弐〇〇弐年三月一日(金)

ぱじゃまでおじゃま生活四日目。いい加減大丈夫そうな気もするんだけどまぁ一応。念には念を。ヒマにはヒマを。……ん?
本日は相変わらずまったりできるSUGIZO『Soundtrack』の他、access『EDGE』とFAKE?『TASTE MAXIMUM』の検証を。

access。倒れる前に聴いてた時もそう思ったんだが、改めて聴いてやっぱりそう思ったので書いておく。
ヒロがすんっっっげぇ鼻声なんですけど。気のせいじゃねぇよこれ。間違いなくこれを録った時のヒロは鼻つまってる!
気になるのはそのくらい。
タイトル曲が七分あるという情報は先に得ていた上に、半分ほどはラジオで聴いていたが、そのノリでどう七分繋ぐのか不思議なくらい五分前後におさまりそうな曲だと思ってたのよ。でも七分あるし。七分もあるのにヒマにならんし。つーか、テレビなんかで削られたver.を聴くとむしろ足りないし。いい感じいい感じ。

で、FAKE?。申し訳ないがあんまり面白くない。率直に言ってしまえばその一言で終わるんだが、それじゃあまりにも愛がなさすぎるので補足。
メンバー二人のそれぞれの前歴を、全部とは言わないまでも聴いてきた俺の耳に、このユニットでは足らん。足らんってーか、なんつーかな……前歴から予想できる範疇の音なのね、このユニット。ただ、その範囲ギリギリくらいまで広がってるからいいんだけど。
例えばそれは、LUNA SEAではほとんど聴けなかった上に彼のソロでも聴けなかった、INORANの「TASTE MAXIMUM」のギターの歪みサウンドだったり、OBLIVION DUSTの時より少し丁寧に柔らかく歌ってるように思える、KENの「LARVA」の歌だったりするんだけど。
それだって、まったく新しいものではないわけだ。ついでに言えば彼らの音をジャンル分けするにしたって、前歴とかぶってしまう。
それだけじゃ面白くないのだ。はっきり言って。こうなるとアルバムが良くも悪くも楽しみになってくる。とりあえずは静観。
しっかしex.LUNA SEAの弦楽器隊ってほんとに……ギター重ねるの、癖ね。最低でも二本重ねないと不安なのかね。ああ、でもSUGIZOの多重録音癖はギターに限った話じゃないから別物か? むぅ。

夕刻、昨日は長時間繋いでるのがまだ無理だったネットをふわりふわりと彷徨ううちに、DOPE HEADzの新vo.決定を知る。JO:YA脱退の穴を埋めるその人材とは。

ex.Ravecraftのshameですと!?

あらまぁびっくり。っていうかやっぱり解散してたのか、Ravecraft。どういう経路でこういう形になったのかは謎だが、彼の声ならとりあえず浮き過ぎも沈み過ぎもあるまい。でも、混ざれるかどうかは別問題。独特の存在感を持つvo.ってのは、混ざれる音の上に乗ってこそ映えると思うのよ。shame君対DOPE HEADzのマッチングや如何に。とりあえず音源希望。


弐〇〇弐年三月二日(土)

復活初日。まずは昨日の日記の訂正から。
俺がRavecraftについて「解散した」と断言することは不可能なんでした。失礼。shame君が脱退しただけかもしれんからなぁ。実際はどうだか知らん。

で、本日。の前に、昨日の夜中。SSTVにてJの新曲視聴。
おもしれぇ。いや、あの、曲自体は正直どうでもいいんですけど(暴言)、クリップのJが。花柄のシャツってどおよあんた。半年後の誕生日には三十二だよ、あんた。それでいいのか!?
ってまぁそれはそれで置いといて。面白かったのはJの足。と、バックにがっつり映っていたギター藤田さん(DOOM)の足の比較。両者とも一拍ずつ左足で拍子取ってんだが、それが。
微妙にズレている。Jの方が早い。藤田さんはジャスト。
過去、雑誌のインタビューなんかで「Jは前ノリ。後ノリの真矢と合うはずがない」とLUNA SEA初期にライヴハウスのスタッフさんから言われていた、なんていう発言を見たが、これはまさしくそれでしょう。Jは前ノリの人である。ほんとにクリックとかよりちょっと早いです、この人。速いんじゃなくて、早いの。面白かったよ。

そして、昨日辺りから考えていることを。
FAKE?の感想を書いてて気付いたんだが、俺はこのユニットを、彼らの前歴を踏まえた上でしか聴いてない。
まぁ前歴をまったく無視して聴くなんていう器用なことは恐らく、大半の音楽ライターさんにも無理なことだろうし、前歴の記憶も薄れないうちに出てきたユニットなんだから、むしろ比較して当たり前なのかもしれんが。
例えばFAKE?を、OBLIVION DUSTもLUNA SEAも知らない人が突然聴いたら、俺を含め前歴を知る人とはまったく違う観点をもってFAKE?の音を聴くわけで。そっちの方がよほど、素直な聴き方であることは疑いようもない。
素直に聴いた方が面白がれる余地は多い気がするんだよなぁ。だからと言って俺にこのユニットを素直に聴くことは極めて難しいわけで。むぅ。困ったね。

FAKE?の音にあまりのめり込めないのに対して、同じく前歴を知っているJのソロはなんであんなに繰り返し聴いて飽きなかったのか。それを考えてみて、困ったのね。
単に好みの問題だと言ってしまえばそれまでだが、前歴と比較してしまう以外に自分の中に基準がないっていうのが嫌なのかもしれん。もっといろんな聴き方をしたいのかもしれん。あくまで想像。もしくは都合の良すぎる解釈。
俺は、CRAZEから入って遡ってBODYとD'ERLANGERを聴いた人間なのね。前歴二バンドは解散後にまとめて聴いたわけで、メンバーの活動歴と出してきた音の流れをつかむのには良かったけど、前歴二バンドに対する思い入れっていうのはほぼ無きに等しいのね。解散後に聴いたバンドだから。
それに対して今回のFAKE?の場合、OBLIVION DUSTもLUNA SEAもリアルタイムで好きになって活動歴を眺めてきたバンドであって。

……ああ。だからか。前歴バンドに対する思い入れが、解散してから聴いた昔のバンドとはケタ違いだから、戸惑ってんのか。
ソロだったら組む相手がいない分気楽に聴けるしな。そう言えば、ex.LUNA SEA組の中では唯一のユニットだしな。
なんかうまくまとまらんが、そういうことが作用して、昨日書いたFAKE?の感想に繋がった。のかもしれない。想像。

書いてるうちに納得した今日は、テノール歌手のリサイタルなんか行ってきた日だったんですけど、あんまり面白くなかったので省略。


弐〇〇弐年三月三日(日)

とうとう今年の我が家は雛飾りを出さずじまい。まぁ出しといたらそのまま忘れて俺が行き遅れる原因を作るだけなので、これでいいのかもしれんが。買い換えてからのテレビは厚みが先代様より薄くて雛飾り乗らないし。

本日はお休みにてまったりと。いや、そりゃいつもか。BGMは基本的にBUGY CRAXONE『This is NEW SUNRISE』とSORROWにて。夜になってBCオンリーにしてみるものの、突如「緩急富み過ぎの流れ」を持つアルバムに帰りたくなり、飽きて以降しばらく聴いてなかったJ『BLOOD MUZIK』へ。しかしこれもいい加減聴き漁り過ぎてて、今更新しい発見のあろうはずもなくまったりと。
そう言えばJは、今月発売のYoujeenのマキシではプロデュース降りてるようで。どう転ぶか良くも悪くも楽しみだ。

で、あれこれとここ最近録画したビデオを漁ってはaccessのテレビ出演を見て、思う。
ヒロはレコーディングだとあんなに上手なのに、ナマで歌うと何故揺れるのだろう。謎だ。アガリ症なのか?
まぁそれは置いといて。「EDGE」。あれ、自分で歌ってみれば絶対分かると思うが、難しい。最難関は中盤でしょう。

「♪愛が 動き出す… 揺らめいて あの夢に…」

この部分。バックがシンセのベース音のみで、しかも十六刻み。十六分の一拍数え間違うと、ノリがズレる。実際、一昨日のMステに出てた時のヒロはこの部分ミスってた。遅れるのよ、一瞬間違うと。キケンキケン。
あと、浅倉さんの後ろにそびえ立つORANGEのアンプが妙に気になって仕方ない。あれでナニを鳴らしているというのか。

そんなことを考えつつお買い物に出かけて、今日は久々に自分の財布がヤバいと感じたり。いやー、札がなくなったのは久しぶりだ(爆笑)。ちなみに今日は雑誌数冊と文庫を一冊。しめて四千円強。
考えてみれば先月の給料日(親の、ね)以降、俺はいったいいくらCDに注ぎ込んだんだ? えーとえーと……かるーく一万六千円ほどでしょうか。うっぎゃー……。
しかもこれで今月はなんと。

布袋のアニキとBUCK-TICKさんのアルバム、そして同じくB-TのDVD BOXとJのマキシを買おうというのだからさぁ大変! あと、あと、T.M.Revolutionのベスト盤も迷ってるし(シングルベストだけどねぇ…)、意外なところでBoAのアルバムをどうしようかと思ってるし、先月から気になってるGARBAGEもまだ諦めてないし。
ただし、唯一決定しているのは、LUNA SEAのシングルベストを買わないこと。だって全部持ってるし。箪笥の奥深くから出せない状況にあるなら考えるが(←おい)、シングルは全部出せるところにあるからねぇ。


弐〇〇弐年三月四日(月)

……なに聴いてたっけなぁ……実は現在財布の中に札が一枚もないという凄まじい状態なので、お出かけする気にもならず(いや、口座には余裕あるから、出かけると貯金引き出しちゃうよなーと思って)終始家でまったりと。
ビデオの山に突然手をつけて、何故か九七年のうたばんとか発見して米米CLUBに涙してみたりとか。小野田さん好きだー。
手にした音は、実は買って以来聴いてなかったChirolyn『キミは奇跡を信じるかい?』とかBUGY CRAXONE『This is NEW SUNRISE』とか、最終的にはSUGIZO『Soundtrack』に落ち着いてみて。ちろりんはやはしベーシストさんであって、歌うとちょっと怖いことが発覚してみたりとか。つーかこれは、ルックスを思い描いて聴くからだな、きっと(笑)。

で、昨日書いた「今月の戦利品(予定)」に一つ追加。accessのアルバムってもんがありましたな。
考えてみればこのユニット、七年前もリリースペースはやたら速かった。二年余りでシングル十五枚くらい? と、アルバム三枚って、今考えたら凄いぞ。
まさか七年前とは変化してる今の音楽業界で、それと同程度かそれ以上のペースを誇る気だろうか。いや、いくらなんでもなぁ……ライヴも決まってるし、今年中にもう一枚アルバム〜なんて話には……ならないという保証はないか(笑)。ま、とりあえず静観ってことで。


弐〇〇弐年三月五日(火)

仕入れ。しめて壱萬円強。凄まじいね。取り合わせがまた……うん、俺。そんな感じの。

本日の基礎BGMはすでに記憶の彼方。仕入れの後は下記戦利品からB-Tを。
先行マキシ『極東より愛を込めて』がかなりおいしかっただけに、すっごく、ものすんごく期待してたんだが、ちょっとズレた(笑)。
ハズレとは違うのだよ。期待からはハズレてるんだけど、別のところでおいしかったってことで。
ノリ的には前作『ONE LIFE, ONE DEATH』並のテンションと振り幅を期待してたんだが、そこまではいかず。代わりにミディアムナンバーがすんごい勢いで圧し掛かってくる。予想しなかったところから攻められてるから必要以上の打撃くらった。いてぇよ重いよ。楽しいけど(笑)。
個人的にまず引っかかったのは「謝肉祭」と「Long Distance Call」「Brilliant」。怖いです。ある意味これまでの櫻井氏に輪をかけた暗さだと思うのよ。怖いね。深いし。いくらでも深読みできそう。
一転して楽しい方向に引っかかったのは一曲目「疾風のブレードランナー」……今タイトル打ってその凄さにもう一回笑ったよ……で、これ。ギターソロが。

なんで「ボレロ」なんですか(爆笑)。いやーびっくり。うん。びっくりした。

あとこの曲は、歌詞がすんごい今まで見たこともないほど青くさくて腰砕けそうになりました。どうしたんでしょう櫻井さん。なにか人生の転機でも!? と勘繰ってしまうほど超前向き爽やかソング。これまたびっくりした要因。

他の戦利品はとりあえず放置。明日以降、吟味に入るものと思われます。
一つだけ楽しかったのは布袋のクレジット。コーラスでPERSONZのJILL姐さんが二曲参加してますがな。何気なく名前あるからびっくりしたよ。

<本日の戦利品>
・GITANE『MONOLOGUE』〔MCDS〕
・JUDY AND MARY『FLESH』〔AL〕
・BUCK-TICK『極東 I LOVE YOU』〔AL〕
・布袋寅泰『SCORPIO RISING』〔AL〕


弐〇〇弐年三月六日(水)

戦利品吟味に一日費やした(笑)。

まずは久々新作のGITANE。先にPVを見てだいたい歌詞の見当をつけていた分、まったりするかなーと思ったタイトル曲、とんでもなかった。いや、曲知ってる分やっぱりまったりすることはするんだけど、なんつーかな……カップリングも面白い取り合わせが揃った中で、沈まないというか。まぁそれで沈むような曲ならそもそもシングルのトップには持ってこないか?
相変わらずな森岡純姐さんの歌詞に一人うなずく不気味なヤツと化してたよ(笑)。

次いで、とうとう買ってしまいましたのホテイ。
お目当ては八曲目「I HATE YOU」にゲスト参加したJのベースだったんだが、それどころじゃねぇ(爆笑)。
なんつーかこの人の曲、この人の音楽っていうのはどこからどう斬ってもこの人だね。
ぶっちゃけた話、古いロックの匂いが強いと思うのよ、どの曲も。今回のアルバムに限らず、今までの曲だってきっとそうだ。俺が知ってるシングルナンバーを思い浮かべても、古き良き時代の邦楽ロックの匂いがする。
でも、それだけで終わらないから不思議なもんで。この人の音はどっかしら新しい。新しいのかいつもこうなのかは分からんが、とにかく時代錯誤にならない要素ってのが一つ二つと見つかる。面白い。大変に面白い。

あと、彼は決して歌が上手い人とは言えないんだが、独特すぎて耳持ってかれることが判明(笑)。例えて言うならばそう、大槻ケンヂとかと同列に並べたいくらい。ただしあくまでも個人的に。
でもマジ耳持ってかれる。Jの音どころじゃないっていうのの原因が布袋の歌なのだ。Jが参加した曲はイントロがベースから始まるし、それがまたどう聴いてもJな音だから、最初はそっちに耳行くんだ。でも、気がつくと歌を追ってるのね、耳が(笑)。
これ、昨日の日記に書いたコーラス参加のJILL姐さん(PERSONZ)の声ですらそう。探さないと分からないくらい、布袋の歌が前に出てる。まぁこれはミックスのせいでもあろうが。

でも、耳持ってかれるっていうのは単に声や歌の問題だけじゃなくて、やっぱりメロディーメーカーとしての才能の問題でもあるんだろうなぁ……古い系統のロックであることは疑いようもないのに、かっこいいもん。いやもう認めるよ。かっこいいよ布袋。
ついでのような書き方になって申し訳ないが、本業のギターは当然のことのようにかっこいい。ギターソロなんかすんげぇツボなのが何曲もあるしな。いや、動機そのものはJだったとは言え、買って正解。


弐〇〇弐年三月七日(木)

とりあえずBUCK-TICK『極東 I LOVE YOU』にてスタートした本日、恐るべき事態が発生。

や、単に布袋のインパクトでB-Tのそれが薄れてたっていうだけなんだけど(笑)。

いやいや、でもね、言葉にすると「あっそう、それで?」って感じだが、実際のところ「極東より愛を込めて」のインパクトすら布袋に消されてんのよ。それって凄いよ、はっきり言って。

というわけで今日は敢えて布袋を避けまくって他のもの色々に流れてみた。B-Tに始まりJUDY AND MARY『FLESH』に手出してみて、最終的にGITANE『MONOLOGUE』へ。って、結局は一昨日の戦利品から逸れてないが。

B-Tさん、一昨日の日記を訂正しなければなりません。一曲目「疾風のブレードランナー」は櫻井氏の作詞じゃなかったのね。今井先生だったのね。失礼した。や、でも今井が作詞した曲がアルバム最初って珍しくねぇか? しかも今井の名前が作詞クレジットになってるのはこれ一曲だけだ。もう一曲、櫻井氏と共作になってるだけで。
というわけで、櫻井氏に人生の転機は来てないらしい。やー、びっくりした。今井の作詞だからという事実だけで納得できるもんでもないけどな、あの青臭さは(苦笑)。

夕刻、おかんを迎えに出かけた先で数ヶ月ぶりに帰ってきた『音楽と人』げっちゅー。表紙があっちゃんなんですもの。インタビューを読みながらアルバム聴く、なんて誰の作品でも久しくやらなかったのに、B-Tさんについてだけはどうもまだその癖が抜けないらしい。まして今年はデビュー十五周年だからと、普段は取材がないような雑誌にまで掲載されてるし。『PATI:PATI』にB-Tが載ったのなんて何年ぶりだろ。
しかし、帰ってきた『音楽と人』でなによりツボだったのは、これ。

櫻井敦司、太陽光に晒されたバンパイアと化す。
しかもケータリングのドリンクからなっちゃんを選択(爆笑)。

いやー、可愛い可愛い。なんかやたら愛らしく見えてしまう俺の目は腐ってますか。
あと、ここへ来て初めて、Youjeenがあの長かった髪を肩までばっさり切っていたことを知る。ちょっとショック。でも可愛いのですぐに立ち直る(笑)。要は彼女が彼女であれば俺は満足なのだね、きっと。

帰宅後しばらくしてJAM。思えばこれまではテレビやラジオでCD及びライヴ音源を耳に目にしてきただけなのよね。この期に及んでCDは初聴き。で、びっくりしたんだけど。初期ってこんなにバラついてたのね、JAM(笑)。しかもYUKI嬢、歌そんなにうまくないし。いやー、CDじゃないと分からないことってあるんだねー(笑)。
でも正直、このバンドは一所懸命テレビに出まくってよかったと思う。CD出してライヴだけやって、テレビメディアに出ない形を取られてたら、YUKI嬢のナマ歌の強さを俺は知らないままだったろう。テレビでもライヴでも変わらないあの力強さは、CDだと少しだけナリを潜めてるように思えるから。テレビ出てるのを見て好きになったバンドだからなぁ。ありがたや。

そして締めにGITANE。調べてみたらカップリングのうちの一曲はサイモン&ガーファンクルのカバーでしたとさ。
……どこが? ってくらいGITANE流のアレンジになってるから全然分からんけど(笑)。


弐〇〇弐年三月八日(金)

なんか色々あったようにも思えるが、暇人生活であることに変わりはなく。

今日はとりあえずT.M.Revolution「夢の雫」一曲をエンドレスリピートするところから始まって、夕方に今月下旬発売のYoujeenの新曲PVをスペースシャワーTVにて見てみて。
新曲、やはし曲そのもののパンチ力が、JのそれほどYoujeenの声に見合わない感じがなきにしもあらずなんですけど。それはJに対する贔屓目ってもんだろうか。そうかも。ちなみにばっさり髪を切った彼女にはあんまり違和感なかったし、赤レザーのパンツスーツなんかがっつり似合っちゃっててすげぇかっこいいんだけど、金髪ショートとショッキングピンクのボブ(しかも冗談のような外ハネ)のウィッグはどうだろう。目の辺りだけアップになると可愛いんだけど、カメラが引くと違和感。ま、なんにせよ新曲が楽しみ。

昼に来月渋谷で行われるライヴイベント「仁義なき戦い Vol.1」の詳細を知って嘆息。それってそれって……まぁいいけど。素直に喜べないのはきっと、CRAZEがこのところ精彩を欠いているなんていうファンの声をネットのあちこちで拾ってるからなんだろう。

そして夜になってはたと気づく。明日、俺様朝からお出かけぢゃん。しかも泊まり。慌ててMDの用意を始めたのは夕食後。しかもおきょうと長電話した後。
新しくMDに落としたのは、当然のことのようにBUCK-TICK『極東 I LOVE YOU』と布袋寅泰『SCORPIO RISING』。SORROWはアルバム一枚十二曲で三十九分という素晴らしいタイムを誇るので、MDの残りタイムにBUGY CRAXONE『This is NEW SUNRISE』とGITANE『MONOLOGUE』を叩き込み。更に和み材料としてRAG FAIR『I RAG YOU』と『ラブラブなカップル フリフリでチュー』とaccess『only the love survive』と『EDGE』を全部一緒に叩き込むとう暴挙に出る(笑)。ついでにSUGIZOばっかり『Parallel Side of Soundtrack』の一曲目と『Soundtrack』の好きな曲を数曲、別のMDに。
これでリュックに入れるMDの数は実に三十枚近いという事態に。一泊二日の旅に備えてどうしてこうなるんだ、俺(笑)。

そして更に厄介事は殖える。
とうとう。とうとう、積み上げた雑誌の山の一角が崩れた(大爆笑)。
どうにか部屋のドアを開けられるように復元するまで十分以上の時間を要するというチビ惨事。
そうなのよ。これでもまだ被害は少ない方なのよ。全部が崩壊したりした日にゃどうなることやら想像もつきません。っていうかそんな大惨事とはつまり、部屋の床が抜ける時だと思うんだけどね(笑)。
いや、笑い事じゃないんだ、ほんとは。そろそろマジメに考えます。はい。


弐〇〇弐年三月九日(土)

お出かけtoおじじ宅うぃずおかん。
二人旅なのでBGMは好き放題(笑)。基本はBUCK-TICK『極東 I LOVE YOU』にFAKE?『TASTE MAXIMUM』をプラスしたMD。
途中のSAで車を止めないとおかんが倒れるので、まったり休憩したりしつつ。ここ二、三年でやっと取り上げられるようになった所謂「エコノミー症候群」とかってやつである。長時間狭いところに座りっ放しだと足に痺れがきて、目的地に着いて席を立った途端に貧血起こして倒れるというヤツらしい。高血圧の人に多い症状だそうで、うちのおかんは車に乗ってても一時間と経たずにこの症状がでる。マメに動けば済む話なので、休憩は必須。
ところが、休憩時にコーヒーなんか飲んであったまっちゃったら眠くなるのがうちの家系。カフェイン効かないのよ(爆笑)。
仕方ないのでBGMをRAG FAIRとaccess詰め込みMDにして、おかんと爆笑しつつひた走る。

到着する頃には俺の足に限界が。いや、こないだ買ってもらった靴があまりに幅が狭かったので、以前履いてたスニーカーで行ったんだが、それですら小指の付け根の骨がこすれて痛み、ペダル踏むのに力入れられない状態。
仕方ないので料金所を出たところでおかんに運転を代わってもらい、おじじ宅へ行く前に靴屋へ寄って、もう一足新しいのを買ってもらいました。どうやら俺様、またしても育ってしまったんでしょうか。嫌な予感がする新しい靴のサイズはずばり。

……紳士物の二十六センチ。

どっぷり落ち込みつつおじじ宅に到着。
正月以来になるおじじとおばばは、年々どころか日増しに扱いづらくなって参ります。
老人が老人と介護し合って二人暮しだから、話し相手もいないし(っていうか自分らで話し合えと思うんだけど、それはしないんだよ)久しぶりに顔を見せたのはそこそこ世間慣れした頼もしい長女(うちのおかん)だし、冬の間に溜め込んだ噂話はたくさんあるし。
てーなわけで、二人して我先にとまくし立てるんだけど、その内容はおじじとおばばから見て一つ上の世代や、その子供やら孫やらの話だったりするので、俺はもちろんおかんも誰の話なのやら分からなかったりする。
それでも話し続ける上に、じーちゃんが話してるとばーちゃんが別の話で割り込んでくるし、それが終わらないうちにじーちゃんがまた割り込み直すし、といった感じで、ほんっとーに自分しか大事じゃなくなってるっつーか自分のことだけで手一杯になってるっちゅーか。
果てはじーちゃんが俺にCDをテープにダビングしてくれ(じーちゃんが持ってるコンポで、だ)と頼んできたんだが、俺がそれを放置しておかんと買い物に出ようと思ったら、「俺がダビング頼んだから、買い物には行かんだろう」とおかんに言ったそうで。俺には俺のペースがあるんじゃー(毒)……ちなみに俺がダビング作業を放置したのは、じーちゃんが活き活きしてる時間にやってるとあれこれ口出してきそうで面倒だったから。
つーかそれ以前に、自分ちの機材くらい自分で使えるようになってくれ、と思う。マジで。取扱説明書も開かずコンポの電源も入れないまま「この方法だと途中で止まるんだ」とか「お前はどんな方法でやるんだ?」とか言われたって知りませんがな。俺の使ってるのとメーカーからなにから全部違うんだし。

毒吐きまくり。


弐〇〇弐年三月十日(日)

ご帰還デー。おかんは炊事含め台所仕事(冷蔵庫内のダメ食材の廃棄とかね)に忙しい。俺は昼寝に忙しい。あれ?
まぁおかんが疲れるのは目に見えてるので、帰りも俺が運転手。

ご帰還BGMはやはりRAG FAIRとaccessのMD。後に『極東 I LOVE YOU』。ハマってます、相変わらず。
改めて聴いてみて思うんだが、「21st Cerry Boy」は実はかなりポップな曲だったのね。先行シングルで出た時点ではあんまりインパクトなかったんだが、アルバムに入るとすとんと自分の中に落ちて残るのよ。
同時に、雑誌のインタビューにあった内容が実現されなくてよかった、と安堵。「極東より愛を込めて」じゃなく「疾風のブレードランナー」がシングル候補だったと。
……それが実現されてたら、俺は今回のアルバム買わなかったことでしょう。どポップが二曲続けてシングルで切られたらそりゃぁ……ねぇ。怖いじゃん(笑)。

夜、『堂本兄弟』にて恩ちゃんがベースを弾かない姿を見る。つんくビ♂トのベーシストさんが弾いてるからなんだな。……いーじゃんべつにツインベースでも。なんでダメなん?


弐〇〇弐年三月十一日(月)

寝腐る。かなり。いやほんとに。まぁいつものことだが。
BGMは今日もBUCK-TICK『極東 I LOVE YOU』。

思うにこのアルバムは、ライヴでどうやるのか想像のつかないアルバムだと思う。
SE入れても五十分ないこのアルバムの収録曲だけではライヴには足らんだろう。当然、以前の曲も混ぜにゃならん。でも、収録曲以外に必要な要素が見えないアルバムでもあると思うので、いつの時代のどの曲をどのタイミングでセットリストに加えるか。そこが非常にミモノだと思うのね。と書いてて気づきました。前作『ONE LIFE, ONE DEATH』はその意味では非常にライヴ向きだったんじゃないでしょうか。

そういうことを考えるのと別のところで、今作はあっちゃんの歌詞に「ママ」が出てくることに気づく。しかも複数。なんかあったんでしょうか櫻井さん。更に歌詞を噛み砕いてみて、安心もする。

永遠なれ天然デカダン。

いやほんとに。
申し訳ないが、九十年代半ばのブームに乗って出てきたヴィジュアル系バンドの大半は、底の浅すぎるデカダンしか語れなかったと思うのだ。
彼らの大半は恐らく、中学とか高校くらいにXの影響を受けたはいいが、影響を受けたすべてのヤツがああまでやれるはずもなく、上辺だけ真似する形になってしまって、結果的に歌詞に「血と涙と死と薔薇」のどれかがあればデカダン〜ってな風潮が出来上がってしまったと思うのだよ。
そんなんではネタが長続きするはずもなく、当時いたバンドの大半はGLAYもどきのポップ系に流れるか解散・消滅の道をたどるかのどちらかになってしまってる気がする。
ここで一つ注意。生き残ってる方々ごめんなさい。

まぁとにかく、だ。櫻井氏の歌詞くらい、頭使ってもちゃんと理解できるかどうかってくらいの奥の深さが、天然のデカダンバンドには欲しいのね。哀しいかな、もう動かないだろうけどDER ZIBETとか。
よって、櫻井氏が天然のままに歌詞をたたき出してくれると、俺は非常に嬉しいのだ。

で、本日夕刻、またしてもおかんとランデヴー(笑)。佃一生という尺八奏者のコンサートだったのよ。
しかも尺八担当の佃氏本人と三味線担当の奥さんと、これまた尺八と篠笛担当のその息子と三味線担当の嫁さんの四人編成(ここまで全員佃姓)に、血縁関係じゃないピアノとシンセ担当のおっさんが一人という五人編成。つーても全曲五人編成ではないんだが。
その父ちゃん、岩手出身だそうで、時として見事に訛ってみせる。楽しい。懐かしき天然東北弁……(うっとり)。
選曲は選曲で、「ラ・クンパルシータ」とかやっちゃう反面「江差追分」とかね(笑)。色々やってくれてて楽しかったよ。
あと、尺八の特性を説明した時に、尺八の角度を変えるだけで音程が一音くらい変わることの証明として、典型的なおばけ登場シーンの効果音なんかやってみせたりとか(笑)。文字表記すると「ひゅ〜どんどろどろ」って感じの音ね。しかもそれ、父ちゃんと息子と二人で半ば即興でやってんのに、シンセの人がそれに低音乗せて遊んでて(爆笑)。
しかし、問題が一つ。その鍵盤担当さん、ヘタだったのだ。ピアノは恐る恐る、メインの邪魔をしないようにそーっと弾いてる感じで全然前に出てこないし、シンセは音色の選び方がしょぼいし。
ただ、和楽器の曲ってのは拍子が取りにくい(雅楽なんか典型)から、それにプログラム組みまくりのシンセを合わせるのは意外と難しい。それがきちんと合ってたから、この人を起用するのは間違いじゃないとは思うが。それにしたって。

と考えて納得。俺が聴いていたシンセ屋さんご一同が飛びぬけてるだけなんだ、きっと(苦笑)。民間だったらこのくらいで普通なんだろう。たぶん。


弐〇〇弐年三月十二日(火)

今日も今日とてBUCK-TICK『極東 I LOVE YOU』にて。途中から何故かMAJESTY『rise』も混ぜてみたり。
後から思い出したのでこっちに書くが、一昨日帰ってくる時にB-Tの「Brilliant」冒頭だけボリューム上げておかんに聴かせたら、やっぱり「怖いよー!」と笑われた。怖いよね。ふふふふふ。

一日中まったりしてただけなんだが、夕方に「やっぱりな」な情報を拾う。
先月リリースのFAKE?『TASTE MAXIMUM』、カップリング二曲のドラムがEBYちゃんでしたわい。そういう情報は先に出してくれーと思わんでもないが(笑)。


弐〇〇弐年三月十三日(水)

珍しく朝と言えなくもない時間に起きてみた。気が向いたので。ちなみに十時前起床だ。普段は昼過ぎまで寝てるのだ。自堕落。いや、とっても今更な言葉ではあるが。

今日もBGMは昨日の二枚継続にて。どこまでもあっちゃんラヴらしいよ、今の俺。
ちなみにB-Tから抜け出さないことに理由はないが、戦利品を増殖させないことにはちゃんと理由がある。
今月二十一日発売のモンが高額で、二十七日発売のモンが多すぎるのだ。
その実態は以下の通り。

二十一日……B-T『B-T PICTURE PRODUCT』/access『CROSSBRIDGE』/J『go crazy』……約二万円
二十七日……YUKI『PRISMIC』/GITANE『A FLOWER IN THE DARK』/HYDE『ROENTGEN』/LINKIN PARK『IN THE END』/Youjeen『FAKE』……約一万二千円
accessのシングルベストは買わない。全部持ってるし。ああ、でもなー、リマスタリングしてあるなら考えようかなー。GITANEは取り寄せ頼まないとどうせ入れてくれないだろうしなー(淋)。HYDEさんは半ばどうでもいいしなー。その反面、すでにリリースされたBOAのアルバムなんかが実は気になってたりするんだよなー。

ってーな感じで。ええ。大変なんすよ。なのでCD屋散策は自粛中。その分最近、書店で音楽雑誌以外にあれこれと買ってくるのが癖になりつつあったり。結局浪費してることに違いはない。ちなみに一番最近ツボだったのは、刊行されたことを知らなかった徳間デュエル文庫刊の若木未生の新作。

話は変わるが、おかんの勤め先であるお宅のお嬢ちゃんはこの春いちねんせえになる。その祝いの品にお祝いのカードもつけてやろう! というわけで、俺が作るらしいよ。かぁいらしいうさぎちゃんのカード(爆笑)。まぁ工作は好きなのでいいんですけど。絵心がなくても型紙あるからいいんですけど。というわけで明日は工作の日。


弐〇〇弐年三月十四日(木)

お返しの日。俺はなぜか一ヶ月前に貰ってた人なので、お返しお返し。気持ちばっかですけど。ええ。ちなみに返す相手も俺自身もFなんですけどね(笑)。

今日は昨日より更に早く起きてみよう! と思って失敗。まぁ前夜に午前三時まで起きてりゃ無理っちゅーもんですわ。
というわけで昼にまったり起きた後、まったりと工作に勤しむ。俺の部屋では机がPCに占領されていてどうにもならんため、階下に居を定めて『Soundtrack』のサントラ盤をお供にちまちまと。結果的にうさぎちゃんの他、らいおんとぺんぎんとねことこあらとぞうとちゅうりっぷという全七種をこしらえる騒ぎになり、必然的に肩が凝った(爆笑)。しかしかぁいらしくできたので良し。

合間に、あまりに凝る肩を休めるべく自室にこもってPCいじってた時は、BUMP OF CHICKEN『jupiter』を。これも飽きてきてるけど(苦笑)。今月の浪費を考えれば仕方ない。更に、昼に録画しておいたSSTVのリクエスト番組を夜になってから見てみて。慎吾ママなんかいたんですけどまぁそれは良くて。INORANなんかもいたんですけどそれもどうでもよくて。

久々に見たよ、SOFT BALLET。かかってた「THRESHOLD」という曲を俺は知らんのだけれど、なんせ往年のライヴ映像で。これがなかなか。俺が見たことのあるSOFT BALLETではあるんだ、間違いなく。初めて見る奇異なものではないんだ。だがしかし。

踊る遠藤、お不動様フジマキ、くねる森岡!

やはりこの人らが何故一緒に組んでたのか、まったく見当がつかない。ほんとに。
ついでに、バックがツインドラムで。あまりない光景なのでそれはとても楽しかった上に、一人はどう見ても若かりし日の上領さん。いやー、録っといてよかった。しやわせ。


弐〇〇弐年三月十五日(金)

……ナニしてたか完璧に忘れてます(注:日記打ってるのは日曜日)。そのくらいなにもなかった普通の日。聴いてたのは主にBUMP OF CHICKEN『jupiter』だった気が。
あ、久々に晩飯当番でした。またしても牛肉なんか使ってみたりして。まぁ食品販売業界がどこまで消費者をばかにした表示してくれてるか、もう信用できないからねぇ。信用できなくても喰いモンは買うしかないからねぇ。というわけで開き直って。


弐〇〇弐年三月十六日(土)

ぐってり。こうなるといっそヤツご到来しちゃった方が楽だったりもするのよねぇ。面倒。

そんな本日、県庁所在地へ遠征。四月末、黄金週間序盤に開催されるコーラスのコンクールの説明会に、団体の代表者代理ってことでうちのおかんが行くことになってて。俺様、運転手兼暇潰し屋さん。説明会にはどうも、一団体につき一人しか来てないっぽかったので、俺様は逃げました。

ひたすら歩くこと二時間弱。途中、書店で何故か高校地学の参考書を手に取る文系人間一匹(爆笑)。いや、疑問が解消できるなら百科事典でも子供向けの理科の図鑑なんかでも良かったんだけどね。高校の参考書までいくと逆に細かくてよく分かんないんだけどね(乾笑)。ま、いっか。

今回は珍しく、某インディーズ専門店には行かず。だって浪費月間だし。痛いっすよやっぱ。それに、特に欲しいもんもなかったので。

その後、ちらりほらりとお買い物して帰宅。行き帰りとも運転手は俺様で、BGMは基本的にRAG FAIR。終盤にBUCK-TICK『極東 I LOVE YOU』にしてみて、「Long Distance Call」「極東より愛を込めて」「Brilliant」と、恐怖どころが後半にずらりと並んでいることに気づき、恐れをなす(笑)。だって「愛しているよママ(Long〜)」「ねぇママ(極東〜)」「おかえりぼうや(Brilliant)」って並ぶんだよ? そりゃ怖いです。なんたって歌ってるのがあっちゃんだからねぇ(笑)。
家ではなに聴いてたかなぁ。なんか色々聴いたようなそうでもないような。
夜、十年以上ぶりに『南極物語』をテレビで見る。はっきり言って、「南極越冬隊の置き去りにされた犬のうち、タロとジロだけ残してあとは全滅した」という点しか覚えてなかったので、人間側のストーリーも夏目雅子が出てたことも知らなかった。ああ、そういう話だったのねー……で終わってしまえるのが実話を元にした映画の難点か? 感動的な話ではあるんだが。映像の古さが泣けます。

<本日の戦利品>
・ZIGZO『WONDERFUL DAYS』〔V〕


弐〇〇弐年三月十七日(日)

今日もかなりぐってり。出かける三十分前まで寝てたという。しかもその後もよく寝る。参ったね。

で、出かけた先は市内某ホール。今月二日にリサイタルを見に行ったテノール歌手が指揮をつとめる女性コーラス団体の十周年記念コンサートだとかで。
毎年、おかあさんコーラスのコンクールでは県大会・ブロック大会ともに上位入賞、全国大会も出ればけっこうな成績をおさめてくる団体さんである。実力はあるのである。実際、まとまった綺麗な音を聴かせてくれる団体さんである。

だがしかし。綺麗なだけなのよ。

抑揚がないわけじゃないんだが、ダイナミックな曲が絶対向かない団体。とにかく綺麗。でもそれだけ。ダイナミックというか元気のいい曲も向かない。弾むような曲調のってあるでしょ。そういうの絶対ダメ。向かない。
それがまたミュージカルナンバーなんかやってくれちゃうもんだから、さぁ大変。ダイナミックさのカケラもない「オペラ座の怪人」ってなに。あまりにヒマで、途中寝てしまったのはネット上だけの秘密。

更に、途中の休憩時間に高校時代の恩師発見。しかしいくらなんでも日記が長くなるのでこれは明日にでも。

帰りにいつもの書店&CD屋へ。CD屋では空テープだけ買うつもりだったのに、T.M.Rのマキシがあるのを発見して、ついつい浪費。……明後日にはJのマキシとaccessのアルバム、明々後日にはBUCK-TICKのDVDボックス発売だというのにぃぃぃ……ま、いいでしょ。

帰宅後に戦利品に手をつけてみるものの、TAKUIちゃんがどうにも好きになれないのは何故。あんまり今作引っかかってこないんだよなぁ。原因はどこだ。
あと、日中出かけてる間に放送されてたソウル国際マラソンのビデオを見て。理由はテーマ曲。マラソン自体はわりとどうでもよく。
テーマ曲がね、Youjeenの新作マキシのカップリング「yesterday」だったのだよ。昨日CM見るまで知らなくて、なんかギターがつがつ鳴ってるなーと思ったらテロップにYoujeenの文字。そう言えばそうだよ声がモロにYoujeenじゃん! というわけで。
タイトル曲「FAKE」よりもしかしたら「yesterday」の方が好きかもしれない。「FAKE」はプロデュースからJが降りた代わりに洋邦問わずプロデュースを引き受けているらしいゲイリー・スタウトが入って初の作品だから、なにがどう転ぶか楽しみだったんだが、正直Youjeenが作曲した「yesterday」の方が好きだ。「FAKE」は作曲にゲイリー・スタウトもクレジットされてんのよね。その違いが俺の好みに出たか?
まぁ「yesterday」の方はまだフルコーラス聴けたわけではないので、おとなしく発売を待ちましょう。もう一曲のカップリング「猫」も気になるところだし。

<本日の戦利品>
・TAKUI『FORK IN THE ROAD』〔MCDS〕
・T.M.Revolution『Out Of Orbit 〜Triple ZERO〜』〔MCDS〕


弐〇〇弐年三月十八日(月)

なんにもなくなんにもせず、な日。ほんとに。BGMはなににしてたっけなぁ……なんかどれもこれもどうでもよくなっててね、いい加減。ああ、途中でZIGZOのビデオ見たなぁ。一昨日手に入ったヤツ。どこまでもヤツらはヤツらで楽しかったのよ。

で、あまりにヒマなので昨日書きそびれた高校時代の恩師の話。
おばちゃんである。ちょうど俺の親とほぼ同年代のおばちゃん。化粧してスカート履いてる姿なぞ卒業式でしか見なかったという豪快なおばちゃんで、生徒を男女問わず「おめぇ」呼ばわりするという謎のおばちゃん。
教育スタイルはこれまた豪快。所謂、教育委員会から素晴らしい評価をいただけそうなタイプではなく、むしろ教委から目をつけられそうな独自のスタイルを貫いてしまうタイプである。月曜の五限だったかにあったロングホームルームなる時間に、やらにゃならんことがあるにも関わらず「天気もいいし桜も見頃だし、散歩すっか、散歩!」と、クラス全員を引き連れお散歩に出てみたり、これまた春のあったかい時期に「おめぇら眠そうだから十分お昼寝だ、お昼寝」と、ほんとにお昼寝タイムを設けてみたり。
なまじ見た目も豪快なだけに、ファーストインパクトではやたら怖そうに思えるこの先生はだがしかし、当たってみると謎のおばちゃんなので楽しいのだ。

一度、この先生に真っ向から叱られたことがある。
以前この日記のどこかに書いたような気もするんだが、この人は叱り上手で怒らない。叱るのと怒るのは違うのだ、と俺はこの人に教えてもらった。
叱るというのは、言い諭したり叱咤激励したりする方の意味合いが強いと思うのだ。ただ、そのための言葉が少しきつかったりするだけで。対して怒るというのは、怒りの感情が混ざることを指すと思う。相手のミスにかこつけて怒りを発散するのが怒ることだと思うのだ。
この先生は、絶対に怒らない。自分の怒りをぶつけてくることはない。だから、叱られるとこっちが納得してしまう。そりゃもうクラスに一人だけいたサボリのプロですら、この先生に叱られたら素直に謝っちゃうくらい、正論をぶつけてくる。反論の余地がない上に、怒りをぶつけられるわけではないから、こっちも素直に認めてしまう。
俺が叱られたのは、大学受験前の秋だった。あまりにも成績が悪く(だって偏差値四十よ?)、このままでは大学進学は難しかろうとのお叱りを受けたのである。
当時、受験ノイローゼ初歩の初歩くらいのとこにいた俺は、すでに勉強することの意味を見失っていた。周りが専門学校だの短大だの就職だのと行き先を決めていく中(大半推薦だったし)、四年制大学を一般受験しようとしてた俺は当然取り残されてたわけで。なんで俺だけこんなに勉強せにゃならんのだ、とダークモードに突入していた。
それを真っ向から切り崩してくれたのがこの先生で。
この成績じゃ無理があるけど、大学行きたいんならすることは一つだろう。大学行きたいんなら、勉強するしかないだろう。だから、お前は今そのために勉強してるんだろう。
至極簡単で一番大事な理屈。たったそれだけのことを思い出させてくれただけで、当時の俺が随分救われたことを、先生はたぶん知らない。この人は天然でこういうことができてしまうのだ。

卒業から六年経って、先生はずいぶん変わった。なにより、痩せた。体格までも豪快な人だったのに、美人さん体型になってた。しかも、外出するのにちゃんと化粧してスカート履いてた。
でも、相変わらず豪快だった(爆笑)。今回一番豪快だったのは髪だろう。茶髪なんだよ、見事に。しかもかなり明るい。
本人曰く「かっこいいだろー。生徒に負けてなんかいらんねぇよ」
……まったくもって豪快である(笑)。
ただ、就職もせず求職もほとんどしてない俺にかけてくれた言葉には、豪快さがなかった。もう以前のように叱ってもらえる年じゃないということか、それとも先生自身が年取ったのか。
なんか淋しくなってもうた。唯一の救いは、お洒落な格好をしていたにも関わらず、先生の歩き方が校舎内で散々見た豪快なスタイルのままだったことだったりする。

……長くなったし。明日は仕入れだー。(←今日我慢したのはすべてこのため)


弐〇〇弐年三月十九日(火)

仕入れ。下記戦利品。やっと聴けたよ、Jの嘘英語が(笑)。仕入れ前のBGMは記憶の彼方。帰宅後は戦利品のうちまずaccessから。

アルバムの意味あるんでしょうか、access。ないような気がします。とりあえず出せるもんだけ出しちゃえーなアルバムになってそうな気がして淋しいです。
だってさぁ、完全なる未発表曲ってSE抜いたら三曲しかないんだぜー? ケチるなよなーくそー。(←八つ当たり)
で、更に不平を言わせてもらうと、リレコーディングされた往年のシングルナンバー四曲。……昔の方がいいという意味ではないんだが、このアレンジはどうだろう。
なんかねぇ、全体的に今の浅倉さんがトランスに走りたいんだろうということは分かるのよ。問題はね、往年の曲が果たしてトランス系のアレンジにどこまでハマるかっていうことであって。なんかこう……サビとかもっと浮き立ってた感じがするんだけどなー、「JEWELRY ANGEL」辺り特に。
全体の印象としては「もったいない」の一言に尽きる。もっとできることあるだろー? って感じね。……ってことはもしかしてアレですか。四日の日記に書いたリリースペースもあながち大ハズレじゃないかもってことですか。真打ちは年末くらいに登場とか? うわー……やりかねないから怖いよなぁ(笑)。

次いでJ。リミックスが微妙です(笑)。いや、俺の苦手な「原型をまったく留めないリミックス」ではないんだ。どの曲も原型に比較的忠実なミックスになってるから、俺好みではあるんだが、だがしかし。
……なんだってこう、シンセの音に乗らないんですか、Jの声は(爆笑)。
この男はこの男なりに、自分の声も音も生バンド向きだということを分かってるっていうことだろうか。いや、でもそれだったらそもそもリミックスなんか他人に頼まないよなぁ……むー。
まぁあのー、楽しいです。はい。一番楽しいのは布袋リミックスの「Perfect World」。こんなところに使っちまうにはもったいないようなギターソロが惜しげもなく使われている。しかも問答無用でかっこいい。くそう。

で、ついでにチケットも一枚買ってきてしまいました。四月七日新潟フェイズのJです。一月の日記で散々「フェイズは嫌なんじゃー!」と雄叫んでいたのにねぇ。これで人生初の二週連続ライヴだよ。やれやれ。
行こうと思った理由は一応ある。フェイズの音が悪いのか、単に俺が過去フェイズに行った時にたまたま音が悪かったのか。それを検証するのに、今のところJのライヴに行くのが一番分かりやすいからだ。
過去三回フェイズで見たライヴのうち、最初はほんとに人生初ライヴ(厳密に言うと違うんだけどスタンディングは初)だったL'Arc〜en〜Ciel。それも、終盤には初の武道館を控えていた上に、新潟以外はホールというツアーだったから、音響機材はホール向けだったと思われる。加えて俺の耳がライヴ慣れしてなかったわけだから、これは音の良し悪しを判断する基準にはならん。
二度目は地元新潟のテレビ局主催のライヴイベントだった。この時はトップのバンドが終わった途端にPA卓がイカレるという珍事に見舞われたが、その時の出演バンドを他の会場で見ることはなかったので、これまた比較対象としてはちょっと弱い。
三度目はLIGHTNING & THUNDERだったが、これで耳を潰したのが俺にとっては一番ショックでかかったのね。すでにJUNK BOXでGARGOYLEを見ても大丈夫な程度に俺の耳も慣れていたのに、それが見事に潰されたわけで。あの時はもうほんとに悔しかったもんね。でも、これもやはり一度だけなので、判断基準には今ひとつ。

で、だ。いい加減ライヴ慣れもした俺の耳で、Jの音もLUNA SEAで三度、ソロで五度見て大丈夫で。それをフェイズで見たら、会場がダメなのか過去の俺が行った分がたまたまダメだったのか、一応判断つくかな、と。いうわけで参戦決定。

話変わって往年のビデオ。各種音楽番組を端から録画していたと思われるビデオのうち数本、面白げなメモが残るものを手に取って見てみたらば。
ex.米米CLUBの石井竜也がプロデュースしてた『アンモナイト』という番組のビデオが出てきた。これ、準レギュラーくらいだろうか、森公美子が出てて、彼女のコーナー「THE OPERA」というのがあって。

「キャンディ キャンディ(激情ヴェルディ風)」とか「『夜の女王のアリア』によるガッチャマンの歌」とか。なんだよそれ(爆笑)。

要するに、クラシックの名曲を随所に組み込んだアレンジでこれらの曲をオペラのアリア風に歌い上げる、と。ただ、歌い手が森公美子ですから……すんごいゴツそうなキャンディとかね(笑)。無敵以外のナニモノでもないだろうって感じのガッチャマンとかね(爆笑)。
いやー、たまに昔のビデオ出してみるとおっかしいねー。

<本日の戦利品>
・access『CROSSBRIDGE』〔AL〕
・J『go crazy』〔MCDS〕


弐〇〇弐年三月二十日(水)

今日は今日でBUCK-TICKさんのDVDボックスが入荷してるはずだったんだが、過度の浪費が怖いので外出せず。とは言うものの、半分は紅い髪のお兄さんが来てしまったせいでもあるんだが。

というわけで本日はまったりと昨日の戦利品を繰り返し。
accessはやはりアルバムトータルとして聴いてると流せてしまうのが残念。トランスはアルバムの半分を占めるとヒマになってしまうことがあるからね。まぁトランスに限らないけどね。似た傾向の曲が並んでしまうとヒマになるのは、トランスでも変わらない、と。
JはJで、ずーっと回してるとやっぱりリミックスがヒマになってくるので困っている。

……ま、行きつけのCD屋のポイント二倍デーになったら再度仕入れさ。ふっ。
BUCK-TICKさんとねー、あとはなに買おうかなー。ガービッジ気になってるしねーずっと。ミシェル・ブランチも気になってんだよなー。あと、昨日発掘したビデオでたまたま見つけたモトリー・クルーとか。今更。
……洋楽ブーム到来?

あ、そうそう。十三日の日記に書いたお嬢ちゃん、本日卒業式だったんだそうで。そのためのお洋服をうちのおかんが頑張って縫っていたのだが、実際に嬢ちゃんが着ているところを見たおかんが「かぁいかったのよ〜」と溶けていた。いつの時代にもガキんちょはかぁいいものである。めでたし。


弐〇〇弐年三月二十一日(木)

特にナニゴトもなく。夕方、おかんの勤め先(今日は店は開いてるけどおかんは休み)へ行って、無事卒業式を終えたお嬢ちゃんの晴れ姿お写真を見せてもらい、おかんと二人で溶けてみた。だって可愛いんだよ、看板お嬢ちゃんは!
BGMはJ『BLOOD MUZIK』に新曲「go crazy」をプラスしたMD。久々に立ち返ってもやっぱりこのアルバムはツボらしい。参った。

で、夜に兄貴殿から電話。土日祝日がきっちり休みになってるらしいうちの兄貴殿にとって、本日はお休みだったんだかなんだか、なんにせよ。

人生初ライヴハウスを体験してきたらしい。ちなみに目黒鹿鳴館だ。出てたのは陰陽座だ。

いやー、遅い春だね(爆笑)。人生二十七年目にしてようやくだよ。いやはや。案の定、耳鳴りはがっつり残っているそうで。そりゃそうだろ。ライヴハウスどころかホールライヴすら見たことない人だからねぇ。でもまぁ楽しかったようなので良かった良かった。
兄貴殿曰く、陰陽座メンバーの衣装は各種アー写やオフィシャルサイトの写真等にあるような和風系統の衣装のままだそうで。あと、客席が皆お扇子持ってるとか言ってたなぁ。
音的には俺がCD聴いたことないのでどうにも評価のしようがないが、vo.さんとb.&vo.さんががつがつ動くのに対して、g.さん二名が弾くので手一杯な感じに見えたとか。一所懸命にCD通りに弾こうと頑張ってるように見えたんだそうだ。まぁそれがどこまで本当かは分からんが。なんせ兄貴殿はナマ演奏自体初めて見るわけだから。

加えてこのライヴ、キーボードで三柴理さんがゲスト参加してたそうで、うちの兄貴殿にはおいしいゲストだったのは言うまでもない。

ま、なんにせよ、ライヴが楽しいのはいいことだ。つか、楽しくなかったら金返せって感じね。楽しくて当たり前。うあー俺もライヴ行きてぇー!(←九日後に行く予定だが、羨ましくなったらしい)


弐〇〇弐年三月二十二日(金)

なにとはなしにTHE TRANSFORMER『空』で一日のんびり。紅い髪のお兄さんにはどうやら俺の睡眠ペースを乱す力があるようで、ここ数日は昼過ぎに起きて夕食前にお昼寝して夜中三時過ぎまで起きているという状況が続いている。これ、ヤツが去るとちゃんと元に戻るから面白いよなぁ(笑)。

で、久々に聴いた『空』。タイトルチューンの歌詞を思い違いしていたことが、今頃になって発覚してみたりとか。まぁ色々あったんですけれども。

やっぱりこのバンドは美味しい。その一言に尽きる。

叶うことなら長生きしてほしいバンドの一つではあるが、はてさてどうなることやら。少なくとも、そんじょそこらの自ら「ヴィジュアル系」を名乗るバンドの如く、結成から半年で解散〜二週間後に対バンしたことあるヤツと新バンドお披露目ライヴ〜とかやってくれちゃう方々ではないと思う(っていうか結成からは既に数年経った)ので、まだいいんだけどね。宣伝だけ派手にやっといてとっとと消えるバンドほどアホなものはないと思ってるからなぁ。

そんな明日はたぶん仕入れ。ようやく、BUCK-TICKさんのDVD BOXを。たぶんね。


弐〇〇弐年三月二十三日(土)

仕入れ。下記戦利品。お出かけ前はTHE TRANSFORMER『感情漂流』と『空』にて。実はアルバム二枚を並べて聴くのは初めてかもしれない。どっちかっちゅーたら『空』の方が好きだ。

戦利品。開封はB-Tが先だった。初回特典のナマ写真セット(レコード会社サイドはブロマイドと言ってるがただの写真だ)は星野氏とアニィに偏っていた。ボックス自体は開封したものの、中身は未だ一枚たりとも取り出していない。週末のうちは無理でしょう。親父いるしな。

で、ミシェル・ブランチ。妙に気になっていた外国人さんの一人。どうも俺はここ数年で邦楽を情報集めながら聴き過ぎたらしい。おかげで聴く前からどんな音だか見当ついてしまう新人バンドとか増えてきちゃってるのが現状。なので、情報仕入れてもよく分からない洋楽は最近まじめに面白い。
ミシェル・ブランチに関して言えば、マドンナが絶賛してるとかって話があるが、俺はそのマドンナの音を知らない。ので、まるで意味がない。というわけで素直に聴いてみた。

むー……うん、かっこいいんだけど、アルバム全編通して曲のテンポがあんまり変わらないっていうのはどう? ついでにコード進行も何曲か聴いてると先が読めてくる。
というわけで結論。俺の好きな系統の「アルバムの流れ」は持っていないらしい。でも曲は好きだ。うん。

ちょいと余計な話。今月はやたら語ることが多いんだかなんだか、日記の一日分が長いことが多い。でも調べてみたら去年の三月分が約六十KBで今のところトップの重さを誇っている。今月はそこまではいかんだろうとは思うが、さてどうだろう。

<本日の戦利品>
・BUCK-TICK『B-T PICTURE PRODUCT』〔DVD〕
・michelle branch『the spirit room』〔AL〕


弐〇〇弐年三月二十四日(日)

本日はなんとなくミシェル・ブランチとTHE TRANSFORMERとJ『BLOOD MUZIK』「go crazy」でなんとなくまったり。っていうか起きたら二時でさ。午後よ、午後。親出かけてたしさ。しかも俺が起きて二時間経たないうちに帰ってきたし。わっはっはー。

最近Jの「Same pain Same night」が妙に好き。アルバム発売前に聴いた曲を上回って俺様ランキング上位に殴り込みかけてきたね。発売から三ヶ月経ってようやくかよ(笑)。でも好きなのだ。
そして夜、たまたまスペースシャワーTV見てたら、往年の映像使いまくりのBUCK-TICK「悪の華」のPVに出くわす。

……なにゆえB-TにJが?

と素で首を傾げてしまうほど、似ていたのだ。今井が。
肩につくかつかないかの金髪で全身黒のレザーだった時代の今井寿と、恐らく九五〜九七年にかけてくらいのJが。そっくり。ただしこれはどう考えてもJの方が後なわけで。
それより前、インディーズ時代のJはそう言えば、ZI:KILL時代のSEIICHIと似てたしなぁ。
あと、最新作『go crazy』のアー写のJは、なんですか、キッド・ロックとかって人にそっくりなんですって?

……コスプレイヤーかよ、J(笑)。


弐〇〇弐年三月二十五日(月)

今日はもう仕入れ前日なので適当に。主にJ『BLOOD MUZIK』「go crazy」辺りで。ミシェル・ブランチはすでに効果薄くなってきてます。はい。
お出かけはしたものの、いつもの店には立ち寄らず。今日行ったってまだYoujeenもLINKIN PARKもなんにも入ってないからねぇ。

そうそう。そのYoujeen、テイチクさんからDMハガキが三枚も来まして。まったく同じモノが。
内容は新作の紹介と、初回応募特典のご案内だったんですけど。

ポイントその一 「全国のCDショップにて予約受付中!」
……もう明日には入荷するんですけど。予約があった分しか入荷しない店だったら、今日予約しても明日入手できないのにねぇ。それどころかたぶん、一週間前にこのハガキが着いたとしても無理。

ポイントその二 「応募券を切り取って『FAKE』に封入されているアンケートハガキに貼って送っていただいた先着百名の方にプレゼント!」
……地方人バカにしてるでしょ、テイチクさん。正午前後にやっと今日の入荷分が入る地方で、午後にアンケートハガキ投函したって、東京に届くのはたぶん明日じゃなくて明後日だ。ヘタすりゃもっと遅くならざるを得ない地域だってザラにあろうに。せめて一週間くらいで期限切って、その間に着いたハガキから抽選とかにしてほしいね。地方にもちゃんとファンはいるんだよー(号泣)。まぁ一応出すけど(笑)。

そんなこんなで。しかも夜には突如として師匠のギターを聴きたくなり、まずφの『KNIFE OF ROMANCE』、次いでspAed『SPAED VOL.1』『SPAED VOL.2』『Physique』にまで手を伸ばす。……師匠かんばぁぁぁぁぁっっっく!(←数ヶ月に一度は叫ばないと淋しいらしい)


弐〇〇弐年三月二十六日(火)

で、仕入れ。昨日の日記に書いた応募特典(しかも先着)のために、律儀に早起きしてみたりして。ちなみに俺の生活では九時前に起きたら早起き。なんだそれ。
うちの地元では今日が公立校の教員異動の発表日だったようで、新聞に目の痛くなる異動発表が。その中にちゃっかり見つけてしまった名前は、今月十七日に再会したばかりの恩師のものだったりする。まぁあの先生も俺の母校にいた時間、かなーり長かったからなぁ。入学した時にはすでにいたんだから、ええと……最低でも九年いるわ。ま、ちょうどいいとこですかね。どうせ県立高校間でしか異動しないから、地球の裏側とかに行くわけでもなし。次の高校でも生徒に負けぬ茶髪でかっとばしてください。と、ネットの片隅で祈ってみる。

で、お出かけ。戦利品を仕入れたらすぐにアンケートハガキを投函できるよう、これまた律儀に切手とかまで用意したりして。

出かけた先ではまだ、今日の入荷分のCDその他がダンボール箱から出されては品数等を確認して店に出してる最中だった。朝もはよからごめんください(←ちょっと違う)して、戦利品げっちゅ。さっさとハガキを投函して、とっとと帰宅。

で、戦利品吟味。当然というかなんというか、まず手をつけたのはYoujeen。
バッキング部隊の中にちゃっかり名前が記されているのはギター・室姫深その人である。いやー、事前に聴いてた音の中でがっつがつ鳴ってたギターはヤツでしたか。嬉しい限り。
曲の印象としてはなんかねぇ……タイトル曲「FAKE」はすごい懐かしい感じで。つい最近ミシェル・ブランチ聴いたばっかりだからそう思うのかもしれないが、「FAKE」をおとなしいアレンジにしたらミシェル・ブランチになりそうな感じ。あるいはミシェル・ブランチをうるさくアレンジすると「FAKE」になるっつーか。俺個人としてはカップリングの「yesterday」の方が好き。
一枚のCDとしては幅広い曲がそろった作品で、一枚でもけっこうお腹いっぱいになる。Youjeenのマキシ、そういう意味では今のところ美味しい作品がそろってるね。いいことだ。

次。LINKIN PARK。アルバム『HYBLID THEORY』からのシングルカットで、「アルバム未収録曲」とされてる曲でも日本盤のボーナストラックでアルバムに入ってた曲もあるので、まったく初聴きなのは一曲だけ。その曲はなかなか好きなのでまぁ置いといて。
問題はライヴテイク。ロンドンでのライヴの音源だそうだが、これが。特に、アルバムでも一曲目に入っている「PAPERCUT」。これが。

音、デカい。

いやー、好きだー、ライヴ行ってみてぇー。と素直に思わせてくれました。
あと、ライヴテイクだと必然的に、アルバムでは散々重ねてあるボーカルが誤魔化しきかなくなるわけだが、これもちょっとびっくり。ラップ担当さんの方はまぁ、そもそも素でできなきゃレコーディングでもできない技だろうから、ライヴでもCDの通りにやれて当たり前なんだろうが。もう一人、メインボーカルのチェスターが。

ナマで歌ってても声の切り換えが一瞬だよ。

この人、普通に歌う声(喋る声に近い)とシャウト用のdeath声とを、エフェクターなしで切り換えられるそうなんだが、それ、ナマでも一瞬でできるのな。いやいやびっくり。
しかし、さすがに多重録音した部分では無理があって、「ああ、こういうふうに歌って残りのパートを後から入れたのね?」と納得できちゃったりもして。なかなか楽しい。

そしてラスト。先月PV特集を見て以来ずーっと気になっておりましたGARBAGE。とうとう買っちゃったよ。最近ほんとに洋楽好きだな。しかも半端に(笑)。
先にPVを見て知っていた曲も数曲入ってるアルバム。シングルとかで発表されるだけあって、それらの曲にやはり耳が行ってしまう。他にもツボをかすめてくれる曲は数曲あるんだけどね。
アルバムの流れとしてはちょっとなぁ……やっぱりヒマになるんだよね、洋楽のアルバムって。そういうとこ、やはり日本人なのか、俺。参ったね。

<本日の戦利品>
・GARBAGE『beautifulgarbage』〔AL〕
・Youjeen『FAKE』〔MCDS〕
・LINKIN PARK『IN THE END』〔MAL〕


弐〇〇弐年三月二十七日(水)

本日は昨日の早起きが祟ったか、いつもの如く昼まで寝る。まったり。
BGMは昨日の戦利品三枚継続にて。

Youjeen。どうも彼女は日本語の発音に悪い癖がついてしまったような気がしてなりません。修正するなら今のうちだよー?

LINKIN PARK。やはりライヴテイクが好きだー。音でけぇしよ。うん。好き。

GARBAGE。一曲目から二曲目にかけてがすげぇ好き。二曲目「Androgyny」はPVで見てたから知ってるんだけど、一曲目とセットで聴くと楽しさ倍増。
しかしvo.のシャーリー嬢は声高いんだか低いんだかわからんな。いや、低めなのは間違いないんだが。
このバンドはシャーリー嬢以外の楽器隊三人(男性)が本業はプロデューサーだというだけあって、音の質が非常によろしい。綺麗なだけじゃないし、音の重ね方が上手い。そういう意味ではすんごい美味しいバンドである。だがしかし。やはり洋楽のアルバムは(以下昨日に同文)。

とか言ってる間に、三日後には今年初ライヴです。T.M.Revolutionです。昨日の戦利品だけじゃなくてそろそろ革命屋さん体制に入りましょう、俺。
一年とちょっとぶりです。一年前に俺を萎えさせてくれたお嬢ちゃん(ライヴレポ参照)やその類似型の人に引っかからないといいなぁ。あれにさえ引っかからなければ俺はライヴ楽しめるんだよー。ただし、ライヴ自体が楽しくないとこっちがどう足掻いても楽しめないが。そろそろテンション上げていきましょうかね。


弐〇〇弐年三月二十八日(木)

というわけで本日からT.M.Revolution強化体制。好き勝手編集MDにて。いやー、でもこれだと俺、『progress』に偏った編集しちゃってるんだよねー(笑)。他にも一昨日の戦利品とか。だがしかし。テンションはいまいち上がらない。いや、気持ちとしては上がってるんだけど、なんつーかなー……よう分からん。

そう言えば俺様、T.M.Rのベスト盤って買ってないんだよね。ってことは、一曲だけ収録されているという新曲を知らないのだよね。絶対やるだろうから、聴いておこうかと思わないでもないんだが……むー……(財布を覗いてみた)……やめた。どうせ一年前もシングル曲を少しテレビで見たことある程度でライヴ行って楽しかったんだし。いいや。

西川はエンタテイナーの素質がちゃんと備わってるヒトだと思うし、一年前にライヴ見てみて音に対してもちゃんと真剣なんだというのがなんとなく分かったから、ヤツのライヴは楽しいだろうと想像つくのだ。それはいいのだ。
むしろ問題なのはその八日後に控えるJの方だ。なまじ曲知ってる上にライヴも複数回見てきただけに、どう来るのか予想ついちゃう部分もあるし、でもライヴでまだやってない曲も半数近いから想像及ばない範囲も多いし。そしてなにより会場のPAや如何にっていうのがね。T.M.Rのはいいのよ、音いい会場なの知ってるから。
はてさて、今年のライヴ運や如何に。


弐〇〇弐年三月二十九日(金)

で、本年初ライヴ前日。テンションおかしいです。うひゃははは。上がったっていうよりおかしくなったね。うん。そんな本日もT.M.Revolution好き勝手編集MDにて。

夜、何故か聴けるFM横浜にYoujeenが出てるのを聴いて、ちょっとびっくり。日本語の語彙がべらぼうに増えてます。でも、変に難しい漢語を知ってる反面、助詞の使い方とかなんかがおかしかったりして。でもねぇ、英語の頻度が減ったよ。去年はまだ、ラジオになると韓国語も混ざることがあったのに、今日なんてほとんどなかったし。一応、通訳(兼マネージャーかなんかだったはずだ)の方が同伴してるんだけど、通訳としての出番がほとんどないくらい。いやいや、成長早いね。頑張ってるよ、Youjeen。早くワンマンやってくれ。

更に、夜中にWOWOWで散々ビョーク関連の番組やってたんだけど(深夜二十六時過ぎの今も続いてるはず。たしか朝まで)、ビデオが百二十分テープしかなかったので、ほぼ全面的に諦めて昨年のものだというライヴだけ録画。これでまともにビョークが聴けるぜー。ちゃんと聴いたことないのさ。

で、これから寝て朝起きないといけません。頑張りましょう、俺(拳)。


弐〇〇弐年三月三十日(土)

本年初ライヴでした。その詳細はレポページ作るとして、一つ訂正。
俺様、二月十八日の日記で見事に間違えてます。俺が中古で買った『triple joker』が、実は中身と外装が違ったというハプニングに起因するんだが、『triple joker』のパッケージに入っていた『THE FORCE』に収録されている「THUNDERBIRD」がけっこう好きで、好き勝手編集MDに入れてたのね。で、時間が経ったら脳内で「翳り」とすりかえてしまった、と。そういうことらしい。というわけで、先月の日記にある「夢の雫」と似た感じに思えた曲は「THUNDERBIRD」でした。この曲好きー。

ライヴ前の話を少し。昼近くに地元を通る新幹線になこしゃが乗ってるので、同乗。彼女はMaxの一階にいたんだが、ホームに立ってる俺の足だけで俺が分かったというから大笑い。新潟に着くまでまったりとあれこれお話。会うのは昨年夏のFIRE WIRE以来だけど、ネットでずっと遭遇してるからね。話すことがあってないような感じ。ネットで知り合った人相手だとわりと多いのよね、そういうの。

で、まずはちょこっと昼飯ーと思って、会場行きのバスが出る駅の裏口ではなく表側に出て……これが思えば間違いだったかも。俺様、嬉々として某有名インディーズショップに足を向けてしまう。しかも、おまけでポスターがつくということで悩みに悩んだものの、結局は下記戦利品購入。ナニしてんだよ、俺…T.M.Rのライヴ会場にこんなもん持ち込むってナニよ(笑)。
その後、ちょこっと昼飯らしきものを食って、あとは歩ける範囲であちこち行ってみて。考えてみたら俺が知ってる新潟市内に、面白い場所というものはあまりなかったのだね。結果的にひたすらなこしゃを付き合わせてしまう形に。ごめんよー。でもその間いろいろ話してたから楽しかったのも事実。

で、ライヴ詳細は置いといて、終わって思うこと。
西川貴教のライヴというものは、楽しいのだ。非常に楽しいのだ。でもそれだけなのだ。
俺が他にライヴ見に行ったことある方々、例えばGARGOYLEとかYoujeenとかLUNA SEAとかだと、「うーわー……」と言ったきり動けなくなるような曲をやってくれることがある。ほんとに動けなくなるのだ。ともすると泣きそうになったりとかな。
でも、西川のは楽しいのだ。感動という言葉を「感情が動かされる」と解釈するなら間違いなく感動してるんだけど、「楽しーなー!」で終わるのだ。しんみりしないっつーかな。徹底的に明るい。
結論。J及びFIRE WIREとかSEX MACHINEGUNS、GARGOYLE辺りだと、ライヴ・バトルって感じがするのだ。遊びにいく気で参戦すると必要以上のダメージくらうという。そういう、破壊系。自分を壊されないように保つには、ステージから叩きつけられる音と闘わないと! って感じね。
Youjeenくらいだと、ライヴ・コンサートって感じ。楽しめるし、感動もするけど、彼女についてはこう……「頑張れー!」っていう気持ちの方が強いってのもあるんだろうな。
対して西川。ライヴ・エンタテインメントです。楽しいんです。ライヴ中、西川本人から「一緒にいい空気を作り上げる」という言葉が幾度か出た(一年前もそうだった)けれども、ほんとに一緒に作っていく形。ステージが先走るでもなく、客席が暴走するでもなく。一緒。破壊系じゃないの。だから楽しいんだな、きっと。
それはそれでとてもいいライヴだと思うのよ。これもまたいいライヴの一つの形。

<本日の戦利品>
・藤崎賢一『SEEKING SOUL』〔AL〕
・『Soundtrack -side B-』〔DVD〕


弐〇〇弐年三月三十一日(日)

で、寝る。ひたすら。一日中。くってりと。BGMはこれまた見事にT.M.Revolutionづくしで。しかも、演奏された曲を確認のために、手持ちのT.M.R.のアルバムやらマキシやらを全部引っ張り出す始末。いやいや、抜けられませんて。

そんな本日、俺の部屋の窓からちょうど見える向かいの畑の桜が、ぽこっと花つけました。ほんとに一枝だけ。かわええなー。
その畑、三分の二を潰してアパート建ててるもので、畑の合間にぽつりぽつりと植えられてた木は邪魔になると切られてしまったんだけれども、桜は残してあるのよねー。これが見えないと俺の部屋じゃないです。いや、うちの畑じゃないんだけどね(笑)。
他に俺の部屋からまっすぐ見えるのは、目の前の電柱にからみつく、うちのノウゼンカヅラ。夏になるとなぜかそこだけ熱帯カラーなオレンジの花がぼこぼこ咲くヤツです。うちの親は手入れが雑なのであまり綺麗に見えません。だめぢゃん。
ま、なんせ春です。春。いいね、春。(←幸せらしいよ)



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