報恩講御取越について
宗祖親鸞聖人の命日に、聖人の恩徳をたたえ、聖人のおすすめになった念仏の教えを聴かせていただくことを目的とする浄土真宗では最も大切な行事です。
宗祖親鸞聖人がお亡くなりになった後、門徒たちが聖人の遺徳をしのび、毎月28日に開いた念仏の集会がはじまりといわれています。そして本願寺3世覚如上人が集会を「講」と称し、親鸞聖人の恩に報いる報恩講と名づけました。本山東本願寺では、毎年11月21日から28日まで勤まります。当寺では毎年10月5日と6日に勤めています。報恩講は末寺では本山の報恩講にさきがけて勤めるので、「御取越」とも呼ばれています。