弐〇〇参年八月一日(金)
今日もトールキン・アンサンブルで和む。動きはなし。
しかし、今夜が前夜祭で明日明後日が地元最大の祭りなため、昨日辺りからすでに人が増えててとても嫌な感じ。人の多いのは嫌いなんだよー……。そんなわけで祭りに出かけることはしない方向で。エアコン入れた部屋で花火の音だけ聴くのだー。
深夜、おきょうからTEL。図らずも一昨年バイトしてて目一杯落ちてた頃の借りを返すことに成功。俺は借りた気でいたが、相手は貸したつもりがなかったという。立場が逆転してる今も同じで、俺は貸してるつもりがないが相手は借りを作ったという。
人間持ちつ持たれつじゃなきゃ生きていけないといういい実例。そんなもんです。
弐〇〇参年八月二日(土)
おかんは休日出勤(祭りだから)、親父殿は昨日飲み会で今日帰還するというので、俺は一人で自宅でエアコンに冷やされつつTHE
TRANSFORMER『Drei』でちらっと気合らしきものを入れてみる。でも暑いのでダレる。
実は昨夜のおきょうのTEL、明るくなるまで喋っておったので、目の充血が取れない(苦笑)。擦ったら血の匂いしたしさ。毛細血管破ったね、俺。たぶん。
そんなわけでぐってり。暑いし眠いし。
夜、某お嬢さんからTEL。なんと本日公開の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』を、うっかり観てきてしまったとの報告だった。いーいなー俺も観ーたーいー。しかも教えてもらった吹替声優がまた。また。
あちこちの映画評なんか見てると、いまいちの評価が下ってることもあるんだが、でも観たい。
遡って日中、新聞のテレビ欄で妙なものを発見してしまい、夜に備えて万全の録画準備をしてしまう。
だって渡辺美里にTM NETWORKに大江千里って。なんですかそれ。
と思ったら、エピックソニーのイベントライヴだったのだね。そういやそんなのあったよなー。
で、オンエアがなにかで繰り下げられていたので、日付変更直後からの予定がその約一時間後からになったものの、まぁそこはご愛嬌。
そして、番組スタート直後。
……いきなりTM NETWORK「Get Wild」からかよ! マジか!
続いて渡辺美里「My Revolution」、しかもバックにコムロが! マジっすか!
更に延々と色んな方がちょっとずつ登場し、見ないで寝るつもりが気がつきゃ番組を半分ほども見てしまった後だった(笑)。
でもみんな、若い時に比べると声量とか肺活量が落ちてたり、ハイが上がらなくなったりしてて、切なかったのも事実だが。それでもな。それでも。
明日のライヴ終わったら懐かしどころを端から引っ張り出すかも。そのくらいには気を惹かれた。
弐〇〇参年八月三日(日)
ライヴのために起きてみる。正確には、毎回映画デートしてくださるお姉さんを、今回は珍しく俺からお誘いしてみたので、昼からまったり遊び歩くために。
そんなわけで八ヶ月ぶりのTHE TRANSFORMER。ちなみに三日後には見納めSEX MACHINEGUNS。ライヴ前からすでに体力と耳が心配な配置(苦笑)。
まずは昼前に駅へ乗り込んで新幹線ホームへ。この時点ですでに駅前の人数が常にない状態。駅の中はもっとすげぇ。異様だ。ホームに上がれば上がったで、南下方面のホームには昨日の花火を楽しんで今日帰るってな出で立ちの人がわんさか。日曜だからっていつもはこんなんならねぇのに。対する北上方面の俺がいたホームも、常の日曜よりは人が多く。いやだ、こんなん嫌だ。俺の地元じゃねぇ(笑)。
目的地に到着後、まずは下記戦利品のうちCD二枚を某インディーズ系専門店でげっちゅー。他にも多少気を惹かれるものがなかったではないが、財布が淋しいのでやめておいた。
しかし、ここで問題が一つ。……ぬぅききのポスターもらっちゃった(爆笑)。どうしよう、このナガモノ。ライヴ会場のロッカーには絶対入らん。ぎゃーす。
更に時間を潰して、お姉さんを待ち受けるべく駅へリターン。そこから会場付近のエリアまでまず徒歩移動し、昼飯。お姉さんの知ってるお店で、二人して同じものをオーダー。目のつけどころが一緒だったんだよ(笑)。
映画に音楽に日常生活にとあれこれ話を咲かせつつ昼飯終了。その後、同一ビル内にある某外資系CD屋で、戦利品のDVDげっちゅ。実はキーファー・サザーランドが割と好き。更にお姉さんが服見たいと言うのでそれにもお付き合い。したら、行き先はナオトだった(笑)。結局お姉さんは黒地のキャミソールをお買い上げ。三日後のSEX
MACHINEGUNSで見られる可能性高し。
戦利品を持ったまま、まったりと時間を潰し、夕刻に会場へ。チケットは今回予約しといて当日引取りという形にしたので、まずはチケットの受け取り。
ところがこの時点で、お姉さんのご友人がお姉さんに連絡してきた。どうも明日出るバンド目当てで新潟入りしてらっしゃるらしいんだが、そいつらが会場に来るかもしれないから自分も今日のライヴ行く、というのだ。
待つこと幾らか。到着した人は三人だった。増えたよ、動員が(笑)。
あとは動くのも面倒だし時間も半端だったので、五人でだりだりと話しつつ整列を待つ。
その後のことはレポページに。
終演後、時間を確認したら、タクシー移動すれば急行かなんかに間に合いそうだったんだが、外の風を浴びながら歩きたい気分だったので、最終の鈍行にすることにして五人でたりたり移動。
後、駅でお姉さんとお別れし、帰宅したのは日付変更後。
そんなわけで朝起きから移動中のBGMはずっとTHE
TRANSFORMER『空』『Drei』でしたとさ。おしまい。
<本日の戦利品>
・test-No.『test-No.001』〔MAL〕
・NOOKICKY『ONE AGING BY NOOK』〔AL〕
・『三銃士』〔DVD〕
弐〇〇参年八月四日(月)
ぐってり。まったりどころかぐってり。ライヴというモノに半年行かなかったツケはでかかったらしい。
耳鳴りは一晩でどうにか「少し離れた位置での会話」に困らない程度に回復した(気合?)ものの、問題は元から弱っている足腰の方だった。
それは、昼頃ようやく起き出して、まずは飯を食うべく階段を降りている時のこと。
左のふくらはぎ、ツった(撃沈)。
まぁそんなわけでロクに動きもせず。
BGMは明後日に備えてSEX MACHINEGUNSにしておくべきだよなーと思いつつ余韻から抜けられずにTHE
TRANSFORMER『Drei』。
弐〇〇参年八月五日(火)
まだTHE TRANSFORMERモードから抜けられないままBGMも変えられず。聴いてると端からあれこれ思い出すんだよー、明日は見納めSEX MACHINEGUNSなのに!
……あとはナニゴトもなし。
弐〇〇参年八月六日(水)
見納めSEX MACHINEGUNSだというのにTHE TRANSFORMER『Drei』で起きる。
出かけるまでの一時間近いあいだ、せめて未発表曲たる「リサイクル」くらいは聴いておこうと『『マシンガンズの集い』ザ・ベスト』を聴いてはみたものの、移動車中のBGMにはならず。
移動中はえーと……THE TRANSFORMER『空』『Drei』。抜けてません。全然。
行きがけにコンビニ寄って食糧調達したら、店を出た途端に眼鏡が曇るという事態に見舞われた。湿気すげぇよ。
夕方の渋滞タイムに引っかかることを予測して、順調に行けばオープンの一時間半くらい前に着くように車で出たんだが、着いたのはオープンまで三十分強というタイムだった。よかった、早めに出て。
会場近くには何もない上に会場内のレストランは高いので、コンビニ調達の食料で車中で軽く腹ごしらえしてついでに時間を潰し、スタート予定の十五分前くらいにまったりと入場。
一般入場口の隣に当日券売り場兼関係者受付があったんだが、そこにふらりと現われたのは、三日前に行ったハコで見かけたスタッフさんだった(笑)。そうだよねぇ、マシンガンズも昔はあっちに出てたもんねぇ。
あとのことはレポページ作るのでそっちに。しかしこれだけは書いておきたい。
五分押しで始まったのに、終演予定時刻を四十五分も過ぎたバンドを初めて見たよ(拳)。
袖でスタッフから「もうやるな」と怒られたにも関わらず、今回のツアーでは必ずやってきたという曲で締めてくれたANCHANGたちには、ちょっとヤられた。かっこいいぜちくしょう。
帰路につくと、夜間工事渋滞がなんと三ヶ所。もしかしたら往路より時間かかった(爆笑)。
車中BGMは何故か唐突に藤崎CRAZE厳選曲集MDと、fra-foa『13
leaves』なんていう謎の取り合わせで。
弐〇〇参年八月七日(木)
まったり昼頃起き出して、まったり時間を潰す。BGMは『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』と『〜/二つの塔』のサントラ及びトールキン・アンサンブル&クリストファー・リー。和む。でもローハンのテーマに多用される金管系の音大好き。
で、夕方まだ暑苦しい頃に出かけて、おかんと二人で髪を切ってもらう。俺はいい加減ヴィジュアル系やれそうな前髪になってたので、それをどうにかしてもらいに。そしたら、夏だからって髪全体の厚みも相当削られた。
涼しくていいんだが、襟足で一つに結んでしまういつものスタイルにすると、結んだ先の嵩がそれまでの半分もないんじゃなかろうかというくらいにされたので、ちょっと違和感。ま、いっか。そのうち伸びる。
帰宅後もBGMを変えることなくまったり。してたら、晩飯後に凄まじい眠気が。なんなんだ。
弐〇〇参年八月八日(金)
BGM、昨日と変わらず。まったり。
のはずが、朝、『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』サントラのナズグル登場辺りの曲にある重苦しいコーラスに潰されて、うっかり起きてしまう(爆笑)。そりゃねぇ、エアコン消して窓開けてない部屋で布団被って暑苦しくなってる時にナズグル登場。余計に重いっつの(笑)。
夕刻おかんをお迎えに出た際、映画雑誌のデカいのの表紙をレゴラスくん、もとい公開中の海賊映画の鍛冶屋さんが飾っているのを見て、これまたうっかり買ってしまう。映画のファンサイトあちこち見てると、この雑誌、「デカい・高い」と不評なんだが……『uv』より横一センチ弱、縦四センチ前後しかデカくないし、値段は『uv』の九八〇円に比べてやっぱり少し高いだけの一二八〇円。
なぁんだ、たいしたことないじゃん。
と思った俺の金銭感覚はナニかズレてますか。そう言えばセール品のDVDなんかも一五〇〇〜二五〇〇円くらいのものを見つけると「アルバム一枚より安いやん、ナニゴトよ!」と。……おかしいのかな、やっぱ。むぅ。
夜、ノーマークだった地上波オンエアの映画を、ジョニー・デップ主演だからとついうっかり見てしまう。
……ジョニー・デップってさぁ、顔の印象定まらん人だよなぁ。レオナルド・ディカプリオとかブラッド・ピットとかくらいの癖のある顔だと覚えられるんだけど、ジョニー・デップ、ダメです。無理です。だって最初の彼の印象はシザーハンズ、そして最近は海賊映画の相当ぶっとんだカッコしてる船長だもの(爆笑)。
いやー、いろいろやれる役者は面白いね。日本人だと誰がいるだろう?
弐〇〇参年八月九日(土)
おかんは今日も休日出勤。そして明日は日帰り東京遠征だというのに、大丈夫か、myおかん。
今週末の親父殿は職業柄、台風のせいで単身赴任先に足止め食らってて不在。BGMを変えずにまったり。
してたら、親父殿から電話。台風が台風じゃなくなったからこれから帰る、と。……ちっ。
夕刻おかんをお迎えに出て、帰ってきたら親父殿がいた。まぁ今回は俺様の警戒態勢に引っかかることは特になく。珍しい。
関係ないが、これを書くのを忘れていた。数日前に某お嬢さんから回ってきた情報。
すでに知らせてもらってたことだが、AIONの二十周年ライヴにex.LUNA
SEA組が合計三人出演する、というもの。うち、河村とINORANは一緒にやるっつんだからおいしすぎ。でもこの二人のこったからLUNA
SEAの曲はやらない気がしないでもない。とってもそんな感じ。逆に、やるとしたらそればっかりとかな。怖い怖い。
そして別口でJもゲストで出るっつんだが、これが。
六月末から大騒ぎしていた、師匠が臨時加入したバンド、GOLD ROCKSのvo.葵が歌うとな。どこで繋がってんだか。
しかもdr.はex.SIAM SHADE。凶悪。リズム隊がもう最凶。絶対手加減なしだ、こいつら。
なのにぎたーはりゅしふぇるにいた人なんだよなー。どっちだかよく分かってないが(酷)。
はてさて、ギターと歌がどこまで食われずにいられるか。そしてこれもやる曲がまったく想像つかないのが難点。選曲によっては大変酷い結果にもなり兼ねんしなぁ。
しかし、情報回してくれた某お嬢さんと電話でお話した時に出たのは、こんなこと。
「これでJが自分の歌のヘタさに気づいて方向転換してくれるといいんだけどな」
「でも有り得ない気も」
「……Jだしね」
「……ね」
いずれにせよ楽しみです。はい。
弐〇〇参年八月十日(日)
観劇。いつ以来だっけか? てなわけで東京遠征のために早起き。まぁ世間一般で言えばノーマルな時間だったりするわけだが。七時前後に起床だからねぇ。うん。
親父殿を置き去りに、おかんと二人でさっくりお出かけ。まだコンビニ以外ほとんど店が開いてない駅前を通過して新幹線で東京へ。往路のBGMはTHE
TRANSFORMER『空』辺り。
途中、同じ車両の通路挟んで隣に座った親子三人。母と息子と娘だったんだが、娘が窓際でひたすら漫画読んでんのに対し、真ん中に座った母親が通路側に座った息子の宿題の面倒を一所懸命に見ていた。てか、息子、うるせえ。新幹線の車両内で、馬鹿デカくもないけど小声とも言いがたいボリュームで英文読み上げる少年を初めて見たね。黙ってやれよ。
下車後、早めに昼飯を食い、とっとと会場へ。本日は帝国劇場にてミュージカル『レ・ミゼラブル』である。
んで、本日の主要キャストは主役のジャン・バルジャンに別所哲也。対するジャベールに、長年アンジョルラス役だった岡幸二郎。島田歌穂が長年好評だったエポニーヌは、日本公演史上最年少だという笹本玲奈。そのエポニーヌが恋い慕う青年マリウスには、十六年前にはガブローシュ役だった山本耕史。斎藤晴彦のが大好きだったテナルディエは劇団四季出身で落語家だっつー謎の経歴の三遊亭亜郎。テナルディエの妻は元宝塚のトップ(てことはつまり男役)の峰さを理。そして岡ちゃんの後釜アンジョルラスは、ミュージカル『モーツァルト!』のシカネーダー役ですっかり惚れてしまった吉野圭吾。んな感じのキャストで。
結果。ストーリーにのめり込んでガブローシュが死ぬ辺りとかえらく感動しちまってたはずの舞台を、思いっ切り観察してしまっていた(爆笑)。
えー、他のジャン・バルジャン役三人に比べてミュージカル経験少ないだろうと思われていた別所哲也、意外や意外、ツボ。確かに声量のコントロールが甘いとか、ファルセットが気色悪いレベルにいってしまってるとかって問題はあるんだ。あるが、演技が良い。他のジャン・バルジャン役を含む他の役者さんはむしろミュージカル向けに歌を鍛えてきた人が多いようなので、その中で細かい演技までしっかり見せられると、やっぱり目は引かれるわな。歌もねー、いいんですよ。聴くに耐えないなんてことは全然ない。
対する岡ジャベール。一度だけ、ハイトーンで声が裏返ってしまうという事態が! 岡ちゃんに限って嘘だろそれは! と思ったんだが。
考えてみたら、ジャベールは低いんだよ、音域が基本的に。岡ちゃん、低音から高音まであれこれやれる人ではあるが、頑張って低いとこばっかやってた直後に高音張り上げたら、切換に失敗したのでは、と。そんなこともあらぁな。ジャン・バルジャンと似たフレーズを歌詞違いで同時に歌うシーンなんかでは完全に別所さんに勝っちまってたし、ソロナンバーはやはり圧巻。まだジャベールやるにゃ若いのは間違いないが、心配してたほどハマりが悪いわけではなかった。
んで、びっくりしたのはエポニーヌの笹本玲奈。この子、ナニ!? ノンビブラートってことは半ば地声で押し上げてるはずなのに、声潰れんし揺れんし声量落ちねぇし! 得体知れねぇ……いやびっくり。
同じ理由で山本耕史にも多少驚かされた。いや、声量ないんだ、彼。あんまり。公演期間最後までいけるのかちょっと心配な感じの喉の使い方だったんだが。演技はいいんだけどねー。声楽かじっておいでー、と思ってしまう。
テナルディエ夫妻はいまいちだった。旦那は上手過ぎるんだよ。下品さが演技にしかなくて、歌にないので「歌の上手いテナルディエがいる……」って。ちょっとびっくり。奥さんは頑張って下品にしてるのはよく分かるんだが、やり過ぎてコントロールきかなくなってて、声が裏返ってしまう場面が何度か。惜しいな。汚れ役は向き不向きがあるからねぇ。
そしてなにより驚いたのは、吉野圭吾。ダメじゃん! いやーびっくり。声全然出てねぇでやんの。あれー?
声張り上げていいシーンでもいまいち伸びが悪いし、声を落とさなきゃいけないシーンでは落とし過ぎて通りが良くなくなってるし。いまいちどころじゃねぇ。頑張ってほしいなー、力は持ってるはずだし。うん。
反対に超拾い物だったのは、アンサンブルに名を連ねている小林仁という人。この人、すっげぇ声が良い!
経歴見たら藝大の声楽出だよ。だから声の使い方が良くて正しいのは当たり前なんだが、なんせ声そのものが柔らかいのだ! これは天性でしょう。すげぇ柔らかくて、その声でジャン・バルジャンを救う司教さまなんてやっててごらん! 落ちるから。実際、俺もおかんも落ちました(笑)。おかげでねぇ、いつもだったらアンジョルラス率いる学生たちの一人一人まで誰がやってるかとか気にする余裕ないのに、彼だけは学生やってても分かったもん。声で。
もう一人、ガブローシュを演じた小学生の吉武怜朗。この子がもう! すっげぇかわいい!
声が良いのもそうなんだけど、とにかくやることなすことかわいらしい。舞台の隅から隅までちょろちょろ駆けずり回って、おいしいとこ総なめ。学生たちに混じってバリケードの内側で夜を迎えた時、アンジョルラスが「誰も寝るな」って言ってんのに、寝ちゃったりね。しかも寝相悪い(爆笑)。死に方だけがちょっとわざとらし過ぎたかなーと思うが、難点はそのくらい。すげぇ良い。経歴見たら、『ライオンキング』のヤングシンバもやってたよ、この子。
さて、ここで問題が一つ。今日出てた方じゃない、もう一人のガブローシュ役の子。経歴に「吹替え版『ロード・オブ・ザ・リング1、2』」という文字が。
……どこだ!?
頑張って思い返してみるも、二作目はもう半年近く前に見たきりだから子供まで覚えとらん。小学校高学年くらいの男の子で台詞のある役は二作目には確か二人くらいいたと思うが、それだろうか。
しかし問題は一作目だ。子供、出てねぇじゃん! あるとしたらあれか? 冒頭でガンダルフに花火見せろとせがむ子供の群れか? そのくらいしか可能性ないよなぁ。どこだろう。後で見直さねば。
終演後、上野へ行って国立科学博物館のデゴイチとクジラに会いに行く。嘘です。目的は館内の企画展示「江戸大博覧会」。ちょうど中へ入ってすぐ後に、からくり人形の実演をやるというので、その間は人が減るだろうと当て込んだら実際その通り。人の減った展示室をゆっくり見て回って、人が溢れる前に退散。
東京駅へリターンして、今度は大丸上階へ。おかんが目をつけていたらしい月光写真の展覧会があったので。
しかしここで奇妙な光景を目にしてしまう。作品の雰囲気を重視してか、展示室内やたらと暗くしてあったんだが、俺とおかんの近くにいたカップルが。
ぴったり密着して互いの腰に手を回した状態で写真を眺めている。
……なんか勘違いしてるだろ、こいつら。と思ったのは俺もおかんも同じだった。
その後なんとなく時間を潰して、帰路につく。
はずが。
俺らが乗る便のすぐ前の新幹線が、発車直前の「ドア閉まります」のアナウンスの後、一向に出る気配がない。
ナニゴトかと思ったら、「ただ今、九号車におきまして急病人が発生いたしましたので〜」とのアナウンス。
更におかんが駅員さんから聞き出した情報によると。
どうやら、車内で傷害事件発生。だった模様。おいおいおい。
結果、十五分ほどの遅れでその便は出て、俺らが乗るはずだった便がやっとホームに入ってきたんだが。
車内整備してる間に、救急隊員がストレッチャー引いてホームの端を移動していき、後に、前の便から下ろされたらしい「急病人」が乗せられたストレッチャーが同じくホームの端を移動していった。
……おっちゃん、シャツが血染めですがな。
ていうか、救急隊員さん、もちょっと上まで毛布かけたら血染めのとこ見えなくなるのに!
てなわけでちとびっくり。
そして、車内で気づいたんだが、なんとウォークマンに使ってたイヤホンがご臨終していた。
元々、だいぶイカレてて右側が断線しかかってたんだが、とうとうほぼ完全に断線してしまい。そんなわけで帰路はBGMなし。発車後、二つ目の駅までは覚えてるんだが、その先は下車駅の手前まで綺麗に記憶がない。よく寝た。
弐〇〇参年八月十一日(月)
おかんは今日もくってりお仕事。俺はまったりお休み。毎度恒例。
BGMは出かける前の『ロード・オブ・ザ・リング』サントラ二枚とトールキン・アンサンブル。まったりし過ぎですか。
一度帰宅してから、舞台好きのお姉さんの薬局まで昨日の報告に行ったおかんが持ち帰った情報によると。
別所哲也、ここまでの中では最も良い評価を得ているとか。えええええええええ!? しかしよく聞いてみて納得。他の三人は歌はともかく、演技が。棒立ちの人がいるんだそうだ。それに比べたらねぇ、細かいとこまでちゃんと作り込む別所さんの評価は上がるか。歌もそこそこだしな。
そして吉野圭吾、やっぱり評判悪いそうだ。頑張れ。頑張ってくれ。少なくともアンジョルラスの不出来具合だけで嫌いになるには、シカネーダーさんのインパクトは強過ぎたんだよ。好きなんだからさ。
テナルディエ夫妻は俺らが見た方じゃないペアの方が評判なんだとか。峰さを理はやっと下品さが出てきたところらしい。最初は上品過ぎて全然ダメだったんだそうだ。汚れ役やるのはカッコつけるより大変だもの。
そんな感じでまったりしつつ深夜を迎えてみてびっくり。
きたよ。れっどうぃーくが。きちまったよ。ぎゃあ。お盆直撃。きっつー……。
弐〇〇参年八月十二日(火)
今日も今日とて超まったり。夕刻、おかんのお迎えコールを受けるも、気力が湧かずに自力で帰宅してもらうことに。ひでぇ。
そんなわけでBGMもまったく変化ないままぐてっと。
ああ、こんなんで明日じーちゃん宅行けるのか、俺……。
弐〇〇参年八月十三日(水)
朝のうちに眠りきれずに起きてしまう。それもこれも全部れっどうぃーくが悪いんだあああああぁぁぁぁぁ……。
てなわけで昼前から寝直し。結局二時近くまでぐってり。
それでも取れない頭痛を抱えたまま、おかんに運転を八割方任せてじーちゃん宅へごう。しかし車内でも落ち着いて眠れるほどおかんの運転を信用しとるわけではないので、結局じーちゃん宅に到着後に寝直し。またかよ。
えー、車内BGMはT.M.Revolution好き勝手編集MD辺りにしておこうと思ったんだが、おかんが「西川はいい加減聴き飽きた」(そりゃねぇ、俺けっこう車の中でかけてきたからねぇ)というので、トールキン・アンサンブル&クリストファー・リーの、特にホビットの詩辺りで和ませてみたら、大ウケしてた(笑)。
ほんとなら今日のうちに墓参り第一弾に行かねばならんはずなんだが、天気は下り坂だし時間も遅くなったし、てなわけで明日に持ち越してとりあえず寝ることに。
弐〇〇参年八月十四日(木)
朝、起きる。根性。なぜなら某国営放送教育チャンネル「にほんごであそぼ」を朝のうちに見てしまうためである。わはは。相変わらず好きだよー、この番組。
そして、こまめに寝直しつつ、まったり。ウォークマンのイヤホンがご臨終したままなので、BGMはなし。
ところで、日付が十二日になった辺りから始まった今回のれっどうぃーく、おかしい。
なんで丸二日しか経ってないのにもう終わりかけなんだ!?
さすがにこれは初なのでちとびっくり。それもあって寝倒した。いや、べつに寝たからペースが戻るってわけでもないんだけど、気分的に。
墓参りは雨の中、じじばばを置き去りに俺とおかんで簡単に済ませる。けっこうな降りなので蝋燭・線香及び掃除(てか墓石に水かけるのな)は全て省略。花だけ供えて手合わせて終わり。ごめんよ、ご先祖様。
その後、近くの港に寄港している日本船籍の帆船を見物に行く。雨のせいで全然人がいねぇ(笑)。
俺様、実は中学だか高校だかの頃に日本丸のジグソーパズルなんかやっちまったことのある人なのである。要は古い型を適度に残したものが好きなのだね。あんまりレトロ過ぎてもダメなんだが。なんなんだろう。
なんせ外観そのものは好きなので、生まれて初めて見られる本物の帆船のデカいのは楽しみだったのだ。
ほんとは帆を張ってるとこが見られれば良かったんだろうが、そこまでの贅沢は言わん。つか、ちゃんと分かってんだね。
船の正面に対してマストが四十五度くらい斜め向きにされてるんだよ(笑)。
おかげでなかなか見事な眺めでした。写真はおかんに撮らせました。俺は写ってません。はい。人はどうでもよいのだ。船を撮っておきたかったのだ。えへら。
夕方前、土産の菓子と一緒に絵本をプレゼントした又従兄妹ちびーず(二人とも幼稚園児)がお礼を言いに来てくれる。しかし、照れまくった挙句に二人して帰り際に「あっかんべーっ」……ケツひっぱたくよ?(にっこり)
いいけどさ。照れ隠しでやってる上に、悪いことしてるという認識が薄いのは目に見えてるからいいけどさ(笑)。
弐〇〇参年八月十五日(金)
帰還。今日も朝から「にほんごであそぼ」で和む。そして寝直す。あんまり意味がない気がするのはこの際置いといて。
午前中はじーちゃん連れて墓参り行って、ついでにもっかい帆船見てきた。今日は晴れたのでまた違って見えてよろしかったのである。ふふふふふ。
昼飯後、ちょっと休んで後片付けして帰路につく。いい加減れっどうぃーくの悪影響もなくなった俺が運転手。おかんは実家に行くと疲れる人だからね。
そう言や、れっどうぃーくは終わりに向かいつつもたりたり長引いて、結局いつもと同じくらいの期間になった模様。いいやら悪いやら。
車内BGMはまずLUNA SEA好き勝手編集MD。ランダム再生にしたらなんと「FATE」の直後に「LOVE
SONG」という凶悪な並びになってしまい、隣で眠りかけていたおかんを起こしてしまうくらいには騒いだ。ごめんよ、おかん。
その後、おかんが元気になってきた辺りでトールキン・アンサンブルにして、ホビットの詩で和ませた。
帰宅後、スペースシャワーTVでSOFT BALLETとSUGIZO
& THE SPANK YOUR JUICEと杏子姐さんのPVが相次いで放送されるというので、ちゃっかり捕獲。ここしばらく俺には不作だったので、一気にこれだけ来られたらさすがに反応する。
そして寝直し。起きたら親父殿が帰還していた。
ところでアメリカ東北部及びカナダのアレはなんなんだろうねぇ?
弐〇〇参年八月十六日(土)
ぐってり昼までよく眠る。
BGMは出かける前のまま『ロード・オブ・ザ・リング』のサントラ二枚とトールキン・アンサンブル&クリストファー・リー。相変わらずホビッツの詩が和ませてくれます。すげぇ。
昼飯は疲れ果てたおかんと共に手を抜きまくって外食。ていうか喫茶店で済むんだよ、俺とおかんなら。親父殿がいると面倒なんだ。その親父殿は本日、市内で一番高い地点へ歩きに行ってて不在。楽でよい。
んなわけでおかんとあれこれ買い物してる最中に下記戦利品げっちゅー。昔っから、これと『サウンド・オブ・ミュージック』は大好きなんだよ。
夕方に帰宅した後、眠い目をこすりつつ(俺は幾つだ)戦利品を軽くチェック。日本語吹替版って見たことなかったからちらっと見てみたら、ディック・ヴァン・ダイク演じるなんでも屋さんのバートが山寺だった。そして笑い続けて宙に浮いてしまうおっちゃんが熊倉さん、だな、あの声はたぶん。いかにもっちゅうかなんちゅうか。
ちなみに『メリー・ポピンズ』は、台詞から流れるように歌に入っていく場面が多々あるため、日本語でも歌だけ別の人、というのは難しい。従って、歌う場面では皆さんちゃんと声優さんがそのまま歌っている。『メリー・ポピンズ』の場合、最大の問題は劇中で恐らく一番歌が上手いであろう主演のジュリー・アンドリュースの吹替えだ。
これ、麻生かほ里という知らない人だったんだが、確かに歌える人だ。歌えるんだが、台詞がどうにも。台詞も全部裏声でやる人なので、台詞は地声で割と落ち着いたトーンのジュリー・アンドリュースの吹替えとしてはちと違和感。ま、いっか。
そして相変わらずディック・ヴァン・ダイクが大好きな俺様。歌もダンスも決して上手くないんだけど好きだ。
<本日の戦利品>
・『メリー・ポピンズ』〔DVD〕
弐〇〇参年八月十七日(日)
一応朝と言える時間に起きてみた。
ら。
左の下瞼が痛い。
鏡で観察してみた結果、ものもらい系の腫れ方であることが判明。更にその後おかんに見てもらったところ、睫毛の毛穴が一つ化膿しかかっているらしい。痛いよー……。
と言ってる間にも膨らんでくるんだ、これが。徐々に。そして視界が不自然に遮られる。えーい鬱陶しい……。
そんなわけで時々まったり昼寝しつつ(だってずっとPCのディスプレイ見てるのもきついんだよ)休日。いや、万年休日だが。おかんと共に、な。
BGMはLINKIN PARK『METEORA』に戻ってみた。微妙に久しぶり? いや、こないだ「NUMB」のPVも捕獲したからさ。
そして夕食時、更なる怪我が発覚。
唇左端の内側、つまり粘膜のとこ。切れてた。
てことはなにを飲み食いしても傷に障るっつーことで。痛い……(落涙)。
なんか顔の左半分だけ厄日ですか、今日。ねぇ。
夜、民放地上波で『マスク・オブ・ゾロ』を、ほぼ同時にWOWOWで『プリティ・プリンセス』を捕獲。
前者はアントニオ・バンデラス主演の、俺様の得意範疇たる剣と馬の世界である。あはははははー、馬好きなんだ、これが。見るだけだけどな。競馬とかやらんけどな。馬だけ見るのは好き。特にこの作品だと黒馬だしな。
対する『プリティ〜』はジュリー・アンドリュース目当て。年食ったジュリー・アンドリュースってちゃんと見たことないので。でも捕獲中にちらっと見てみたら、ただ年食っただけでなんも変わらんジュリー・アンドリュースだった。楽しい。あとでちゃんと見よう。
弐〇〇参年八月十八日(月)
今日も左下瞼は元気に腫れている。といっても、化膿した部分そのものは潰れて膿も出てくれたようなので、あとは萎むのを待つばかりだが。やれやれ。
BGMはLINKIN PARK『METEORA』と、その前の指輪三枚をなんとなく。夜には親父殿が帰還してぱたぱたと忙しなく動いてやがったので、やかましいのかけてると文句言われるんだよー。
その親父殿は明日から三連休で山登りへごう。天気悪いのにな。まぁ死ぬような無茶をせにゃならん登山でもないから大丈夫だろうが。
日付変更一分前に某お嬢さんから電話をもらう。そして今月十二日のJのライヴの怪談を聞かせてもらう。ナニが起きたのやら……。あれは土産話とかいう次元ではなく怪談だろ。謎過ぎる。
弐〇〇参年八月十九日(火)
おかんは本日、盆休みだったせいでちと間が空いたコーラスの練習日。そして親父殿は予定通り早朝からどたばたと忙しなく動き回った後に山へお出かけした。らしい。ようわかっとらん。だって五時六時だぜー? 俺が一番気持ちよく寝られる時間にナニしてくれとんじゃ。おかげで眠りが浅くなってしまい、朝おかんを送れる時間に起きてしまったりしたんだがまぁそれは置いといて。
ちなみにおかんも半端に眠りを妨げられてしまったせいで日がな一日眠かったらしい。合掌。
BGMは昨日の三枚プラスLINKIN PARKのまま。変えようって気にならんのだよなーそれでのうても今月は気になる新譜がほとんどない。
気になっててまだ買ってないのはSEX MACHINEGUNSのアルバムと映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のサントラくらい。って買う気満々じゃねぇか、俺(笑)。まぁ今は資金難なのでまだ買わんけど。それにしても今月ほんとツボ新譜がないなー……。
『パイレーツ〜』のサントラは、予告編等で聴けるどうにもシンセくさい音が気になって仕方ない。なんだって海賊が闊歩してる時代の音がそんななんだ(笑)。
午後、勢い余ってデヴィッド・ボウイが出てるからという理由だけで映画『ツイン・ピークス』を捕獲してしまう。怖いの嫌いなのにな。ふふふふふ。ホラーとかサスペンスとかって辺りに分類されるものは嫌いなんだよー苦手なんだよー気持ち悪いんだよーそんなんよりアクション系アドベンチャー系のモンスターとかの方がいかに精巧に作られてても怖くなくて好きなんだい。
というわけで捕獲したはいいがいつになったら見る気になるやらまるっきり見当つかん(笑)。
弐〇〇参年八月二十日(水)
今日も元気に朝起きる。何故。BGMは変わらず。
日中はひたすらPCに向かって悪戯三昧。いや、全然悪戯じゃないんですけど。
これまで、IEをばーじょんあっぷしたことのなかった俺様、いい加減PCの調子悪くなってきてるし、なるようになれーと思ってIE6をインストールしてみた。
……すっげぇ調子いいんですけど! 知らなかったぜ! こんなんだったらもっと早く乗り換えるんだった。
ちなみにやり方がよう分からんかったからやらなかった、というのが真相の一つ。まだまだです、俺。全然弱っちいです。はい。
おかんの帰宅を待って、盆休み中おさんどんに終始したおかんの手抜き願望を満たすべく外食。
後、まったりしていたところ、某お嬢さんからお電話。FAKE?のライヴ帰りの彼女と延々あれこれ話している中、唐突に黒夢の「NITE
& DAY」のタイトルが出てこない、あの曲なんだっけ? という話になり、そのシングルを引っ張り出したところ、重さが非常にツボにくることが判明。
しかし、風呂上りに探したアルバムは遥か彼方に埋もれていて見つからず。
仕方ないので諦めて手に取ったのは。
『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』サントラ(爆笑)。
いくら黒夢の重さに耳行ったからって唐突にそれはどうだ、俺。なんだってこの湿気と微妙な気温の中で虫の声をバックにDISTURBEDとか聴いてんだ(笑)。ミスマッチさがいっそ笑える。
弐〇〇参年八月二十一日(木)
今日はさすがに朝起きられず。それもそのはず、朝まで起きてたからな(笑)。五時まで起きてたのはもしかしたら新記録かもしれない。
そんなわけでBGMはサントラのまま超まったり。一応十時前には起きたんだが、飯食ったらまた眠くなってしまい、おかんのお迎えに出る少し前まで結局爆睡。寝て育ったからどうにもねぇ。ふふふ。
その夜更かししてる頃、某お嬢さんから聞いて知ったことが一つ。
真矢(ex.LUNA SEA)、二人目が生まれてたとな。あらま。しかも去年の九月って。
スポーツ紙に載ってたというからサイト回ってみたら、ママとちび二人のお写真ががっつり出ていた。
上の子は今年で三歳になる。もういい加減あかんぼフェイスからコドモふぇいすに移行している。
……笑顔が父ちゃんそっくりだ(爆笑)。や、可愛いけどな。うん。
話変わって、明後日から一泊で東京遠征で、本来の目的たるミュージカル『シンデレラ・ストーリー』の他に恵比寿の写真美術館へ行く予定をすでに入れたんだが、これが。
昨年十二月に遭遇してしまった恐るべき企画、「GLOBAL MEDIA」再来(爆笑)。
いや、そりゃもう行くしかあるまいて。去年も一緒だった某お嬢さんにも連絡済みで、当然のように行くことが決定。きゃほー。
で、おかんをお迎えに出たわけだが。
親父殿、明日も休暇でその後は週末で、要するに山から今日戻ってきたら週末いっぱい家にいるっつーことがここで判明。ぎゃーす。面倒……図書館辺りにでも逃亡するかなー(嘆息)。
まぁ今日のところは帰ってきても間違いなく疲れ果てて倒れてるだけだからいいんだけど。
しかしここでもう一つ問題が発生。おかん、不調。
どうもエアコン効いてる店で半日も汗かきながら動いてたせいで結果的に水分代謝に影響した模様。字書こうとしたら手が震えてるとか言うし、どうも脳貧血に似た状態になってるらしく「唇白くなってない?」と心配そうに言うし。
まぁ足取りはちゃんとしてたし、ドトールで甘いもん飲み食いしたら少し落ち着いたと言ってたので大丈夫らしいが。夏の水分・糖分・塩分補給はどれも気をつけないとねぇ。
夜半過ぎ、今週毎日捕獲しているフジロックの最後の辺りを見る。イギー・ポップだった。じーさんだった。いい加減、肉がと言うより皮膚がたるんでしまっているくらいのおっさんつーよりじーさんなのに、上半身裸で悠々とステージを闊歩していた。そして動きは軟体動物系だった。謎。あまりにも謎。
弐〇〇参年八月二十二日(金)
BGMは『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』サントラ。相変わらずkidneythievesが気になる。
日中は温くない風があったので窓開け放していて、その間は柏木さんの『CAZA
FELIZ』へ。まったり。
朝起きる自信がなかったので昨夜しかけておいた『A.I.』は無事捕獲。最近とんと名前を見かけなかった井上和彦氏が吹替担当してるというので迷わず。でも見てない。
朝起き損なって昼に起きたら親父殿はそんなにご機嫌ななめでもなく。いつもなら俺が起きるの遅いだけでかなり機嫌悪いのに。ああ、あれか? 山帰りで疲れてて怒るどころじゃねぇってか? 年だねー。
そのままたりたりと過ごしておかんの帰還を待ち、たりたりしといて晩飯の支度をちらっと手伝い、やっぱりたりたりしていたら。
フジロックオンエア最終日のアタマ二分ほど録り逃した。たりたりし過ぎです、俺。
というわけで今月二度目の東京遠征 ―
今度は一泊盛り沢山ツアー ―
当日。朝、頑張って起きる。何故なら指定を取ってある新幹線は朝七時台。起きねば。
到着まではLINKIN PARK『METEORA』を餌にたりたりと。でもいまいち眠りきれないまま到着。おかげでずっと眠かった。
途中、おかんはとっとと上野で降り、俺は東京まで乗って行って、夜の本命まで別行動。本命は閣下ご出演のアホ全開間違い無しのミュージカルである。
そんなわけで東京駅から恵比寿へ向かおうとしたところ、山手線・京浜東北線ともに止まっている。なんでも品川辺りで線路に人がいるとかなんとか。なんでしょね。結局十五分ほど遅れて恵比寿に到着すると、先に着いていた某お嬢さんが改札前でがっつり抱きしめてくれる。このクソ暑いのに(爆笑)。や、まぁこれは前から約束してたのでよし。嬉しいぜー。
十時までガーデンプレイスの端っこで時間を潰し、十時開館の東京都写真美術館にてアホなものをたっぷり堪能。
いや、アレはアホだろ。ミック・ロック撮影の若き日のQUEENとかデヴィッド・ボウイとか! しかも展示室内に入ってまず耳に入ったBGMは「WE
WILL ROCK YOU」のライヴテイク(爆笑)。あれ、美術館じゃねぇっつの。
更に地下展示室でもアホなもの。「GLOBAL MEDIA 2003」である。去年は冬にやってたんだが。
今年のコレには、かの明和電機のパチモクなんてものが展示されていた。しかもスイッチ押せた。パチモクの音出しちゃったよー。あと、アニメーション部門だと思うんだが、大変レトロな絵柄のモノクロフィルムでBGMがたま、というこれまた凄まじく謎なもんも見たりして。困るねー楽しくて(笑)。
唯一、やたらと人が多かった山岳写真家の展示だけがマトモなものであった。しかしネタがネタなだけに客の年齢層が高くてなんとも言い難い空気が漂っていたのは事実。
そこから渋谷へさくっと移動しておきょうと合流し、昼飯。ここでもアホ全開。しかも三人とも。なんだかな。
おきょうと分離した後、某お嬢さんと二人で何故かカラオケへ(笑)。二人とも九十年代ビジュアル系好きで育ってしまったので、必然的にそこら辺満載。でもアホなもんも流しつつ。
そして時間潰しに外資系CDショップにて下記戦利品げっちゅー。なんであるんだよ、『ラビリンス』のサントラ! 諦めてたのに! きゃっほーい。
五時におかんと合流した後、軽く飯食ってから本命へ。ミュージカル『シンデレラ・ストーリー』である。
出演者でまず笑える。デーモン木暮閣下に橋本さとし。この二人だけでも大ウケなのに、マジメに見える役の方々までどこか笑わずにはいられない状態。挙句、シンデレラというからには王道のあの話なわけだが、シンデレラの継母が。
なんで男がやってんだよ(爆笑)。
そんなわけでもう開演前から笑いっ放し。しかも開演直前、メイドさんや衛兵が王子を探して客席をうろつき、時々客にも協力させたりするところから始まったんだから、もうこれで笑わずにナニで笑うのか。その後も大笑いしっ放しだったわけだが、一応マジメなことも書いておこうか。
や、閣下すげぇよ。マジ。あの方はやはり歌のヒトだ。
台詞用の地声で喋り続けた後で突然いつもの声で歌おうとするから、1コーラスくらいは声の出が悪いんだが、1コーラス終わる頃には調子良くなってんだもんよ。あれは驚いた。この舞台は二、三ヶ月のロングランじゃない短期集中型公演だから、公演を重ねれば重ねるほどに疲労も増してボロボロになっていってもおかしくないし、東京公演もちょうど折り返し地点くらいで、役者の疲労はピークに近いはずなのに、閣下の声だけは歌ってる間にみるみる調子が戻っていくのだ。あれはすげぇ。
ただ、台詞で三回くらい噛んだんだよねー、閣下(爆笑)。
対して、シンデレラの姉その二を演じた森若香織辺りは、基本が地声で歌う人なのですっかり声が嗄れてしまっていたんだが、それもキャラクターの騒々しさに助けられてあまり気にならず。
そしてシンデレラと恋に落ちちまう王子役・井上芳雄ちゃんは相変わらず非常に声が柔らかかった。彼は声潰れない人だよ。うん。経験少ないらしいギャグシーンもそこそこ頑張ってたしな。橋本さとしとか閣下にはさすがに及ばないものの(笑)。
だって橋本さとしはさー、シンデレラの継母にドロップキックとかかましてんだぜー(爆笑)?
あと、個人的に大変ポイント高かったのは、ネズミ役四人のうち一人だけダンスで目立ちまくる東山義久。目立つはずだよ、『エリザベート』のトートダンサーやった人だもん。さすがに綺麗でした。ネズミの着ぐるみでも綺麗でした(笑)。
そんなわけわからん舞台で笑いまくっていたわけだが、カーテンコールで更に笑う。
閣下、最後まで残る残る。そして曲がロック調なのもあって拳あげるあげる。思わずつられそうになったのは俺だけじゃなく、隣の某お嬢さんもだった(爆笑)。いや、あれは手拍子より拳だろ! マジで!
ま、そんな感じでほんと楽しかったので、ついDVD購入を真面目に考えた(笑)。
<本日の戦利品>
・kidneythieves『zerospace』〔AL〕
・『THE ORIGINAL SOUNDTRACK Labyrinth』〔AL〕
弐〇〇参年八月二十四日(日)
朝十時近くにホテルを出て上野駅へ。一旦東京駅へ行って荷物をコインロッカーに放り込んでから、上野へリターンして上野公園廻り。
まず東京都美術館で『トルコ三大文明展』、次いで国際子ども図書館で『未知の世界へ』。最後に東京国立博物館で『アレクサンドロス大王と東西文明の交流展』。
どこも人が多すぎてゆっくりじっくり見るどころではなかったし、おかんも俺も暑さに辟易して疲れていたため、どれも流し見で終わる。
途中、子ども図書館の展示室で図録を売っているのを発見。しかし売り子の女性が昼休みに入ったため、反対側のカウンターにいた男性に図録くれと言ったら。
「今、担当の方が昼休みに入ってしまったので…」
……ふつーさ、そういう場合って代わりが入るか、そうでなくても職員が売れた数と金額間違わないようにチェックすれば、べつに問題なく売れるやん。さすがお役所。「代わりの方いらっしゃらないんですか」とか聞く気力も失せたね。どうよ、それ。
実は、おきょうと遭遇してしまう可能性を考えて(諸事情により避ける気満々だった)このルートにしたのに、最後の場所で見事に遭遇。しかしヤツが俺に気づかなかったため、何気ないフリを装って逃亡(爆笑)。
合間合間に休憩を挟みつつ、まったり移動を繰り返し、最後に土産を買い込んで帰路につく。
午後四時台の新幹線でまったり帰還。帰路のBGMはなんとなくLUNA
SEA好き勝手編集MDだったんだが、ほとんど聴かずに爆睡。
弐〇〇参年八月二十五日(月)
昨夜、テンションがおかしくなっていたんだか、朝四時くらいまで眠れなかった。だからといってこれはさすがに人としてどうかと思う。
起きたら午後三時半。どうよ。ねぇ。
BGMは入れっ放しだった『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』のサントラから流れてkidneythievesへ。
うん、嫌いじゃない。どうにもダメな感じではない。多少は引っかかりのある曲もところどころにあるが、だがしかし。よく分からないのも事実。まぁ俺のアタマが寝てるせいっつー話もあり。
弐〇〇参年八月二十六日(火)
今日もkidneythieves。
途中お出かけして下記戦利品をげっちゅ。だって土屋昌巳だっていうからさー! 帰宅後にアルバムのクレジット見たら、ドラムも湊雅史氏が半分くらい叩いてるし、LUNA SEA及びSUGIZOの片腕・d-kikuも参加していた。わーい。
<本日の戦利品>
・杏子『シンガプーラ』〔MCDS〕
・杏子『Missing Half』〔AL〕
弐〇〇参年八月二十七日(水)
昼過ぎ、おかんの仕事先に電話してお迎えタイムを決定しようと思ったら、接客中だかなんかで「後でねー」の一言で終わられた。それはままあることなので驚かんのだが、その後、電話が来ない。どーすんのかなーと思ってたら、階下で「ただいまー」って。自力で帰ってきやがったよ……ま、それもアリってことで。
BGMは相変わらずkidneythievesと、『Labyrinth』のサントラ。デヴィッド・ボウイ最高。大好きだ。
弐〇〇参年八月二十八日(木)
夕刻、おかんのお迎えに出たついでにCD屋をくるくる廻って、いつもの店とも新☆堂とも違う店で下記戦利品のうちDVD二枚をげっちゅー。『妹の恋人』の方は、俺が始めてマトモに見たジョニー・デップである。おかげで俺はこの期に及んでまだ彼の声というものをあんまりよく分かってない。だって台詞少ない役の印象ばっかり強いんだもん。
そしてLILLIXはPV見てなんとなく気になったので購入。ブックレット見たら、ミシェル・ブランチと同じマドンナ主催レーベルにいるんだそうな。道理で、PV見た時に、ミシェル・ブランチみたいなノリで軽めに聴けるなーっていう印象持ったはずだ。
そしてBGMはLILLIXの他、kidneythievesと『Labyrinth』のサントラ。サントラだけ異様に録音レベル小さくて参る(笑)。
LILLIXは五曲目のハードさが好きだ。ところでPV見る限りでは、リード・ヴォーカルとれるのが四人中三人いるようなんだけど、どれが誰の声だかはさっぱり。まぁ全員ハイティーンの女の子な上に三人中二人は姉妹だというから無理もないか?
夜、某お嬢さんから立て続けにメール、そして締めに電話。彼女は、二十三日に恵比寿ガーデンプレイス近くで発見したポスターの誘惑に従って、本日は榊原大&柏木広樹のコンサートへ行っていたのだ。しかもタダライヴだ。いーなー。
しかし、締めの電話でコンサートの様子を聞いて大笑い。トーク三昧で曲数少なくて一時間半ってなんですかそれ(爆笑)。
<本日の戦利品>
・LILLIX『FALLING UPHILL』〔AL〕
・『アイス・エイジ― 特別編 ―』〔DVD〕
・『妹の恋人― 特別編 ―』〔DVD〕
弐〇〇参年八月二十九日(金)
ところで、買ったその日にもう気づいていたんだが、えーと……kidneythievesのアルバムのケース、裏ジャケとCDトレイの間、裏ジャケの紙のCDトレイ側に、なにやら付いてるんですよ。どう見ても刃なんですけど。ええ。なんなんでしょうか。意味不明。でも絶対何かしら意味持たせたいんだろうなーと。よう分からんけど。ちなみにカミソリか小型のカッター用くらいのヤツ。得体知れません。
さて、本日もまったりたりたりしてたんだが、おかんを迎えに行った帰りにふらりと寄ったブック○フで、まんまと下記戦利品をげっちゅー。ほんとはTOPAZのは持ってたはずだったんだが、誰かさんに貸したきり戻ってこないのでやむなく。ていうかあれも数年前に別の中古屋でちゃっかり見つけたんだったよなー……うちの地元って一体。謎。
そんなわけでBGMは……kidneythievesと『Labyrinth』サントラ(笑)。戦利品には未着手だったりする。単に気分の問題なんだけどな。うん。
<本日の戦利品>
・GRASS VALLEY『GRASS VALLEY』〔AL〕
・TOPAZ『S to M』〔AL〕
・FEEL SO BAD『東京パワー』〔AL〕
弐〇〇参年八月三十日(土)
今日も戦利品に手をつけることなくたりたりと。BGMは昨日のまんまとか色々。最近ほんと洋楽に傾いてるよなー。
と思いつつ、日中にちょっと頑張って、箪笥の上に積み上げたCDの山を救済すべく積み直しを図ってみた。
正確には、三十センチほど出したままの二段目の引出しの上に積んだ分、推定二百枚前後である。
積み直し自体は成功した。前よりちょっとすっきり、って感じに落ち着いた。それはよかったんだ。
だがしかし。
夜半過ぎ、それはPCに向かう俺の背後で鳴った。
みしっ。
……ありえない音だったねー……もちろん、引き出して不安定な状態をなんとか保っていた二段目が、負担に耐え切れずに立てた音だったわけだが。
積み直すまで椅子の背もたれが当たって若干削れていた部分が移動したことから推測するに、えーと……三度くらいは傾きが増したのではなかろうかと。こえーよこえーよ!
そんなわけで怯えながら朝を待つ。明け方とかに雪崩起きないといいなーと。
弐〇〇参年八月三十一日(日)
朝起きBGMをLINKIN PARK『METEORA』辺りにしておいてなんとか起きる。今日は『8マイル』以来の映画でーとなのだ。そして公開前から個人的に騒いでいた海賊さんなのだ(拳)!
というわけで昼前にファミレスで待ち合わせ、お姉さんと合流。まったり昼を食っていたら、店内の大型テレビに謎過ぎるものが!
……なんで白昼堂々某びじゅある系バンドのPV、それも夜の林の中でといういかにも背景に金かけませんでした系のPVを、フルコーラス分拝まにゃならんかったのか(爆笑)。
ちょうどお姉さんが前日に人格ラヂオとかの対バンライヴ行って来たばかりで、その話を色々聞かせてもらっている最中にそんなことになったので、笑ってはいるんだけど顔固まってるってな状態になってしまった。やれやれ。
で、見に行きました『パイレーツ・オブ・カリビアン』。珍しくパンフを先に購入。あちこちの映画ファンサイトでパンフ品切れ・品薄などの話をだいぶ前から見かけていたので、まだショーケースにあったのをいいことに先にげっと。あってよかったー。
実は上映終了後に見たら、もう売り切れてたんだわ。
んでもって映画本編。の前に。直前に。CMも予告編も全部終わったその後に。
オーランド・ブルームから日本の皆さんへメッセージ。……はい!? 聞いてねぇよ!
や、可愛かったですけどね。うん。相変わらず。というかこれ、インタビューついでに撮っただけだろ。服もバックもなんかのインタビュー映像と一緒だ、たしか(笑)。
ついでに予告編で謎だったのは『キル・ビル』ですか。話が全然予測つかない予告編で。いや参った。アクション自体は綺麗なんだけど、なんだかなー。あと、予告の更に前だったかな、北野たけしの『座頭市』。の映像のバックに携帯の呼び出し音が鳴ってるのがあって。「まだ、きってないやつがいる」というナレーションが入る。……携帯切りましょうね、というCMでした。はい。でも『座頭市』の公開日なんかもちゃんと字幕で入ってたけどな。
そんなわけで『パイレーツ〜』本編。
ジョニー・デップ可笑しすぎ(爆笑)。
いやもうこの一言に尽きるわ。マジで。『ロード・オブ・ザ・リング』以来気になりっ放しのオーランドももちろん目当てではあったんだが、彼は彼で頑張ってるねーっていう程度に終わり。むしろジョニーが。ジョニーが。
ていうか俺、喋りまくるジョニー・デップって初めて見たんだわ。これまでに見たのはほとんど喋らない『妹の恋人』と『耳に残るは君の歌声』、それに比べるとちょっとは喋ってるものの吹替えだったのでジョニーの台詞回しの意味ではあまり印象に残らなかった『ニック・オブ・タイム』。以上。そりゃねぇ、この状態でアホ全開の船長拝んだら笑います。笑う以外できません。ええ。
話自体はえーと……さすがアメリカ娯楽映画。って感じですか。俺が当たってるものが特にそうなのかどうかわからんけど、アメリカ映画ってあくまでも話の上でのみとは言え他国を悪の源とか呪いの元凶とかって位置に置いて涼しい顔してる話、幾つもあるんじゃねぇ? 俺が見た中では『クリムゾン・タイド』もそうでした。まだ通して見てないが『パール・ハーバー』戦闘シーンのクライマックスの日本兵も凶悪だったしなー。まぁあれはアメリカ側から見た事実なのかもしれんが。あ、史実に基づいてるという意味ではなく日本兵の凶悪さが、という意味で、な。
『パイレーツ〜』の場合なにがこれに当たるかって、アステカが。いい迷惑だよなーと。アステカの金貨に呪いがかかってるってのが話のキーポイントの一つなわけだが、えーと……なんでアステカ? っていう。世界史勉強する必要ありですか、俺。ねぇ。中世世界史おさらいしないとですか。アステカがネタにされることにちゃんと史実的な理由があるならいいんですけど。調べないでこういうこと言うのは反則バカですかね。
さて、重めのコメントはこのくらいにして笑い所あれこれ。とりあえずジョニーは登場からラストまで全編に渡って可笑しいので置いといて。
オーランド。どっかのインタビューだかなんかで「コメディーが苦手」というのを見た記憶があるが、あれは確かにダメですな。彼は今のところ真面目な役の方がハマる。真面目にボケてるのすら難しいっぽいからねぇ。ええ、今作は真面目にボケてるからダメなんですわ。アクションシーンは綺麗に決まるのにね(笑)。
まぁその真面目なボケっぷりが、ジョニー演じる船長の本気でボケてんだか狙ってんだかわからんボケ方と対照的なので、二人だけのシーンなんかが面白くなるんだろうけど。うーん。
とりあえずオーランドはあれですね。アタマに一撃くらって倒れる時の顔をなんとかしましょう(笑)。真面目に倒れるか、でなければもっとボケないと! あれで精一杯ボケてるというなら修行が足りません。
そしてキーラ・ナイトレー演じるヒロイン。これが。……お嬢様なのか女傑なのかただのお転婆なのかはたまた生粋の戦士なのか。彼女も話が進むに連れて、画面に出てくるだけで笑える人になっていく……(笑)。ていうかオーランド助けてるし、この子。話の前半では間違いなく、海賊にさらわれたお嬢ちゃんをオーランドが助けに行ってるのに、いつの間にか逆転してんだもんよ(爆笑)。いやー、さすがネズミー、中世の女性にありえない強さを当たり前に話に組み込んでる辺りが笑えます。
あとね、密かに笑ったキャラはお嬢ちゃんの父親役。役の上では彼は至極真剣に娘の幸せを願ってあれこれ行動してるだけなのに、何故かそれが笑える。
あ、も一つ、重くないけど真面目な話。CGは綺麗だった。動く骸骨がアニメっぽくなくてちゃんと立体感のある骨のまま動いてて、ちゃんと手間隙かけて動かしたのがよくわかる。あれは良かった。うん。
そして今夏、実物の帆船を初めて見てきた身としては、船長のボロいボートは置いとくとしても(酷)、四隻か五隻くらい? ちゃんと撮られてる帆船がもう嬉しくて仕方ない。そんな感じ。
はー、語った語った。満足(笑)。
で、見終わった後でまったりお茶した後、映画館隣のデパート行ったら、その中にあったCD屋(変にマニアックな品揃えが特徴)が店を閉めてしまっていた。ショック。面白かったのに(笑)。
そこから最初のファミレスへ移動中、元々LUNA SEA好きで知り合ったお姉さんなだけに、お姉さんが車中でかけていたSUGIZOの新譜の話で盛り上がる。
結果、ヤツは引き出し大量に持ってるんだけどそれがちゃんと整理されていて必要なとこに必要なものを詰め込んであるから耳にすとんと馴染んで入ってくる、という点で意見の一致を見た。ただSUGIZOに関しては、俺としては九七年のソロ以来、ほとんど新技が増えてないのが気になるんだがな。