退院後のトラブル

祖母の入院は10日間の検査入院でした。
あれこれ、忙しく、それまで利用していたデイケア施設、
往診してくださっている医院等々には
入院の事実のみ伝えるにとどまりましたし、
その時はそれ以上の余裕がありませんでした。

入院中に受けた検査では、心臓に特に支障はありませんでした。
問題は頭部でしたが、CTスキャンで脳の萎縮が認められ、
アルツハイマーだという診断がありました。


退院後、それぞれにしかるべき連絡を取ろうとしていた時に、
デイケア施設側から電話がありました。
これに関しては、デイケア施設を運営している法人と、
病院側がお世話くださった老人保健施設を運営している
法人がちがってしまったこと、
それに留意出来なかった私たちにも非はあると認めます。
ただこれが緊急時で、その上、家庭事情の大変さと
私がこれ以上当時のままの介護続行が
無理になってきたことからして、対応が辛いものでした。

まず、ケアマネさんは、
私と祖母の帰宅を電話で確認をした後、
母の勤務先に電話をしたようです。
言われたことは、私もそっくり同じだったのですが、
「今、私のほうも具合が悪くて、
そういうお話は母に一任しておりますので…」と
話を切らざるを得ませんでした。
まさか、母にまでそっくり同じ言い方をしないと
思った部分もありましたが、違ったようです。

まず、デイの再開にあたって、

*病院から往診の先生あてに文書がいっているのにも関わらず、
「病院側から紹介状をもらってこないと、デイの再開は出来ません」

*また、病院から話のあったことに関しても、
「病院側のワーカーさんから違う施設を利用されるとききました」
といった一方的で挑戦的なまでの話しかけられ方に、
母は唖然としたそうです。


何より精神的にも肉体的にも参っているときに
「怒っている」と感じさせる電話応対をされてしまったことが、
今までの信頼関係を嘘のように思わせてくれました。
(※このワーカーさんは、ショートステイのときに我が家に来てくださった方とは違う方です)


母共々、悔しかったです。本音、以下の通りでした。

「じゃあ…。祖母が倒れたとき、
そちらの法人では対応をしてくださるのか?
確かにそちらにも、病院はある。
しかし、
夜間の急患を運んで受け入れてくれる
救急指定病院ではなくて、
老人病棟だけだったと記憶しておりますが?
外来患者もみたことがない。

介護している私が何時、
発作で倒れるか知れんことを配慮して
働きかけをしてくれる方があればいいが、
事情説明をしても平に謝っても全く汲むところ無く…
怒りと不快感だけをぶちまける対応は
如何なものでしょう?」



「もう、この人と、法人とお付き合いは止めよう。
私たちのためにも、お祖母ちゃんのためにもならないから!」

それが結論でした。

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