弐〇〇〇年十二月一日(金)
いぇーい、じゅうにがつだー! 師匠も走ると書いてしわすぢゃー!
なにがそんなに嬉しいのか? 答えは簡単。俺の誕生月だからさっ。(←妙にハイ)
で、なにを隠そうLUNA SEA初参戦まであと四日……なんかねぇ、テンション高ぇんだか低いんだか、自分でもよおわからんのだが、とりあえず今日の餌はLUNA
SEA。……違うな、今日も、だな。
懐かしくも楽しき『LUNA SEA』『IMAGE』『EDEN』を。
……河村サマ、なにものですか(笑)?
生来の通りも抜けもいい声を、わざわざ潰してたしな、こいつ。いやぁもう勿体ねえったら(笑)。
加えて、弦楽器隊。音、すっげぇちゃりちゃりしてるしな(爆笑)。俺、今の俺の耳で初期の音に出会ってたら、絶対ファンになってねぇよ(大爆笑)。いや、もう、INORANの音とか、どおよ!?
楽しい楽しい。
それでも、全員の音それぞれに、年を経るに連れて濃くなってくるそれぞれの特徴ってもんが、すでにちゃんと見えている。
それを見抜いていたのかいなかったのか、そこは不明だが、HIDEちゃんとYOSHIKIの感覚に感謝。
こいつらの音に触れる機会がある時代にいてよかったなと。
そんなマジメなこと考えて感傷に耽ってみたり。そんな日。
「終幕」まであと二十六日。
弐〇〇〇年十二月二日(土)
今日も今日とてLUNA SEAである。昨日からの引き続き組で『EDEN』と、久方ぶりの『MOTHER』そして『LOVE SONG』の三枚。
実は個人的に、このアルバム二枚は密かな名盤だと思っている。
『EDEN』は曲のバリエーションっつーか、ダイナミックさに欠ける感はあるものの、名曲揃いだと思っている。
そして『MOTHER』から音響機器が変わっているため、音圧がそれまでと違って非常に気持ち良い。且つ、これまた名曲揃い。
いまだにライヴでも人気の高い曲あったりするしね。あと、シングルでとんでもないことしてたのもこの当時の話だなぁ。1stアルバム『IMAGE』からは切らなかったシングル切ったり、『MOTHER』の方では当時これがつかなきゃ絶対売れないと言われたタイアップなしでオリコン初登場3位(「ROSIER」)に1位(「TRUE BLUE」)だったな。
常に、業界で流行ってることには反抗的なバンドだったね、そう言えば(笑)。
音の世界で流行ってることに敏感なヤツがいるわりに、バンドとしてそういう流行に乗ることもほとんどなかったし。
いろんな意味でいいバンドだなぁとつくづく思ってみたり。
そして『MOTHER』の「MOTHER」を聴いて、アイルランドで録ってきたっつークリップを思い起こす。
そんな日。寒かったな。アイルランドっつーたらENYAだENYA。でもCDを変える気はない(笑)。
そんでもってまだまだLUNA SEAである。今日は昨日の三枚継続。
で、今日は珍しくCDのことは捨て置いて、テレビを語る。っていうか要するに、グルーヴ・ダイナスティ。
真矢が参加した、ドラマー五人によるセッション・イベントである。今年開催されたものを、WOWOWで放送してたのだ。
ゲスト勢が豪華なのはもちろんだが、なにしろステージにドラムセットが横並びに五つ。それがまずすげぇ。
他にないもんなぁ。あってもドラムセット二つまでだよな。うん。見て圧巻、聴いて圧巻。楽しい。
そんでもって、ちょっとピックアップしてBIG HORNS BEEのセッション。これ、ドラムが五人の中から村上“ポンタ”秀一氏と真矢が叩いてたんだが。
いやもう、真矢! 若僧だねー(大爆笑)!
まぁ、ドラマー五人の中では最年少だしね。対するポンタさん最年長だしね。比較すること自体間違ってるかもしれんが。
ただ、同じステージに立って一緒に音出すのに、年齢なんざ関係ねぇって言ってしまえばそれまで。その上で比較してみるに、真矢。みーごーとーに若僧だ(笑)。
なんかね、こう……テクニック的な問題でなんかなくて、一発叩いたその音の持つ雰囲気。そういうものが、オトナとコドモ。そのくらい違う。音に深みがあるかどうかとか、そういう問題でもなく。雰囲気が、イメージが、真矢はコドモ。
単純計算すれば約二十年後には、真矢は今のポンタさんの年齢。
……その頃の真矢の音がどうなってるか、非常に楽しみである。
加えて、ラスト。アンコールでほんとにドラム五人だけのセッションがあったが。
もう、もう、叩き終えた後の五人の、年甲斐もなく(三十路の真矢が最年少)楽しげに笑ってるのがね、すっげぇ印象的だった。
きっと、客より誰より、まずステージの上で思う存分叩きまくったあの五人こそが、楽しかったんだろうな。
ステージの上が楽しげだと、見てる方も楽しいもので。そういうライヴが俺様は大好きである。
これから先三月まで続く(予定)ライヴ期間中、どれだけそういうライヴが見られるかな? 楽しみ楽しみ。
弐〇〇〇年十二月四日(月)
まだLUNA SEA(爆笑)。っていうか明日だしね、ライヴ。チケットを忘れるのだけは避けんとな(大爆苦笑)。
今日は『LOVE SONG』と『LUNACY』を。あんま聴き込もうって思わなくて聴き流してるが。
さてさて、今日は雑誌を買ってきたので、ようやくベスト盤の内容を知りました。
……あちこちの掲示板で「『SINGLES 2』じゃん」とか「納得いかん〜!」とかいろんな声が上がっとるが。
確かに。これはちょっと不満あるなぁ……うん。
だがしかし。ヤツらに限って、自分らの名を冠した作品に対して意見出さないってことはないはずだ。そういうバンドだったはずだ。つぅわけで、本人たち恐らく納得済みかと思われる。ならば、よし。(←偉そう)
……なんかあんまし語ることないので寝る(爆笑)。
とうとうやって参りましたのLUNA SEA初参戦当日。詳細はレポページに移動したのでそっち参照。今日のBGM、帰宅後は昨日の二枚エンドレスで。
つぅわけでただいま耳鳴り中。耳元に鈴虫が……(苦笑)。
でも、予想してたより全然ひどくなくて、その意味でも嬉しいな。うん。そんなでした。
弐〇〇〇年十二月六日(水)
で、新潟詳細を書いてたんだが、レポページにまとめたのでそっち参照。
本日のBGMは『NEVER SOLD OUT』から「UP TO YOU」。ダブルアンコールでやってくれた曲である。でも『NEVER〜』に収録されてる二年前のドームの時より、昨日の方がずっと良かったな。
弐〇〇〇年十二月七日(木)
なんかねぇ……今頃疲れてるよ、俺(大爆笑)。やぁねぇ……アタシも歳かしら(超大爆笑)。
今日もLUNA SEA継続なんだが、いい加減新しいのを聴きたい気にもなりつつあって、困ったもんである。欲しい新作が出るのは九日後だしなぁ(苦笑)。今日はしょうがないので『LOVE SONG』を中心に、月海とっかえひっかえである。
眠い。ただひたすらに眠い。っていうか、親父、嫌い。(←自分の中ではちゃんとつながりがある/笑)
もうね、それに輪をかけてここあなんか飲んじまった日にゃあ、そりゃまだ宵の口にも眠くなるさ(笑)。今、半分寝ながらこれ打ってるしな。
あ、今日はねー、お出かけしてねー、「終幕」用の新幹線の指定取って参りましたですよ。取れてよかった。ちなみにドーム近隣のホテルは全滅で、最寄が上野駅…なのかな、違う気もするが、上野からタクシーで15分ほどのとこにホテル取ったし。ま、いいってことさ。俺様、泊まりに関しては泊まれりゃいい人なので、ビジネスの狭いシングルで充分なのである(笑)。いやはや、凡人じゃのう。
あぁ、なんか書くことねぇな(笑)。……いーや。寝よ。
……言い忘れた。近々サイト内若干改装予定。
ってここにでも書いておかないと、改装しようと思ったことを忘れるから、俺(爆笑)。
弐〇〇〇年十二月八日(金)
十日も連続でLUNA SEAってのにもいい加減飽きたので、今日はGARGOYLE。『borderless』『巡礼印』『我意在』の三枚を。要するにね、くってりし過ぎの自分に気合入れたかったのね。
だがしかーし。流して聴いてどうすんだ、俺。
もうこうなるとだめだめである。ただひたすらにだめだめである。もうね、GARGOYLE聴き流せるようになっちゃうとアウトですよ、俺様。だめですわ、ええ。
なにがどうだめというわけでもなく、全部がだめなんだな。
……っていうか、要はね、いつものヤツなんですけど。「そろそろ新しいのを聴きたいな症候群」というやつで。
でもねぇでもねぇ、GARGOYLEの二年半ぶりの新作まであと八日〜……えーん、LUNA SEAのドームがなければじゃぱめた買い漁って来るのにー!(←結局そこなのか、俺)
はぁ(嘆息)……とりあえず最近気になるのは、来年のLUNA SEAご一同とGuniw Tools二名の動向及び広瀬“JIMMY”さとし師匠の行方(この人のはすでに動向じゃなく行方だろ…)とCRAZEがどこまでもつか。そこら辺が……あ、あとAshburyが気になるんだよな、うん。
……つーか、ねむっ。
弐〇〇〇年十二月九日(土)
いや〜……ね〜む〜い〜……もうね、日がな一日だりだりしてたいのさ、こういう日は! なのになのに! 朝から親父を送ってゆかねばならなくなるわ、そのまま午前中いっぱいお買い物だわ、挙句夕方からくらしっくばれえなんぞ。や、最後のは長年の友人がけっこういい役どころで出るので、前から楽しみだったんだが。
なんせかんせ眠いんだっつーのよ、俺は。眠らせろ。いーから眠らせろ。
そんな日。聴きたいものもないのでGARGOYLE三枚継続。やぁねぇ、最近中古屋からも足遠のいてるしなぁ……だって聴きたいの、ないし。
とは言うものの、今日見てきたバレエのステージってば演目が『白鳥の湖』で、なんと東京からわざわざオケが来てた上に、前述の友人の母君が頑張ってすんげぇいい席を取ってくれたので、もう最終幕なんて鳥肌モンである。だって、オケまで七列だよ!? 音すんげぇ良くて、それも六十人クラスのフルオーケストラだもんで、迫力あってよかった〜……うっとり。
やはし俺様、クラシックの音っつーのも嫌いではないらしい。かと思うと、今朝の新聞に出てた「吉田兄弟」に続く高校生の三味線弾き君とかも気になってたり。
……だんだんそういう方向に行くのかな、俺……いやだなぁ……頑張ってじゃぱめたでもなんぞ仕入れて来ますかね?
弐〇〇〇年十二月十日(日)
眠い。そろそろ月に一度の楽しくないお楽しみが来そうな気配。そりゃ眠いわ。
で、GARGOYLEをだりだり聴き続けるのも飽きちまって、しょうがないので餌、ちぇんじ。
本日はなんとなく元気なおねいちゃんがいいなぁ〜と思ってGITANEである。……元気、良すぎ(苦笑)。アルバム『GITANE』『VANDALIZE』の二枚を。
森岡純姉さんもまた、俺様的三大お姐さん(=杏子姐さん・中山加奈子姐さん・川島だりあ姐さん)の次点である。現段階ではまだ次点。上の三人が強すぎ(笑)。
上位三人と純姉さんの違いはなにかっつーたら、前向き具合かね。
全員、恋愛感情をそれぞれの視点で歌詞に織り込める方々だが、純姉さんだけがどうにもこうにも後ろ向きなものとかやけっぱちなヤツとかが多くて、なんとなく順位が落ちてしまうのである。
でもね、それが悪いっちゅーてるわけじゃなくて。純姉さんもね、前向きな歌詞だって書ける人だし。ただ、後ろ向きなものの方が数が多いっつーだけで。
この四人のおねいさん方、なにが好きってね、甘ったれたラヴソングを歌わないこと。少なくとも、俺が思い出せる範囲内では、存在しない。
男に甘えて守ってもらって全部面倒見てもらって幸せ〜っていう、そういう女じゃないのよ、全員。でも、男の態度一つで傷ついたりもするし、だけどそこから自力で立ち直っちゃうし。そういう方々。
もうね、見習うしかないでしょ。大好きだよ、おねいさん方。
関係ないが最近、日記を書く時間が深夜に移行している……前は夕方には書いてアップしてたんだけどなぁ……おかげで日付変わってからのアップが当たり前になっている上に、今日なんて日記書かないまま寝るとこだった(ちなみに現在午前二時を回りました)……夕方書くスタイルに戻してみる?
弐〇〇〇年十二月十一日(月)
本日は勢い余ってだりあ姐さんである。つぅかFEEL SO BAD。『ENDORPHINE』『luv.com』とマキシ『ときめきましょう』を。
なにやら今日はやたらと、『ときめきましょう』の「遠く雲の向こう」とか『ENDORPHINE』の「顔で笑って心で泣け」辺りが耳についたなぁ。あとはやっぱ「大好きQUEEN」(笑)。
なんかね、やっぱこのお姐さんの唄っつーものは元気になれるので好きである。
ちなみにだりあ姐さんは完璧にアルトの音域なので、俺では地声まで落とさないと低音が出ないことがある。これだけ低いとこも、地声とも裏声ともまったく違う独特の発声で統一しといて、まったく声が潰れない辺りが、やはしすげぇ。
かっこよくて、でもどこか可愛げがあって、強そうに見えて弱い部分もちゃんと唄えて。そういうお姐さん方。大好きである。
今これを書いてるバックが『luv.com』の「明日をぜったい晴れにしよう!」である。こういうのも大好きだな、うん。
ちなみに本日、初雪である。しかも、吹雪いてる上に、積もってるー(大喜び)! でもねぇ、その分ねぇ、寒いんだよお(泣笑)。
あぁ、バイクどうにか動かさねぇと、凍るな(苦笑)。かあいがってやらんとね。バッテリー一人で外せるかどうかが疑問だが(てーかそのくらいできろ、俺)。
本日、相当なバカをしでかす(爆笑)。
冬期間中バイクを預かってくれる家があり、雪積もっちまったのでそこへ持って行ったんだが。
いざ車庫に入れようとして、コケた(爆笑)。
押して歩いてて横倒しにしただけだから、事故ったっつーほどのこともなく、大ごとじゃないのは確かなんだが。
オオゴトだったのはバイク屋の方(笑)。90分以内に全国どこでもロードサービスって掲げてる店が、定休日にそのサービスを休むなー(大爆笑)! どうにもならず、近所の自転車屋でバイク修理もしてくれる店に電話して、応急処置はしてもらったが。やれやれ。疲れたよ、俺は(笑)。
そんな本日、勢い余りすぎで俺様的三大お姐さん最後の一人、中山加奈子姐さんである。アルバム『Howling』を。あと、加奈子姐さんと並べて置いてあるNEEDの二枚を。
やはり俺様、この曲大好きなようで。加奈子姐さんの「THANK YOU」。どっぉしても耳につくんだよなぁ(笑)。
こういう勢いってのがなくなっちゃったら、そこから人間は枯れていくんだろうなぁって思う。
上手に枯れていくことができれば、それはそれは穏やかな老後を送れるんだろう。そういうお年寄りは多いしな。
枯れることが悪いとか嫌だとかじゃなくて、ただ、ヘタな枯れ方はしたくないなぁって思うし、今三十代〜四十代でこれから枯れていこうっていう方々にも、上手に枯れていってほしいなって思う。
上手に枯れる秘訣は、勢いがあるうちに思いっきり走っておくことと見た。
そう考えると俺もね、こんなまったりした日々送ってる場合じゃないんだけど、とりあえずまったりせざるを得ない。なぜなら、横倒しになったバイクを起こした負担で腰がイカレたから(爆苦笑)。
弐〇〇〇年十二月十三日(水)
いやだわ、すっかり忘れてたわ。今日ってば年に一度のすんげぇ日だったんぢゃん。
なにがすげぇって、俺の守備範疇のミュージシャンで、今日が誕生日っていうヤツ、多い日なんだよ。他にも複数の人が同じ日に生まれてるってのはあるんだけど(年は違ってもね)、今日が一年で一番、重なってる人が多い日。
Guniw Toolsのあさきち(g.)でしょー、動いてんのかどうかわからんがal.ni.coの柴崎さん(g.)でしょー、JUDY AND MARYの恩ちゃん(b.)でしょー、sex MACHINEGUNSのNOISY先生(b.)でしょー、そんでもって御大。忘れちゃいけないhideちゃんですわ。や、彼が歳取らなくなっちゃったのはもちろんわかってんだが。
……しかも全員弦楽器隊&それなり以上に濃い人材が揃ってるってのは……なにかあるのか十二月十三日(爆笑)!
他にもね、ボーカルばっかの日とかドラマーばっかの日とかいろいろあるけど。一年で一番重なってる人が多い日でしたわ。
んでもってそんな本日のBGMはCRAZEである。新しい方から順に、三人のボーカルのアイテムを一枚ずつ。祐の『baby punks 2000』、鈴木慎一郎の『ZtsG〜code_number_7045〜』、緒方豊和の『ware ware,war』。
なんかね、緒方時代のは『ZERO』とどっちにしようか迷ったんだが、こっちにした。で、今日がhideちゃんのおたんじょおびだということを考え合わせて気づく。なんか呼ばれましたかね? 『ware
ware,war』には「OVER」が入ってるんだよ。
あの曲はライヴでは確かSEに使われてて、ナマではやらない曲だと聞いているが。慎じゃ歌いきれなかったかもしれんなぁと思う。おがっちはレコーディングだけやってるけど、ライヴだとどうだろう。
祐にはね、唄ってほしい曲だなって思う。歌メロがすごくしっかりしてる曲だけど、祐ならどれだけ音程無視しても、そこに祐の気持ちがあればちゃんと伝わってくるからね。唄ってほしいなって思う。
CRAZE、現在ツアー中か? そんなもんだな、ちょうど。……やったっていう話が聞こえてきたら、俺はきっと喜ぶんだろうな。やったっていう話が聞こえなくても悔しがったりしないけど(笑)。
弐〇〇〇年十二月十四日(木)
今日は、昨日のhideちゃんご生誕祭に合わせてトリビュートでも聴こうかと思ったんだが、なにかしっくりこなくてZIGZO。相変わらず選盤基準は謎な俺様(笑)。『MONSTER MISIC』と『Add9 Suicide』を。
やはしセカンドのが好きだなぁ、俺。ファーストがまったくの駄作だとかいう意味じゃなく。
なんかね、セカンドのが聴き応えがあるっつーか。ありすぎって言った方が正しいな。ファーストもちゃんと聴き応えのあるいい作品なんだが、セカンドがそれをはるかに凌駕してるっつー、そういう感じ。
テクニック的なことなんかで突っ込み入れようと思えば、けっこう入れられるバンドだと思うのよ。sakuraはね、基礎ちゃんと叩き込んだ感じのドラム叩くからちょっと別格な気がするが、弦楽器隊なんてBY=SEXUAL時代なんか相当へったくそだったんだから(笑)、いろんな突っ込み入れられると思うのね。
だがしかし。なんつーかこう、ある程度のテクニックがちゃんとある上で、ここまでぶっ壊れた演奏ができるバンドってのは、滅多にいないんじゃなかろうか。そんな気がするのだ。
荒い曲がある。間違いなく荒い。だが、最低限をはるかに凌駕するクオリティはキープしてる。その上で、荒い。そんな曲たち。そんな曲たちの集合体。
なんか不思議なのである。そのバランスが。完全に壊れたものは、「音楽」じゃなく「騒音」になる。彼らのはちゃんと「音楽」なんだけど、壊れてるのである。不思議だ。
壊れる・壊れてるっていう言葉を額面通りに受け取られると、この場合困るんだが。
うまく表現できないのがもどかしいが、音を文字で表すってのがそもそも超難題なわけで。だからあんまり考えないようにしてるつもりなんだが、ふとした拍子に考えてる自分がいる。凝り性のA型な自分が嫌いだ(笑)。
弐〇〇〇年十二月十五日(金)
なにやらまったりした日だったな。久しぶりに駅前までお出かけしたわりにはまったりと。
だってね、おやっさんの店が開いてないんだよ、このところ。開いてる時間に当たらないというか。開店・閉店時間ともにけっこうアバウトだからしょうがないっちゃしょうがないんだが……欲しいCDあるんだけどな。開けてくんないかな。とりあえず明日辺り。
ま、それはさておき。久方ぶりに通りかかった中古屋で、なにやら謎なオムニバスっつーかコンプリート・アルバムが目に入り、収録されたバンドのとっ散らかり具合だけで購入決定(爆笑)。いや、濃いよ、これ。
以下、収録曲タチ。
1 | I'M ON FIRE | 44 MAGNUM | 9 | CLIMAX | COOLS ROCKABILLY CLUB |
2 | CRAZY NIGHT | LOUDNESS | 10 | BE A GOOD BOY | COOLS ROCKABILLY CLUB |
3 | RADIO MAGIC | EARTHSHAKER | 11 | パチンコ〜ランラン・ブルース | 憂歌団 |
4 | WILD ANTHEM | ANTHEM | 12 | お江戸-O・EDO- | KABUKI ROCKS |
5 | ルックス命 | T.V | 13 | 君よ!俺で変われ! | 筋肉少女帯 |
6 | Hip! Hip! Hip! | reselve | 14 | へのへのもへじ | かまいたち |
7 | ジェラシー | Justy-Nasty | 15 | START | JUN SKY WALKER(S) |
8 | 完全無欠のロックンローラー | ALADDIN | 16 | つめこんだHAPPY | JUN SKY WALKER(S) |
……すんげぇ謎な人選&選曲。や、選曲はね、各バンドの代表曲と言えなくもなさそうな曲がそろってそうな気配。まだいい。だがしかし。
1〜4までが一緒になってるのはいい。そこにKABUKI
ROCKSが入るのも許容範囲だし、筋肉少女帯もまだおっけーだ。
……かまいたちと憂歌団とJUN SKY WALKER(S)が一緒ってのは……どお?
しかも俺ね、8って、音源でフルコーラス聴いたのって初めてなんだけど。あと、5も。6と9、10に至っては名前も知らないしな。
……98年のバンダイ・ミュージック、なにを考えてこのコンプリートを制作したのか聞いてみたいぞ。いや、ある意味で非常においしいアルバムなのは認めるが(笑)。
そして本日はもう一つ。『Rhythm & Drums
magazine』1月号を衝動買い。日本のバンドを中心に楽器全般を取り上げてくれる雑誌と違って、一つのパートにこだわった雑誌であるなら、俺は『BASS
magazine』の人なんだけどね、基本的に。でも今回はこれ。
なぜかっつーと、付録のCDがおいしすぎた。湊雅史、こんなところで惜しげもなく腕前を披露しないでくれ、しかもsakuraと一緒に!
今回はツインドラム特集なのである。今月三日分の日記でイベント『GROOVE DYNASTY 2000』について語っとるが、それに出演してた林立夫氏&沼澤尚氏のペアと、上記の湊&sakuraペア、それに菅沼孝三&長谷川浩二ペアっつー……おいしすぎだっつの。
ツインドラムっていうもの自体が珍しいのに、それをテクニック面だけじゃなくいろんな意味で評価の高いドラマーばっか集めてこんなおいしい企画立ててくれたんだもの、そりゃあ『uv』以上に値段高くたって買っちゃうさ(笑)。
つぅわけで今日のBGMは、戦利品と雑誌の付録CDというちょっと不思議な取り合わせであった。なんかね、楽しい(笑)。
<本日の戦利品>
・V.A.『J-Rock Band Best!』〔AL〕
弐〇〇〇年十二月十六日(土)
もうしょうがないっつーかなんつーか。本日またしてもLUNA
SEAである。しょうがないやね。あと十一日だもん。
最初はアルバム『SHINE』だったんだが、どうにも物足りず、『NEVER
SOLD OUT』を。
発売当初から、ライヴアルバムとしてはちと異色とかなんとか言われたようなアルバムである。
なにが異色かっつーたら、はるか昔にやらなくなっちゃってる曲=昔のライヴ音源しか残ってない曲と、ごく最近(もちろんこのアルバム発売まで)の曲=より良い音で音源が残ってる曲が混ざってるってとこが。
全体の流れを重視して選曲した上で、その曲のライヴ音源から、「音が良い」「演奏が噛み合ってる」とかそんなものだけじゃない「良い」音源を選んで収録したら、こうなったって感じだろうか。
……そうでもしない限り、日本青年館の音源を横浜スタジアムの音源で挟む、なんてことが起こるはずがないのである。
面白い。非常に面白い。楽しくてしょうがない。
こいつらはやっぱこういう突飛なとこがなにかしらないとね。面白くない。
まだまだ面白いことができそうなバンドだってところがね、まだ出し尽くしてないだろってとこがね、もったいないとは思うんだけど。
まぁ、本人たちが決めちまったものをファンがひっくり返せるわけないし。
つーか、ファンの「やめないで」攻撃で「やっぱ続けます」なんてことを言われようもんなら、俺は確実にLUNA SEAを嫌いになるぞ(笑)。
弐〇〇〇年十二月十七日(日)
久方ぶりにおやっさんの店が開いてるのを見て、喜び勇んで入ってみるも、目当てのものがなかった……仕方ないので下記戦利品をげっとして帰ってくる。(や、これも狙ってはいたものなんだけどね)
さらに書店で『uv』と『POP BEAT』を買ってくる。読む。いい加減動揺しなくなってるぞ、俺も。「終幕」「解散」「12年の軌跡」。そういった文字の羅列に、ダメージを受けなくなっている。大丈夫だ。これでドームは自分なりに楽しめる。ちなみに席は両日スタンド(笑)。
さてさて、そんな本日のBGMは、久々にSadsである。
最初は1stも聴こうかと思ったんだが思い直して、どうにもつかみどころがなくて聴きこめなかった『BABYLON』に再チャレンジ。するも、断念。やはしダメだ。なにがこんなにダメなのかと思うくらい、つかみどころがなくてわからない。むぅ。
で、結局マキシ『NIGHTMARE』と、彼らが参加したハノイ・ロックスのトリビュート盤『BLOODY KNUCKLES & LIPSTICK』を。
当初の目的は間違いなくSadsだったんだが、どうにもハノイのトリビュート盤に参加しているお姉ちゃんvoバンドが強くて楽しくて、そっちに耳が傾いてしまう。やれやれ、困ったもんだ。
'else、VooDoo Hawaiians、54NUDE HONEYSの3バンドは特に。いやもう凄まじいっつーかなんつーか。メインボーカルの誰一人として、そんじょそこらの野郎どもに負けちゃいない。
……やはり俺、そういう「強気なお姉さん」に弱いらしい(笑)。
<本日の戦利品>
・Gackt『PLATINUM BOX 〜T〜 Bible』〔AL+V〕
・TAKUI『NUCLEAR SONIC PUNK』〔AL〕
弐〇〇〇年十二月十八日(月)
と言いつつまた夜中(ただ今午前二時三十分を回った)に書いてるしな。ま、いっか。
本日はTAKUIちゃんを聴いてた昨日の夜に飽きてDIE
IN CRIESにいってみるも、やはり音圧的に物足りず結局TAKUIちゃんに戻る。なんだかな。ちなみにDIE
IN CRIESは『NODE』『Eros』『Seeds』の三枚を。
TAKUIちゃん。クレジット見たらえらいことになっていて、ナニモノよこの坊やって思っちゃったよ。
ギターやりーのベースも弾きーの全曲作詞作曲しーの。そこまでできちゃうヤツってちょっと腹立つ。
そう言えばこの兄ちゃんはソロで出る前はどっかのバンドで歌ってたんだよな。自分一人でこんだけできちゃうヤツが、バンドで他のメンバーと折り合いつけるのは大変だったんじゃなかろうか。まぁ、彼が辞めたのか、事情があって解散したのか、詳しいところを俺は知らないけども。
なんにせよ、こういう人材は誰かと一緒だと逆に窮屈な思いをしがちなタイプだと俺は見てる。つぅわけで、まぁ彼が一人でやってるっつーことについてはよしとしよう。問題はね、呼ぶゲストがなんでそんなに豪華なんだ? ってことであって。
ドラムにマット・ソーラム、ギターにスティーヴィー・サラスとかレイ・マクヴェイ……洋楽疎い俺でも名前知ってるってのは相当なもんだぞ、おい。
ちなみにTAKUIちゃんのアルバムはインディーズのコーナーに並んでる。
……インディーズでこれかい。
先を楽しみにしていいのかどうか、なんとも微妙な兄ちゃんだね。ゲストがいるからこれだけの作品に仕上がったのかどうかは、ライヴ見てみないとわからんしなぁ。むぅ。
ちなみに楽曲については、決定打が今一つって感じの曲が多いように思う。なんつーかこう……凝るなら凝ろうねって感じ? 凝ってるように見えて、最後の詰めが今一つっつーか。そんな感じ。あともうちょっとここになんかあったら! っていう……なにかが足りない感じは受けた。それは俺だけかも知れんがな。
弐〇〇〇年十二月十九日(火)
いかんなぁ……「終幕」関係で金が湯水のように飛ぶのがわかってて、なんでCD買い漁るんだ、俺(笑)。
TAKUIちゃんではやはり物足りない部分があって、仕方なく音圧的にまだ聴けるってものの中から、なぜかDir
en greyの『GAUZE』を聴いてたんだが、おかんをお迎えに出たついでにCD屋へGO!
で、戦利品その一を早速。OBLIVION DUSTの『BUTTERFLY HEAD』。音圧的に満足だとかもうそんなレベルを超越してるのが嬉しくてしょうがねぇ(笑)。
今回はなにやら日本語詞もちょいとばかりあるようで。これの前の『REBORN』は持ってないが、その前の『MISERY DAYS』は全曲全編英詩だった気が。だからなんだってわけじゃないんだが、この方々もちょっとずつ変わってんのかなーとか。
相変わらず英詞が多いこのバンド。しかも和訳とかついてねぇ(笑)。そこまでされちゃうと、洋楽が苦手な俺様としては敬遠しそうなもんなんだが、なぜか彼らは大丈夫なのだ。
……えこひいき? いやいや、好みの問題。だと思う。
…………………………たぶん、な(笑)。
<本日の戦利品>
・OBLIVION DUST『BUTTERFLY HEAD』〔AL〕
・杏子『Under the Silk Tree』〔AL〕
弐〇〇〇年十二月二十日(水)
引き続きOBLIVION DUSTの『BUTTERFLY HEAD』を吟味。とは言うものの、言葉に困るな、このバンドは(笑)。
なんとも表現してみようがないのである。悪い意味ではなく、ものすごく良い意味で。
ジャンル分けっつーものがそもそも嫌いで苦手な俺には、彼らの音をなんと称していいのか、そこにまず困る。加えて、どの曲が好きとか、この曲のここがどうだとか、このパートがああだとか、そういったこともこのバンドの場合あんまし言えない。言葉に変換できないのである。いや、困った。
つまるところ、全体が面白くて退屈しなくて済んで、楽しい。
たったこれだけで表せることは表せる。が、たぶん他人には彼らの魅力の百万分の一も伝わるまい(苦笑)。
それでも、俺にはそのくらいの言葉でしか言えないのだから困ったもんである。
うだうだ言う前に聴きゃ分かるって話もあるんだけどね。彼らの音はそういう音だ。
考えてみたら彼らの音に限らず、音楽ってものは大概そういうモノであるはずで。
百聞は一見に如かずというけれど、音楽の場合は逆だ。どんなに雑誌のレビューを読み漁ったって、実際にその音を聴いた時の印象ってのは、ライターさんたちと自分では違うものだ。
自分の耳で聴いて、自分の内側に入り込んでくるモノ。
それが、自分にとっての「良い音楽」なんじゃなかろうか。
とてもとても困ったことに、それは自分の耳で聴いてみない限り、絶対に見つからないモノだったりするけれど。
とりあえずOBLIVION DUSTはね、俺にとっての「良い音楽」を提供してくれるたくさんのミュージシャンのうちの一組である。それだけは言えるんだけど。他に言ってみようがないんだよなぁ……。
弐〇〇〇年十二月二十一日(木)
俺様's弐拾弐歳最後の夜である。つか、これ打ってるのがすでに午前参時……またやってんぢゃん、俺(笑)。
つぅわけで、はっぴぃばぁすでい、俺様。(確か午後生まれだった気がするので実はフライング/笑)。
本日はね、kyoちゃんにしてみた。アルバム『ZOO』『HAPPY??
JUNKY!!』とマキシ『SWEET』の三枚。
『SWEET』に至っては、クリスマスを前にようやくクリスマスソングを聴く気になったかって感じで(笑)。
なんとなくの選盤だったんだが、実はけっこう新鮮だったり。『HAPPY??〜』の「Wonderful days,Wonderful life」なんて、マキシで出た時はそんなに感動もしなかったのに、今改めて聴いたらすごく染みてくるのだ。
にもかかわらず、おかんをお迎えに出た先でGuniw Toolsのビデオなんか買って来たりするしな、俺(爆笑)。そこら辺がなんとも俺様だねぇ。
ちなみにそのビデオに収録された曲で知らないのがあるー! と思ったら、あんまり聴き込んでないマキシのカップリングだった……やっぱり音的には飽きてたのか、俺。
そんなことを思いつつ、なにも変わらずに明日を終えて、クリスマスを迎えて、そして「終幕」。プラス、その後に新世紀。
だからと言ってなにが変わるわけじゃないだろう。
「一日」を一日ずつこなして生きてったら、それが「毎日」になって「人生」になって、たくさんの「人生」が集まって「時代」になるだけのことだ。
俺は俺なりにまったりのんびり生きてくだけさ。もちろんたくさんの音を楽しみながらね(笑)。
<本日の戦利品>
・Guniw Tools『VV SINGLES』〔V〕
弐〇〇〇年十二月二十二日(金)
そして誕生日。23回目っつーことは、23年目が終わって24年目の始まりの日。そんな日にGARGOYLE。っていうか、夕方まではずっとkyoちゃん三枚継続だったんだが、終わりのはじまりの日はやはり、「終わりのはじまり」と題したライヴをやったことのあるこの方々。
つーか要するにね、やっと店頭売り盤を見つけて買ってきたからなのさ(笑)。
観音開きのやたら扱いづらくも憎めないジャケットにまず笑う(爆笑)。
やはしこの兄さんらは人生の必需品(笑)。ダメだね、この方々を楽しめなくなったら俺の人生終わりだよ、きっと。そのくらい重要なポジションに入るまで、わずか四年……恐るべし、我在護意留。
まぁ、細かい批評は明日に回すとして、とりあえず本日のことを。
なんたって大変なのは44MAGNUMである。十枚組ってなにごとよ? 全国で四千四百四十四セット限定販売だっつーに、おやっさんとこにちゃっかりあるとはなにごとよ(笑)?
ま、その辺はどうでもいいっちゃいいんだが。問題はね、ブックレット。
……師匠。かっこよくねぇよ(←かっこ悪いのとはちょっと違う/笑)。まぁね、いいんですけど。ええ、いいんですよべつに。いいんだけど……妙に納得いかねぇっつーか(笑)。
まだ音をちゃんと聴いたわけではないので、音に関してまでそういうセリフを吐くつもりは毛頭ないし、44MAGNUMが活動してた時代と今を比べるとね、ファッションなんかの面では特に、違いがあって当たり前。
なんだけどね。それでもどうにも納得いかないことってのはあるものだ(笑)。
とりあえず、ブックレットで絶賛されてたギターソロを堪能するまではコメント控えるよ。うん。
プラス、残り5日の命となったLUNA SEA。これもね、当日までには聴いてくけど、まだ聴いてないのでノーコメント。
一つだけ言うとしたら、やはりジャケットの天邪鬼具合だろうな(笑)。バンド活動期間内のラストアイテムだっつーにアー写なしか? と思ったら、あーんなところに(笑)。誰だよ、あんなこと考える悪戯小僧は(笑)。
<本日の戦利品> ※日記開始以来最大の出費。総額:二万一千五十九円(笑)
・GARGOYLE『future drug』〔AL〕 ※店頭販売盤
・44MAGNUM『LIVE & RARE』〔AL〕
・LUNA SEA『PERIOD』〔AL〕
弐〇〇〇年十二月二十三日(土)
天皇誕生日もGARGOYLE。それがバチ当たりかどうかはご想像におまかせするとして、大変なことに、『future drug』の会場売り&通販限定盤が手元に届いちまったのである。いや、申し込んでたんだから来て当然なんだが(笑)。
というわけで、今日は『future drug』×二枚と、LUNA SEAの『PERIOD』がメイン。途中でOBLIVION DUSTの『BUTTERFLY HEAD』なんかも混ぜ合わせつつ。
『future drug』。なんともはやとんでもないっつーかなんつーか。
個人的にはライヴアルバム『封印』に入ってた「the
wall」を、そのままの形で聴きたいという願望がなきにしもあらず。いいんですけどね、タイトルだけじゃなくアレンジも歌詞も全面的に変わってるんだし。いいんですけど、うん。なんかね。聴いてみたかったなぁという気持ちもある。
それを差し引いて全体の感想。この兄さんらはどこまで行くんですか。
……それ以上なにも言えない辺りがどうにもこうにも兄さんらである(笑)。
続いて『PERIOD』。タイトルからしてなんとも……「終わり」っつーか「けじめ」っつーか。あと、雰囲気的には置き土産かな。うん。そんな感じの。
「LOVE SONG」が一曲目ってのは、やはりさすがにちときつい。ちょいと冷静に聴けなくなり、途中で止めようかと迷う。だがしかし。
リレコーディングされた四曲のうち、「PRECIOUS…」で思いとどまる。そして、笑う。
だってね、これね、INORANが(笑)!
インディーズ盤『LUNA SEA』でも、過去のライヴでも、サビの繰り返しに入ったところでSUGIZOとINORANがダブルでコーラスを取って、ハモってきたはずなのだ。少なくとも過去のライヴ音源ではすべてそうなっているのだ。
にもかかわらず、INORAN。
歌ってねぇ(大爆笑)。
そんなに歌うの嫌だったのか、INORAN(笑)。
ソロアルバムでも十曲中一曲しか歌わなかった男の真髄を見たね(笑)。
とは言うものの、INORANが嫌がったのか、全員一致でSUGIZOだけのコーラスにしたのか、そこはわからんが。
さすがにこれは憶測しちゃうよね、やっぱ。なんたってソロアルバムっていう前歴があるだけに(笑)。
そんな本日。ヒマである。なにして遊ぼっかなーって感じである。冬は遊びのシーズン。なにしよう?
<本日の戦利品>
・GARGOYLE『future drug』〔AL〕 ※会場販売&通販限定盤
弐〇〇〇年十二月二十四日(日)
んで、めりぃさんたくろぉす。(←大間違い)
今日も今日とていろいろと。LUNA SEA『PERIOD』、GARGOYLE『future
drug』をメインに、とっかえひっかえ。
LUNA SEAの方は致し方あるまい。「終幕」まであと三日だし。
さてそれで。今日は『future drug』の「桜満開」をネタに、ちと語ろうかと。
なにしろまず、唄を聴いて固まった。牙様がファルセット使うのって初なんじゃなかろうか? しかも掠れてるし(笑)。いや、そんなみっともない掠れ方じゃないからいいんだけど。
更に、歌詞を眺めてもう一度フリーズ。
……ぱっと見、ラヴソングなんですけど!!!!!
すげぇよこれは。マジで。なにしろ、一九九八年末に全曲制覇ライヴ「終わりのはじまり」で演奏された九十三曲すべてを並べたって、明確か曖昧かを問わず、ラヴソングと取れるような歌詞はなかったのだ。皆無だったのだ。
ラヴソングだと思うためには、かなーり曲解しなければならない、そういう曲ばかりだったのだ。
それが、である。ほんの少し曲解すればラヴソングと思える「桜満開」の歌詞。
……おおごとである。
もちろん、愛の唄に徹しているわけではない。牙様が普段から考えていらっしゃるであろうことなんかもぞろぞろと書き連ねられ唄われているのだが……どうにもこうにもね。すげぇのである。
アルバム全体としては、かなり濃い。その一言に尽きる。
暴れられる曲は多いし浸れる曲も多くていいのだが、一つだけ贅沢を言わせてもらえば、「人の為」「あめえば
らいふ」「baby cat」等に代表されるであろう踊れる曲がない。
それを覗けば、たいへんお腹いっぱいなアルバムである。ご満悦(笑)。
♪あぁ〜い、どぅりぃみんお〜ぶぁ、ほわぁ〜い、くりぃすまぁす……
って聴こえるんだよねぇ。ビデオ『LUNATIC TOKYO』のアンコールで演奏されたこの曲の、RYUICHIの発音が(爆笑)。
つぅわけで、クリスマスにはどうやってもこのビデオが見られないのだ(爆笑)。
そんな本日の餌は、まだまだ『future drug』を基本にTAKUIちゃんとかLUNA
SEAとか。
……ある意味恐るべき無節操さだな、これ(笑)。
いよいよあと二日の命となった兄さんら。もったいないっつぅ気持ちもすでに失せ、来年以降が異常なまでに楽しみになってる辺りが鬼。
ただ一つ、来年以降やってほしくないことがある。
やってほしいのは、クオリティにこだわった音を出し続けてほしいということ。それ以外はもう好き勝手やり倒してくれたらそれでいい。
やってほしくないのは、三年前の彼らもやらなかったこと。
バンドに提示してバンドで完成させた曲を、自分ひとりでやる。
それだけは絶対的にやってほしくない。やったら嫌いになるぞ、俺は。
昔から「このメンバーじゃなきゃ」「この五人じゃなきゃ」と言い続けてきて、それを前提に全部をぶつけ合って創り上げた曲ばかりなはずなのだ、LUNA
SEAの楽曲っつぅものは。
それを、誰かひとりプラス他のパートができるヤツっていう形=「LUNA
SEAの五人じゃない」顔ぶれでやることに、意味はないはずだ。
「LUNA SEAの五人じゃない」顔ぶれでも一定以上のクオリティを保つことは可能だろう。でも、それでは意味がないのだ。「LUNA
SEAの曲」は「LUNA SEA」がやってこそ「LUNA SEAの曲」たり得るんであって。誰がやっても、本来の意味での「LUNA
SEAの曲」にはならないはずなのだ。
だから、一人になっても「LUNA SEAの曲」だけはやってほしくないのである。
彼らが再び幕を開けるその日は来ないだろうと、俺は勝手に思っている。来なくても俺は大丈夫だし、本人たちだって大丈夫だろう。
だがしかし。もし幕が開く日が来るならそれは、一人で曲を作っていて、「これはLUNA
SEAでもない限りできないんじゃねぇの?」っていう曲が出てきちゃった時であってほしいなと。そうでない限り、また五人が並ぶことはあってほしくない。
加えて、もしそうなった時に誰か一人でも『LUNACY』を創り上げた時と変わることができてないメンバーがいたら諦めてほしいし。
要はね、半端なことはすんじゃねぇって思ってるんだけど。
そんなことを思いつつ、めりくり。
明日は移動プラスでか卵。明後日もでか卵。そして三日後は移動日。……忙し。
弐〇〇〇年十二月二十六日(火)
んで、でか卵初日。
詳細はレポページに移動したのでそっちへ。
弐〇〇〇年十二月二十七日(水)
でか卵最終日。これも詳細をレポページに移動したのでそっちへ。
弐〇〇〇年十二月二十八日(木)
で、ようやく東京の人ごみから逃れられる日が来た。新幹線の中ではずっとLUNA SEAのいろんなのを好き勝手に編集したMDを餌にしてた。帰宅後も『LOVE SONG』『LUNACY』『STYLE』辺りを中心に。
そんな餌を喰らいつつ、昨日と一昨日ホテルに戻ってからかなり頑張ってメモったレポを打つ。
打ちながら思う。
……楽しい(笑)。
いやほんとにね、二日目のドラムソロで真矢が本気で泣いててそれに一瞬だけ引きずられそうになった以外は、ほんとにほんとに楽しかったんだよ。うん。
「終幕」ってことを抜きにして、単純に一本のライヴとして考えても、凄くいいライヴだったからね。
それを思い出にしなきゃいけないことを、辛いとか悲しいとか淋しいとかは思わない。
時間的に「過去」になった時点ですでに、その記憶は思い出でしかなくて、同じ瞬間の再現はありえない。
その記憶の意味を変えてしまうのは、これから彼らが出す音と、音楽に対する俺の姿勢だと思う。
どちらもいい加減なものでなければ、記憶は楽しいものとして残っていくんだろうし、どちらかが少しでもいい加減なら、記憶はその時点でのいい加減なモノを苛む存在になるんだろう。
少なくともあのバカどもの最後を見届けた今の俺は、あいつらの新しい音を受け止める覚悟はできている。年が明けたら順次叩きつけられる(と思いたい)音がどんなものなのか、それが楽しみでしょうがない。
楽しかった記憶は楽しいモノのまま残したいじゃん? だから俺は、あいつらの音をちゃんと見たいと思うよ。来年からもずっとね。俺のツボにはまる音できてくれると尚嬉しいけど(笑)。
弐〇〇〇年十二月二十九日(金)
Mステスペシャル、録ったけど見てない。疲れてるから(爆苦笑)。
そんな本日、余韻が抜けない感じじゃなく、なにかを探したい感じで、昨日の三枚継続。
なにかが足りないから探すんじゃなく。
なにかを見つけたいから探すんじゃなく。
それでも探してる感じ。
あえて見つけたいモノを挙げるならばそれはきっと、意味、なんだろうなって思う。
LUNA SEAって名前のバカどもの名において、過去に生み出された歌詞が気になるのだ。
最後の二日間に詰め込まれた曲たちが、なんでその場に選ばれたのか、その意味を探してる感じがある。
でも、疲れてるからつい聴き流しちまったりしてるんだけどな(苦笑)。
まだまだ覚えてること、覚えておきたいこと、いろいろある。楽しかったのだ。えへ。
<本日の戦利品>
・Enya『watermark』〔AL〕
弐〇〇〇年十二月三十日(土)
夕方までLUNA SEA、夕方からEnya。昨日の戦利品をば。
『watermark』は、今を去ること約五年前、受験旅行時に世話になった叔父夫婦の家にあったもので、その時にダビングさせてもらったテープでしか聴いたことがなかったのだ。そのテープも、大学卒業して引っ越した時に行方不明になり、今回あきらめて購入した、というわけ。
やはし俺様にとってのEnyaっつーたら、これと『MEMORY OF TREES』である。新作は新作で好きなんだが、順位をつけるなら上記二枚の方が上になる。
相変わらず疲れてるので、Enyaくらいでちょうどよかった本日、兄貴殿、帰還(喜)。
MALICE MIZERにT.M. Revolution、GARGOYLE、Gackt、LUNA SEA、TAKUI……顔合わせてから一時間以内にこれだけの名前が出揃って、情報交換なんかしてたりするんだから、大変謎な兄弟である(笑)。
さて。明日からお出かけだ。おじじのお家で年取りだ。
またMDばっかで過ごさにゃならんのだな(泣)。ま、いっか。
……新作で気になるのあったんだよな、確か。一月一日発売のなにかがあった気が。なんだっけな。まぁいいや。
とりあえず寝よう。(←現在午前三時)
弐〇〇〇年十二月三十一日(日)
さて。二十世紀末である。
そんな本日、朝からお出かけせねばならぬが故、BGMはGARGOYLE『future
drug』二枚。こうでもしないと元から弱い朝にきっちり起きるのは不可能。
で、無事起きたはいいんだが、その後がね。車移動なのでBGMなし(号泣)。
仕方ないので、目的地たるおじじの家に到着後、またも『future
drug』二枚。
このアルバム、通常っつーか店頭売り盤と会場売り盤で、収録曲は二曲ずつ違う上に、ダブってる曲も順番が違うというシロモノだが、本日更に相違点を発見。
ダブってる曲のうち「ZIPANG」が。ver.違いだよ、これ。すげぇよ。
他の曲も違うところがあるのか比べてみようと思い立つも、早朝(っつっても八時/笑)起床だったため、睡魔に負ける(笑)。
そんな年の瀬。俺とおかんと兄貴殿と、叔父夫婦とおじじとおばばっつー、いつもの顔ぶれ(今回は諸事情により親父は置き去り)にて、まったりと紅白見て、まったりと蕎麦食って。
それだけのこと。二十一世紀だからと言って、なにがあるわけでもなく。
ちなみに年越し蕎麦ができて、茶の間へ来いと兄貴殿を呼んだら「今世紀中には行く」と言いやがった。その時点で午後十一時四十五分。
これはたぶん、一分前に来てラスト十秒で蕎麦食い始めて「年越した」とか言うんだろうと思ったら、ほんとにそうしやがった(爆笑)。
さすが我が兄貴殿。っていうか、予測がついちまう辺り、血は争えん…と思った(笑)。