・ゲート」が流行ってた中、俺はあの画面構成がダメで酔っ払って気持ち悪くなってたんだが、ほんとにあんな感じだったんだねぇ……恐るべし、地球。(←ナニ)
あ、BGMは44MAGNUM継続で。師匠らぶ。
弐〇〇弐年十二月十二日(木)
お出かけデー。夕刻、なんとかおかんとの待ち合わせ時刻に間に合うように駅に到着後、すぐに階段を駆け上がって新幹線乗車。こんな大雪の時なんかに車で県庁所在地なんか行く気になれません。冗談じゃねぇや。けっ。(そんな俺とおかんは雪道初心者。)
まずは腹ごしらえをしてから、とあるCD屋へ行って、下記戦利品。地元CD屋のどこを探しても、『lovehatetragedy』しかなかったのだよ、PAPA ROACH。
その後おかんと向かった先のホールで行われるのはなんと、お経。読経とはちと違うのだけれども。声明を音楽的に噛み砕いて再構築したようなもの、と言えばいいのか? よう分からんが、えーと……真言宗と天台宗の坊さんが二十余名そろって光明真言をアレンジしたものを朗詠して……た、らしい。やっぱりよう分からんわ(苦笑)。
あのー、上演前にあった坊さんの解説によると、ニ宗派では同じ真言でも使う節回しが大幅に違って、真言宗だと六分ほどで終わるものが天台宗だと十二分かかるとかなんとか。で、その違いもちょこっと実演してたんだが、発声ってか息の使い方が全然違う感じ。これをニ宗派混ざって同じ節回しでうたってみせるのは大変だろう……と思ったが、あまりの気持ちよさにちょっと寝てみたり。ごめんなさい。ちなみにおかんは隣でもっと爆睡してました。熟睡親子。
しかし、更に大変というかやり辛いだろうなぁと思ったのは、これ。坊さんたるもの、人の顔見ながらお経あげないわな、普通。仏様のご尊顔を拝みながら、人に背を向けて読経するもんだろう。それが、二千だか三千だか入るホールを三分の二ほどは埋めていた客の顔見ながら、お経をアレンジしたものを延々と。……大変そうだ。
それだけでも大変そうなのに、途中、演出の関係で坊さんの半数ほどが客席真っ只中の通路に現れたシーンがあった。その場合、見えるのは客の後頭部。若い僧侶だと高位の坊さんの背中見ながらってこともあるだろうが、それだって見えるのは綺麗な後頭部。黒に白にグレーに、時折茶色も混ざる後頭部なんか見ながら読経ってことはまずねぇだろうと思う。その意味でも大変そうだった。
帰宅したのは、寄り道なんかもあったので十一時頃。外は雪。しかもかなり大粒。ぼさぼさ降ってくる感じの。明日も寒いね、こりゃ。
なんとなーく戦利品を聴きつつおやすみなさい。
<本日の戦利品>
・PAPA ROACH『INFEST』〔AL〕
弐〇〇弐年十二月十三日(金)
えー、哲っつぁん退院おめでとう。しかし、聞けば担当医に退院を早めてもらえるよう頼み込んだという。……なんでそーいう大人気ないことするかね、この三十路男は(苦笑)。まぁ、基本が夜型生活の人に入院生活は確かに辛かろうが、それにしたって。自宅療養と通院による経過チェックは怠らないでいただきたいものですな。ほんとに。
BGMは変わらずPAPA ROACH一辺倒。『INFEST』は初聴きでちょこちょこ引っかかる曲があってなかなか良い。
弐〇〇弐年十二月十四日(土)
おかんと共に昼前にお出かけ。おかんの勤め先のお店へGO。おかんは週休二日の人なんだが、土曜は店は開いている。いつもなら子供たち(上が小一、下が年少組)もいるはずなんだが、今日は下の子の保育園で発表会があるんだと。しかし、上の子が風邪引いてるから連れていかないという話だったようで、その子守りがてら〜と思って行ったら、上の子は置いていかれるのが嫌で大泣きして連れて行ってもらったとのこと。甘えんぼさんだねぇ(苦笑)。
彼らの帰りを待ってちょこっと遊ぼうと思っていたら、帰ってきた子供たちのうち下の子が「ごほーびもらったんだよ!」と得意げにビニール袋を振り回していた。中身はアンパンマンの顔がチョコで描かれた菓子パン(笑)。それで喜ぶんだから可愛いよなぁ……と思っていたら、それが欲しかった(しかも半分とかじゃなくて全部)らしい上の子がまたしても大泣き。
なだめるために俺がお使いに走って、同じパン屋(市内にチェーンで幾つか店舗がある)でドラえもんのパンを買って来たら、途端に上の子がにまぁ〜っと溶けた。可愛いんじゃちくしょう(笑)。
騒ぎがおさまったところで俺とおかんは撤退。昼を回っていたのでラーメン屋で飯食って〜と思ったら、店内にはどうも耳が遠いらしい声のデカいじっちゃまを囲む集団が一つ。まぁ地元方言ばりばりで楽しげに喋ってるだけなのでいっかーと放置しつつ飯を食い、席を立っておかんが会計してるのを待っている間に、それは聞こえた。
「あれぁ女だなぁ」
じっちゃまの声である。しかもかなりの大声である。……俺かよ(爆笑)!
面白がって振り向いてやったら、じっちゃまを含む集団が丸ごと俺を見ていた(大爆笑)。
そんなこんなもありつつ帰宅。なんでだかやたらまったりしてたなぁ。BGMもfra-foa『13 leaves』辺りで。あと一週間で今年の締めライヴなのに気合入らんなぁ……。
弐〇〇弐年十二月十五日(日)
起き損なう。そう極端に夜更かしさんでもなかったはずなのに、何故。と思いながら、買い物に出かけたらしいおかんと親父の帰りを待って、朝昼兼用の飯。
その後仕度をして、おかんと俺はお出かけ。一日に書いたコーラスフェスティバルである。
これ、去年までは女性団体限定のイベントで、もっと小さいホールでやってたんだが、今年からどんな団体でもOK、老若男女入り乱れの大イベントになった模様。中には男性のみとか、混声でもPTAから派生したのとか学生さんとか最近まで学生だったのとか色々だったんだが。
……皆さん、やはしレベルが……(撃沈)。
全部で二十二団体という大所帯で、十一団体ずつ前後半に分かれての演奏だったんだが、前半のみで帰ってきたもんね、うちら。申し訳ないが、わりと楽しみだった団体が前半に集中してたし。それでも前半だけで耐え切れんくらいどうにもならん団体も片手じゃ足らんくらいいたし。ぎゃあ。
中でも心配していた、JUDY AND MARYの「そばかす」をやるという方々。案の定、ハモネプの影響で勘違いした子たちだった。どうにもならなかった。だがしかし。
小学生だったのでまだ許す。これが本気で勘違いしまくりな高校生とかだったらステージに踊り出て行ってピアノ叩くぐらいしたぞ、俺。
しかし、小学生があんなイベントの正式な申し込みができるわけもなかろう。まして隣町の子だというから、出演団体募集の情報拾ったのも応募したのも十中八九親と思われる。
……アホか。
唯一本気で拍手できたのは、全団体中唯一の男性合唱団。じーちゃまから三十路(に見えて若作りの四十路くらいかも)程度まで、わずか十人ほどの小団体。だが、これが凄かった。
正直言って、もうちょっとずつ各パート人数がいるといいなーとも思ったが、演奏した二曲とも無伴奏で、テンポや音程に大幅な狂いがない。見事。(この程度で見事と思えるんだから他は推して知るべし)
で、個人的にかなり感激してしまったのが「いざ起て戦人よ」。これ、俺が中学の時の合唱曲集に入ってて、学年別クラス対抗の合唱コンクール(なんてもんがあったんだよ、面倒なことに)の三年次の課題曲でもあった。しかし、公立の共学校で一クラス四十人ほどだったので伴奏は必須。そりゃねぇ、音楽嫌いなヤツも得意なヤツも得意と言いながらヘタなヤツも全部揃ってますから。
そんな状況でやっただけなので、わりと上手い人たちの集団が男声のみで無伴奏で、というのをちゃんと聴いたのはこれが初。嬉しかったわーこれだけは。
迫力も余りあったものでさすがに他の客も押されたようで、この団体だけは曲と曲の間で拍手が湧いた。
だがしかし、この団体さん、司会者の紹介によると「歌の練習一時間、懇親会は三時間」(爆笑)。あと、この日はお揃いの黄色にグレーのストライプのネクタイだったんだが「百円ショップのネクタイで登場です」(大爆笑)。こういう茶目っ気もある辺り、大変に気に入ってしまったりして。
で、前半のみで帰ってきたわけだが、これには理由がもう一つ。
……重苦しい一週間すたぁと……撃沈するわけだよ、道理で。
というわけで昨日に続きfra-foaを聴きながら寝まくった。
弐〇〇弐年十二月十六日(月)
寝た。正確には、起きてから寝倒した。起きたのは朝だったのだよ。おかんを仕事先へ送ってったりもしたし。しかしその後、昼過ぎいい加減まで寝倒した。
BGMはfra-foa継続から流れてTHE TRANSFORMER『空』で締め。そろっと今年のライヴ締めになる彼らのモードに入れ直さないとねー。
弐〇〇弐年十二月十七日(火)
やっぱり寝てた。とは言え、腹の重みもそこそこになってきた頃なので、まぁほどほどに起きつつ、適当に寝つつ。そう言えば今日は外へ一歩も出てないよ。
買い物行こうかとも思ったんだけど、どうにも雨風が強くてねぇ……や、この時期に風に乗って雨が強いと辛いんだ。雪なら諦めもつくんだが。(←何故/笑)
日中、玄関先に放置されていた宅配(これっぽっちも気づかなかった)の封筒を開封するとそこには、BUGの新作。そう言えば通販頼んでたっけね。
梱包されたCDケースの外に、バンドロゴのみのシンプルな缶バッヂがついてて、その他にポストカードが。お写真はあさきち加入後の公式サイトに使われているやつであった。そして裏面(ていうかポストカードとして使うならメッセージ&宛名用の面)にはメンバー各自のサインが。
……皆さん、お願いです。インク切れが近いらしい油性ペン使わないでください(号泣)。
だってあさきち以外みんなかすれちゃってるんだよー! 最後のとこだけとかじゃなくて全体が薄いんだよー!
これはさすがにどうかと思う。ペンぐらい常に新品とまでは言わないけどマトモに書けるヤツを用意してあげてください、事務所さん……
で、BGMは昨夜からの継続でTHE TRANSFORMER。やはし俺は独り世紀末真っ只中男・本郷信の書く歌詞が好きらしい。曲も好きっぽい。参ったね。
<本日の戦利品>
・BUG『FREAK e.p.』〔MAL〕
弐〇〇弐年十二月十八日(水)
何故か妙に身体が重かった。謎。不可解にもほどがある。れっどうぃーくはヤマ越えたし、体調はおかしいと首をひねるほどのところもない。食欲・睡眠欲はノーマルレベル(嘘です、睡眠欲は通常の四割増は確実)だし、頭痛もなければ熱っぽさもない。なーのーに。
夕方、おかんのお迎えコールを受けて出かけた辺りから、足がおかしかった。両足そろって腿の辺りがやたらだるい。えらくだるい。おかげで歩くのが億劫になるほどにだるかった。なぜだ。雪道を必死になって歩いてからはすでに一週間ほども過ぎているというのに。謎過ぎるぞ、俺の足。
そんなこんなで仕方ないので夕食後にぱたりと寝てみたり。でも日付変更前にちゃんと起きるんだよね、俺。そして風呂に入って改めて寝る、と。なんなんでしょねー。おかんには風邪薬飲んでおけと怒られたが、それなんだろうか。……やっぱり謎。
BGMはTHE TRANSFORMER。マキシカップリングオンパレードMDから流れてアルバム『感情漂流』。「冬の花火」はやはしこの季節に聴くと格別さね。そして「片翼だけの僕」はやっぱり大好きなのである。馬鹿万歳(拳)。
<本日の戦利品>
・J『PYROMANIA TOUR'97 -CRIME SCENE-』〔DVD〕
・nil『さよならダヴィンチ』〔MAL〕
・P!NK『M!SSUNDAZTOOD』〔AL〕
弐〇〇弐年十二月十九日(木)
BGM変わらず。特に驚くこととかなかったなぁ。うん。ない。……って、日記一行で終わりかよ。すげぇ。
弐〇〇弐年十二月二十日(金)
宵の口に、休止してしまったGITANEのvo.森岡純姐さんを、夕刊フジで見つける。ちとびっくり。ナニユエ全国紙に。しかし、GITANEが「ずっとインディーズだった」と書かれていたことにはちとご立腹。
寝る前のメールチェックついでにマグナムオフィを覗いたら、師匠日記更新されてるのを発見。狂喜乱舞して拝読、後、爆笑。同棲生活とか書くなよ。女性はデキるかムカつくかのどっちかとか言うなよ。仕事減るよ、あんた(笑)。しかしそんなんが好きなんだから仕方ないさ。ふっ。
BGMはやっぱり変わらず。明日のライヴで季節柄「冬の花火」やってくんないかなー聴きたいなーていうか見たいなー。うん、見たいよ。
弐〇〇弐年十二月二十一日(土)
遠征。当月二度目にして今年最後。締めライヴと締めミュージカルと残りの美術館。
例によって朝、起きる。気合と根性。目覚ましはJ『Unstoppable
Drive』。……最悪(苦笑)。ムダにエネルギー消費するんだよねー、Jの音(笑)。当然のように移動車中でがっつり寝た。車内BGMはTHE
TRANSFORMER『空』だったが、アルバム丸一枚分くらいかるーく寝てたのであまり意味はない。
上野で降車後、まずは上野公園入口のボードで本日の展覧会その他のチェック。やっぱりこれとこれは見たいよねーなんて言いながら隅っこの奏楽堂の項を見てびっくり。おかんの大好きなソプラノ歌手、サイ・イェングァン(中国の方なので漢字が出ないのよ)のコンサートがあるというではないか! 時間は午後五時開演だったかな? 慌てて案内所へ走り、奏楽堂のチケット売ってるかどうか聞くと、直接行ってくれと言われてしまい、おかんと二人でてこてこ歩く。奏楽堂でおかんのみチケットを無事購入して(俺は新宿でライヴなのでおかんのみ)、まずは国際子ども図書館へ。二度目だ。
ちなみにこの途中、文化会館裏辺りで救急車を発見。回転灯つけたまま停車してたので、恐らく誰かを救護中だったものと思われるが、そのエリアにはホームレスのテントがたくさん……朝になっても誰か一人寝床から出てこなかったとかそんな感じだろうか。昇天じゃないといいねぇ……と呟きながら図書館へ。
今回は一階の資料室は覗かずに、三階の資料展示を。ヨーロッパを中心とした絵本の歴史を拝める展示だったのだよ。
中でも目を引いたのは、とてもじゃないが子供向け絵本とは言いたくないほど見事な装丁のピーターラビットの本。
そして、フランスの絵本のコーナーに見つけてしまった、『ぞうのババール』と『おばけのバーバパパ』。
……バーバパパってお仏蘭西生まれだったのか!?
知らなかったよ〜♪ と思わず歌ってしまうほどびっくりした。まじびっくりした。
時間もちょうどいい頃合だったので、上野公園界隈では開くのが遅い方になる藝大美術館へ。ウィーン美術史美術館銘品展である。しかし、人が割と入っていてうざったかったので、流し見。インパクトの強かった絵はやっぱり変なものだった俺はナニ。
それからまったりと恵比寿へ移動し、六日に見てきたばかりの蒸気機関車写真展をもう一度。前回は見なかった三階の展示が変わっていて、スポーツ写真の特集になっていた。楽しかった。ともするとアホな画像になるんだよねースポーツのって。動いてるのを見る分には綺麗だったりかっこよかったりするものが、静止画で見ると笑えてならない。面白い。
そこから新宿へ移動して、おかんとはここで分離。代わりに今日明日一緒してくれるお嬢さんと落ち合う。
後、爆笑トーク連発。凄まじい勢いで。色々あり過ぎて書けないが、二人ともこの後に控えたライヴのためにムダにテンションが上がっていく状態。互いで互いが可笑しかったりとか。
オープン十五分前くらいに会場近くへ行くと、やたらと黒ごしっくなお嬢さん方が列をなして新宿コマ劇場を取り囲む光景に出くわす。LOFTがまだ入れないと言われたこともあり、面白がって列の先頭を探したら、やっぱりコマ劇場が列の最終目的地だったようで、そこには「カリガリ」の文字。
それを見たお嬢さんと俺が二人そろって「ああ、なるほど!」と手を打ったのは言うまでもない。
ライヴ詳細はレポページ作るので割愛するが、中でちょっと嫌なものを見た。二度ほど。
一つは武田真治のファンが、明らかに慣れてない最前に陣取ってしまったBLADE。……斜め前にいた年増気味の人が手の中にMDプレーヤー隠し持ってて、ライヴスタートと同時にボタン操作してたんだよねー……それって録ってんじゃん。
あんまりムカついたのでBLADEの出番後、スタッフつかまえて密告。しかし、録ってた本人はお友達と、恐らく「楽屋へ入るにはどうすればいいか」なんていうネタと思われる話で盛り上がり、どこかでスタッフを捕獲できないかと騒いでいた。そのまま捕獲されちまえ馬鹿野郎。
もう一つは本命のTHE TRANSFORMERの出番中。……デジカメで撮るのはやめてください、往年のグッズTシャツのお嬢さん。スタッフじゃなさそうなんだよね、どう見ても。ごく普通のファンっぽい。ステージに集中しようとしても、視界の隅でファインダー(じゃないのか、デジカメの場合? 液晶? ようわからん)が明るくなってんだよ。すげぇ邪魔。むっちゃくちゃ邪魔。それもスタッフに密告してやろうかと思ったくらい、邪魔。
だがしかし。それらを払拭して余りあるほどに楽しかったので良しとする。
終演後、お嬢さんと飯を食いつつセットリスト等の確認。次々出てくる楽しかった光景に、嫌なものもある程度は忘れ去る。
十一時頃、まだホテルにチェックインしてない俺が時間を気にして席を立ったため、駅でお別れ。遠距離の付き合いなのに「じゃあ、また明日」と言って別れられるのがちょっと嬉しかったり。だってねぇ、滅多にあることじゃないし。
ホテルに到着後、BGMを『感情漂流』にしておいてレポの元になるメモに勤しむ。その後、ぱたりと沈没。
弐〇〇弐年十二月二十二日(日)
誕生日だー。人生四半世紀だー。おめでたう自分。と思ったのは、昨日も一緒してくれたお嬢さんと落ち合って、おめでとうを言われてからだった。ああ、そう言えば、って感じ。
今日はまったりペースで有楽町へ。昼からミュージカルだったのだ。本当はおかんと兄貴殿と一緒に見るつもりでチケット三枚取ったんだが、兄貴殿が予定入ってるというので、お嬢さんに余りチケを引き取ってもらった形。劇場前に姿を見せたお嬢さんは、昨日の戦闘態勢(Tシャツにジーンズ、雨なのにスニーカー)とは打って変わってスカートにブーツというお姉さんモード。バッグまで違うし。その隣で俺は昨日と同じ格好だったりして(笑)。
で、開演。
タイトルの通りヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが主役なわけだが、これがダブルキャストで、一昨年『エリザベート』の皇太子ルドルフ役で一躍人気者になってしまった井上芳雄くんと、シンガーソングラウターの中川晃教くんの二人が公演ごとに入れ替わって演じるという状態。俺らが見た時は中川くんでした。
他に一役に複数の役者がつくのは子役・アマデ(モーツァルトの才能の部分を子供時代の姿で表現した、モーツァルト本人にしか見えないコドモ)だけ。この日はアマデ役三人のうち唯一の男の子、鶴岡良くん。
他のキャストも豪勢で、市村正親、山口祐一郎、元宝塚の久世星佳、ちょっと懐かしい名前だった高橋由美子(敬称略)と盛り沢山。
十月十一月公演のみ出演だった松たか子が演じたモーツァルトの奥さん・コンスタンツェは、十二月公演のみ西田ひかる。
更に、過去に俺が見てきた数少ないミュージカルのアンサンブルで顔と名前を見かけた方々が、今回もたくさん。森田浩平さんなんてどこでも名前見るよ、俺(笑)。
話そのものは筋が読めてるっちゅーか要するにモーツァルトの生涯を追うだけなので、そんなに凄まじいひねりもなく。衣装の時代考証に凄まじくツッコミ入れたかったがな(笑)。だって十八世紀にジーンズに蛇柄のベルトってありえねぇ(大爆笑)。まぁそんなのは主役のみなわけですが。
アマデちゃんが可愛いんだよー台詞も歌もダンスもなくて挙句愛想のない役だしモーツァルト殺そうとしちゃったりするし怖いんだけど可愛いんだよー。アマデがいるといないとじゃ、やっぱり相当に話の面白味が変わるんだろうなーと思うと、けっこう面白い。
心配していた中川くんの演技もまずまず。舞台演技慣れした大御所が多い中で、浮きも沈みもせず。なまじ役のモーツァルトがえらくはっちゃけた性格してるので(笑)、そこにも救われてるのかなーとも思うが。体当たり演技でも、勢いがあればなんとかなりそうな役だったと思うので。
ダンスがどうにもこうにもならなかったのが心残りかなー。明らかに付け焼刃でどうにか間に合わせた感じのステップなのね。井上くんだともっと軽やかにアドリブのステップなんかも入れたりできそう……視覚的には井上くんの方がいいかもしれないと、ちらりと思った。
中川くんは基本がお歌唄いさんで、しかも自作曲ばかりを歌ってきた人だから、音大出が多いアンサンブルの声に埋もれずに、他人の曲をどれだけ歌えるかが心配でもあり楽しみでもあったんだけど、マイクのボリューム調節も良かったんだか、それなりにちゃんと抜けて聴こえてきたので合格。地声だけどね(苦笑)。
ただ、井上くんは大変にものすんごく柔らかい声を持っているので、力押しが逆に難しそうな感じなんだよね。声量はあるんだけど、柔らかい。だから、中川くんでちょうどよかったシャウト紛いの雄叫び上げるシーンなんかは、井上くんだとどうなるんだかちょっと心配。
ま、どっちにもそれぞれの良さがあるんだろうねぇ。
途中で思いっきり目を引いてくれたのが、モーツァルトと違って世渡り上手で遊び上手の劇場支配人・シカネーダー役の人。なんかねぇ、舞台に突然現れたんだよ、紫の人が(爆笑)。それがまたえっらく胡散臭い。これが笑わずにいらりょうか(笑)。いい声してる人なんだよ。ルックスもいいし、ダンスもねー……なまじ中川ヴォルフの隣で踊っちゃうシーンが多いもんだから余計に対比しちゃうんだが、紫の人の方が圧倒的に軽やか。まぁ、特別凄まじく上手いという感じでもないんだけど。
あまりにその存在感が楽しくて、シカネーダーの最初の出番から大笑いしてしまった俺様、幕間に彼を称して「歌の上手いローリー寺西」と言い、おかんとお嬢さんを爆笑させてみたり。や、でもほんとそんな感じなのだよ。うん。
あと、コンスタンツェの姉妹の一人が、やたらめった……IZAMくさかった……前髪の作り方とメイクが大変に。ええとっても。
更なる爆笑はカーテンコールにあった。アンサンブルの方々から順に数人ずつ出てきては客席にご挨拶していって、主役級になってくると一人ずつになり、主役のモーツァルトとアマデの手前、モーツァルトの父親レオポルト役だった市村さんが登場したその時。
途中で息子に先立っちまった挙句、歴史上は依頼者不明とされる「レクイエム」の作曲依頼人のフリしてモーツァルトの前に現れたりして、かなりダークな役どころだったわけよ。笑顔なんかほとんどない役。だったのに。だったのに!
ステージ中央までうつむき気味に静かに歩み出てきた市村さん。
中央で客席に向き直るや、突如両手でVサインに満面の笑顔!
……お茶目な人だよ、ほんとに(笑)。
終演後、紫の人ことシカネーダー役の吉野圭吾が参加しているという『ベスト・ミュージカル』なるアルバムを売店で購入。しかし、見たことのあるミュージカルが一本もない……俺が見たのってそう言えば『レ・ミゼラブル』『ピーターパン』『南太平洋』『シュガー』『エリザベート』『ライオンキング』『MOZART!』くらいか。少ないもんなぁ……。ちなみに複数回見たのは『レ・ミゼ』と『ライオンキング』のみだ。ま、『レ・ミゼ』で惚れた岡幸二郎も参加してるアルバムなので、ご満悦で購入。
その後、劇場のすぐ隣の出光美術館にて歌麿と北斎の肉筆画を展示してるという展覧会を。これが今回の遠征ラストのイベントだった。しかし、ああいう場所ってなんで、大した知識もないのに連れに延々と講釈してる人が必ずいるんだろうか。やかましいっつの。
東京駅までなんとなく歩いてしまった後、お茶してからお嬢さんとはお別れ。二月のCRAZEリベンジまで会えないよー。ま、それが普通なんだが。彼女とは九月の新潟CRAZEに始まり、十一月の由紀・安田姉妹、今月の六日に昨日今日と、今年後半だけで五日も顔を合わせている。そのペースがむしろ異常なので(笑)。
お土産をたんと仕入れてまったり飯食って、新幹線に乗車。おくたびれモードだったおかんも俺もぐってり爆睡。車中BGMは昨夜MD入れたまんまにしてたTHE
TRANSFORMER『感情漂流』だったんだが、まるっきり記憶がない。
帰宅後は当然、ぱたっ……
弐〇〇弐年十二月二十三日(月)
お目覚めは遅く。そして、ひたすら寝まくった。えらい勢いで寝たねー、推定で十二時間くらいは軽く。
昼前になんとか起きてみて、捕獲したPV二曲に爆笑。片やBUCK-TICKの新年の新曲「残骸」、片やAの「SOMETHING'S
GOING ON」。
前者は櫻井氏の指が。指が。四十路近くなっても黒のマニキュアの似合う男の指ー!!!!! ……おかげで曲の印象二の次(苦笑)。でも突拍子もない曲ではなかったので良し。
後者はB-Tからなんとなくそのまま録画し続けてたら可笑しかったので。
Jの「Feel Your Blaze」みたく部屋が崩壊していく中で演奏してるんだよ(笑)。そのまんま同じな感じで。やれやれ。
BGMは出掛けに聴いてたJ『Unstoppable Drive』に始まり、夕方やっと目が覚めてきた辺りから『ベスト・ミュージカル』。
……紫の人、胡散臭ぇ(爆笑)!!!!!!
ごめんよー吉野さん……初めてナマで見たアナタがシカネーダーだったからと言って、アナタ自身が胡散臭い人なわけではもちろんないだろうに、あんまりにもシカネーダーが胡散臭かったからさぁ……
吉野さんが歌ってる曲の片方は『マイ・フェア・レディ』の「君住む町で」。恋してしまった女の住む町までもが素晴らしく見えてしまう若僧の歌だそうだが……女たらしこもうとしてるように聴こえてしまうのだよ(落涙)。や、ほんと。明るくて軽いいい声してるんだけど、軽めなだけに一つ間違うとそんなふうに……
かくなる上は、彼が好青年役を演じる作品を一つ二つ見ないと、シカネーダーの印象が払拭できんな、これは。
というわけで吉野圭吾氏の次の舞台希望。
弐〇〇弐年十二月二十四日(火)
めりくり。朝、起きる。一応朝。十時くらいだったかなー。で、朝っぱらからSSTVにてJ捕獲。コメント出してるっていうから、面白がって。なにをどう喋っても拙さがあって可笑しいんだよね、最近のこの男。俺の妙なツボを突いてくる。
そして問題のコメントを見てみたわけだが。
一人称が「僕」「俺」「J」の三種類あるんだねぇ、わずかニ分足らずのコメントの中に。謎だ。謎過ぎるぞ。
その後、BGMを『ベスト・ミュージカル』に設定したまままったりと過ごす。途中、P!NKの『M!SSUNDAZTOOD』を回してみたものの、PV等で聴いたことのある曲以外はあっさり流せてしまえるものが多く、ちと不発。それでも「GET
THE PARTY STARTED」のライヴテイクはかっこいいんだから悩むよなぁ。
合間にあれこれとライヴとかミュージカルを思い出して思うこと色々。
武田真治と石垣のシャウトがどうにも決まらないことと、中川ヴォルフのシャウトがけっこう通りが良かったことを考え合わせて、シャウトの通りがいいっていうのは大変なことだったのだね、と実感。あれは歌用の朗々たる声とは別物なので、シャウトと普通の歌とが同じくらい通りがいいというのは驚異的なことであるはずなのだよ。たぶん。
そう考えると、kyoちゃんとか凄いんだなーと。うん。そう言えばまだBUGの新作聴いてねぇや。
それから、発声を基礎からがすがす積み上げた人というのはやっぱりそれなりに凄いものなのね、とも思った。
なんせ、西田ひかると高橋由美子の声が埋もれる埋もれる。
高橋由美子なんて、市村正親と親子設定なもんだからデュエットなんかあるんだけど、セリフはすこーんと抜けてくる声なのに同じ細い裏声だけで歌うもんだから、歌用の発声をきちんと通ってきてる市村さんとは、オクターヴほども違う音程でハモってても埋もれる。消される。演技がちゃんとしてたのが救いだよなぁ。西田ひかるもまた然り。ソロの曲だったら西田ひかるもいい物を持ってるんだけど。
ちなみに、中川ヴォルフもそれなりに埋もれてました。でも他が朗々と歌う中、一人だけシャウトしてたりすると、ちょっと目立つ。まるっきり声の出し方・喉の使い方が違う上に元の声量がそれなりにあるんだろうね、中川くん。決してどうにもならない人材ではなかったのだね、と思った。
しかし、まったりしてる場合ではなかったのだ。おかんの勤め先宅のおちびちゃんずにクリスマスプレゼントを配達に行ったら、お嬢ちゃん(小一)が下のお坊っちゃん(年少組)のお迎えに連れてってもらえなかったと大泣きしててプレゼントどころの騒ぎじゃなく。なのに、とっとと帰ってきたお坊っちゃんは、朝から「○○さん(うちのおかん)のお姉ちゃんがプレゼント持ってきてくれるってー」と聞かされていたらしく、泣き喚くお嬢ちゃんそっちのけで早くプレゼントくれ、と尻尾振って待ってるし。可愛いからいいんだけどさ。
ようやく落ち着いてプレゼント渡してお店を出たところで、今度はおかんが「やー、今日の昼頃凄かったわー。たぶん熱出たよ」とあっさり言ってくれるもんだからさぁ大変。
とりあえず予約してたクリスマスケーキはちゃんと受け取りに行ったものの、帰宅後は簡素に残り物で晩飯作って簡単に済ませ、おかんはとっとと寝室に引きこもった。クリスマスどころじゃねぇっての。やれやれ。
弐〇〇弐年十二月二十五日(水)
おかんを心配しつつも朝起き損なったため、仕事には行ったのねーくらいしかわからぬまま午後を迎える。BGMはまだ『ベスト・ミュージカル』。『ミス・サイゴン』の「ブイ・ドイ」が好きだなー。見てみたいよ。再演はないのか。
で、おかんの終業予定時間の手前で電話してみたら、サービス残業決定なので(てかこの時期は毎年そうだ。お歳暮商戦に乗っかる業種だから)、折り返し電話すると言われたので、図書館に本返したり買い物したりしたいんだけどおかんの連絡待ちを優先させていたのだ。
しかし、待てど暮らせど電話が来ない。
結果、タクシーで帰ってきやがりました。
しかし買い物の用があるのは事実なので、少しの休憩を挟んでおかんと共にお出掛け。本買って本返して、面倒だから晩飯は外食(チェーン展開してるうどん屋/爆笑)で、帰宅。
ちょっと腹いっぱいだったので、二時間ほど間を置いて、昨日食い損なったケーキに着手。四号だったかな、ちっちゃいホールケーキを山分け。俺は綺麗に平らげたんだが、おかんは半分残ってしまったり。ま、夜中に物食うと胃がもたれる人だしね。
で、おかんを布団に押し込んで、俺は遊んでみたり。
実は昨日から雷が派手に鳴ってて、ちょっといやんな感じ。明日は雪か。雪っぽいな。ていうか今日も粒のでかい霙降ったしな。雪か。やばいぞ。
と思ってたら、もっとやばやばな事態が発覚。
正月、従妹来襲。ぎゃあああああああ。五月に思いっきり辟易させてくれた女の子が一人でおじじ宅へ来るというのだ。参った。どうしよう。あの子は正直苦手。
おじじ宅の隣におじじの弟(てことはおかんの叔父で俺の大叔父)が一家で住んでて、大叔父の孫二人(女の子)のうち上の子が従妹と仲がよろしいので、そっちに放り込んでおけば心配なかったんだよ。だがしかし。
今シーズンはその大叔父の孫がもう一人増えるらしいという話を今月聞いたばかり。ということは、大叔父の孫二人と俺の従妹を遊ばせておくわけにもいかないかもしれないわけで。だって身重の母ちゃん、もしくは既に生まれていたら産後の母ちゃんと謎の生命体がいるわけだから、やかましくはできん。
てーことはなんですか、うちのおじじ宅で大叔父の孫まで入れて子守りをせねばならぬということですか。ぎゃあああああああ書店とかに逃げてぇけどそれすら田舎だから無理だしどうしよおおおおおおおお……ちなみにおじじ宅のある町の初売りは早いところで二日、遅いとこは三日以降だ。書店なんて入荷もないし、見事に遅いさ……図書館はお役所だから見事にお休みさ……おとなしく宿題でも持ってきてやっててくんねぇかな、従妹……やんねぇだろうな……今から気が重いよ……
弐〇〇弐年十二月二十六日(木)
一転して大喜びな日。従妹来襲、キャンセル決定ー!!!!! や、喜んじゃ悪いとは思いつつもねぇ……。キャンセルの原因は、電車の切符が確保できなかったこと。そりゃねぇ、今から正月三日に関東へ戻る新幹線の指定なんて空いてるわけねぇだろ……あそこんちは親子ともに初動が遅いんだよなぁ、ナニゴトも……
そして、喜んじゃ悪いと言いつつ喜ぶ理由はこっち。田舎の遊びを知らない子なんだよー、じーちゃんちに来てもPCで遊んでビデオ見て雑誌読むくらいしかしないんだもん。
当時PCがなかったせいとは言え、俺や兄貴殿なんてまず外出て遊んでたけどなぁ、小学生のうちは。あと、正月になるとかるたとか百人一首で坊主めくりしたり。元々が写真館をやってた家で、家の中にスタジオがあるので、じーちゃんが廃業して使われなくなった広いスタジオでバドミントンしてみたり。端から端まで全力疾走しても数秒かかる広さと、反射を計算する都合だったのか、べらぼうな高さを誇る天井があったのでね。つい。中学以降は書店と図書館にこもってばっかだったけど(笑)。
まぁそんなこんなで、平和にまったりした年末年始を過ごせることになった模様。いや、よかったよかった。
BGMはやっと手をつけたBUG『FREAK e.p.』。その前に、こないだのLOFTでもらってきたCD-ROMをPCに食わせてみたら、どうやらLOFTのライヴ映像を有料配信してる、その無料お試し盤だった模様。サンプル映像の中に「藤崎賢一」の文字を見つけ、迷わずGO。……低音聴こえない〜(涙)……でも元気そうでなによりだ。うん。
で、BUG。あさきち。
……えーと、いいんじゃないでしょうか。それなりに。あさきちの曲がものすっごく浮いてるわけでもないし。
Guniw Toolsでは初期からしばらくもう一人ギターがいたからついつい対比しちゃってたし、後期、フルフルとあさきちのみになってからはノイズ担当なイメージが強くてギタープレイそのものにはあんまり耳行かなかったし、Age
of Punkはあさきちのお歌ばっかり聴いちゃってたから、なんだかんだ言ってあさきちのギターがどーんって前に出てるのをちゃんと聴くのはほぼ初に近いかもしれないのだ、俺様。
そんな耳で聴いてみると、あさきち、決してものすんごくかっこええギターヒーローではないのだけれど、けっこういろんな音を持ってたのねーと思える。曲はGuniw
Tools後期から慣れ親しんできた感じがありつつもkyoちゃんがぶっ壊してくれてるので新鮮で面白いし。そう言えばあさきちの曲にシャウトが持ち味のヴォーカリストが乗っかるのって実は初なのでは。あさきち自身もシャウトしまくってんだけど、彼はあくまでもギタリストで、歌単体で食っていけるタイプじゃないと思うし。根っからのヴォーカリストでシャウトしまくりの人があさきちの曲を歌うと、なかなか面白くなるのだねぇ……と思って聴いていた。
そしたら。
六曲中五曲目のあさきちの曲に、気がつくと耳が行ってる。
唯一の室姫曲とかもかっこよくて好きなんですけども。でも、流して聴けるようになってからも延々エンドレスリピートしてたら、あさきちの曲で耳がコンポに引っ張られるようになった。これは何故だ。何故なんだ。謎。でも悪い引っ張られ方ではないので楽しい。
弐〇〇弐年十二月二十七日(金)
とても幸せ且つ謎で楽しい夢の終わり頃に目を覚ましたら午後二時を回っていた。あれー?
ちなみにその夢とは。
Gargoyleのライヴに、なぜかおきょうと親方と共に参戦している光景だったりして(爆笑)。
しかも会場がどうやら階段教室とか日比谷の野音みたいなすり鉢型のとこ? たぶん屋外なので後者か。
で、四曲か五曲くらいだったんだけど、途中でなぜかメンバーが衣装替えしてたりとか。何故だ(笑)。
なんかしらんけど幸せだったんだよなぁ……と書いてて気づく。そう言えば俺、今年ってがーごさん行ってないじゃん。ぎゃああああ……もしかして欲求不満か、俺!? そうなのか!? なぁ!
そんなことはさておき、軽く飯食ってとっとと外へ。今日辺りからもうあれこれ準備しないとね。年末閉めちゃう店も多いしね。
と思って玄関の外へ一歩踏み出したその時。
足元が光っている。
………………凍ってんのかよ!? ちなみに時刻は午後三時。
仕方ないので家の中へ引き返し、薬缶一杯のお湯を用意。担いでいたリュックは一度玄関に放置して、薬缶だけ持って車の置き場へ。
正解でした。ドア凍ってやんの。エンジンは楽にかかってくれたからいいんだけど。
その後、エンジンかけっ放しで車上の雪を落とすことしばし。問題はその下にしっかりとへばりついている氷。
これまた仕方ないので、もう一度家に戻って薬缶をお湯で満たし、再度格闘。まぁお湯かけてしばらく放っておきゃあ綺麗に溶けるからいいんですけど。お湯も凍るほどの超低音地帯じゃないのでまだいいんですけど。
車の雪と格闘し終わってからは、徒歩で毎度お世話になりまくりの薬局へ。しかし、そこまでの行程で片手では足りないくらいの回数足を滑らせる。よかった、車出そうなんて思わなくて。
薬局のお姉さんと、こないだ見てきたミュージカル『MOZART!』の話で散々盛り上がり、雑誌を数冊貸していただく約束を取り付ける。俺やおかんより後からミュージカルの世界にハマった人なんだが、今やすっかりフリーク。マニア一歩手前。なにしろ、今月の帝国劇場公演だけで『MOZART!』三回も見てるっつー人だし。十一月の大阪まで追いかけはしなかったらしいが、十月の日生劇場公演も行ったというし。その前、『エリザベート』では福岡まで駆け回ったとか行ってたしなぁ。元気な人だよ。行かず後家ーず筆頭なんだけど(笑)。
BGMは戻って『ベスト・ミュージカル』。お姉さんと話してたら思い出してもうたので。
弐〇〇弐年十二月二十八日(土)
昨日の薬局のお姉さんのとこを再訪し、約束してた雑誌と『MOZART!』のライヴ盤を貸してもらう。わーい。井上ヴォルフが聴けるー、松たか子のコンスタンツェもー(販売されてるのが十月の日生劇場で収録されたものなので、西田コンスタンツェじゃないのさ)。残念なのは、脚本の都合上歌もセリフもまったくないアマデちゃんの存在がCDでは見えないところだよなぁ。仕方ないんですけどね。ええ、こればっかりは。
ちなみにお姉さんは明日の千秋楽のチケットをげっちゅーしてしまったらしく、超裏声(ご機嫌な時に使うのだよ、この人/笑)で「行って参りますわー」とかってはーとまーく飛ばしてた。年明けたら感想伺ってきましょうかね。
年末でもガンダムはちゃんと放送してるんだよねぇ……なんとなくチェックし続けて早三ヶ月。まだ見てます(笑)。
その後のテレビは年末編成で面白味に欠けるので、なんとなくBUGとか聴いてみたり。あと、借り物の『MOZART!』はおかんが階下で井上ヴォルフを聴き始めてしまったので、俺は中川ヴォルフを。
……うーむ。松たか子、決してヘタじゃないんだが、役柄と個性が合わなかったかなー今回は。
この人、どうやっても汚れられない綺麗さがあるので、モーツァルトに放り出されてばっかりでやさぐれてダンスパーティー行っちゃって酔っ払ってるコンスタンツェのイメージとはちょっと違ったかなーと。やさぐれた感じは西田ひかるの方が出せてた気がする。むぅ。キャスティングって難しいんだね。
そしてやっぱり紫の人ことシカネーダーさんが大好きな俺であった。まる。
<本日の戦利品>
・Do As Infinity『TRUE SONG』〔AL〕
弐〇〇弐年十二月二十九日(日)
……昨日帰ってきて年明けまでずーっと在宅予定の親父がうざってぇ……我が家ではプリンターを俺の部屋にしか置いてないので、隣の部屋で年賀状の画像制作しては俺の部屋にあるプリンターにデータ送って紙足してプリントアウトする形になるわけだ。
……一枚ずつ様子見に来んじゃねぇよ、邪魔くせぇ……あ、ちなみに親父殿は、兄貴殿がいない現在、我が家で最大の体格。身長も俺よりちょっとあるし、幅と厚みと重さも最強。邪魔だっつーに。
鬱陶しさのあまり、遠征と年末&月末の仕事疲れが抜けずにぽや〜っとしているおかんの代わりに買い物に出て親父殿をまいてみたりとかまぁ色々。親父殿は晩飯時に缶ビール一本で気持ちよく酔っ払った後も睡魔と格闘しながら印刷を続け、結果的にそれは深夜一時過ぎまで続いた。まぁそれはいいんだ、俺もちょうどそのころに風呂入ったりしたし。
問題は、だ。
この寒い中、暖房がエアコンしかない上に遮蔽物ゼロでウェルカム隙間風な俺の部屋のドアを、親父殿がきちんんと閉めないことだ。
しかも、前述の通り様子見に来る回数が多いので、開閉回数も洒落にならん。寒いんだっつの。わかれよこの酔っ払い。
アタマに来たのでBGMはちょっと爆音気味の音量でBUG『FREAK
e.p.』。ラック内でコンポの真下に置いてあるプリンターに近づくと、先に耳がおかしくなるという設計。くっくっく。
そしてやっぱりkyoちゃんのお歌と雄叫びが好きなのであった。叫んでも歌っても声量が変わらないというのは凄いことだったのだね。
で、夜十時過ぎに、今月三度も一緒してくれたお嬢さんから報告TELが入る。彼女は今日が本年のライヴ締め。行ったのは川崎クラブチッタ。DANGER
CRUEのイベントである。俺が行けてたらΦ以来のナマ師匠だったわけだが、こんな殺生な日程で行けるはずもなく断念。彼女にとっては初のナマ師匠である。
報告は、雄叫びだった(爆笑)。アンコールセッションが凄まじかったということはわかった。二人しかいないので22MAGNUMと名前を変えていた44MAGNUMは、ドラムがCRAZEの哲じゃなくて高橋ロジャーさんだったこともわかった。
あとは雄叫びが楽しすぎて詳細不明だったよ、お嬢さん(笑)。
でも楽しかったようで良かった。師匠かっこいいって言ってもらえたし。わーい。
…………………………やっぱり見たかったなぁ、師匠……(呟)
弐〇〇弐年十二月三十日(月)
朝からやっぱり親父殿に苛立ちを覚えつつ、意地で昼まで寝る。起床後はとっとと薬局のお姉さんのところへ逃げる。
借りてた雑誌を返して、別の雑誌を貸してもらい、ついでに昨日の『MOZART!』千秋楽の様子もあれこれ聞かせてもらったり。カーテンコールだけで一時間かかったって……そりゃあねぇ、出演者一人ずつご挨拶してたら長くもなるだろうけど。えれぇこと。
BGMをT.M.Revolution好き勝手編集MDとかにしておかんをお迎えに行き、買出し買出し。その手前、おかんを迎えに行った先でおかんの勤め先のお宅のおちびちゃんずともちょこっと遊び。なにを思ったかスキーウェアのズボンをわざわざ後ろ前に穿こうとする男の子(四歳)。かわええっちゅーに。
で、買出し先では馴染みのお店のそこここで年の瀬のご挨拶をかまし、大荷物で帰宅。
明日から俺とおかんと、今日帰って来るなら兄貴殿も一緒に、じーちゃん宅へ参るのだが、親父殿だけお留守番。なので、今日くらいは美味いもん食わしておこう、などと考えてあれこれ買い込んだっつーのに、帰ってみたら親父殿がいない。テーブルに残されたメモには「碁会所行ってきます」……そしたら帰ってこないぢゃん! 飲んできちゃうぢゃん!
仕方ないので携帯鳴らして帰れコール入れて強制的に帰還させた。まったくこの人はなんだってこうマイペース過ぎるんだか。ていうか近年拍車がかかってるんですけど。どうしてくれよう。
夕食時、もしかしたら移動を明日にするかも〜と言ってた兄貴殿が当初の予定通り今日帰宅することになったと電話を入れてきた。
お迎えに行くまではミュージカルのハイライトを一路真輝とか石井一孝とか大地真央とか本田美奈子とかって方々が盛大にやっちゃってた番組を楽しみつつ、明日の移動に備えてMDダビングしまくり。頑張った、俺。
兄貴殿が帰還してからは、Gargoyleの『倭』を貸してくれ(CD丸ごと貸せと言われるとその後半年は返ってこない)というので、慌ててそれと『武神』をMDに落として、CDは兄貴殿に渡してみたり、色々。遠距離恋愛(←え。)も大変だよ……
夜中、全員寝静まった頃にこっそりと、先ほど録画したミュージカルのハイライトをやってた番組の、アンサンブルの顔ぶれをチェック。
……いたねー、やっぱり。ちょうど『MOZART!』の公演期間中だったせいで、それに出演してた方々は当然のようにいないわけだが、『レ・ミゼラブル』と『エリザベート』のアンサンブルにいた人が数人。中には『エリザベート』でトートダンサーとして踊りまくってた人も二人いた。しかし、エンディングでお名前を確認しただけなので、後でまたビデオ見直して探さねば。探さねば!
そんなこんなで今年も暮れてゆくわけだが、我々は毎度恒例母方のおじじ宅にて暮れである。昨日書いた通り、親父殿がお留守番でいないので、移動車中のBGMに困ることもなく。運転もおかん・俺・兄貴殿と全員できるしね。気楽。しかも雪ほとんどなくなったし。らくちん。
というわけで車中BGMはなーんだっけなー……後半でRAG
FAIRを入れていたのは覚えてるんだが。忘れたよ。なんせこれ打ってるのは正月気分も抜けつつある翌月七日(爆笑)。締めにBUCK-TICK『極東
I LOVE YOU』から「極東より愛を込めて」をかけてたのは覚えてるんだけど、最初がなんだったかな、と。
ちなみにおかんは運転できるんだけど、おじじ宅に着いた後が御節だなんだと大騒ぎで休む間がないことが決定してるので、今のうちに寝溜めしてもらって、運転は前半が俺、後半が兄貴殿と相成った。
だがしかし。これが。後半が問題だったのだ。
兄貴殿、運転むっちゃくちゃ荒い。
俺もおかんもまず百キロ以上出そうと思わないのに、平気で百三十キロ走行とかかましてくれるし。しかも、おかんが運転することも想定して初心者マークつけてある車で。なにしてくれてんですかこの人。死ぬかと思った…トンネル内で無意味に左側の壁に擦り寄ってったりするし。なんなんですか。おかげで寝てもいらんねぇ…寝たけど(笑)。
到着後は、お買い物に付き合ったりちょこまかと台所仕事を手伝ってみたりと色々。合間にきっちりじーちゃんにお願いして、紅白も録画。RAG FAIRげっちゅー。中島みゆきもー。
ところが、えれぇことに自宅に忘れ物を一つしてきたらしい。
……MDウォークマンの充電アダプター。ということは、充電切れたらなにも聴けない。充電池の残量表示は半分もない。
……聴けねぇ(落涙)。
涙に暮れつつ本年の締め。俺に起こった諸々はほぼ全部書いてあるので置いといて、音楽関係とその他を色々。
日記を読み返すと、SIAM SHADE解散の報から始まってんだよねぇ……すでに遠い昔のお話になっているよ。これを含め、脱退・解散の多い年だったんだね。
かと思うと、accessと44MAGNUMの復活があったり、BUGでTAKASHIが復活したりと、俺的に非常においしい方々の姿も拝めたわけで、悲しいやら嬉しいやら。
あとショッキングだったのはやはりこれでしょう。小室・YOSHIKIタッグ再び。しかし、買ったマキシは恐怖対象なのでまだ聴いてなかったりする(爆笑)。
そして、今年の俺、頑張った! と思うのはなんだかんだと洋楽に手を出していたこと。LINKIN
PARKとかPAPA ROACHとかHOOBASTANKとか『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』のサントラとか。並べるとわかり易いことこの上ない方々ばかりなんだが、それでもね。ガンズとかエアロとかちらっと耳にするだけでも何故か無性に嫌だった時代があったことを思えば破竹の勢いというもの。来年はとりあえずKORNだろうか。
続いて、舞台。今年は初めてストレート・プレイも見たんだよな。『ストーンズ・イン・ヒズ・ポケッツ』。楽しかった。ミュージカルも『ライオンキング』二回と『MOZART!』かな? 良かったー。わざわざ東京まで出張った甲斐もあったというものよ。役者さん個人の収穫もあったしね。最たるものはやはしシカネーダー@『MOZART!』の吉野圭吾氏。来年はとりあえず夏に『レ・ミゼラブル』が来て、メインの二役の役者はすでに決定してるわけだが、どっかに入ったりしてくれないだろうか。気になって仕方ねぇ(笑)。
来年の初舞台鑑賞は一月に初の劇団☆新感線。ついでに奥菜恵。そんなところからスタートなのだ。楽しみだ。
そして、事件事故なんかについてもちょこっと。まぁサッカーW杯とか米同時多発テロ一周年とか北朝鮮拉致被害者帰還とかデカい動きが多々あった年なわけですけれども。それはそれでそれなりに盛り上がったりそれなりに冥福を祈ったりそれなりにびっくりしたりとかしてたので置いといて。
俺的にかなり驚いたのが下記。
画像の盗用・無断転載なんてのは正直言えば日常茶飯事なのかもしれんが、これはちょっとどころじゃなく度が過ぎていると思う。勝手に取ってきて自サイト掲載のみならず、全部自作と言い切っていた上に売ってもいたというのだから凄まじい。とりあえずこれが、俺の今年後半最大の事件だ。
盗用されたイラストの中には同人系のファンアートも多数あるから、法的なことはかなり難しいとは思うが、オリジナルイラストの分だけでもなんとかなってほしいと願ってやまない。
ついでに、俺も素材サイトさんの作品を使わせていただいてる以上、利用規約なんかはちゃんとサイトごとに守んないとね、と気を引き締めたり。人様のものを貸していただくのだから(しかもタダで)、そのくらいは礼儀と常識の範疇だと思うんだけど、そうじゃない面の皮も心臓も分厚くできてるやつっているんだね……
あ、あともう一つ音楽方面でショックだったのは当然、こないだの渋谷CRAZE延期な。振替公演が二月になったらしいが、行く気満々。またかよ俺。
これ、なにがショックだったって、同じ渋谷管内でもう一件、ライヴ中止の憂き目に遭ったことがあるからなんだよ。往年ね。Φのね、渋谷ON
AIR EASTでね。ふふふふふ。ワンマンが五曲で終わったのはあの時だけさ……(遠い目)。
来年は行くとしたら二月のCRAZEがライヴ初めになるので、そういったミュージシャン本人の身体になにかあって中止とかって事態に遭遇しないことを祈る。