考えてみよう 昔の三条を

三条の歴史

史料で見る三条の歴史〜中世〜

歴史を調べたり、考えたりする時、史料はとても大切な手がかりとなります。普通、文字で書き残された文献をイメージしますが、遺物・遺跡、絵画、写真や伝承なども史料と位置づけられています。史料は一次史料と二次史料とに分けられます。簡単に言いますと一次史料は、ある時代の「生」の史料をいいます。例えば古文書、手紙、日記などがそうです。同じように二次史料とは、ある時代の「生」の史料以外の、後から書かれたり編纂されたりした物などのことをいいます。
 三条市史が刊行されて30年近く経ちましたが、この書籍は三条市市制40周年を記念して編纂されたもので、多くの方の協力により10年の歳月をかけて完成しました。またこれらの市史をまとめるにあたり、相当な数の史料が使われました。市史を読んでみるとまだまだ分からないこと、知りたいことがたくさんあります。そこで市史に載っている史料に焦点を当て、そこから改めて三条の歴史を見てみようという「試み」をしていきます。そこから何か新しいものが見えてくるかもしれません。皆さんも市史を片手に、一緒になって三条の歴史の勉強を始めましょう。