長期課程 塑性加工科

塑性加工科は建築板金に必要な金属材料学や加工法、製図や溶接技術など、基礎的な知識と技能を習得するための2年間の長期課程学科です。
現場で使われる知識はもちろん、現場に必要な技能も校内・事業所実習を通して学んでいきます。


建築板金とは

参考サイト:厚労省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)【外部サイト】

訓練科目

基礎学科

①機械工学概論 ②電気工学概論
③塑性加工概論 ④生産工学概論
⑤材料力学 ⑥金属材料学
⑦製図 ⑧溶接法
⑨測定法 ⑩安全衛生

基礎実技

①測定基本実習
②機械操作基本実習
③溶接基本実習
④熱切断基本実習
⑤プレス加工基本実習
⑥安全衛生

専攻学科

①展開図
②板金工作法
③プレス加工法
④試験法及び検査法

専攻実技

①板金加工実習
②プレス加工実習
③試験及び検査実習

訓練後の特典について

ガス溶接技能講習修了証

塑性加工科(板金科)を修了すると、アーク溶接及びガス溶接作業を行うとき必要な講習修了証が習得できます。

技能士補の称号

各科修了時の技能照査合格者に与えられる称号です。技能士補は、技能士への途の第一段歩む者として位置づけられています。

技能士(技能検定)学科試験免除

修了時に行う技能照査に合格すると技能士補の資格が与えられ、当該職種2級の技能検定受験のとき学科試験が免除されます。

職業指導員免許

実務経験が7年を経過すると指導員講習を受講することにより職業訓練指導員免許が与えられます。

職業訓練指導員試験受験資格

実務経験が2年で受験資格が与えられます。

技能照査・技能士補 とは

訓練修了するには、技能照査という試験を実施します。
技能照査は「学科」と「実技」があり、これに合格した者は技能士補の称号が与えられます。

塑性加工科技能照査の様子

技能士 とは

技能士とは技能検定合格者の称号です。
この技能検定は、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」です。技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。
また、技能検定の等級区分は、特級・1級・単一等級(厚生労働大臣名)、2級・3級(都道府県知事名)があり、それぞれ()内の名前で合格証書が交付されます。
さらに技能検定合格者には、他の国家試験の受験や資格取得に際して特典が認められる場合があります。

応募概要

応募要項

訓練期間

2年

定員

20名

入校資格

① 訓練職種事業所の従業員
② 未就職卒業者等
③ 新卒者(就活中の方)
④ 離転職者

備考

高校卒業または同等以上の理解能力のある方

訓練日

学科

毎月 2~3日間 木曜 午前8:50 ~ 午後5:00
※冬季は4日間の月があります。

実技

毎月 2日間 日曜 午前8:50 ~ 午後5:00

手続きについて

願書受付期間

毎年 1月15日 ~ 3月31日まで

入校手続き

入学願書に記入し、入学金10,000円を添えてお申し込み下さい。
入校許可証及び入校式(4月下旬)の日程は追って通知いたします。

学費

従業員等の場合

従業員等とは、
①中小企業主に雇用されている者(雇用保険被保険者)または、
②建築大工・板金等の一人親方などで労働災害補償保険法 第33条の規定に基づく特別加入者の場合です。また、原則として入校資格者は雇用保険加入者、または労災保険特別加入者ですが、諸事情により加入できない場合は、年間授業料に70,000円加算させて頂きます。

1.授業料年額82,000 円各科とも
109,600円を全納
または、5月・10月に分けて納入
2.事業主会費年額12,000 円
3.施設費年額12,000 円
4.建友会費年額3,600 円
5.保険料任意(12,000 円程度)/ 2年間
6.教科書その他年度によって異なりますが、おおよそ 10,000 円前後です。

未就職卒業者等の場合

未就職卒業者等とは、
①未就職卒業者(学校等を卒業した月の翌月以降、就職を希望しながら一度も就職に至らない方)または、
②職業能力開発形成機会が十分でない者(フリーター等、過去5年以内において、概ね3年以上継続して正規雇用されたことがない方)が対象となります。

1.授業料年額30,000 円
2.保険料任意(12,000 円程度)/ 2年間
3.教科書その他年度によって異なりますが、おおよそ 10,000 円前後です。

新卒者(就活中の方)・離転職者の場合

未就職卒業者等とは、学校を卒業する見込みの方で就職をめざしている方
離転職者とは、離職された方で就職をめざしている方

1.授業料年額82,000 円各科とも
109,600円を全納
または、5月・10月に分けて納入
2.事業主会費年額12,000 円
3.施設費年額12,000 円
4.建友会費年額3,600 円
5.保険料任意(12,000 円程度)/ 2年間
6.教科書その他年度によって異なりますが、おおよそ 10,000 円前後です。

塑性加工科 授業の様子