| また祖母も、デイは嫌がっていました。
 入浴が出来て、一日何か、刺激があるのは良いこと。
 現場の職員さんは親切に接してくださったようなのです。
 ただ、祖母は京都生まれの大阪育ちで、
 関西弁が抜けないですし、地元の方言もよくは分からない。
 とくにお年寄りになればなるほど、
 「標準語」と程遠くなってしまうため、
 疎外感があった様子は傍目からも感じられました。
 
 自宅で母に手伝ってもらい、
 私が入浴介助をしてもいましたが、無理がありました。
 介護職員時代の古傷が疼き出し、
 入浴介助中に激痛になって立っていられなくなってしまいました。
 四つんばいで家族に助け出され、いつもの接骨院へ。
 「軽いぎっくり腰ですね…当分はおとなしく」
 ぎっくり腰はクセになると聞いているので、先生の言うことには
 従わざるをえません。仕方なく清拭に切り替えましたが、
 一回の入浴には何度の清拭も及ばないものです。。
 
 今までのデイはお休みにすることは、致し方ない状況でしたが、
 入浴できる体調であるなら何とかしたい…。
 日々、家のなかにこもって、他の誰にも会わないのもどうか…。
 たくさんの悩みが積みあがっていきました。
 雪が降り出す季節でした。
 考えたすえ、
 
 *病院から紹介された法人のワーカーさんに以後のことを
 お願いすることにしました。
 *また、在宅でのケアに関してもう一つ、
 「それは私の指示書でできる」と
 往診の先生が訪問看護ステーションを紹介してくれました。
 
 
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